「俺は 俺が一番自分のこと好きじゃない ちゃんとやらなきゃっていつも思うのに 怯えるし 逃げるし 泣きますし」
「変わりたい ちゃんとした人間になりたい」
「禰豆子ちゃんは俺が守る」
プロフィール
階級 | 癸(みずのと) → 庚(かのえ) → 丙(ひのえ) |
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誕生日 | 9月3日 |
年齢 | 16歳 |
身長 | 164.5cm |
体重 | 58kg→63kg(物語終了後) |
出身地 | 東京府 牛込區(現:新宿 牛込) |
趣味 | 花札、双六 |
好きなもの | 甘いもの、高いもの(うなぎなど) |
CV | 下野紘 |
演 | 植田圭輔(舞台)、野村裕基(能 狂言) |
概要
主人公・炭治郎の同期に当たる鬼殺の剣士。炭治郎らが赴いた鬼殺隊士の最終選別に同じくして立ち向かい、たった五人生き残った精鋭隊士の一人である。
彼を言い表すならば、「愛すべき馬鹿」「輝かんばかりのヘタレ」。
初登場時には、どこか鋭い眼光の、少し薄汚れた様子の歴戦の剣士の様な雰囲気を醸していたが、アニメ版「大正コソコソ噂話」によって、最終選別に行くのを嫌がり師匠に滅茶苦茶ビンタされて渋々参加したことが明かされた(詳細は後述)。
名前のアクセントは平板で発音する(「えんぴつ」などと同じ)。
「善逸」を「善一」と書き間違えられることも少なからずある。
人物
臆病者で女好きで騒がしい、ヘタレ問題児。
異常なまでにネガティブかつ底抜けに小心で臆病なため、常に挙動不審で、ところかまわず涙と鼻水を撒き散らして「鬼が怖い」「死にたくない」と泣き喚く。その様相は人格者である炭治郎を般若のような形相にさせたり、年端もいかぬ少年に露骨な蔑みの目で見下ろされ窘められるほど。一応は彼も地獄のような鍛錬に耐えて鍛え抜かれ、選び抜かれた鬼殺隊士としての身体能力を持っているはずなのだが、到底そうは見えない。
上記のような性格から「死ぬ」が口癖で、最終選別を潜り抜けた直後ですら「ここで生き残っても結局死ぬわ」と陰気な発言を繰り返し、「俺はもうすぐ死ぬ! 次の仕事でだ!」「九分九厘死んだ」など、事あるごとに悲観を口にする。
任務に対しても当然ながら及び腰で、人喰い鬼を前にすれば全速力で逃げ出すだけでなく、恐怖のあまり立って歩くのも困難な有様を晒すばかりか、しまいには民間人の子供にすら「俺を守ってくれ」と泣きつく始末。
しかしその一方で、思考の切り替えがとても早く、その場に居合わせた人達の言動がおかしくなると、途端に冷静になる。この時の善逸ほど冷静な人間はいないと言っても良い位である。
美人に弱い典型的な女好きで、鬼狩りとなったのも「女性に騙されて作った借金を育手(鬼殺の剣士の育成者)に肩代わりしてもらった」という恩義から(しかもその女は善逸に自分の借金までおっかぶせて他の男と駆け落ちした)。炭治郎と再会した時は、任務を前にしていつものように死を悟り、往来で初対面の女性に縋り付いて泣き喚きながら結婚を迫っていた。
ヒロインである禰豆子との初対面時には、彼女が鬼である事を知りながらもその可愛さに一目惚れし、兄である炭治郎に対して露骨に腰が低くなる(当初は「炭治郎の彼女」と勘違いして問答無用で炭治郎に斬りかかった)など、果てしなく自分に正直な人間である。
基本的にどんな女の子にも意識してしまうらしいが、曰くアオイのような「ガミガミ学級委員長タイプ」は少し苦手とのこと。
小心者である一方で、この欲求に素直すぎる面が神経の図太さにつながることも多く、蝶屋敷の機能回復訓練では、炭治郎や伊之助がやつれるほどの激痛が走るマッサージを「女の子がやってくれる」というだけで笑いながら受ける(伊之助曰く「やる奴だぜ」)、一般隊士であれば近くに居るだけで怯えるほどの威圧感を放つ音柱に対して嫉妬だけでキレて突っかかる、かなり自我の強い深層意識(後述)を持つ等、妙な部分で割と大物。
