ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
青天の霹靂
1

青天の霹靂

1

せいてんのへきれき

(1) 故事成語の一つ。思いがけず起こる突発的事変。急に起こる変動・大事件。また、突然受けた衝撃。(2) 一作品名。(3) 米の一銘柄。

曖昧さ回避

  1. 故事成語「青天霹靂」の日本語バージョン。⇒ 本項にて解説
  2. 劇団ひとり小説『青天の霹靂』とそれを原作とした同名の日本映画。… 小説は2010年発表、映画は2014年公開(※a5)。cf. Wikipedia:青天の霹靂 (小説)※なお、既存の記事「晴天の霹靂」は事実誤認による間違った見出しになっている 要改訂。「青天の霹靂(小説)」での立項推奨。
  3. の銘柄「青天の霹靂」(※a5)… 日本の銘柄米の一つ(※a5)。2015年発売(※a5)。登録商標(※a5)。cf. Wikipedia:青天の霹靂 (米)既存の記事「晴天の霹靂」での記述は事実誤認による間違い 要改訂。「青天の霹靂(米)」での立項推奨。

概要

青天の霹靂(せいてん の へきれき)とは、思いがけず起こる突発事変(※a1,a4)。急に起こる変動・大事件(※a2)。また、突然受けた衝撃(※a2)。

表記揺れ晴天の霹靂」については「表記揺れ」節にて詳説する。


元来の漢語では「青天霹靂(※d)(拼音〈cf.Wikipedia〉:qīngtiānpīlì;チンティェンピィーリィ)といい、日本語では「せいてんへきれき」「せいてんのへきれき」と読む(※b)。


青天」は「青空」を、「霹靂」とは「急にが激しく鳴ること」を意味しており、雲一つない青空にいきなり雷が起こることから、北宋時代の詩人が「筆勢の激しさ」「文章の力強さ」の比喩として漢詩の中で使い始めたものである(※a3)。

最も早期に記録されたものは、北宋の詩人・王令(1032-1059年)の作品に見られる句で、友人の詩の出来映えを「万古青天飛霹靂(書き下し:万古の青天、霹靂飛ぶ。大意:昔から変わらない青空に雷鳴が響く。)」と褒め称えている。

また、最も広く知られているのは、南宋時代の詩人・陸游(1125-1210年)の詩「九月四日雞未鳴起作」に所収の句「放翁病過秋 忽起作醉墨 正如久蟄龍 青天飛霹靂 雖云墮怪奇 要勝常憫默 一朝此翁死 千金求不得(書き下し:放翁〈※陸游の号〉病みて秋を過ぎ、忽ち起きて酔墨〈※長患いして体がふらついている様子〉を作す。正に久蟄の〈※長らく穴ごもりしていた竜〉の如く、青天に霹靂を飛ばす。怪奇に堕すと云うと雖も、要は常の憫黙に勝えたり。一朝此の翁死すれば、千金求むるも得ず。)」である(※a4)。

そしてこれが後代に変化し、突然の大事変やそれによる衝撃を形容するようになった。


類義語として、「寝耳に水」、「足下から鳥が立つ (cf.Wiktionary)」、「藪から棒」がある(※c)。

表記揺れ等

pixiv作品数は、2024年3月1日調べ。作品総数は、小説も含む完全一致検索の結果。

表記揺れ

表記揺れとして「晴天の霹靂」があり、こちらは誤記とする辞事典も少なくない。しかし、もともと「青天(青い空)」と「晴天(晴れた空)」は中国語でも日本語でも結果的の同義に近い類義語であり、代末に成立した書『続伝灯録』などの段階で既に「青天霹靂」と「晴天霹靂」の表記が見られ、当時から中国では「晴天霹靂」を誤りとはしていない。日本では、小学館日本国語大辞典』が併記している(※a1)一方で、同じ小学館が出している『大辞泉』では誤記としている(※a2)。

  • 青天霹靂(tag|作品総数: 0)
  • 青天の霹靂tag|作品総数: 40〈画: 25、文: 5〉、部分一致検索数: 29)… 本項
  • 晴天の霹靂tag|作品総数: 6)

