概要
地下とは読んで字のごとく、地面の下のことを指す。
地下空間は季節・昼夜を問わず温度が一定に保たれやすいため、居住空間として適しており、古今東西の人間は地下を開発してきた。都会など、地上に有効活用できる土地がない場合などに地下街や地下鉄として運用されている部分も多い。
地下水、石油や鉱石、埋蔵金、不発弾といった資源や異物が埋まっている場合もある。
戦闘・避難
また、地下は外敵からの防衛手段や侵入・脱出経路として有用であり、偵察衛星に発見されにくくしたり、爆撃に耐えるために、軍事関連施設を地下に構築することがある。地下鉄などが有事の際は避難先としても用いられる場合もある。
欠点
その反面多くの難点を抱えており…
- 光が届きにくいことと、湿度が高いことが悩みの種。
- 破壊ないし煙責めなどでそこを攻撃されようならば、非常事態は免れない。
- 閉鎖空間であるため火災やテロなどで有毒な煙や毒ガスが充満しやすい。
- 水害など、適切な浸水対策のない場合は水没してしまい、施設店舗や機材・物品・人員を失うリスクもある。
建設における欠点
- 建設コストが非常に高く、掘削速度も非常に遅い。強固な地盤においては顕著。
- 手抜き工事によって崩落を起こし、生き埋めとなる危険がある。
- 地下水の噴出や処理に手間がかかったり、地下水脈が変わり井戸枯れなどを起こす。
- 都会などは地上と同様に開発が進んでおり、地下深くまで掘り進めないと活用できない場合もある。
フィクションにおける地下
創作においては、ダンジョンなどの建設候補に挙げられがち。
光の届かない迷宮は、闇を拠り所とするモンスターや魔物たちにとっては快適な住処であろう。
また、とあるゲームでは資材集めのために、赴く機会が非常に多い。
人目につかないことから悪の組織の地下施設・秘密基地などにも都合が良い。
関連イラスト
関連タグ
遺跡 建築 風景 アングラ/アンダーグラウンド 都市 地下組織
墓/お墓 …地下に作られたイタリアの共同墓地は「カタコンペ」とも呼ばれる。