黒髪善逸
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くろかみぜんいつ
漫画「鬼滅の刃」に登場する我妻善逸が黒髪になっている姿。生来は黒色の髪で、過去の回想でこの姿が描かれる時もある。
髪色変化の経緯(エピソード)は、なんとも信じ難い話で耳を疑う内容。
まだ育手(そだて)の老人・桑島慈悟郎(敬称で爺ちゃんと善逸は呼んでいた)の下で、いやいやながら修行をしていた頃のこと。
ある日の晴れ間に、いくら努力してもまともな成果が出ない事や元来の気弱(ネガティブ)で卑屈(ヘタレ)な性格も併せて駄々をこねた善逸(まだ黒髪)が、木に登って泣きながら奇声をあげていた。その下には、いつものように泣き喚く愛弟子へガミガミと声をかける桑島(爺ちゃん)だが、一向に聞き分けてくれず木の高い所へしがみつく善逸。
その時、突如として暗雲が二人のもとに現れ・・・
⚡⚡⚡なんと善逸がしがみつく木に落雷(その様子は、ちょうど善逸に落ちたような青天の霹靂だった)⚡⚡⚡
あまりにも突然の衝撃的な出来事(アクシデント)から、善逸は黒焦げになって木から落下。それを目撃した桑島(爺ちゃん)は、愛弟子の名を叫びながら駆け寄った。
雷が直撃した善逸の胸中は複雑極まるもので、それと共に「なんで髪の色が変わるんだ」と悪態をつくのだった…。
よくみると、変色したのは髪の毛だけでなく、眉尻が二股に割れた太い垂れ眉の色も黒から金へ変わっている。どうやら全身の毛色が変色してしまったと思われる。
ファンアート・二次創作では、本稿にあるような過去の善逸だけでなく、鬼殺隊士になった頃の善逸を元来である黒髪へ変えた作品なども散見される。
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