性根は優しく善良なお人好し
そんな彼ではあるが単なるビビりの駄目人間というわけではなく、その心根はとても優しく真っ直ぐで、鬼を前にした危急の事態において(泣き叫びながらも)子供を咄嗟に庇ったり、立てない自分を置いて先に逃げろと躊躇いなく口にしている。
聴覚が異様なまでに優れている(後述)ため、声音を聞くだけで他人の嘘を聞き分けられるが、良くも悪くも「自分の信じたい人を信じる」という性分を貫く人間であり、育手に引き取られるまでに七人もの女性に奴隷のようにこき使われて金だけ巻き上げられた挙げ句、手も握らせてもらえず捨てられたように、人によく騙される反面、炭治郎が鬼を庇っていると知って尚、本人曰わく「泣きたくなる様な優しい音がする」という炭治郎を会って間もないながら信じて伊之助に無抵抗で殴られながらも禰豆子の入っていた箱を守り切った。
戦闘の場面以外でも、お腹がすいている自分に炭治郎が分けてくれたおにぎりが1つしかないと知ると、半分に分けて炭治郎に返していた。
禰豆子に対しても、深層心理に至るまで慕っている事や、無意識下でも身を挺して彼女を庇うなど、その想いは本物である。
基本的には泣いて嫌がりながら任務に就き、治療の際ですら騒がしいことは変わらないが、任務を終えるごとに精神的に成長しているらしく、最初に音柱と逢った時には、彼の威圧的な外見に気圧されつつも、炭治郎・伊之助と共に神崎アオイを無理矢理連れ去ろうとする彼の横暴を止めたり、上弦の鬼と最初に接触した際には、上弦の鬼の気配に怯えつつも彼女に傷つけられた遊女の子を庇い吹っ飛ばされたり(しかもその後捕まってしまう)と、鬼殺隊の隊士としての自覚が芽生え始めている。
でも心の底は暗雲闇一色
元々善逸は捨て子であり、両親の顔も名前も知らずに育った。
魘夢の作った夢で描写された彼の“精神の核”の周り――つまり深層意識は底なしの暗闇で覆われており、根本的には我が強いため本来は誰も居ないはずのそこにも善逸本人を模した存在が居る。作中では善逸の精神に侵入したのが男性だったためか、『陰鬱な男嫌いの善逸』が現れ、大鋏を持って侵入者に襲い掛かっている(「ここに入ってきていいのは禰豆子ちゃんだけ」、らしい)。
似たような境遇の伊之助に対し「本当に捨て子ならおくるみに名前も書かねえよ 俺みたいにな」とこぼしていることからも分かる通り、自分が親にとって「捨て子=要らない人間」だったのだという自己認識が善逸の心を深く蝕んでおり、それが上記の奇矯な行動へと繋がっているのではと思われる。
容姿
ぱっつんを重ねたような金色の短髪(生来は黒髪だったが、修行中に雷に打たれた時に髪の色が変わった)で、眉尻が二股に割れた太い垂れ眉、クマのある目元が陰鬱な印象を与える。
単行本7巻の第54話補足ページに『共通の認識「善逸は出っ歯」』であると書かれており、煉獄杏寿郎と伊之助の夢の中の善逸は出っ歯になっている。
作中で不細工と評された事があったが、これに関しては花魁として女装した際の化粧があまりにも下手だったという事情もある為、実際の所はどう思われているのかは不明である。
その他
炭治郎(田舎生まれ、生真面目なド天然)、伊之助(生粋の野生児)と、同期三羽ガラス(通称:かまぼこ隊)の中では唯一の町生まれの為に世事に明るく、列車の切符手配などの一般行動を請け負う(逆に、不便な田舎が好きではないので、山の修行は二人よりも10倍きつかったとの事)。任務先が「遊郭」と聞いた時は、その区画がどういう意味を持つかを唯一察していたようである。
