北宋
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ほくそう
趙宋が建国から華北を喪失するまでの期間。開封に首都を置いた。
907年に唐が滅亡し、その後の五代十国の戦乱の時代の後、趙氏による王朝「宋」が建国してから、女真族が建国した金朝により一旦壊滅するまでの期間を指す。首都は現河南省の開封であった。
北宋の社会・経済・文化については「宋」に譲り、ここでは宋の中原失陥までの略史を記述する。文治主義を取り、貴族層の消滅によって、皇帝独裁が確立し、平民から成長した士大夫層が社会の中枢を担った。慢性的な財政赤字が続いたこともあり、政争による混乱も続いた。
唐末から五代十国期に頻発した将軍達の軍閥化を警戒するあまり、兵士の社会的地位は低くされ質は著しく劣化したため、軍事的には弱体で、北方の異民族の脅威に常に晒されていた。
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