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竈門炭治郎

かまどたんじろう

漫画『鬼滅の刃』の主人公。
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概要

漫画『鬼滅の刃』の主人公。
遍く万象を照らす日輪を心に宿した少年。

父は炭十郎、母は葵枝(きえ)。弟妹に禰豆子・竹雄・花子・茂・六太がいる六人兄弟の長兄。
年齢は、物語開始時13歳→修行後(鬼殺隊入隊時)15歳。
政府非公式の鬼狩り組織・鬼殺隊の隊士。入隊間もないため、階級は十段階で最低の「癸」。

竈門家の長兄として、父亡き後の家族の支柱となって家業である炭焼きを営み、つつましくも幸せな生活を送っていた。
ある日、いつものように麓の町へと炭を売りに降り、いつものように山の家へと帰ろうとした夕暮れ、知り合いの老人に引き止められる。

曰く、「日が暮れると人食い鬼がうろつき出す」と。

孤老が寂しさ故に御伽噺を口にして自分を引き止めたのだと思い、素直にその家に泊まった翌朝。
果たして、彼の家族は惨殺され、唯一身体に温もりを残していた妹の禰豆子は人食い鬼へと変貌していた。

妹を人間へと戻すため、また家族の仇を討つため。
血風吹き荒ぶ中、今宵もまた炭治郎は鬼滅の刃を振るう。

人物

とても心優しく、生真面目で快活。炭焼きを営んでいた頃から麓の町人たちに慕われていた。
鬼狩りの剣士となった後もその優しさは変わらず、人食いの鬼が相手とはいえ命を奪う事の意味を忘れず、頸を狩った鬼の最期には手を差し伸べて見取り合掌を手向ける。
またそれ故に、無為に命を弄ぶ者や弱者を傷つける者に対しては並ならぬ怒りを覚え、立ち向かう。

その正にして善なる在り様は、自然と周囲の全てに陽の影響を与える――即ち、日輪。

唯一生き残った肉親の禰豆子を自らの命よりも大切にしており、彼女を鬼から人間へと治す手立てを見つけるために、骨身を削るような修行に耐えて鬼殺隊士となり、その後も命がけで鬼狩りの任務に赴いている。

優しさが過ぎてやや天然な部分も見られるが、往来で恥を晒す同期の剣士には軽蔑の目を向けるなど、常識と礼儀は充分に弁えている。
生来より嗅覚が人並みはずれて鋭敏で、“育手”である鱗滝左近次老の元での二年間の修行の後は更に磨きがかかり、戦いにおける必殺の間合いを“隙の糸”として嗅ぎ取れるようになった。

外見的特徴としては、髪や瞳に赤が混じっており、火仕事をする家に生まれる縁起の良い“赫灼(かくしゃく)の子”とされる。
また、右額には傷跡がある。物語開始時点では火傷の跡らしきものだったが、鬼殺隊士の最終選別において重ねて傷を負った事で、傷跡は更に濃いものになった。

その他、装飾として両耳には花札のような耳飾りをしている。
鬼の原種にして家族の仇敵たる鬼舞辻無惨は、この耳飾りに見覚えがあるようだが……?

山暮らしの頃から緑と黒の市松模様の羽織を愛用しており、鬼殺隊入隊後も詰襟の上から着用している。
好物はタラの芽。

能力

嗅覚

獣並みの鋭い嗅覚で生物や植物の持つ匂いを嗅ぎ分け、失せ者を見つけ出し、鬼の接近を察知することができる。その嗅覚は心理的な要素にまで及び、上述のような必殺の間合い、相手の人柄や言葉の虚実などの感覚的な判断をする事もできる。
なお、鬼は強力になるほど強い腐臭がするようである。

身体能力

鍛え抜かれ選び抜かれた鬼殺隊士の身体能力は常人の比ではなく、更に後述の「全集中の呼吸法」により瞬間的なブーストをかける事で鬼と渡り合えるほどの身体能力を得ることが可能となる。
また、軽度の骨折であれば当日から日常生活が送れ、数日後には鬼狩りも行える(行わなければならない)ほど頑健。
炭治郎の身体も既に歳相応のそれではなく、その手は分厚く傷だらけで、とても少年の手とは思えないほどに硬く鍛え上げられている。
他、特徴的な身体能力として非常に石頭であり、その頭突きは人間よりも遥かに身体能力に優れるはずの鬼ですら脳震盪を起こしたほど。

全集中 水の呼吸

元より空気の薄い山頂で炭焼きとして暮らしており、一般人としては身体能力も比較的高い少年であったが、更に圧倒的に空気の薄い狭霧山での厳しい修行により心肺を著しく増強させた。
これにより、一度に大量の酸素を血中に取り込むことで瞬間的に身体能力を大幅に上昇させ、鬼と互角以上の剣戟を繰り出す“全集中の呼吸”を習得した。
ただし、あくまでも鬼殺隊士は人間であり、ほとんど不死身の鬼に対して傷の治りも遅く、手足を失えば戻る事もないため、炭治郎は常に嗅覚による索敵と用心深さをもって鬼と対峙する。
“全集中の呼吸”は師である育手もしくは剣士自身の我流により、様々な種類が存在する。
以下は、炭治郎が習得した“水の呼吸”から繰り出される技。

