「...先生。もしかしたらこれから始まる話は、君のような者には適さない、似つかわしくない話かもしれない。」
プロフィール
※『ブルーアーカイブ オフィシャルアートワークス』より
現時点ではプレイアブルキャラとしては実装されていないため日本語CVは存在しない。一方で、簡体字中国語版は非プレイアブルキャラも含めてフルボイスのため、2023年9月28日に中国でメインストーリー「エデン条約編」1章前半が公開されて以降、中国語CVは存在する。
人物
トリニティ総合学園の生徒会「ティーパーティー」のメンバーの一人。 トリニティ三大分派の一つサンクトゥス分派のリーダーでもある。
3人の生徒会長からなるティーパーティのメンバーの中でも最高権力にあたる当期の「ホスト」を務めているが、どうも病弱な身体らしく現在は入院中との事。そのため、現在はフィリウス分派のナギサが代わりにホストを務めている。
とても聡明で生真面目な性格。責任感が強く、一人で抱え込みすぎるきらいがあり、下記の能力で悲劇的な未来を観測した際も一人でそれを回避しようと奔走しようとする。また理論的な思考をしているためか、難解な言葉遊びを交えた喋り方をする。
補習授業部のハナコとは同じ高い思考レベルを持つ者同士だからか以前から仲が良いようで、古代の叙事詩について語り合ったり、悩んでいたらアドバイスを送るなどしている。
一方で感情的かつ直感的なミカとはあまりそりが合わず、口論することが多い。
未来予知の能力をもっており、ティーパーティーどころか全生徒の中でも特異な人物である。その能力をしてか、ベアトリーチェに「預言の大天使」と呼ばれたこともある。
具体的には明晰夢を見るかのように、はっきりと意識を持った状態で場所や未来・過去・現在を問わず観測できる能力。エデン条約偏ではこの能力を利用して予め先生に接触したり、アズサの決意を病床から観測したりしていた。
しかし、正確すぎる未来予知によって悲劇的な未来でも回避できないと悲観するようになっており、少々厭世的になってしまった。また彼女自身、この能力を完全にコントロールできるわけではなく、意思とは関係なく突発的に断片的な未来を観測したり、覗いてはいけないものを覗き見てしまうこともある。
元々虚弱体質なことに加え、能力の連続使用は精神的・体力的に彼女を消耗させ、また現実と夢と能力による観測の区別が曖昧になるという問題もはらんでいる。
ちなみに、一部の人物はこの能力に逆干渉可能な様子。
劇中のトラブルで未来予知の能力を失うがその代わり「感覚」が鋭くなったという(ナギサは勘が良くなったと表現している)。メインストーリー「最終編」2章ではその感覚を駆使してトリニティ防衛戦を行い、また他校の危機まで救ったが、その間かつてのように昏倒する様子はなかったためセイア自身への負荷は大幅に減じたように思われる。
初登場となるメインストーリーVol.3「エデン条約編」では、夢を通じて不思議な空間から度々先生に語りかける形で登場。
「七つの古則」というキヴォトスに伝わる古則の内、五つ目の古則「楽園に辿り着きし者の真実を、証明することはできるのか」について執着している。
この古則はパラドックスを抱えており、セイアは楽園の存否が一種の「悪魔の証明」だとしつつ、証明できない楽園の価値を問うことが本題だと解釈している。
問いについて、一時的には、証明できない楽園を信じても意味は無いと虚無主義に陥いったが、先生は「大人のやり方」で、このパラドックスを突破している
後にあまねく奇跡の始発点編において連邦生徒会の非常対策会議にティーパーティーとして招集を受け、シスターフッド・救護騎士団とともに出席している。
服の袖にシマエナガと思わしき鳥が常駐している。
なお上記の会議にて資料を触った形跡があるのがセイアとマコトだけだとネタにされるのだが、セイアの資料をよく見ると2つ重なっているだけであり、シマエナガの分では?と重ねてネタにされることも。
余談
モチーフ
未来予知の能力をもっていることから聖書に登場する神のことばを伝える(予言)天使とされるガブリエルがモチーフと思われる。ガブリエルは聖母マリアにイエス・キリストの誕生を告げる「受胎告知」を行ったとされる。その為、マリアの純潔を示す白百合を手にする姿で描かれる事が多い。苗字の「百合園」の由来はこれか。他のティーパーティーメンバーのナギサ、ミカもそれぞれラファエル、ミカエルを彷彿とさせる要素をもっている事から3人で三大天使を表していると思われる。
『オフィシャルアートワークス』で公開された全身画では、白いリボン付きのハイヒールを履き、同じく毛先を白いリボンで結んだ、長いしっぽのようなものが確認できる。
なお、メインストーリー最終編「あまねく奇跡の始発点編」ではとある事情で予知夢の能力を失ったが、代わりに勘が鋭くなっており、取り残されている市民がいることや第7の虚妄のサンクトゥムの存在を予言。いずれも当たり、未然に対処された。
