「邪魔をするのだな……どうなっても知らないぞ?」
プロフィール
人物
ゲヘナ学園の温泉開発部部長。部員のメグは3年生であるが、部長のカスミは2年生である。メグをはじめ、部員からの信頼は厚い模様。
臙脂色の温泉開発部のロゴ入りシャツに黒い短パン、その上から萌え袖状態の白衣を羽織る。
短パンからはシャツの裾がはみ出てしまっている。そして手には起爆用と思われる端末を持っている。足元は素足にサンダル履き。
そこに源泉があると目星をつければ建築物だろうとなんであろうと手段を選ばずに爆破して更地にし、温泉開発してしまう問題児。
趣味にあるように主目的は温泉開発だが、発破も趣味の一つであり、芸術的な爆発を求めている。ゆえに此処では源泉の期待が薄いと判断したとしても"芸術的ならば"発破を強行することもある爆弾魔にして破壊魔。
拘束中でもどこかに爆弾を隠し持っており、誰にも気づかれずに設置するなどその手腕も超一流。そのため部員共々テロリスト扱いされており、目下指名手配中。
極めて剛胆な性格をしており、普段の言動からは単純で思考回路も浅いような印象を受けるが、実際は非常に狡猾で賢い人物。普段見せているアホっぽい言動も全て「そのほうが色々と動きやすい」という理由で意図的に装ったキャラ付けである。
そういった仮面を外した彼女は僅かな情報だけで利害関係に落とし込んで相手を味方につけたり、その場の状況を利用して多数の人間を唆し自分に都合の良い方向に持っていくなど、人心掌握に長けた知能犯として大暴れする。
タチの悪いことにカスミの行う交渉や扇動は「このようにしたほうが君達にとって都合がいいんじゃないのか?」とあくまで強制はせず最終的な選択を本人の意思に委ねるため、生徒の選択や意思を尊重するスタンスで一貫している先生も下手に口を出せず、そうして引き起こされた暴動は外的要因で鎮圧される以外に止める手段がなくなる。加えて必要とあれば脅迫や人質も平然と行うなど、キヴォトスでも最凶格の犯罪者だと言える。
基本的に怖いもの知らずだが、話術を主力とするだけに話の通じない、もしくは自分の話に流されずに行動を移せる相手が苦手。加えてフィジカルも強い方でないため、その両方を備える風紀委員長の空崎ヒナは最悪の天敵であり、よほど酷いトラウマを負っているのか実戦で相対するとパニック発作で泣き叫びながら崩れ落ち、完全に行動不能となる。
あまりの豹変ぶりから一部では「これも演技なのでは?」という疑問が浮上しているが、イオリに名前を出されただけで怯えていたほか、ヒナ側からは一切油断ならない人物であると評され徹底的に警戒されているため、対面したくない相手であることは間違いないだろう。
また他者の心理につけ込む行為こそ得意だが、本人自身も調子に乗り易い性格のため、知らず知らずのうちに地雷を踏み抜き手痛いしっぺ返しを食らうことも。
一方、上述した頭脳ゆえか意外とゲヘナでも有数の勤勉家で、温泉開発のための地質学や建築学、化学などの学習には余念がなく、複数の論文を読み漁るほどの知性も有している。
一方で自身の危険性からくる孤高ゆえの孤独も感じているようで、本心から頼れる他者、静かな時間を共有できる誰かを心の底では求めている。そのため、自身を危険視せず、必要とあれば静かに寄り添ってくれる先生には次第に心を開き始めている。
メインストーリーやイベントストーリーへの登場は度々見られたが、フルネームやCVの発表は2023年9月末のイベント「Trip-Trap-Train」から。
前述の狡猾な面をこれでもかと発揮して状況をかき乱し、イチカや先生、乗り合わせていた不良たちを口八丁で味方につけていく、まさに悪魔と呼ぶに相応しい活躍(?)は必見。しかし調子に乗ってやりすぎてしまい…
武器
固有武器は「レッド・レクター」。モデルは恐らくワルサー社のフォルクス・ピストーレ。
