概要
終末の日が近づき、神が直接地上を支配する千年王国(至福千年期)が間近になったと説く。千年王国に入るための条件である「悔い改め」を強調する。また、至福の1000年間の終わりには、サタンとの最終戦争を経て最後の審判が待っているとされる。千年王国に直接言及する聖書の箇所は、ヨハネの黙示録20章4節から7節。
キリスト教の千年王国説とは区別されてはいるが、キリスト教から発生した異端新宗教に独自の千年王国を主張する者がいる。また大ドイツ国は第三帝国を千年王国と称した。
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水木しげるでの千年王国
「千年王国」の名は漫画『悪魔くん』でも見られる。悪魔くんの名前は松下一郎。ストーリーの骨格は「人類が平等に幸せな生活ができる理想社会「千年王国」の樹立を目指す悪魔くんが現代社会に戦いを挑む」というもので、社会問題を扱う作風でもある。
なお作者の水木しげるは、「絶対に建設は不可能である」という鉄のニヒリズムをデフォルトに据えた千年王国革命を、作品として「悪魔くん」以外に、上記のように千年王国建設を実行し失敗したヒトラーを描いた『劇画ヒットラー』などで描いている。また、鬼太郎がいる「妖怪たちのいるところ」も千年王国であるとする説もある。