概要
酸素は、化学物質の一種で元素名でもある。英名は、「Oxygen」と言う。原子番号は8。大気と岩石に多く含まれ、地球表面の元素の4分の1を占めている。
様々な元素と結びついて新しい化合物を生成しやすい(反応性が高い)。後述する燃焼や錆も酸素の反応性の高さによるものである。
主な存在形態は、気体としての酸素(O2)、水(H2O)、二酸化ケイ素(SiO2)である。大気中には窒素を除いた大部分が酸素で、体積の21パーセント、質量で23パーセントを占める。
このほかオゾン(O3)や二酸化炭素 (CO2)も酸素の存在形態として知られる。
糖やリン酸といった化合物にも酸素が含まれ、生物が生命を維持していくうえで不可欠の物質となっている。
ヒトや動物、植物が呼吸するのは酸素を補給するためである。酸素は主にミトコンドリアの中でエネルギーを産生するのに用いられる。
危険性
火は酸素が存在することで燃焼する。火を消す方法の一つが酸素を遮断することである。高濃度の酸素環境下では可燃物が極めて発火しやすくなり、爆発的に燃え広がるので危険である。
人間が1気圧で酸素100%の気体を吸入しても一時的であれば問題はないが、高分圧、すなわち高圧かつ高濃度の酸素を吸入すると酸素中毒を発症する。その為、よく勘違いされやすいがスキューバダイビングで用いられるボンベは酸素ではなく空気ボンベである。
関連タグ
オキシジェンデストロイヤー - 『ゴジラ』に登場した架空の薬品兵器。酸素を破壊する効果がある。
ウェザー・リポート - 『ジョジョの奇妙な冒険』の第6部『ストーンオーシャン』に登場したスタンド。終盤、天候操作能力の応用で純粋酸素を部屋に充満させる戦法を使った。
ゼロツー - 『星のカービィ64』に登場するラスボス。数字に直すと「オーツー(酸素)」に見えることからこのあだ名かついた。