概要
『ブルーアーカイブ』に登場する学園で、学園都市キヴォトスにある。
科学技術に力を入れている新興の学園であり、「千年難題」という今の技術では解けない7つの難題に立ち向かう研究者達の集まり(セミナーの前身)を端緒とし、千年難題に取り組む実験や検証の過程で研究機関が増えてきた結果誕生した。
キヴォトスにおいて「最先端」「最新鋭」と呼称されるものの多くはここミレニアムで開発されたものであり、その多くがキヴォトスに普及している。そのため、歴史が浅いにもかかわらず、ゲヘナ学園やトリニティ総合学園などの巨大な古参校にひけを取らない影響力を持ち、キヴォトス三大学園の一角を担う。
学園の興りを知らない生徒も今は多いが、理念は変わらずそこで行われる研究は7つの難題の解決に繋がる過程であり手段とされている。
その一方、思索と研究を奨励する校風の反動からか、体力が低く他人と交わることを嫌う生徒が多く、一部の部活を除いてはあまりスポーツは積極的に行われていない。また、最先端技術を追求する校風の為か、ゲーム開発部のように古い技術を好む生徒は変わり者にみられるようだ。
研究機関としての側面を持つことからかなり出費は嵩んでいるらしく、学園の会計を担当するユウカは財政に頭を悩まされている。
ゆえに部活には規定が定められており、実質的な特務機関である特異現象捜査部以外は、どの部活も4人以上が所属し、かつ実績を証明する必要がある。両方を満たす必要があるのは「最近急に変わった」要件らしく、作中の描写では、ごく最近まで片方だけで部が認められた模様。
学園はかなり広く、主要施設間をモノレールで移動するようである(3駅存在するのが確認できる)。中央にはミレニアムタワーと呼ばれる超高層ビルがそびえ立っており、敷地内にはフィットネスセンターや発電所まで存在する。
都市化された中心は最先端技術が使われた建物ばかりだが、郊外はそうでもなく未開発地区があり、東アルプスの東丈山などキャンプ等に適した自然地域も存在する。
特に無人兵器が徘徊している「廃墟」と呼ばれし廃都市エリアは、多くの自動防衛機構が今もなお闊歩している危険地帯であり、かなり前から連邦生徒会により立ち入りが禁止されている状態。ただその理由については不透明で、内部には現ミレニアムでも手に余るオーパーツやオーバーテクノロジーが幾つも眠っている。
学園の校章
校章はミレニアムの頭文字である「M」の意匠化、更には「7」と数式では自然数を意味する「N」を組み合わせた物となっている。
部活動・委員会
古代史研究会
名前だけ登場。おそらくはミレニアムサイエンススクールの部活。
過去にゲーム開発部に襲撃されたことがある模様。
新素材開発部
現在はモブキャラクターのみ。「柔らかセメント」の研究で予算を獲得しようとしていた。ミレニアムプライスで1位を獲得していたため実力のある部活と思われる。
AI研究部
名前だけ登場。「起爆タイミングを自己判断する爆弾」の研究で予算を獲得しようとしていた。
ダイエット部
名前だけ登場。食事制限や運動をしないで、科学的な方法で体づくりをすることを目的とした健全な部活とのこと。
生活健康部
名前だけ登場。合法的な人体実験で、体質改善を目指す真っ当な部活とのこと。
海洋生物研究部
名前だけ登場。恐らくミレニアムサイエンススクールの部活。
イベント「Say-Bing!」にてエンジニア部に夏休みに使うレジャー用のロボットの開発を注文したことでトラブルを招いてしまう。
余談
名前の由来はゲヘナ、トリニティと並ぶことを考えると「千年王国」、7つの難題である「ミレニアム懸賞問題」をモチーフにしていると思われる。
その特出した技術力から本作の近未来的要素を一手に担っている学園として、宗教・格式的な側面の強いゲヘナ、トリニティとは全く異なるベクトルで存在感の強い学校であり、ユウカを筆頭に人気のあるキャラも多数存在する。
先端技術に一日の長があることから、最終編での連合作戦における基幹インフラの迅速な展開、古代人類が作り上げた超文明の解析・運用と『縁の下の力持ち』としてその実力を遺憾なく発揮することとなった。
他校との交流については、それ以外にもミレニアム製の製品が他学園に売り出されているのは珍しくない他、美食研究会がヴェリタスと交流をしていたり、ホストを務めた『晄輪大祭』で、多くの他校キャラとの絡みが多く見られる。