また、一般常識にも一番通じている為に、このようなキャラでありながら意外にツッコミ役に回る事も多い。炭治郎や伊之助が15歳であるのに対し、善逸のみ16歳で三人の中では一番年上である。
好物も町育ちである事に準じてか、うなぎや甘味と高級・高カロリーな品であり、もし鬼殺隊士になっていなければ肥満児になっていたらしい(後のファンブック弐巻の描き下ろし漫画・『炭治郎の近況報告書』でも、最終決戦の後、5kg太った事が明かされている)。
能力
一見戦えそうもない彼だが、かつて「柱」であった育手に非凡な才覚を見出された身であり、骨身を削る修練、命を懸けた選別を潜り抜けてきている。
弱きを護る鬼殺隊士として、悪鬼を前に刃を振るわねばならないその時、善逸は極限の緊張と恐怖の果て、気絶するように眠りに落ちる。
――この眠っている間のみ、彼本来の能力が発揮される。
彼が普段実力を出せないのは、戦闘時には前述した臆病故の恐怖で身体が強張り動かせず、異常な発汗や緊張で呼吸が安定しない為であり、眠ること、すなわち無意識状態となる事で恐怖などの邪魔な感情が一切消え失せ、本来の戦闘能力を発揮できるようになるのである。
我妻善逸の本質は、居合の達人。
電光の如き一閃により屈強な鬼の身体を瞬く間に両断し、その疾さは刀を抜く手はおろか納刀の動作すら目に映すことは敵わない。
初期の頃は会話もせずにただ本能的に戦闘に入っていたが、修行の影響か修羅場を潜り抜けた賜物か、この状態の善逸は、回を追うごとに普段とは違う毅然とした態度で鬼を相手取り、冷静な戦術分析と磨き抜かれた居合術を駆使して戦う強力な剣士となる(あるいは遊郭編までは単純に善逸が他者と共闘して戦う機会が少なかった事も原因かもしれない)。二重人格のようにも見えるが、これもあくまで我妻善逸という男が本来持っている本当の力に過ぎない。
その様は、強さに拘る伊之助から「お前はずっと寝てた方がいいんじゃねえか……」と言われるほど。言うなればやる時はやる男の究極型。
眠っている無意識下での行動であるため、その間の事は覚えていない。なので目を覚ました善逸は、鞘に納められたままの刀と足元に転がる鬼の頸を見て、ただただ困惑するだけである。善逸の特性を知らぬ者もまた同様である。
ちなみに、彼が眠らなければ本領を発揮できないのは、あくまで実戦時での小心者故の異常な恐怖心が原因であり、実戦ではない平時(例えば修業の時など)であれば、起きながらでも問題なく呼吸も型も使える。さらに恐怖を超える程の強い感情に突き動かされている状態であれば、やはり起きながらでも問題なく呼吸や型を使い戦える。
魘夢の作った夢では禰豆子を背負いながら、呼吸を使って高速移動しているが、現実世界でもある程度の重量のある人間を背負ってこのような真似ができるかは不明。
聴覚
炭治郎が嗅覚に優れている一方、善逸は並外れた鋭い聴覚を持つ。
睡眠状態=目を閉じていても戦闘行動をとれるのは、視覚が不要な程に聴覚が優れているからである。
これにより周囲の状況を正確にいち早く察知し、鬼が発する独特の音を聞き分け、鬼であれば人に紛れていようが箱の中に居ようが、ある程度近くまで行けば判別できるという広範囲かつ強力なサーチ能力を使える。
また、相手から聴こえてくる心音、呼吸音、血を巡る音等で人柄や心理状態すら読み解ける。諜報活動や絶対音感との併用による音楽の耳コピなど応用範囲も広い。なので遊郭に潜入した際には優れた三味線の技巧を見せ、アニメ版では引くと稲妻が走っていたが、実際に稲妻が発生しているわけではなく、雷の呼吸と似た現象なのではないかと思われる。
これだけ聞けば日常においても高い情報収集力を発揮しそうなものだが、怖がり、パニック、空気を読めないなどの性質が祟って、起きている間は上手く立ち回れないことが多い。