用例

  • 野球場の近くにいたらホームランボールが飛んできて停めてあった愛車の屋根に落ちたんだよ。いやぁ、青天の霹靂だった。これがその時のボール。」

  ※語り手が野球に無関心な人なら割と災難(ボールは高値で売れる可能性がある)。野球ファンならどう考えても幸運でしかない。

  ※完全にポジティブなケース。

  • 「出勤したら会社が倒産してたんだってさ。まさしく青天の霹靂ってやつだな。」

  ※完全にネガティブなケース。

対訳

英語では "A bolt from (out of) the blue." が定訳になっている(※a4,英辞郎1)。

また、"thunderbolt out of the blue"(※英辞郎2)も対訳として適当。

ここでの "the blue" はそれだけで "blue sky(青天)" を意味する。"out of the blue" だけで「思いがけなく」「突然」「いきなり」「出し抜けに」「不意に」「前触れ(予告)無しに」「藪から棒に」「唐突に」などを意味する(※英辞郎1)が、「青天の霹靂」の対訳となれば、"thunderbolt(サンダーボルト雷電落雷)" か、" lightning bolt(ライトニング ボルト、稲妻)" の略語としての "bolt"を添えるのが最適ということになる。

また、"out of the nowhere" もおおよそ近しい表現で、「出し抜けに」「いきなり」を意味する(※英辞郎3)。

脚注

出典

※a1 「青天の霹靂コトバンク小学館『精選版 日本国語大辞典

※a2 「青天の霹靂」 コトバンク > 小学館『デジタル大辞泉

※a3 「青天の霹靂」 コトバンク > 小学館『故事成語を知る辞典』

※a4 「青天の霹靂」 コトバンク > 小学館『ことわざを知る辞典』

※a5 「青天の霹靂」 コトバンク > 小学館『デジタル大辞泉プラス』

※b 「青天霹靂」 集英社『〈イミダス〉スピーチに役立つ四字熟語辞典』

※c 「「青天の霹靂」とは?意味や対義語・類義語、注意すべき誤用を一気に解説!」 小学館「Domani」、2023年11月8日公開。

※d 「青天霹靂」 ウィクショナリー (cf.Wikipedia)

※英辞郎1 "bolt out of the blue" 『英辞郎』(cf.)

※英辞郎2 "out of the blue" 『英辞郎』

※英辞郎3 "out of nowhere" 『英辞郎』

関連タグ

故事成語

外部リンク

曖昧さ回避

  1. 故事成語「青天霹靂」の日本語バージョン。⇒ 本項にて解説
  2. 劇団ひとり小説『青天の霹靂』とそれを原作とした同名の日本映画。… 小説は2010年発表、映画は2014年公開(※a5)。cf. Wikipedia:青天の霹靂 (小説)※なお、既存の記事「晴天の霹靂」は事実誤認による間違った見出しになっている 要改訂。「青天の霹靂(小説)」での立項推奨。
  3. の銘柄「青天の霹靂」(※a5)… 日本の銘柄米の一つ(※a5)。2015年発売(※a5)。登録商標(※a5)。cf. Wikipedia:青天の霹靂 (米)既存の記事「晴天の霹靂」での記述は事実誤認による間違い 要改訂。「青天の霹靂(米)」での立項推奨。

概要

青天の霹靂(せいてん の へきれき)とは、思いがけず起こる突発事変(※a1,a4)。急に起こる変動・大事件(※a2)。また、突然受けた衝撃(※a2)。

表記揺れ晴天の霹靂」については「表記揺れ」節にて詳説する。


元来の漢語では「青天霹靂(※d)(拼音〈cf.Wikipedia〉:qīngtiānpīlì;チンティェンピィーリィ)といい、日本語では「せいてんへきれき」「せいてんのへきれき」と読む(※b)。


青天」は「青空」を、「霹靂」とは「急にが激しく鳴ること」を意味しており、雲一つない青空にいきなり雷が起こることから、北宋時代の詩人が「筆勢の激しさ」「文章の力強さ」の比喩として漢詩の中で使い始めたものである(※a3)。

最も早期に記録されたものは、北宋の詩人・王令(1032-1059年)の作品に見られる句で、友人の詩の出来映えを「万古青天飛霹靂(書き下し:万古の青天、霹靂飛ぶ。大意:昔から変わらない青空に雷鳴が響く。)」と褒め称えている。

また、最も広く知られているのは、南宋時代の詩人・陸游(1125-1210年)の詩「九月四日雞未鳴起作」に所収の句「放翁病過秋 忽起作醉墨 正如久蟄龍 青天飛霹靂 雖云墮怪奇 要勝常憫默 一朝此翁死 千金求不得(書き下し:放翁〈※陸游の号〉病みて秋を過ぎ、忽ち起きて酔墨〈※長患いして体がふらついている様子〉を作す。正に久蟄の〈※長らく穴ごもりしていた竜〉の如く、青天に霹靂を飛ばす。怪奇に堕すと云うと雖も、要は常の憫黙に勝えたり。一朝此の翁死すれば、千金求むるも得ず。)」である(※a4)。