未実装ネタ
3人しかいないティーパーティーのうち、ミカは2周年のアニバーサリーでプレイアブルキャラとして実装され、その約1ヶ月後、立て続けにナギサも実装された。そのため、セイアも近く実装されるのでは、あるいはミカのようにアニバーサリー実装もあるのではと期待する先生達も少なくない。
その後訪れた2.5周年では水着姿のハナコが実装され、落胆とともに3周年へと期待が移る。しかして2024年1月21日。3周年記念ガチャとして実装を発表されたのはよりにもよってセイアの所属するトリニティ総合学園とは敵対関係にあるゲヘナ学園の主要人物達であった……
そして2024年9月。セイア同様に上の立場の人間であり、かつ幼い体型の少女であった竜華キサキの実装が決定。彼女の初登場は2023年1月のメインストーリー最終編であり、当然ながらセイアよりも後に登場したわけだが先を越されることになってしまった。余談だがセイアとキサキは病弱であるという点も被っている。
作中の家具「ティーパーティーテーブル」には3つの椅子があり、ミカとナギサは実装と同時に家具モーションも追加されたが、もちろん実装されていないセイアはそこにいない。2023年2月以降、カフェでは(セイアと同じ花冠のかかった…)イスが1つ空いたままミカとナギサがお茶を楽しむ状態になっている。
そうした経緯もあり、セイアだけ実装されないこと、中国語CVのみ存在する、ゲーム版では同じくCV未実装組かつ自分より後に立ち絵が登場した梔子ユメ、さらには敵である黒服や一般人の柴大将にまでアニメ版でCVがついたことなど、未実装を弄るネタは昨今増えてきている。
なお、バレンタインチョコを生徒から貰えるイベントにおいて、実装の見込みのない非プレイアブル生徒からは募集せずともチョコを貰うことが可能という暗黙の法則が存在するが、その対象となる生徒は現時点では連邦生徒会メンバーおよびソラのみであり、セイアは対象外となっていることを根拠に「セイアはいずれ実装される可能性がある」という希望を見出している先生もいる。
こういうネタを擦るのは一部の先生から嫌がられている為、関係の無い場所ではやめましょう。
〇〇〇〇セイアですまない
いつ頃からかネタとして使われるようになってきた言い回し。
〇〇〇〇には主に「セクシー」が入る(セクシーセイアですまない)が、「ジェラシー」などの他の言葉が入ることが多く、上述の未実装に絡めたネタでも使用されている。
元ネタとしては「プリンセスコネクト!Re:Dive」のキャラクターであるユニの台詞である「セクシーユニで申し訳ない」。
ユニとセイアは「年齢と比べて幼い見た目」「極めて薄いバスト」「難解な言葉遣いをする」といった共通点があり、そこから来たのか一部先生達の間だけで使われていた言葉だった。
のだが、これを公式イラストレーターであるkokosando先生がこの「セクシーセイアですまない」という言葉を用いたため、半公式化したとして、騒がれることになった。→該当のkokosando先生の描いたイラスト(外部リンク)
余談の余談だが、このイラストによってセイアがいつも萌え袖で隠してしまっている手が「欠損その他によって損失している等の事情から隠している」などというわけではなく、「ただ袖で隠れているだけ」ということが地味に明らかになった(一応それ以前でも「Blue Archive 2nd Anniversary Tribute Fan Book」の表紙でも指2本だけなら確認することはできた)。
つまり、単にこの萌え袖はセイアなりのおしゃれの一環だったということなのだろう。
髪かしっぽか
セイアには足元まで垂れる長い毛束があるが、これが髪かしっぽかは判っていない。
シルエットとしてはしっぽのように見える(くらげヘアの可能性もある)
一方、グローバル版の公式絵が髪のように見える(腰でなく、髪から毛束が伸びているように見える)公式絵 と話題になったこともある。しかしこれもデフォルメのため根拠に弱い。
現状ではシッポ説が多数派ながら、確定しないために二次創作では描き手によって解釈の分かれるパーツとなっている。
- 公式の絵素材
- 立ち絵:背面が見えないため、肩から下へ伸びる髪が足元まで続いているのか、髪とは別に腰からしっぽが生えているのか判別がつかない。
- スチル:メインストーリー最終編と4thPVでは背面からのスチルがあるが、肝心の腰回りが見えない。
- SD絵:髪のように見える(腰でなく、髪から毛束がでているように見える) 絵が話題になったことはあるが、デフォルメ、かつ背中側から見えないので、やはり判断材料にならない
- ほぼ準公式と見做せそうなもの……現在、有力な手がかりとして以下の2つがある
実装されていればカフェで背面を確認できるため、髪かしっぽか定まらないことを前出の未実装ネタの1つとして弄られることもある。