これ等の事から、ファンの間では『肝心な時にしか役に立たない男』という、褒められてるんだか貶されているんだかよくわからない称号を与えられている。
ちなみに、かまぼこ隊の他二人が音痴なのに対して、善逸は絶対音感を持ち楽器の演奏もこなせ(遊郭編では顔は悪いがその技量は素直に評価されていた)、炭治郎が伊之助に鯉のぼりを教えようとして人面魚のような下手くそな絵を描いたのに対して、善逸が描いた鯉のぼりは妖怪そのものだが妙に上手い等、三人の中では最も芸術的センスに秀でている。
また、当然鬼と人間の違いを音によって見分けることもできるが、上弦の鬼の場合は後ろから話しかけられるまで全く気が付かないらしい。それほど上限の鬼が気配を隠すのが得意ということだろうか…。
身体能力
上述の通り、ヘタレな性格が災いして会敵状況などでは緊張や恐怖で弱腰になっており、無意識状態にならない限りその身体能力もほぼ発揮されない。
ただし、平時であれば炭治郎達の移動速度に難なくついていく事ができる基礎能力を示しており、疾さ(反射神経・動体視力含む)の面ではむしろ抜きん出ている(事実、蝶屋敷では最初に反射訓練を突破した。それも先の戦いからまだ五体満足に回復していない状態にもかかわらず、である)。
分かりやすく言えば「練習は問題なくできるけど本番に弱いタイプ」である。
戦闘スタイル
通常の詰襟姿では鞘を腰のベルトに挟んで居合い(鞘走り)に用いているが、鞘を納められない服装をしている場合は、常に左手で鞘を持った座頭市スタイルをとる。
全集中 雷の呼吸
全集中の呼吸の中でも基本とされる五大流派の一つ。詳細は個別記事を参照。
本来、雷の型は六つ存在しているが、善逸が習得できたのは下記の壱ノ型のみで、他の技は使えない(何故、壱ノ型しか使えないのかは不明で、劇中では終ぞ明かされる事は無かった)。しかし、彼は唯一会得した壱ノ型を極限まで鍛え上げ、それを更なる独自の発展技へと昇華させており、所詮同じ技だと高を括って挑んできた相手はことごとく斬り伏せられている。
- 壱ノ型 霹靂一閃(へきれきいっせん)
雷の呼吸における全ての基本となる型であり、既存の型の中では善逸が唯一修めた型。
神速の踏み込みからの居合い一閃。人間には無論の事、鬼の目ですら捉えられず、ただ腰の柄に手を置いた善逸が瞬間移動したようにしか見えない。
善逸は己の才覚と修練の全てをこの技の研鑽に費やした結果、天剣絶刀の威力と雷光の疾さを得るに至っている。詳細とその派生技についてはこちらを参照。
- 漆ノ型 火雷神(ほのいかづちのかみ)
火雷神とは、原初の雷神の一柱。黄泉に墜ち死の神となった生命の祖神の体から生まれ、日の神が治めし国を守護し恵みをもたらす鬼神にして豊穣神である。
善逸が修行の果てに独自に編み出した、雷の呼吸の漆(七)番目の型にして奥義。
基本は霹靂一閃と同じ「強烈な踏み込みによる突撃から放つ居合斬り」だが、云わばその究極系であり攻撃力・速度共に霹靂一閃及びその発展技の比ではない。要するに霹靂一閃の上位互換技。
体を思いっきり前のめりにして刀を完全に振り切っており、雷の龍のようなエフェクトが現れている。速さは神速から更に強化され、相手の認識を超えた超高速で突進しながら斬撃を繰り出す。
斬り伏せる外道の悲鳴さえも雷鳴の轟きの中に掻き消すその幻影は、まさに雷神。
一方、霹靂一閃が攻撃を放った次の瞬間には納刀済みで再発動が可能なほど体勢が安定しているのに対し、こちらは刀を完全に振り切っていることに加えて非常に前傾姿勢になっており、霹靂一閃ほどの自由度がないことが窺える。
逆に言えば、霹靂一閃にあった自由度の全てを攻撃力と速度に割り振った良くも悪くも壱の型の究極形と考えられる。
装備
鬼殺隊士として、日輪刀と隊服を支給されている。また、任務の伝達・お目付け役として何故か鎹鴉ではなく鎹雀を宛がわれている。