レクターといえば小説の登場人物で有名なカニバリストであるハンニバル・レクター博士が思い浮かぶ人もいるかもしれないが、イベントで共演し同時期に追加されたイチカの武器名が「レッドドラゴン」であることからモチーフになっている可能性はかなり高い。
余談だが、続編である「羊たちの沈黙」では主人公がレクター博士から「お嬢さん」と呼ばれており、カスミがイチカをお嬢ちゃん呼ばわりしているのはここに掛かっているものと思われる。
性能
通常版
「よっし!さぁ、始めるぞっ!」
初期レアリティ | 攻撃 | 防御 | 役割 | ポジション | クラス | 武器種 |
---|---|---|---|---|---|---|
☆☆☆ | 振動 | 重装甲 | STRIKER | MIDDLE | アタッカー | HG |
EXスキルは巨大なドリルを突っ込ませ、範囲内の敵にダメージを与えつつ防御デバフを付与する。
デバフ量は最大33.5%と防御デバッファーとして名高いアカネに肉薄する数値となっており、コストも4と範囲攻撃であることを考慮すると軽め。
ノーマルスキルは35秒毎に円形範囲内の敵に最大432%のダメージを与える。
こちらはEXスキルとは違い特に付随効果はない代わりに威力がノーマルスキルとしては高めに設定されている。
サブスキルはEXスキルを3回使用する度に最大1204%の追加ダメージを発生させる。
頻度に難有りな代わりに倍率がぶっ飛んでおり、発動するタイミングも調整可能であるため様々な可能性を秘めていると言えるだろう。
広範囲に防御デバフを撒きつつ特定のタイミングで超ド級の一発をお見舞いする、堅実だがロマン溢れるという、なかなかにカオスで彼女らしい性能の持ち主。
実装時点では弾力装甲の敵があまりいなかったため活躍の機会が乏しかったが、新総力戦「クロカゲ」の実装で存分に暴れられる環境が到来。
広範囲への攻撃や防御デバフが重要なクロカゲにはカスミの性能が尽く刺さっており、デバッファー兼サブアタッカーとしてメインアタッカーの水着ハナコやデバッファー兼サポーターのキキョウと並び非常に高い採用率を誇っている。
特にキキョウとはEXでの防御デバフという役割が被っており競合の懸念が一部から上がっていたが、蓋を開けてみれば甲乙つけがたい性能差となっており、結果として使用率は互角となっていた。
デバフ量と火力を求めるならカスミ、他ユニットのサポートを重視するならキキョウと使い分けるのが良いだろう。
余談
ヴィランとしての元ネタ
武器の項目で記載した通り、レッド・ドラゴンに登場する殺人鬼ハンニバル・レクター博士をモチーフとした要素がそこかしこに見受けられる彼女だが、実はノーマルスキルの名称はバットマンに登場するジョーカーのセリフを捩ったものだったり、絆ストーリー2話のタイトルやそこでカスミが語った自論がHELLSINGの少佐が掲げる美学と似通っていたりと、レクター博士だけに留まらず様々な有名ヴィランをモチーフにしたネタがそこかしこに詰まっている。
上に挙げた作品達を知っている先生達は今一度イベストや絆ストーリーを読み返してみると新たな発見があるかもしれない。
家具モーション
カスミの実装に伴いカフェ用家具モーションも追加されたが、それが何故か原作では一切接点がない敵対校所属の宇沢レイサと同じ原木のテラステーブルとなっている。
カスミ実装まではレイサが大の字で寝て独占していた原木のテラステーブルだが家具モーション自体はどちらか一人にしか適用されないため、カスミとレイサ両方がカフェに来た場合カスミに家具モーションを取られる様が、家具未設置時のネガティブな言動の多さも相まって、「いつも通りカフェで寝に来たレイサがカスミにテラステーブルを占領されていたため、恐れ戦いて路頭に迷ってるようにしか見えない」とネタにされることとなった。
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- 鬼怒川温泉…実在の温泉地で近くに鬼怒川が流れている。部分的に廃墟となっているのは哀愁漂うものがある。