植物を植えた鉢は、家の中に飾っても良し、庭に並べても良し、通りに出しても良し(通行人の邪魔にならなければの話だが)。
「植物を土に植えたままの状態で持ち運びできる」という、考えようによってはたいへん便利なグッズなのである。
焼き物である駄温鉢やテラコッタと呼ばれるものが通気性や透水性に優れ、鉢内の温度変化も緩やかであるため多くの草花に向いているとされるが、高めの鉢内温度を必要とするサボテンや多肉植物の場合にはより温まりやすいプラスチック鉢のほうが良い場合もある。
なお、一般には植木鉢と聞いてイメージされやすい朱色で上部のみに釉薬が施されている見た目のものが素焼き鉢と思われがちだが、それは駄温鉢である。
素焼き鉢は釉薬が施されておらず、色も肌色に近いもので、より透水性や通気性に優れ…というか有りすぎるため非常に乾きやすく、割れやすいなどやや扱いにくさがあるため、山野草や蘭、食虫植物など特に蒸れに弱かったり蒸散によって鉢温を下げたい植物に使用される場合が多い。
性質の違いは燃焼温度の違いによって産まれており、駄温鉢と素焼き鉢の中間の性質である朱温鉢というのもあるが、あんまり売られていないし、もうそこまで気にしなくていいです。海外のテラコッタ鉢は大抵、朱温鉢に近い性質である。
他にも陶器性の鉢などもあり、材質は多様でそれぞれ特性も異なるが、よほどマニアックなものや気難しいものを育てない限りはそこまで成長に差が出る事も少ないので、見た目のお洒落さで選んでも良いだろう。
一部のゲームでは窓から落として下を通る人にぶつけるものということになっているようだ。
ポケモンの場合
くさタイプが休んだり進化に使うこともある。(PIXIVあるある)