日輪刀
日光を浴びる事以外は基本的に不死身である鬼に対して、その頚を斬る事で“殺す”事ができる唯一の武器。詳細はこちら。
善逸の日輪刀の色は“黄”であり、鎬に稲妻のような文様で色が入っている。
この色は、彼が雷の呼吸の極みに達する事ができる可能性を示している。
拵は四ツ木瓜型の鐔に標準的な菱巻では無く、側面が三角形となる特殊な巻き方の柄巻の他、全体的に白と黄色を基調としている。
又、最終選別の時に使用していた物は、柄巻が黄色く、鞘は茶色である等、拵の細部が異なり、師である桑島から借りた物と思われる。
隊服
背に“滅”の字が描かれた、黒い詰襟。
特別な繊維でできており、通気性が良く、濡れ難く燃え難い。更には雑魚鬼の爪や牙ではこの隊服を裂くことすらできない程に頑丈。
羽織は山吹色の鱗模様で、これは育手である桑島慈悟郎の羽織と色違いで、彼から贈られたもの。
雀
通常、隊士にはそれぞれ本部との連携役として、人語を解し話す鎹鴉(かすがいからす)が宛がわれているが、善逸だけはなぜか雀。(当人も渡された時に困惑していた)
詳細は「チュン太郎」を参照。
語録
迷言集(一部)
- 「何なんだよその顔!! やめろーっ!! 何でそんな別の生き物見るような目で俺を見てんだ」
- 「俺はな もの凄く弱いんだぜ 舐めるなよ」
- 「ヒャーッ 何だよォー!! 何でそんな般若みたいな顔すんだよォーッ」
- 「えええーッ 何折ってんだよ骨 折るんじゃないよ骨 折れてる炭治郎じゃ俺を守りきれないぜ ししし死んでしまうぞ」
- 「合図 合図 合図 合図をしてくれよ 話しかけるなら急にこないでくれよ 心臓が口からまろび出る所だった もしそうなっていたら正しくお前は人殺しだったぞ!! わかるか!?」
- 「ア゛――――――――ッ(汚い高音) 来ないでェ!! 来ないでくれェ!! やめて――――ッ!!!」
- 「はあああ!! 膝にきてる 恐怖が八割膝に!!」
- 「とんでもねぇ炭治郎だ」
- 「お前が謝れ!! お前らが詫びれ!!! 天国にいたのに地獄にいたような顔してんじゃねぇええええ!! 女の子と毎日キャッキャキャッキャしてただけのくせに何をやつれた顔してみせたんだよ土下座して謝れよ切腹しろ!!」
- 「女の子一人につき おっぱい二つ お尻二つ 太もも二つついてんだよ すれ違えばいい匂いがするし 見てるだけでも楽しいじゃろがい!!」
- (ビョーン)「幸せ!!」(ふがしふがし)「うわあああ幸せ!!」
- 「ヤダ可哀想!!! 伊之助女の子と仲良くしたこと無いんだろ! 山育ちだもんね 遅れてるはずだわ あー!!カワイソー!!!!」
- 「三人!? 嫁…さ…三!? テメッ…テメェ!! なんで嫁三人もいんだよざっけんなよ!!!」
- 「見返してやるあの男…!! アタイ絶対吉原一の花魁になる!!」 ※なれません
- 「俺に聞いて何か答えが出ると思っているならお前は愚かだぜ」
- 「そんな前向きなこと言うんであれば俺とお前の仲も今日これまでだな!!」(ゴリィ)「お前はいいだろうよ まだ骨折治ってねえからぬくぬくぬくぬく寝とけばいいんだからよ!! 俺はもう今から行かなきゃならねえんだぞわかるかこの気持ち」
- 「ににににに逃がしてくれェェェ炭治郎炭治郎何卒!!!」「もう足が立たないんだ無理なんよ」「やややっとここまで逃げてきたんだ 塀を這ってきたんだ 気配を消してヤモリのように」「命に関わる 殺されるっ」
- 「なれて!!!!!たまるか!!!!!≪たまるものかァ!!!!!」 「バカかお前はコンニチハ頭大丈夫デスカ!!!?」「あのオッサンが異常なの!!オッサンそもそも熊みたいにデカいだろうが」
- 「巨人と小人じゃ生まれついての隔たりがあんのよわかるだろ!!!」