そしてこれが後代に変化し、突然の大事変やそれによる衝撃を形容するようになった。


類義語として、「寝耳に水」、「足下から鳥が立つ (cf.Wiktionary)」、「藪から棒」がある(※c)。

表記揺れ等

pixiv作品数は、2024年3月1日調べ。作品総数は、小説も含む完全一致検索の結果。

表記揺れ

表記揺れとして「晴天の霹靂」があり、こちらは誤記とする辞事典も少なくない。しかし、もともと「青天(青い空)」と「晴天(晴れた空)」は中国語でも日本語でも結果的の同義に近い類義語であり、代末に成立した書『続伝灯録』などの段階で既に「青天霹靂」と「晴天霹靂」の表記が見られ、当時から中国では「晴天霹靂」を誤りとはしていない。日本では、小学館日本国語大辞典』が併記している(※a1)一方で、同じ小学館が出している『大辞泉』では誤記としている(※a2)。

  • 青天霹靂(tag|作品総数: 0)
  • 青天の霹靂tag|作品総数: 40〈画: 25、文: 5〉、部分一致検索数: 29)… 本項
  • 晴天の霹靂tag|作品総数: 6)

用例

  • 野球場の近くにいたらホームランボールが飛んできて停めてあった愛車の屋根に落ちたんだよ。いやぁ、青天の霹靂だった。これがその時のボール。」

  ※語り手が野球に無関心な人なら割と災難(ボールは高値で売れる可能性がある)。野球ファンならどう考えても幸運でしかない。

  ※完全にポジティブなケース。

  • 「出勤したら会社が倒産してたんだってさ。まさしく青天の霹靂ってやつだな。」

  ※完全にネガティブなケース。

対訳

英語では "A bolt from (out of) the blue." が定訳になっている(※a4,英辞郎1)。

また、"thunderbolt out of the blue"(※英辞郎2)も対訳として適当。

ここでの "the blue" はそれだけで "blue sky(青天)" を意味する。"out of the blue" だけで「思いがけなく」「突然」「いきなり」「出し抜けに」「不意に」「前触れ(予告)無しに」「藪から棒に」「唐突に」などを意味する(※英辞郎1)が、「青天の霹靂」の対訳となれば、"thunderbolt(サンダーボルト雷電落雷)" か、" lightning bolt(ライトニング ボルト、稲妻)" の略語としての "bolt"を添えるのが最適ということになる。

また、"out of the nowhere" もおおよそ近しい表現で、「出し抜けに」「いきなり」を意味する(※英辞郎3)。

脚注

出典

※a1 「青天の霹靂コトバンク小学館『精選版 日本国語大辞典

※a2 「青天の霹靂」 コトバンク > 小学館『デジタル大辞泉

※a3 「青天の霹靂」 コトバンク > 小学館『故事成語を知る辞典』

※a4 「青天の霹靂」 コトバンク > 小学館『ことわざを知る辞典』

※a5 「青天の霹靂」 コトバンク > 小学館『デジタル大辞泉プラス』

※b 「青天霹靂」 集英社『〈イミダス〉スピーチに役立つ四字熟語辞典』

※c 「「青天の霹靂」とは?意味や対義語・類義語、注意すべき誤用を一気に解説!」 小学館「Domani」、2023年11月8日公開。

※d 「青天霹靂」 ウィクショナリー (cf.Wikipedia)

※英辞郎1 "bolt out of the blue" 『英辞郎』(cf.)

※英辞郎2 "out of the blue" 『英辞郎』

※英辞郎3 "out of nowhere" 『英辞郎』

関連タグ

故事成語

コメント

コメントはまだありません

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

おすすめ記事

無料で読めるpixivノベル人気作品

  1. ヒロインに婚約者を取られるみたいなので、悪役令息(ヤンデレキャラ)を狙います

    読む▶︎
  2. もう興味がないと離婚された令嬢の意外と楽しい新生活

    読む▶︎
  3. 悪女(と誤解される私)が腹黒王太子様の愛され妃になりそうです!?

    読む▶︎

pixivision

カテゴリー