聖母マリア
国や地域、または教派によってマリヤとも。
概要
イエス・キリストの母、ナザレのヨセフの妻。
一般的にイエスの磔刑後、使徒ヨハネと小アジアのエフェソスで余生を送ったともされる。
民間において篤い崇敬の対象であり、その信仰はキリスト教が伝道される際、それぞれの地域の土着の女神信仰(処女信仰、大地母神信仰など)を吸収しながら形作られたと考えられている。
ちなみに実は厳密には「マリア崇拝」はキリスト教で禁止されており、プロテスタントではマリア崇敬を「崇拝」とみなしカトリックなどを批判しマリア崇敬自体を認めないグループもある。
カトリック側の言い分としては「崇めるのと敬うのは違うよ!敬うのはOK!」である。
聖人などに関してもコレ。
キリスト教美術において主な象徴は白百合、星(海の星)薔薇、青い衣、または赤い衣装の上に青色の上掛けをはおる姿で表されることが多い。
西洋美術では人気のテーマであり、古今を問わず多くの画家たちによって描かれている。