名言集(絶滅危惧種)
- 「俺が……直接炭治郎に話を聞く だからお前は………引っ込んでろ!!」
- 「でもさぁ できなかったことできるようになるの嬉しいよね 炭治郎は俺をずっと励ましてくれたよ いいお兄ちゃんだねぇ 禰豆子ちゃん」
- 「どんな強そうな人だって苦しいことや悲しいことがあるんだよな だけどず―――っと蹲ってたって仕方ないから 傷ついた心を叩いて叩いて立ち上がる」
- 「俺は君に言いたいことがある 耳を引っ張って怪我をさせた子に謝れ」 ※寝てるので鼻ちょうちん出てます
- 「俺がカスならアンタはクズだ 壱ノ型しか使えない俺と壱ノ型だけ使えないアンタ 後継に恵まれなかった爺ちゃんが気の毒でならねぇよ」
キメツ学園
3巻にて設定が明かされた。アニメでも第14話、17話の次回予告用にダイジェストで登場。
なりたくもない風紀委員になってしまい、毎日不良に怯えながら校門で服装チェックをしている。
制服シャツを着用しない伊之助からは頭突きをされ、毬を持ってくる朱紗丸からは毬を投げ付けられ、超スパルタ教師の義勇からは頭髪の色が原因でビンタされるなど、散々な目に遭っている模様。
学生バンド「ハイカラバンカラデモクラシー」の三味線担当(遊郭編と違い聴衆にダメージが入る)。
公式ファンブックに掲載された特別描き下ろし漫画では、「来年のバレンタインにはせめて一個チョコをもらいたい」と意気込み、校内のモテ男達(煉獄、義勇、宇髄)に聞き込みを行い、モテるための秘訣を調査して回った(嫉妬心故に終始敵意むき出しだったが)。
その結果、彼等から以下の通りのアドバイスを授かった。
- 「腹式呼吸で大きく口を開けて話すようにしている」(煉獄)
- 「じっと見つめ合うだけでも相手の気持ちは分かる」(義勇)
- 「足が速ければいい」「金さえ持ってりゃ女が群がってくる」(宇髄)
しかし善逸はこれらの助言を、全身に偽物のブランド品を纏い、手には二千円を握り、道行く女子生徒に大声でハキハキ喋り突然黙って見つめてきて、異様に速い足で追いかけるという全部上乗せする形で実践したため、好かれるどころか変質者として騒がれるようになってしまった。
※追加エピ
当日の朝に作戦失敗を悟って校門で嘆く善逸に、禰豆子の手作りチョコパンを炭治郎から渡される。まさかの本命からの念願の1ゲットに興奮で舞い上がる善逸。その横では炭治郎が、伊之助、教師の義勇、用務員の鱗滝の分も配っていた。
(2021年2月14日配信。新作アニメ映像『キメツ学園 バレンタイン編』より)
第一話より登場。
1年筍組で、同クラスの炭治郎と伊之助とは友人の関係。恋に補習に忙しい少年。
禰豆子が大好き。
炭治郎と伊之助とは仲が良いが割りと扱いは雑。
風紀委員の仕事は何にも良い事ないと思いながも、朝一に禰豆子に会える事から頑張っている。また、その立場を利用して炭治郎を悪巧みに誘ったこともある。
絵が下手、と言うより手癖が入って怖い画風になる。クラス単位で美術室付近の廊下に飾ると苦情が多数入り、ポートレートを描かせると美術教師から(クビを回避するための点数稼ぎもあるが)再提出を求められ、メモに描いた落書きで意図せず英語教師を辞職させそうな勢いまで追い詰めてしまうレベル。ただし禰󠄀豆子を描いた絵は上手い。
相手からのツッコミを期待したり、ピンチに陥った時にウソを付くときがあるが、相手がそのウソを信じてしまったり、事態がさらにややこしくなってしまう事がある。
慈悟郎の養子であり、彼を「じいちゃん」と呼んで慕っているが、同じ養子で義理の兄である獪岳とは仲が悪く、しょうもないことで度々喧嘩をしている。
単行本最終巻(6巻)の表紙裏にて、実は「連載開始当初、主人公は善逸として描かれていた」という衝撃的な事実が明かされている。
