概要
CV:日高里菜
バルシャイン王国唯一の公爵家であるヒルローズ家の令嬢。
第二王子のエドウィンにぞっこんで、彼に近づく女性たちを牽制している。
人物
公爵令嬢。ゲーム「光の魔法と勇者様」での立ち位置はヒロインをいじめる典型的な悪役令嬢となっているが、本人は高慢さの欠片もない純粋で争い事とは無縁ながら、ヒロインを疎む周囲の人々にいいように使われる操り人形というのが実情。
作中ではユミエラと親しくなったことでその立場から脱却していく。
性格・才能
純粋無垢な為周りの人々の影響を非常に受けやすくそのせいで良いように利用されていたが、階級等を全く気にしないユミエラと友達になってからは自分で考えて行動するようになるなどしている。
また度胸の方も並み外れており、リューを初めてみた時は他の生徒が恐れ逃げる中で、エレノーラは逃げることもなくリューに甘噛みされた(周りから見たら頭から齧られた)際も全く動じなかった。
勉学は赤点の常習でよく補修を受けているのだが、有る時ユミエラに勉強を教えてもらっていた際に好きなエドウィン王子に絡めて覚えたら良いのでは?と指摘され、実際に実施した所規格外な記憶力を開花させ補修で満点を出しており、好きな物・好きな人に関連させると規格外の才能を出せるが判明している(なお、その規格外な記憶力にユミエラはドン引きしている)。
また好きなことである香水についても有名ブランドの店員からアドバイスを求められるほど知識は深い。
曲がりなりにもRPGの登場人物(という設定)ではあるが、戦闘能力は皆無であり、WEB版のおまけ小説ではスライムにすら殺されそうになるほどの弱さだと語られている。
名前である「エレノーラ」は「光・慈悲」の意味を持つ言葉であるが、光属性の魔法適性があるのかは不明(そもそも上記の通り、スライム以下の戦闘能力のため、魔法能力の発現は勿論、レベル上げすらも絶望的と思われる)。
彼女自身もレベル上げをする気がないらしく、原作小説4巻時点でもレベル1のままである。
余談
他人の空似?
かつてヒカユウの世界には、誰よりも優しく、誰よりも純真な聖職者見習いの少女がいたらしく、その彼女の祈りは誰よりも美しく純粋なモノで光の神すらも魅了されるほどのモノであったと語られている。
光の神はその少女がエレノーラに余りにもそっくりなことから、不干渉を貫きつつも懇意にしているという設定がある。
果たして、その少女とエレノーラ嬢との関係は…?
怒りの感情はないのか…?
Blu-ray初回生産特典オリジナルノベル『悪役令嬢レベル1〜入学式で自分が裏ボスだと気が付きました〜』では、ユミエラが前世の記憶を入学式当日に思い出した(結果としてレベルを上げられずに本編を迎えた)ことで彼女の周りの人間関係が大きく変わり、その結果、不服ながらもゲーム同様にユミエラがエレノーラの派閥に加わるのだが。
ユミエラとしては原作同様、ヒルローズ家の令嬢に関わるのは面倒に感じてるので、「エレノーラの派閥に加わりながら煽てることはせず、むしろ嫌味や本音を言いまくって、追い出されることを図る」という暴挙に出るのだが。
人を疑うことを知らないエレノーラはそれらを好意的に受け取り、あまつさえ「アホ」呼ばわりされてなおユミエラに感謝する純真さを見せていた。
(まあ、エドウィンと親しくするアリシアを泥棒猫と呼び、ユミエラと仲良くなる前にエドウィンを狙っているのかと詰問したりするので全くないわけではないのだろう)
関連イラスト
関連動画
関連人物
友達。実はユミエラにとっても唯一の親友である。
ユミエラ共々暴走した際の引き止め役。なお、中の人はエレノーラの中の人の旦那であり、結婚発表後最初の共演作が本作となった(厳密には、2023秋クールからの2クールアニメ・シャングリラ・フロンティアの方が先だが)。