概要
ぐらんぶるの主人公である青年。身長170センチメートル。男子校を卒業し、伊豆大学機械工学科に入学した1年生。
人物
外見自体は端正な顔つきだが、馬鹿で無神経かつ鈍感な性格。
空気が読めずに下衆な言動が多く、やることなすこと間が悪いため、図らずも相手を怒らせる、または相手に誤解されることがある。
その反面、悩みを抱えた相手の気持ちを汲む優しさと他人の「好きなもの」を否定しない包容力を持ち、それに気づいた人たちからは好意や信頼を得ている。
その観察力と包容力はザ・主人公といったところで、
・耕平の余人には理解し難い領域のオタクの情熱を、普段の対立時からは想像できないくらい爽やかに称賛する
・桜子の傍目には分かりにくい失恋の痛みを的確に察知し内心の鬱屈を吐き出させる
・元からコミニュケーション下手な千紗母娘(更にある理由からすれ違いが加速)のディスコミニュケーションの理由を見抜き取り持つ
・愛菜が密かに努力していた化粧技術(ケバくない真っ当なヤツ)の上達を忌憚無く称賛することで彼女の心にクリーンヒットを決める
などのファインプレイを都度都度決めている。
男子校のノリに辟易し、薔薇色のキャンパスライフを夢見て男女共学の伊豆大学に進学し、義叔父が経営するダイビングショップ「グランブルー」に下宿する。
ダイビング未経験の上に泳ぐことも苦手だが、時田と寿により男ばかりのダイビングサークル「PaB」に強制的に入会させられてしまうが、経験や交流を積んでいくうちにダイビングの魅力に惹かれ、水への恐怖感も徐々にではあるが克服していく。水泳以外のスポーツは全般的に得意。
音楽を嗜んだこともあり、現在でもギターを弾ける。
恥ずかしい自作曲の数々を黒歴史にしているが、妹の栞によって公開されイジりのネタにされることもしばしばある。
アルコール類に対して免疫は無かったが「PaB」の豪快かつ無茶な飲み会に参加するうちに耐性を身に付けるようになってからは相当な酒豪になる。
それと同時にパンツ姿で学内をうろつくことにも抵抗を覚えなくなり、数々の醜態をさらしだすようになった。
そういった数々の変態行為から大学内の評判はかなり悪く、ナンパしようと女子大生に話しかけるも、最終的には全力で距離を取られるまでになっている(表面的なルックスと社交性は寧ろ優れているようで、素性が判明する前までは和やかに複数の女子大生と会話できていた)。
伊豆大学一年生。入学を機に居候することになった古手川家を訪れた際、おじの経営するダイビングショップ「Grand Blue(グラン ブルー)」で「Peek a Boo(ピーカブー)」メンバーに遭遇。サークルへ勧誘を受け、参加したのだが、実は水が怖く、泳げない。ゆえに参加「させられた」、というのが正直な話である。
だが、話が進むにつれ、ダイビングの面白さが分かる様になってきてはいる。
また、水に関わらないスポーツなら万能。
ピーカブーのメンバーたちの影響で、平気で全裸を晒すことをいとわなくなり、古手川千紗に対するセクハラもゲス顔を堂々とさらしながらかますこともあるため、千紗から軽蔑のまなざしを向けられるのがしょっちゅうであり、挙げ句の果てには殺意を向けられたことすらあった。
余談
伊織を演じる内田雄馬氏は今作で姉の内田真礼氏と共演を果たしている(その上真礼氏は姉キャラを演じている)。