1巻後半ぐらいで路線変更したとのことだが、それを踏まえて読み返すと1巻収録の1~5話はいずれも善逸がメインだったり事の発端だったりするエピソードであることが分かる。
ちなみに鬼滅本編と同様に炭治郎が主人公となったのは「これといって理由は無いが、何か違う」ためとの事。
外部出演
白猫プロジェクト
コラボイベントでは、雷属性の剣士として炭治郎、禰豆子、伊之助、義勇と共に参戦。
突如として白猫の世界に迷い込み、自分達の世界と白猫の世界の性質が混じって生まれた異質の鬼や、謎の復活を遂げた累に立ち向かう……が、物語の途中で失神して図らずも雑魚の鬼を蹴散らす役目を担う事になり、重要な局面ではあまり活躍できず。
使用技は「壱ノ型 霹靂一閃」と「霹靂一閃 六連」。また、画面長押しで霹靂一閃が専用の強化状態「眠り」を発動するスキル「失神」に変化する。
通常の状態は非常に弱いが、上記の眠り状態が付与されることで原作さながらの超人ぶりを発揮する。
コトダマン
光属性・英雄族のコラボユニットとして登場。
魔族へのキラー特効を持つ他、祝福特性を解放する事で闇属性や英雄族への特効も併せ持つようになる。
一方ですごわざ「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃 六連」は連続攻撃が強力だが攻撃対象がランダムなので、対複数ユニットの戦闘では火力を発揮しづらいのが難点。
パワプロアプリ及びサクセススペシャル
コラボイベキャラとして参戦。パワプロということもありパワ体になっている。
オリジナル変化球に「霹靂一閃」を持っておりレアリティがSR以上であればサクセスで一定確率で習得可能。また、金特「至高のクローザー」も習得可能だがオリジナル変化球と2択になってしまう。
禰豆子とのコンボイベントが存在する。
なお、ほかの野球漫画とのコラボシナリオはもちろんのこと(かつてジャンプで連載されていたとはいえ)北斗の拳のコラボシナリオである世紀末北斗高校では使用できない。
余談
- 汚い高音選手権
我妻善逸役のオーディションのこと。合格通知の書類にも実際そう書かれていたらしい(公式WEBラジオ『鬼滅ラヂヲ』より)。なお、炭治郎役の花江夏樹、伊之助役の松岡禎丞の両氏も参加していたことが同番組内で明かされた。
汚い高音選手権優勝、下野紘さん、よろしくお願いします!
- 人気投票とシスター・クローネ
20話で本格登場した際に、何故かネット上で「約束のネバーランド」に登場するシスター・クローネとのコラ画像が大流行。そのおかげなのか、「約束のネバーランド」側の人気投票で29位(得票数44票)にランクイン。公式も事情を察していたのか、シスター・クローネがちゃんとツッコミを入れている。ちなみにシスター・クローネは「鬼滅の刃」側の人気投票では59位(4票)だった。
他にも左門くんはサモナーの人気投票で3票、ぼくたちは勉強ができないで1票、僕のヒーローアカデミア(第5回)で4票獲得している。
- 我妻ジェノザウラー善逸
2019年10月18日に善逸のフィギュアがAmazonで予約開始したことの告知をホビー情報アカウントがしたのだが善逸フィギュアの画像がジェノザウラーになっているというミスが発生。
該当ツイートは削除されるもその話はすぐにTwitter上の鬼滅民の間に広まり、「雷の呼吸・壱ノ型 荷電粒子砲」や「荷電粒子の呼吸」などのネタが生まれた。
また、ハリー・チャンプも善逸と比較される事があるキャラクターであり、ハリーも一途に愛する女性を守るためにジェノザウラー3体の荷電粒子砲に立ち向かったなど、奇妙な偶然がある。
無限列車編公開に先駆けて様々なコラボが展開される中、日本を代表する食品メーカー日清の出前一丁も参戦。コラボ(広告)に気合を入れる企業ではあったが、今回もオリジナルパッケージが秀逸な出来である。
