「にははは……!大きな力だあ……!え?大いなる責任?なんですかそれ?」
プロフィール
人物
ミレニアムサイエンススクールの問題児で通称「白兎」(ホワイトバニー)。
コンピュータシステムの暗号であればどんなに複雑なものであろうとも感覚的に簡単に解いてしまうという特異な能力を持っている。物理的な暗証番号でも直感的に解いてしまえるらしく、一応天賦の才らしいのだが、本人には自覚は全くない。
運試しが好きらしく、カフェでコユキの好感度が上がるものは某有名ボードゲームっぽいものという筋金入りのギャンブラー気質。
自由気ままで倫理観も低い為、様々な問題を引き起こしてはC&Cに鎮圧されているが、タチの悪いことにいくら怒られても懲りない(よく言えば苦難にあっても諦めない)という、ミレニアムの頭痛の種。
「お金が無いなら、どこかから盗んでくれば良い」というセリフを当然の事として言い切るあまりに自分勝手な人格は、あのネルも匙を投げたほど。
その能力を買われてセミナーに居た経歴があるが、こうした問題点から物語開始時点でとっくにクビにされており、正確な立場は「セミナーで監視勾留中の犯罪者」と言った方が近い。
セミナーの情報を持っているため矯正局送りにできない様で、ミレニアムでは指名手配されて捕獲されては脱走を繰り返している。ただし本人自身の戦闘力は低いためかすぐに鎮圧される。
イベント「船上のバニーチェイサー」ではセミナーの名義で債権を大量に無断発行し、他校のゴールデンフリース号に逃げ込んだ彼女を追うこととなる。
ちなみに債権大量無断発行をした理由は、ミレニアムから自由になるための手段として、ゴールデンフリース号におけるVIP待遇の「Sランク」になるため、
とプレイラウンジ(要はカジノ)のゲームへ大量のお金をつぎ込んでいたから……というとんでもないもの。しかもミレニアムの金を使いきったら他の学園の金にも手を出そうとしていた。
最終的にC&Cと先生に鎮圧され、反省部屋(どう見ても金庫のようにしか見えないが)に放り込まれた。余程怖い目に遭ったのか、それともコワモテ揃いのC&Cがトラウマになったのか、自ら反省部屋に引きこもりたがるようになってしまったのは自業自得というべきか。
しかし、メインストーリー最終編「あまねく奇跡の始発点編」の「虚妄のサンクトゥム攻略戦」でエリドゥに出現した虚妄のサンクトゥム攻略のためにコユキの暗号解析能力が必要になったためセミナーの一員として駆り出されることになり、ノアの圧力で渋々反省部屋を出た。
何度怒られても懲りないコユキもノアにだけは絶対に逆らえないらしく、本人曰く「たまに本当に怖い、夢に出そう」「発言を時間まできっちり覚えていて、言っていることが違うと指摘してくる」そう。外で起きていた緊急事態については何も知らなかった様子で、引っ張り出された後に事情を説明されている。
以降は反省部屋に再投獄されることはなく普通に過ごしているようだが、ノアには逆らえないため、事実上首輪を着けられたも同然の状態でシャーレに送られてきた格好になっている。
実は先生からちょっぴりエッチな目で見られているらしく、それを知ったユウカに怒られてしまった。が、流石の本人も先生の隠していた「薄い本」を発見した際は気まずそうにしていた。
あまりの倫理観と反省の無さからユーザーからはカス扱いを受け親しまれ(?)ている。やらかしたらノアを呼ぼう。
一応シャーレに対しては好意的で、自分を「何もしない方が却って助かる」タイプと自覚した際は凹んでいた。
ユウカと違って一応家事スキルはあるようで、グローバル版4コマでは目玉焼きを作ろうとしていた。
一方強運任せで生きている代償か、調子が悪いときはとことんツキに見放されるらしく、目玉焼きにコショウをぶちまける、缶ジュースのプルタブがとことん千切れる、キットカット(らしきもの)の開封にとことん失敗するといった不運続きになる模様。
衣装
バニーガール
前述のイベント「船上のバニーチェイサー」での服装。反省部屋にはこの姿のままぶち込まれていた。
NPCとしての登場のみで、プレイアブル版としては未実装。
なお、どういうわけかこの姿も案外気に入っていたらしく、制服への着替えを当初は渋っていた(ノアの圧力で着替えさせられたが)。
制服
「うあぁああああ──なんで──!」
最終編で登場し、後に通常版で登場。
ずっとバニー姿で反省部屋にぶち込まれていたが、緊急事態のため反省部屋から引きずり出された際、またしてもノアの圧力で強制的に着替えさせられた(服そのものはノアが持ってきた)。
