CV:田村ゆかり
「この世界は妾の都合の良いようにできておる」
「――そら見よ、また妾の勝ちじゃ」
プロフィール
誕生日 | 9月7日 |
年齢 | 19歳 |
身長 | 164cm |
体重 | 所有する装飾品の数々より軽い |
趣味 | 読書・観劇・芸術鑑賞 |
特技 | 審美眼・騎竜・剣舞 |
人物像
王選の候補者の一人で、「この世の全ては自分に都合の良いように出来ている」と公言してはばからない大胆不敵な美女。
騎士はアルデバラン。
クルシュとは別の意味で鮮烈なカリスマを持ち、彼女の言動はその傲慢さと裏腹にすべてが的中する。ただし、彼女の基準はその時々の彼女の気分次第で決まる。気分屋で気性は炎のように激しく、時に恐ろしく残酷にもなる。一方、スバルに教えられるまでリンガの皮が赤いことを知らないなど箱入り娘な一面もある。
面白いか、面白くないかを判断材料にしており、気まぐれに人を助けることもあれば、気まぐれに事態を悪化させることもある。自身の感性を最優先とするが、一方で自身のプライドや誇りを持つ者にはそれなりに敬意を払っている様子もある。
結婚するたびに夫が次々に亡くなり、その遺産を相続したことから「血染めの花嫁」の異名を持つ。だが、不吉なあだ名にもかかわらず、美しい彼女との結婚を望む男は絶えない。
ちなみに、現在のプリシラの家名「バーリエル」は8回目に結婚した男爵のもの。
陽属性の加護である『太陽の加護』をひときわ強く受けており、日中のあらゆる行動に補正がかかる。また、才能だけで陽魔法を使いこなす才媛であり、加護の影響もあって身体能力もずば抜けて高く、王候補の中ではクルシュに匹敵する戦闘力の持ち主で、大罪司教とタイマンを張れるほどの戦闘能力を持つ。
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ネタバレ
彼女の隠された過去と正体 ネタバレ注意
彼女の正体は元ボラキア帝国76代皇帝ドライゼンボラキアの娘であり、ボラキア帝国の皇女で、本当の名はプリスカベネディクト。
皇女という立場上、幼い頃から幾度も暗殺の脅威を受けてきた為、当時、従者で乳兄弟であったアラキアを置いており、異服兄弟の中でもヴィンセントとかなり親しみのある関係でもあった。
11、12歳ごろに始まり、候補者となる兄弟や姉妹で殺し合う選定の儀の後半まで生き残るが、実力の高いヴィンセントに勝てないと悟ったアラキアは密かにヴィンセントと取引をし、プリスカの命だけを生かす事を約束、プリシラの死を偽装するため、あえて彼女を裏切り、毒を飲ませた事で仮死状態となり、表向きは死亡により選定の儀から脱落した後、名をプリシラと変え、ルグニカ王国へ亡命した過去を持つ。
以下、原作38巻の内容を含みます。ご注意ください!!!!
自らをも燃やし、ヴォラキア帝国での大災との最終決戦、屍人となって舞い戻ってきたプリシラ・バーリエルは、『魔女』スピンクスに勝利。終戦後、ナツキ・スバルに消えない賞賛を、アルデバランに消えない傷跡を残し、プリシラ・バーリエルは消滅する。
「かくも世界は美しい。故に――世界は妾にとって、都合の良いようにできておる」
それが、世界から愛され、それ以上に世界を愛し、消えゆく姿すら眩しさに目を焼かれる太陽姫の最期の言葉だった。
彼女の死により王選候補初の脱落者となり、候補の権利を失ったプリシラ陣営はそのまま空中分解され、彼女の死は多くの人物に影響を与え、そして、その人生を大きく変える事になる………………。