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CV:森久保祥太郎

人物編集

本作の主人公。スラム街のような街「グレーエリア」で運送業をしている17歳の少年。


弟であるトムラハルの病気を治すために日夜働いてる。


パルクールが得意であり、まるでチーターのような抜群の運動神経を持ち、配達の際はその俊敏な足を駆使して行っている。第一話でもその高い運動能力を駆使し、壁を蹴って宙返りしてハンターの後ろに回って確保から逃れる、一瞬で建物の上を登り切る、壁走りで向こう側の建物に飛び移ると言う離れ業で2度もハンターを振り切っており、まるで重量を無視したかのような動きは出場者全体の中でもかなり珍しいレベルの身のこなしらしく、初戦から早くもナレーションから着目され、さっそく『グラビティマスター』と言う肩書きを付けられている。


『ギリギリ行ける!』が口癖であり、絶体絶命の状況でも最後まで諦めず、ギリギリではあるが勝機を掴むガッツの持ち主である。

また、ピンチの状況の時には『バチバチしてきた……!』と自分を奮い立たせるようなセリフを多用する。


一方でその熱血っぷり故に、冷静さを失って後先考えず焦ってしまう一面があり、2話のミッション『怪獣に攫われた5人の市民を救出せよ』と言うミッションで、ミッション攻略に必要不可欠なアイテムがあると通達がきていたのに気が付かず、アイテムが目の前にあってもスルーしてしまっている


5話でも、ハンターに確保されて牢獄に入れられた西洞院ルナを復活させる事に頭がいっぱいで、またしてもアイテムを忘れそうになりモーリス・シューメーカーに『アイテムを忘れるな!』と注意されてたり、ハンターが後ろから迫ってきている事にも気が付かないなど、焦る余り冷静さを無くして周りが見えていなかったが、牢獄から連絡してきたルナの『逃走中を甘く見るんじゃないわよ!人の為に逃げ切れるほど、逃走中は甘くない。人の為じゃない、自分の為に逃げるの!貴方にも叶えたい願いがあるんでしょ!?』と叱責された事で自分の夢を思い出し、冷静さを取り戻して無事にミッションを成功させた。


7話でも、最終ミッションをタイムリミット1秒と言うまさにギリギリではあるが成功させ、全5ミッション中4つミッションをクリアしたが、残り時間2分を切ったところで、今回の舞台となった渋谷ステージの住人である丹波すずと丹波博士が崩れかけたビルから落ちそうになっていたのを助けたところで、後ろから来たハンターに確保されてしまった。本来なら、すずと博士はあくまでもゲームの中の人物=NPCであり、ミッションも全て終了した為助ける必要は全くなかった(その為か、第8話で謎の仮面の怪盗シグマ・レッドウィングから『甘い』と切り捨てられている)のだが、これまでのミッションの中で2人と関わってきた颯也は2人を見捨てる事が出来なかったのである。しかし、初参加でありながら大健闘をした颯也は観客達を大いに熱狂させ、逃げ切ったモーリスからも『今回の逃走中の真の勝者は君である』と認められ、賞金の一部を受け取る。最後まで逃げ切ることは出来なかったものの、結果として大金を入手。ハルの病を治療することが出来たのだった。


しかし、颯也の中から逃走中への熱い想いは消えることはなく、正式な参加ではなかった事でゲームマスターの1人であるハーヴェストから渡されたクロノブレスを没収されてしまい、再び参加する為にもう一度強行突破を試みようとするが、颯也の考えを見抜いていたハーヴェストから再びクロノブレスを受け取り、正式に逃走中のゲームに再びエントリーを果たしたのだった。

ただしこの際、受け取ったら後戻りできないという意味深な警告をされており、承諾した彼はもしクロノブレスや逃走中に隠された秘密があるとすれば否が応にも巻き込まれていくことになる。


グレートチャンピオンツアー第一ステージである『オワリ城ステージ』でも全てのミッションに大きく貢献したが、残り時間2秒と言うところで、落とし穴に落ちかけたルナを助けた瞬間に、またしてもハンターに捕まってしまい、惜しくも逃走成功を再び逃してしまった。オワリ城ステージ終了時点でのランキングは、シグマと並び暫定3位となっている。

その後ロンドンステージでも、ゲームマスターである月村サトシが、逃走者達に与えた力『クライトリガー』の力を多用した事で身体に限界が訪れ、あと一歩のところで逃走成功にならず、更に自首に成功したペンタの影響で順位も落ちてしまう。更にハルもまた出たいと思っており、次のステージで成績を伸ばしたいと考え、以前彼が出会ったホーミーが義手の手術をしたと思われるガスティン・ローガンを訪ね「逃走中の真髄を知る事」を教え特訓を受けてもらう。