要はノアやユウカが着ている制服の色違いで、ジャケットはノアと同じ白、スカートはユウカと同じ黒系になっている。時間がなかったのか急いで着替えたのか、着方は微妙に雑で、ネクタイもかなりいい加減。金色メッシュは落としたようで、ピンク髪になっている(染めていたのかエクステかは不明)。髪型と銃の色も変えている(理由は後述)。
姿が制服になっている上髪型も違うため初見でコユキとはわかりにくいが、4th PVで小さく映っている。この姿でエリドゥに出現したサンクトゥムの攻略作戦に従事した。地味に3Dモデルも新調されており、NPC味方として戦闘にも参加する。
これが実装の布告だったようで、3月に実装された。編成時に配置換えのためにつまむとじたばたするのだが、どこぞの団長のように見えるとの声も。あの曲を乗せたらどうなることやら。
2周年イラストでは制服姿のイラストがなかったため、セミナー集合イラストの出番をアバンギャルド君に取られてしまったが、アニメイトとのコラボでは書き下ろしイラストで出番をもらえた。…また騒動を起こして雷を落とされたようだが。
ちなみにバニー姿でも制服姿でも怒られると誰かの雷が落ちるらしく、頭にタンコブができる。クレヨンしんちゃんの「げんこつ」カットがよく似合う生徒かも。お仕置きで雷が落ちたあとの表情が「囧」に見えるとも。
武器
固有武器「マリ・ガン」のモデルはM60E6。
バニー姿の時は黄色で、制服姿の時はピンク色。固有武器説明欄によると修理に出した際に色を変えたとの事。しかし、立ち絵の都合とはいえ劇中では一瞬で色が変わっていたり、見映えが考慮されたのか敵と味方でマガジンの位置が左右入れ替えられている。
持ち主の懲りない性格に似て頑丈らしい…。
名称の由来については定かではないものの、トレーディングカードゲームの用語に「マリガン」(最初の手札が悪いとき、条件を満たせば引き直せるルールのこと。由来はゴルフでティーショットをペナルティーなしで打ち直すこと)というものがあり、そこからではないかという説がある。
性能
通常版
「こういう状況なら…うわぁ!?」
初期レアリティ | 攻撃 | 防御 | 役割 | ポジション | クラス | 武器種 |
---|---|---|---|---|---|---|
☆☆☆ | 神秘 | 重装甲 | STRIKER | BACK | アタッカー | MG |
多人数相手に強く、複数の敵に対する攻撃が得意。
EXスキルでは爆弾を投げて円形範囲内の敵にダメージと、やはり広域攻撃。
ノーマルスキルでは30秒おきに敵1体を攻撃するが、このときに複数の敵が集まっていると跳弾が起きて2体の敵にも同数値のダメージを与えられる。発動中はターゲットを変更しない(そのためターゲットを倒してもそのまま発砲を続ける)が、跳弾は当たった敵を倒した場合別のターゲットに変更されるので、無駄撃ちにはならない。
総力戦のゴズではこのスキルがうまい具合に雑魚の出現タイミングとかみ合っており、出てきたらコユキが勝手に掃討してくれる、ということも。新春ムツキがいない場合はコユキを採用するのも有効。ただし、高難易度になってくると仕留め切れない場合もある。ほかのアタッカーの力を借りるとよい。
本人の性格を反映してEXスキルとサブスキルでは運の要素が絡んでおり、出た目に応じてダメージと攻撃バフの数値が変動する。(威力およびバフの倍率は散弾>電磁パルス>爆発の順)…が、実はアタリとハズレでそれほど顕著な数値のバラつきがなく、意外と堅実だったりする。
むしろ同じミレニアムにはもっと極端なギャンブル性能の生徒がいる。
なお、F.SCT攻略戦でもこの姿で戦闘に参加するが、実装前だったからかスキルは一切使用しない。ちょっと強くて堅いモブ生徒、くらいの認識でいいだろう。
地形適性は市街地戦が得意で、逆に屋外戦は苦手。ただし、コユキは遮蔽物を使わないので、市街地戦が得意とはいえど遮蔽物の利用が重要な戦闘では注意が必要。
余談
コユキとその特殊能力の元ネタ
恐らく、コユキの特殊能力の元ネタはUNIX系のsudoコマンド、コユキ自身の元ネタはそのsudoコマンドを乱用するユーザーであると考えられる。
- コユキの特殊能力の元ネタについて
コユキの特殊能力の元ネタはsudoコマンドであると考えられる。
