概要
ミレニアムサイエンススクール生徒会長、調月リオが制作し、秘密裏に建設していた要塞都市エリドゥに配備していた戦闘用ロボット。メインストーリーへの登場はVol.2「時計じかけの花のパヴァーヌ編」が初出(メインストーリー外では、イベント「GetSet,GO!~キヴォトス晄輪大祭~」にてエネミーとして先行登場はしていた)。
極めて独特かつ前衛的(アバンギャルド)なデザインをしている。
モモイ「うわあっ!?ダサ……」
ミドリ「確かに、あんまり可愛いデザインじゃないけど……」
はっきり言ってデザインはどうしようもなくダサい。
子供の工作のような頭部に、ミレニアムの校章がでかでかと描かれたボディ。4本腕があり、右腕にはシールド(下)とバズーカ砲(上)、左腕にはガトリングガン(下)とアサルトライフル(上)で武装。下半身は戦車そのもので、脚部はキャタピラ。
どういうわけかリオは気に入っているらしく、エリドゥの管制室にミニチュアが置いてあった。モモイとミドリにデザインを酷評された際も「見た目は関係ない」と目をそらし、ちょっとしょんぼりしていた(先生に「本音が見えている」とツッコまれた)。
その割に戦闘能力は高く、4本の腕に備わった武装を猛烈な勢いで乱射する恐るべき必殺技を持ち、一同を一度は退けている。ゲーム本編でも最初の戦闘では絶対に勝てず、モモイから「見た目はダサいのにすごく強い」、ヒビキからは「外見からは想像つかない火力」と評されている。ちなみにメインストーリー(実装順)で所謂「負けイベント」が発生した(=先生指揮下の生徒達が敗北した)のはこれが初である。
更に巨体でありながらドローンで空輸可能で、戦闘開始時の演出として4体の飛行ドローンにワイヤーで吊り下げられた状態で空輸されているのが確認出来る。
幸いにしてチヒロの支援が間に合い、ハッキングを受け動作が鈍ったところを撃破された。
なお、シールドの独特の形状は黄金長方形が元ネタ。美術系の要素はこの一点のみである。
顔のデザインの残念さと、「最先端」といった意味合いも持つ「アバンギャルド」というネーミングから「先行者」が元ネタなのではないかと言われている。
バリエーション
アバンギャルド君Mk.2
アバンギャルド君撃破時、体力切れでその場に残ったエンジニア部が改造したもの。
角やスピーカーが取り付けられ、ボディはマキ監修のグラフィティ(ヴェリタスのエンブレム)が施してある。
武装も交換され、シールドとアサルトライフル、バズーカ砲を撤去し、右腕の武装をレールガンに換装。残る上2本の腕にはドリルが装備された。制御は完全にエンジニア部が掌握しており、これでエリドゥに押し寄せた正体不明のロボット相手に暴れまわった。
アバンギャルド君Mk.3
最終編「あまねく奇跡の始発点編」の「虚妄のサンクトゥム攻略戦」で登場。
武装や外観は元通りに戻されたが、格ゲーと音ゲーの達人である「UZQueen」ことユズの操作に対応できるようにエンジニア部の手で再度改修されている。コトリの説明によれば、フレーム単位で入力できるユズの動体視力に合わせた特注コントローラーで操作され、格ゲーのような操作感を実現しているのだとか。まだ色々と説明することがあったようだが、そこら辺は省略されたり制止されたりして明かされなかった。
廃墟化した遊園地での戦闘に投入され、色彩化シロ・クロと交戦した。
アバンギャルド君(護衛対象)
2023/11/08の合同火力演習にてなぜか護衛対象として登場。中身がメカなのかユズなのかは不明。
『護衛演習』という為、性能が下げられてるようでユーザーからは本編での活躍が嘘のように弱いと評判。
余談
リオがこんなダサいロボットのデザインを気に入っていたことから、一部の先生の間で「リオはセンスが壊滅的で、私服もダサいのでは?」という疑惑が持ち上がっているとか、いないとか。
2周年記念イラストではセミナー一同や犬型ロボットとともに登場。コユキの出番を奪っていった。固定武装のガトリングガン以外は下ろせるようで、シールドをお盆代わりに使ってこちらに手を振っているコミカルな姿を見せている。
メタな事を書くと、イラスト発注当時は制服コユキの情報はなく、バニー姿では浮いてしまう為と推測される。
ちなみに、ゲーム内で彼が最初に登場したのは晄輪大祭のチャレンジステージである。
この時点ではストーリーに未登場だったため、謎の存在だった。
関連項目
似たようなもの
関連イラスト