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セルフローディングピストル

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セルフローディングピストルとは、イギリス陸軍に制式採用されたウェブリー社開発の自動拳銃。Mk.1拳銃。
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概要編集

ウェブリー・マーズを元に1903年にウィリアム・ホワイトニングが設計しウェブリー&スコット社が発売したシングルアクションオンリーのオートマチックピストル。第一次世界大戦のイギリスやその属国の警察・軍に採用され広く普及した。

発砲時に銃身が斜め後方に下降する「ドロップバレル・ロッキング」という独自のロッキングシステムを備えている。

口径を小さくしたおかげで命中率が高く頑丈となったが、重い上に撃ち心地の悪さはまだ残ったままで、軍のトライアルを通過したものの陸軍の反応は悪く代替標準兵器または兵士の私物購入に留まった。しかし性能に対して軍用自動拳銃の目新しさが勝ったのか普及率は高かった。

特に命中率の高さから警察には好評で、コンパクトモデルがロンドン警視庁を初めイギリスの殆どの警察機関に採用された。

陸軍がその後、自動拳銃を採用しなかったこともあり、現在はイギリスの自動拳銃の代表として広く知られている。


主なバリエーション、派生型編集

M1903

試作モデル。.38ACPのポケットピストル。

M1904

最初期モデル。外部ハンマーでショートリコイル式の455ウェブリー弾仕様。

M1905

.32ACP弾モデル。イギリス軍の制式拳銃トライアルに提出されたがこの時は採用されなかった。

M1906

.25ACP弾モデル。

M1907

M1906をコンパクト化した最小モデル。ロンドン警視庁に採用された。この事からウェブリーMPとも呼ばれる。

M1908

シンプルブローバックの.32ACP弾モデル。イギリス警察に採用された。

M1909

9mmブローニングロング弾モデル。

M1910

.38ACP弾の内蔵ハンマーモデル。ハイベロシティの愛称がある。

M1911

.22ロング弾モデル。競技で単発式ロングバレル。

M1912

イギリス海軍が採用した再設計モデル。Mk.I NAVY。

M1913

イギリス陸軍の他、王立騎馬砲兵隊や王立航空隊が採用したモデル。Mk.I No.2。

M1921

M1908の近代化モデル。スライドに手動安全装置がついている。

M1922

M1909の近代化モデル。ニューミリタリー&ポリスの愛称がある。南アフリカやルーマニアに送られた。


フィクションでの使用編集

007 - 一作目で殺し屋が使用。

Verdun - トミー小隊のイギリス下士官の装備として使用可能。

ダンタリアンの書架 - ロンドン市警が使用。


性能編集

※Mk.I NAVYのデータ。

全長215mm
銃身長127mm
重量1.1kg
使用弾薬455ウェブリー弾(11.5×22mm)
装弾数7
口径45口径

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