呪われた過去(第63話のネタバレ)編集

『シブヤステージ』や『オワリ城ステージ』では、すずやルナと言う他の人を助けたことでハンターに捕まり、上記のようにシブヤステージではすずを助けることに必死になって冷静さを失うなど、人を助けることに(見方によれば異常なまでに)必死になることが多い。その理由は彼の過去にあった。


10年前、7歳の頃に突如颯也の住むコロニーに地球からのロケットが墜落した。助けに行った颯也は、中に乗っていた女性(おそらくハルの母親)に『あの子(ハル)だけでも助けて欲しい』と伝えられて脱出ポットに入っていたハルを助ける(なお、ハルと呼んだのは、脱出ポットの中に『HAL』と言う文字が書かれていた為であり、ハルの本名は別にあると思われる)。

しかし、ハルを助けた直後、壁に刺さっていたロケットが落下し、ハル以外の乗員は全員死亡。この光景を目の当たりにした颯也は『みんな助けられた筈なのに、ハルだけしか助けられなかった』と言う絶望を抱いてしまい、その経験からもうあんな思いはしたくないと言う想いから、人を助けることを最後まで諦めないようになったのである。


果たして、颯也を「呪い」から解き放つ者は現れるのだろうか…?か、ライバルか、自身に思いを寄せる者か、それとも…?

ウォークライ編集

チャーチグリム

手足に黒いオーラを纏い、身体能力を大幅に上昇させる。

砂漠ステージ終盤では暴走を起こしており、その際は全身が真っ赤な狼のようなオーラに包まれ、自我を失って本来助けようとしたガスティンすら攻撃しようとしてしまっていた。

元はイギリスの伝承に伝わる墓を守る守護霊的な存在であり、颯也の「誰かを助けなきゃ」という想いから具現化したと思われる。

砂漠ステージ以降では基本的な場面での使用では特に暴走は起こさないが、颯也自身の感情が強く高ぶった時には暴走した状態と同じ状態になっており、62話では「モーリスを超える」という目標を心の中で強く抱いた時に暴走状態と同じ姿になってしまった。

63話では死の淵に立ったことで自分が何故人を助けたいか、という原点を思い出したことで更なる姿に進化し、真っ白なオーラを纏うようになり、暴走を完全に克服した上で更なるパワーアップを果たした。


逃走中×逃走中グレートミッション編集

アニメとのコラボとして颯也型のアンドロイドが登場。CV.もアニメと同じく森久保が担当している。このアンドロイドも颯也と同等のパルクールの腕前を持っており、ハンターを停止させる為のスイッチが5mの高さの位置にあって、参加している逃走者では絶対に届かない中、抜群の運動神経で楽々と5mを登りスイッチのもとに辿り着き、ミッションクリアに貢献した。

また、賞金アップミッションでも配達の仕事設定のためミッションに協力した。

ほかにも、颯也が配達業に使っている四角いバッグがミッション達成に使える道具として登場している。

関連タグ編集

逃走中グレートミッション 主人公 チーター

過去に呪われし逃走者※ネタバレ注意

悲劇の主人公

濱口優:本家における常連プレイヤーで(逃走成功していないが)逃走中というゲームを制覇したいと言うポリシーを持っており逃走成功に直接結びつかない賞金アップなどのミッション(特にリスクつきの場合)などには手を出さない行動を見せたり、エリアの住民に同情し助けたりするなど、彼が最も近い人物と言える。

那須川天心:令和における本家の常連出演者で、濱口と同じく逃走成功こそ成し遂げてはいないが、高い身体能力でハンターや通報部隊のドローンを躱す程の実力を兼ね備えており、ほぼ全ての回で終盤まで残っている。

ミッションにも積極的であり、復活ミッションに於いては自分のせいで確保されたはじめしゃちょーを復活させる為に活躍する等責任感も持ち合わせており、近年の逃走中では最も近い人物であると言える。

中島颯太:映画逃走中THEMOVIE出演者。本家ではお台場リベンジャーズ篇に参戦しており、佐野勇斗がミッションに参加してクリアしたメールを見てミッションクリアに憧れるが、初参戦の為に一歩踏み出せずほぼ全てのミッションで空回りしていた。しかし最終ミッションではハンターを封印し、最終的にラスト2人まで残るなどトムラ颯也に近い部分が多かった。

また、先述の映画版とのコラボ動画では自分の名前が元々「颯也」になる予定だったという本人談があり、関連性のある人物であると言える。


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