  • 壱ノ型 水面斬り
クロスさせた両腕から勢い良く水平に刀を振るう。跳躍状態でも高い威力を持つ基本技。
  • 弐ノ型 水車
みずぐるま。
垂直方向に身体ごと一回転しながら斬りつけることで、広い範囲の敵を攻撃可能。大型の異形鬼にも有効。改式として、水平方向に回転しながら斬りつける『横水車』がある。
  • 参ノ型 流流舞い
水流のごとく流れるような足運びによる、回避と攻撃を合わせた技。
  • 肆ノ型 打ち潮
淀みない動きで斬撃を繋げる。複数の対象の頸を斬り落とすことも可能。
  • 伍ノ型 干天の慈雨
相手が自ら頸を差し出して来た時のみ使う慈悲の剣撃。斬られた者に殆ど苦痛を与えない。
  • 陸ノ型 ねじれ渦
上半身と下半身強くをねじった状態から、勢いを伴って繰り出す斬撃。水中でこそ本領を発揮でき、発生させた渦は鋭い水刃となって周囲全てを切り裂く。また、近距離ながらも全周囲防御としても活用可能。
  • 漆ノ型 雫波紋突き
全ての水の呼吸の技の中で最速の突き。鬼の頸を斬り落とすには向かないため、牽制または迎撃用。
  • 捌ノ型 滝壷
怒涛の勢いと共に上段から打ち下ろす。威力、攻撃範囲ともトップクラス。
  • 玖ノ型 水流飛沫
動作中の着地時間・着地面積を最小限にし、縦横無尽に駆け巡る事を可能とする歩法。足場の悪い場所での戦いに適している。
  • 拾ノ型 生生流転
うねる龍の如く刃を回転させながらの連撃。一撃目より二撃目の、二撃目より三撃目の威力が上がっていくため、事実上水の型で最強の技だが、充分な威力を引き出すためには相応数の連撃が必要となり、この技の使用中は水の型の特徴である変幻自在の歩法が使えなくなるなど、デメリットも大きい。

更に炭治郎はこれら拾の型を即興で組み合わせ・アレンジすることで、水の如く変幻自在に戦況に対応する。


ヒノカミ神楽の呼吸

竈門家の長男である炭治郎が父・炭十郎から耳飾りと共に受け継いだ、竈門家に代々伝わる厄払いの神楽とそれを舞う為の呼吸法。
炭治郎は火を使う炭焼きの家系として、火の神に捧げる舞いと認識・習得していたが、日輪刀と組み合わせて振るう事により、全集中の呼吸による技以上の威力を引き出せる事が判明した。しかし、威力に比するだけの消耗を炭治郎に強いるため、使いどころが限られる。
旅路の中、「ヒ」とは「日」を意味しており“日の呼吸”であると指摘されるも、未だ詳細は不明。

  • 円舞
祭具(七支刀に近い形状)を両手で握り、振るう舞い。
祭具を日輪刀と置き換えて振るう事で、生生流転を超える威力を引き出した。
  • 碧羅の天
へきらのてん。
祭具を両腕で握り、腰を回す要領で空に円を描く舞い。
祭具を日輪刀と置き換えて振るう事で、垂直方向の強烈な斬撃となり、機関車と一体化して巨大になった魘夢の頸椎を両断した。
  • 烈日紅鏡
れつじつこうきょう。
祭具を両腕で握り、肩の左右で素早く振るう舞い。
祭具を日輪刀と置き換えて振るう事で、迎撃に向いた左右広範囲の水平斬りとなる。
  • 炎舞
祭具を両腕で握り振り下ろした後、素早く振り上げる舞い。
祭具を日輪刀と置き換えて振るう事で、高速二連撃となる。
  • 幻日虹
げんにちこう。
高速の捻りと回転による舞い。
戦闘において用いれば、回避行動に特化した足運びとなる。速度だけでなく残像によるかく乱効果があり、視覚の優れた相手にほど有効。

装備(鬼殺隊支給)

鬼殺隊士として、日輪刀と隊服を支給されており、伝令及びお目付として担当の鎹烏(かすがいがらす)をあてがわれている。

日輪刀

太陽に一番近く、一年中陽の射すという陽光山で採れる猩々緋砂鉄と猩々緋鉱石から打たれた刀であり、日光を浴びる事以外は基本的に不死身である鬼に対して、その頸を斬る事で“殺す”事ができる唯一の武器。
別名“色変わりの刀”と呼ばれ、持ち主によって刃の色が変わり、色毎に特性が異なるようである。
なお、炭治朗の刀の色は漆黒。だが黒い刀は前例が少なく、出世できない(早死にする)隊士の刀がこの色になると言われている。
また、日輪刀の色は持ち主の"呼吸”に対する適正も表すが、黒色はどの系統にも適正が無いとされる(炎柱・煉獄杏寿郎曰く、「キツい」)。事実、炭治郎は自身に水の呼吸の“極み”に至る才覚が無いという自覚がある。
各人によって鍔の形状が異なり、炭治郎の刀の鍔は車輪かはたまた太陽の形を思わせる放射状の透かしが入った円形。