sudoコマンドというのは、本来、root権限(スーパーユーザー。全てのコマンドを自由に使用できる権限レベル。windowsで言う管理者権限よりもさらに強い)が無いと使用できないコマンドを、一時的にスーパーユーザー権限で実行することができるようにするコマンドである(ただし全てのLinuxディストリですぐに使えるわけではなく、Ubuntuなどではこれがデフォルトなのに対し、FedoraやCentOSなどのRed Hat Enterprise Linux系統のディストリなどではデフォルトでは無効であることがある。そのためsuコマンドでスーパーユーザーに昇格してsudoを使えるように設定する、という手順が必要)。権限は永続ではないため、sudoコマンドで一時的にスーパーユーザー権限を得ても時間が経つと権限を失う。
要は、本来は力を持たない者でも、強制的に大きな力を得ることができるコマンドである。
- コユキ自身の元ネタについて
コユキ自身の元ネタはsudoコマンドを乱用するユーザーであると考えられる。
sudoコマンドは、その誰でも使用できてしまうという性質故に、このコマンドの重大さを理解していないユーザーが乱用し、システムを破壊するなどといったトラブルを引き起こしてしまうこともある。
これは、自分の能力の重大さについて理解しておらず、乱用してしまいよくトラブルを引き起こすコユキそのものである。
また、そのシステムで初めてsudoコマンドを実行しようとすると、初回限定で以下のような警告文が表示される。
あなたはシステム管理者から通常の講習を受けたはずです。
これは通常、以下の3点に要約されます:
#1) 他人のプライバシーを尊重すること。
#2) タイプする前に考えること。
#3) 大いなる力には大いなる責任が伴うこと。
要は、「sudoコマンドを使うならこれらの3つの事を守りましょう」みたいな意味合いの警告であり、これらを守れないユーザーはすなわちsudoコマンドの乱用者、ということになる。
これもまた、他人のプライバシーを尊重せず、行動する前によく考えず、大いなる力には大いなる責任が伴うことを理解していないコユキそのものである…
ちなみに、公式のコユキの生徒紹介の
「にははは……!大きな力だあ……!え?大いなる責任?なんですかそれ?」
というのも、ここからから来ているものと思われる。
アニメ版の声優について
コユキの担当声優の乾氏はユウカ役の春花らんやノア役の鈴代紗弓と同じ事務所の後輩にあたる。ちなみに推し生徒もユウカ。
「ブルアカらいぶ」にはあっちっちスペシャルで初出演し、以降も公開生放送には全ての回に出演している準常連ゲストとなっている。
アニメ版でも、モブの傭兵バイトの担当声優を務めた。
3Dモデル化
2024年1月開催の3周年イベント「ブルアカふぇす!~3きゅーべりーまっち、先生♪~」で、会場の幕張メッセ現地でまさかの3Dモデルが公開された(後に公式YouTubeチャンネルでその動画が公開されている)。ミレニアムの生徒としては4人目であり、セミナーは実装済生徒全員が3Dモデル化を果たした事となる。
また、しいたけ目がキラキラ輝くという3Dモデルでしか再現できない地味に凝った演出まで取り入れられている。
謎の台詞
コユキの移動時に言う「ハッチャ!」というセリフ。長らく謎の台詞としてあれこれ先生達が考察していたが、3周年コメントで中の人が言及。曰わく「私もわからない、と思ってたんですけど」とのこと。また、2024年7月に3.5周年のアップデートが入った際、「CV鑑賞モード」に「字幕」が追加された。「ハッチャ!」と同様に謎の台詞とされてきたセクション移動の際に発する「あいどべー!」については「追い込めー!」であったことが判明したため、遂に「ハッチャ!」の正体も分かる…!という期待の声が上がったが、蓋を開けてみればそこに書かれていたのは
「はっちゃー!」の6文字のみであり、先生達に
結局「はっちゃー!」ってなんやねん!とつっこまれていた。
結局謎は深まるばかりであったが、YouTuberのチー牛速報氏が上げた「ブルアカに字幕機能が追加されたことで、長い間謎だった台詞の真実が明らかになるもやっぱり意味不明だったことが話題になるwwww」と言う動画に「マジレスすると、韓国語でよいしょという意味の헛차をちょっと可愛く表現して핫차(はっちゃ)に表記したけど、翻訳される時意味が伝わらず辞書にも出ないからただの奇声だと思われた結果、発音そのままハッチャになってしまったのではないかと思う」と言うコメントが打ち込まれ、信ぴょう性が非常に高く理由としても納得が出来るということから、先生達の間でかなり話題を呼び現在では有力な説の一つとされている。
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