あまりの腰抜けっぷりと本来の能力とのギャップから一部読者から高い人気を得ており、二位を獲得した。(手に書かれたのは読者へのメッセージのはずが、1位の炭治郎への恨みの言葉「炭治郎ずるいねたましい」であった。)
なんと、次点とは4,000票以上の差をつけて第一位を獲得。大金星である。前回はページ隅っこで「次こそは1位とってやるう‼」と泣き喚いていたが、見事に有言実行の結果となった。
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師匠・同門(雷の呼吸組)
同期隊士(五感組)
その他
抜刀術 雷 雷属性 夢遊病 睡拳 やる時はやる男 愛すべき馬鹿 悲劇のヒーロー
表記揺れ
『無限城決戦編』にて
※「無限城決戦編」は『鬼滅の刃』の最終章に当たるため、見出しからのネタバレ(当キャラの生死含む)防止目的であえて下記のように表示している。
ネタバレA
柱稽古における岩柱の稽古の途中、チュン太郎によって運ばれてきた手紙を読んでから、善逸は不穏な雰囲気を纏うようになる。更にこれまでとは別人の如く弱音を吐かなくなり、ひたすら稽古に打ち込むようになった。
無限城へ落とされた善逸は、脇目もふらずある人物を探すべく疾走する。
アニメでは落下中のシーンが追加され、柱達でさえ突然の事で動揺を隠せない中、ただ一人一切動じることなく刀を腰に差して覚悟を決めた表情をしていた。
以降の詳細についてはこちらを参照(重ねて言うがネタバレ注意)。
ネタバレB
因縁の戦いに辛くも勝利した後は愈史郎に助けられ、村田をはじめとする隊員達の治療のお陰で一命を取り留める。しかしその後、自身を担いでいた村田と共に鳴女によって開けられた穴に落とされ、城内を彷徨っていた。
無限城崩壊後は、直前に合流を果たした伊之助・カナヲと共に無惨戦に加勢。いつもの様に泣き喚きながらも、愈史郎の札を使い姿を消した上で無惨に攻撃するが、無惨の全方位攻撃によって一時戦闘不能となってしまう。
死の淵から復活した炭治郎の参戦後、自身も満身創痍の中立ち上がり無惨に猛攻を仕掛ける。
それ以降の詳細はこちらを参照。ネタバレ注意。
ネタバレC
こちらを参照。ネタバレ注意。
公式ファンブック第二弾のネタバレ
最終巻後に発売された鬼滅の刃公式ファンブック第二弾『鬼殺隊見聞録・弍』では、そこに収録された炭治郎の近況報告書にて、竈門家で暮らす事になった後の様子が描かれている。
相変わらず、禰豆子に想いを寄せていたが、一方で家事は皿洗いといった嫌われない最低限のラインしかやらない等、彼女の優しさに甘えがちで、共に竈門家で暮らす事になり、同様に禰豆子と良好な関係を築いた伊之助や、彼女に贈り物を送った義勇や実弥に何かと嫉妬している。
又、その事を炭治郎に注意されると、臍を曲げて空想に逃げ、自叙伝として『善逸伝』を執筆するが、自分は身長が九尺を越えており、格好良いというだけで鳴柱となった、炭治郎は借金を作った上に禰豆子を置いて逃げた、伊之助は鬼になった、実弥が盗っ人で犯罪者、禰豆子がお姫様だった等、極端に脚色された偏向的な内容で描かれている。
それを炭治郎に読ませた挙げ句、感想を聞いたが、
「趣味で書く上には問題ないと思うけど単純に読みづらかった」
「自分と禰豆子の紹介だけでそれぞれ七頁も使ってるのに他の人は多くても雑な二行の説明だから」
「全てが極端で偏ってる」
など、その偏向的な内容を遠慮なしに批評されて号泣する。しかし、炭治郎から「甘えてばかりだと、弟だと認識されて異性としては見て貰えなくなる」と諭され、それからは生活を改め、ある時禰豆子を花畑に連れていき、1年後に返事を貰える事を条件に禰豆子の耳が一日聞こえづらくなるほどの大声でプロポーズする。