概要
『ブルーアーカイブ』に登場する学園。
昔から対立関係にあるトリニティ総合学園と並んで、学園都市キヴォトスでも一二を争うマンモス校の1つである。
「自由と混沌」を校風としている他、破天荒、型破り、粗暴な生徒が多く、それに銃撃戦が茶飯事というキヴォトスの価値観も加わっている為、領内の治安は非常に悪い。もはやこの学園内だけ世紀末のような有様で、学級崩壊は当たり前。教育機関としての機能はほぼ損失している。
活動を認められていない違法なサークルがいくつもあり、美食研究会や温泉開発部などといったテロリスト・危険集団として悪名が他校にまで広まっている部活も存在している。中には『会社』と称して独立を掲げる便利屋68のようなレアケースも。
結果各エリアの事故・事件数が年間100件を下回れば少ない方という有様で、該当する「アラバ海岸」と言うリゾートビーチはゲヘナ基準で比較的閑静と言われるほど。
生徒会の役割をもつ万魔殿も無責任な思いつきで校則を突如増やしたりするなど、まさに自由と混沌を体現した学校である。
一方、数少ない常識人である委員長のヒナを筆頭とした風紀委員会は厳格に風紀を取り締まっており、自由すぎるゲヘナ生や万魔殿の対処に日々追われている。他にも一部ではあるが真面目な生徒も存在し、そういった生徒たちは荒廃した第1校舎を離れ、第2校舎に集まって勉強しているらしい。
このような有様なので、キヴォトス最大手ながら提携を取りたがる勢力は殆どいない。例としてハイランダー鉄道学園のゲヘナ支部は、無賃乗車やハイジャック等が横行している影響で荒んでおり、裏家業と提携して維持している程。
特に思想や気風、モチーフ(天使と悪魔)的にも正反対であるトリニティとの関係は非常に険悪で、長く対立が続いており、連邦生徒会によりその解決が図られている。
メインストーリーVol.3「エデン条約編」では、その件が物語の主軸となっている。
自治区内ではヒノム火山と呼ばれる火山がある影響か温泉が多いらしく、温泉開発部が勝手に開発・改修した温泉施設もそれなりに存在している。そんな土地柄ゆえなのか、中には70℃にも及ぶという熱湯風呂がメジャーであり、これは体が頑丈なキヴォトスの住人全体から見ても高温らしい。
また、同時に作物の生育にも適した環境として食文化も優れているらしく、「ゲヘナで採れるカカオは最高級の味がする」と専らの評判。なお、温泉開発部曰く「地下水には凄い効果がある」と言われている。
一応学校組織の為、定期的に修学旅行も行っている他、仮面をつけて参加する祭りもある模様。
なおヒノム火山には「アビス」と呼ばれる未開の地があるが、詳細は不明。トリニティの「カタコンベ」やミレニアムの「廃墟」と同様であると推測されている。
ちなみに『便利屋68業務日誌』では廃墟が立ち並ぶスラム街も存在し、便利屋68は作中ではここにある「ゲヘナ第一公園」に事務所としてテントを張っていた。
キヴォトスの立地は謎が多いがトリニティとはほぼ隣接していると思われアビドスとも近い位置関係があると思われる。
学園の校章
部活動・委員会
パンデモニウム・ソサエティー(万魔殿)
風紀委員会
便利屋68
美食研究会
給食部
温泉開発部
救急医学部
キラキラ部
懲戒委員会
ティザーPVにルームプレートのみ登場。
余談
モチーフ
モチーフは悪魔であり、角やコウモリの翼をもった生徒が大半を占めており、武器も赤や黒などダークな装飾がなされている。ある生徒の学生証には「種族:悪魔」との記述があり、本物である可能性も高い。なお、学園名になっている「ゲヘナ」とは聖書で地獄を指す。
一方で、軍服を思わせる制服などミリタリー色も強い。
万魔殿が運用する戦車や火器、制服などを見るにドイツもモチーフの模様。
関連タグ
アビドス高等学校 トリニティ総合学園 ミレニアムサイエンススクール
百鬼夜行連合学院 山海経高級中学校 レッドウィンター連邦学園
ヴァルキューレ警察学校 SRT特殊学園 アリウス分校 連邦生徒会
保有兵器・車両等
ティーガーⅠ…万魔殿が所有。名前は超無敵鉄甲虎丸。タイトル画面や戦闘でイロハとイブキが搭乗している。
飛行船…万魔殿が所有。「エデン条約編」アリウス分校によって爆破されたが、その後新しいものを買い直した模様。例によって上部に赤いヘイローがある。
ホルヒ 108…セナの搭乗車両の他、フウカ所有の給食部車両として有名(詳しくは本人の記事で)。
他校との関係
トリニティ総合学園:上記の通り犬猿の中だが、個々人としての印象は様々。件の「エデン条約」も最初から成功の芽があったのかは怪しい。
百鬼夜行連合学院:イベント「不忍ノ心」や「にぎにぎと ゆきゆきて」では、結果的にだが万魔殿に好印象を残し、ゲヘナの修学旅行先に選ぶなど今のところ関係は良好。
レッドウィンター連邦学園:生徒会のノリが似た者同士。ミニストーリーにおけるゲヘナ側の侵略計画もうやむやに消えた為、好意的とも敵対的とも言えない複雑な関係を維持している。