なお、任務によって折損した場合は、隊から新たな日輪刀が支給される。

  • 初代
鬼殺隊の最終選別突破時に、炭治郎が選んだ鉱石から打たれた刀。刀匠は鋼鐵塚
那田蜘蛛山での任務において、十二鬼月の血鬼術によって生成された鋼糸の硬度に負け、斬断された。
  • 二代目
那田蜘蛛山戦後の療養・修行中に新たに打たれた刀。刀匠は鋼鐵塚。
直後の無限列車における任務において、陽光から逃走する猗窩座の背へと『せめて一撃』と投げつけられ、その意思を“貫き通し”、消失。
  • 三代目
無限列車戦後に打たれた。刀匠は鋼鐵塚。

隊服

背に“滅”の字が描かれた、黒い詰襟
特別な繊維でできており、通気性はよいが濡れ難く、燃え難い。雑魚鬼の爪や牙ではこの隊服を裂く事すらできないほど頑丈。

鎹烏

カスガイガラス。人語を解し、話すカラス。各鬼殺隊士にあてがわれており、どこからともなく現れ、隊士に任務地やその地で起きている怪異を伝える。
カラスごとに性分があるらしく、炭治郎にあてがわれた鎹烏は、炭治郎をクチバシで突いて急かしたり、小さな子供に大声で話しかけて驚かせて楽しむなど、意地が悪いところがある。

装備(個人所有)

耳飾り

花札のような図柄で、日輪が描かれた耳飾り(ただし、本来の花札には日輪の絵は無い)。
竈門家の男子が、ヒノカミ神楽と共に代々受け継いでいかなければならないものであり、炭治郎は長男としてこれを継いでいる。先代である父・炭十郎はこの継承を「約束」と語ったが、炭治郎にその意味の詳細は伝わっていない。
鬼殺隊において、代々炎の呼吸の柱を輩出してきた煉獄家には、この耳飾りは始源にして至高の呼吸法、“日の呼吸”の使い手を示すものと伝わっていたが、これを指摘した煉獄杏寿郎の父は口を閉ざし、また煉獄家の伝え書きは判読不能なほどに破かれていたため、やはり依然に仔細不明。

背負い箱

鬼となった禰豆子を日光から護りながら運ぶために、鱗滝が作ってくれた頑丈な箱。霧雲杉という非常に軽い木で作られており、岩漆を塗ったことで強度も上がっている。
通常、禰豆子はこの中で身体を幼児化させて眠っているが、兄に危機が迫ると箱から飛び出して戦列に加わり、暴風の如く鬼の剛力を振るう。

採血の短刀

はぐれ鬼であり医者でもある協力者・珠世から渡された短刀。突き刺した鬼(の骸)の血を自動で吸い取り、柄の部分に貯めておく事のできる特殊な構造をしている。愈史郎制作。
妹やその他の人々のため、鬼の“治療薬”を研究する目的でより強力な鬼の血を採取するよう依頼を受けた炭治郎のみが今のところ話中で扱っている。当然のことながら戦闘中はそのような余裕があるはずもなく、頸を落とした鬼の身体が灰化するまでのわずかな間にこの短刀を投げ刺すことで血を採取している。
採血した後の短刀は、何処からか現れる珠世の遣い猫によって、別行動している彼女のもとへ届けられる。

ヒノカミ

日の神は、日本神道における神々の世界・高天原(タカマガハラ)の最高神であり、日輪を司る。
創世神(父神)が黄泉の国から一尊のみで帰った後、禊によって黄泉の穢れを禍津日神(マガツヒノカミ)として清め落としてから改めて生んだ、特別なである。
太陽神は多くの神話において男神であるのに対して、日の神は女神であるという特徴を持つ。
また、英雄神でもある弟神との間に子をもうけている(研究・解釈に依る)。

火の神は、日の神や禍津日神が生まれるより遥か前に父神母神の二尊(兄妹)から産まれた、謎の多い神である。火産霊神(ホムスビノカミ)とも呼ばれる。
「邪を祓う火を産む」という名を持ちながら火そのものでもあるため、産み落とされる際に創世神(母神)を焼き殺した親殺しにして創世神殺しの神であり、もう一尊の創世神(父神)が黄泉の国に渡る(堕ちる)きっかけを作った神でもある。更には、産まれ落ちてすぐに父神に斬り殺され(子殺しをさせ)ながらも、その血と遺骸から多くの神々を産んだ豊穣神の面も持ち合わせる。当然ながら、大八州(オオヤシマ、つまり地上)において『火が存在している』ことから、火を司る八百万の神としての神性は生きているなど、複数の相反する特性を同時に孕んだ神である。
世界中の神話を見渡しても、これほど多くの特性を一柱で有する存在は極めて稀であり、特に『創世神殺し』……つまり“天地の全ての存在を殺す事ができる”特性は非常に珍しく、記紀神話でこれを有するのは火の神のみである。

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鬼滅の刃 竈門禰豆子 鬼舞辻無惨
冨岡義勇
鱗滝左近次 錆兎 真菰

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