解説
CV:内田雄馬
辺境伯家の出身で、魔物狩りの経験もある少年。
戦闘での指揮能力が高く、クラスメイトたちからの人望は厚い。ユミエラの常識外れな行動に振り回されがちだが、彼女のことを心配する面倒見のいい好人物。
人物
ユミエラの恋人で辺境伯令息。学園の同級生。
ゲーム「光の魔法と勇者様」では非攻略対象のモブキャラでしかなかったが、本編では前世の記憶を持つユミエラの素の部分に触れ、彼女と親しくなる。やがて彼女の「自分より強い相手がタイプ」という(過激派による積極的な取り込み工作してくる人々たちを蹴散らす為の)断り文句を真に受けてしまった事からユミエラ式レベリングを行いレベル99到達者第2例となるが、その影響により一般常識が少し変質してしまっており、その事をやや気にしている(ちなみにユミエラの方はこの時点でレベル上限解放に成功しており、推定1000以上となっている)。レベル99到達以後もデートとしてユミエラの趣味のレベル上げに付き合う形でダンジョンに潜っている。
「ヒカユウ」世界的には明らかに異常といえる力を手にしたが、レベル上限が解放されておらず、また転生者のユミエラのような世界の枷を外した現象を起こす能力を持たず世界のシステムの枠内に収まっているため、世界を管理する神たちからは脅威とはみなされていない。
しかし、ユミエラのことを誰よりもよく理解しており暴走したユミエラを正気に戻せる事実上の安全装置になっていることに加えて、ユミエラを戦闘で細かにサポートして状況打開の切っ掛けとなったり煩わしい政治問題を一手に引き受けているため、ユミエラと世界にとって非常に重要な存在となっている(ユミエラの両親からも、「よくアレを引き取ってくれた」と多大なる感謝をされている)。
ユミエラに会うまで黒髪(灰色)のせいで(家族が盾になってくれていたがそれでも)親族から迫害を受けていた為、更に黒いユミエラが受けている迫害を想像し同情していた。
ゲームでも上記の通りユミエラの事を気にしていたようだが、周りの影響も有り話しかけられずその結果彼女は闇落ちし、裏ボス化してしまった。もし声をかけていたら裏ボス化は回避されていたのではないかとユミエラは考察している。実際、裏ボス化し世界を滅ぼしてしまったユミエラ(通称.ユミエラ2号)の世界線にいた彼は、「少しでもユミエラの助けになろうと気にかけ2号の希望となろうとしていた」こと、「しかし心の余裕がなかった当時の2号はその救いの手を払いのけ第二の魔王化してしまった」こと、そして「今でも2号にとって唯一の心残りでもある」ことが語られている。
ユミエラが転生者と自覚するのが遅れたifストーリー・悪役令嬢レベル1版では「何か困ってることはないか?」と声をかけるが、既に本来のユミエラとして過ごした人生を他人事のように感じていた彼女にかわされ、その後も何かと気にかけていたが、何故か名前を覚えてもらえない状態だった(というよりユミエラはそれとなく聞き出そうとしていたが名乗ってもらえなかったためだが)。
その後、アリシアのいじめ騒動を未遂に終わらせるためにエレノーラの取り巻き(という名の悪の道へと誘う過激派の令嬢たち)を襲撃した件でユミエラを庇ったことをキッカケに漸く知り合いになった段階でifストーリーは一幕を終える。
余談
ユミエラとの恋人関係
ユミエラとは最終的に恋人を経て婚約関係になるのだが、彼女の恋愛音痴ぶりに振り回され、一般的な男女がするようなデートは一度もしたことがなく、本人もそのことを気にしている。
(唯一行ったデートらしいことといえば、領地視察の中で行った「恋愛成就祈願の池(※)のボートに乗る」ぐらいだが、こちらもユミエラの船酔いによりロマンティックさのカケラもなく終わってしまった)
果たして彼がユミエラと普通の恋人・伴侶らしいことをできる日は来るのだろうか…?
(※)元々はユミエラが領主着任時のゴタゴタで作ってしまった巨大クレーターに雨水が溜まった結果としてできた池だが、そこを「領主カップルが作った池」として村人が観光地プロデュースしたことでこのような触れ込みとなった経緯がある。
ユミエラの弱点?
バルシャイン王国としては、ユミエラを国に縛り付けるためにも国民の誰かと仲良くなり、その人物を介して…と考えていたが、結果として仲を深めたのはバルシャイン王国よりも遥かに長い歴史を持ち、現在でもあくまで友好関係の下に国土とされるアッシュバトン家の令息だったことで、国王の思惑は外れることとなった。
(それでも個人的に懐柔しようとしたが、パトリックには断られてしまった)
しかしながら、彼を人質に取られたらユミエラは従わざるを得ないと彼女自身考えており、そのため、パトリック自身も彼女の隣にいるものとして足手纏いにならないようなプレッシャーに苛まれている。
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ステイル・ロイヤル・アイビー:ラスボス級の転生女主人公に随伴し支える立場つながり。なおこちらの中の人は実の姉だったりする。