概要
漫画「鬼滅の刃」に登場する我妻善逸は、那田蜘蛛山を住処にしていた鬼・兄蜘蛛から蜘蛛化する毒を受けて状態異常になり、その治療で色々と面白(コミカル)な姿になった時期がある。
那田蜘蛛山で蜘蛛化する毒を受けた時は、救助が間に合い全身を包帯でぐるぐる巻きにされた。現場での応急措置が済んだ「治療済」の目印を付けられて。善逸の頭には付き添いで鎹鴉の雀・チュン太郎が乗っている様子も併さり、じわじわ来る可愛らしさを醸し出している。
次に登場した蝶屋敷では、蜘蛛毒の進行が収まったものの、後遺症で手足が通常より短くなってしまった善逸。そのため普通に服を着ると採寸が合わず袖がダボついている(じゃ腕捲りすればいいじゃんと思うが、善逸のヘタレな性格を考えると、手足が短い奇天烈な症状を直視したくないための着こなしと思われる)。
ここでは完全に解毒するため、治るまで毎日超苦い薬を飲まなければならなかった。本当に手足は元に戻るのか不安と、クソ不味い薬を飲むことに嫌々で、いつものように意地汚い癇癪を起す善逸なのだった。
アニメでは、声優の名演に漫画的表現が併さり原作よりも不憫萌え・不憫かわいい有様となった。(手足が短くなる異常な症状に恐れるのも分かるが)終始騒がしい患者となった善逸であり、そのコロコロ変わる言動は観ていて面白い(世話をする人たち、病人本人にとってはとんでもねぇ闘病生活だが)。
また、この場面でも鎹鴉の雀・チュン太郎が善逸の頭に乗ったりして付き添う様子もあり、ダボ袖の少年が雀と話す構図などはとてもかわいい。
因みに、ある程度は手足の状態が戻りつつある状態で機能回復訓練に臨むことになった善逸。この時でもダボ袖なまま体をほぐしたり、かけっこしたりするため少し間抜けな構図にもなっている。