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その人の名を口に出してはならない。
「名前を言ってはいけないあの人」は偉大な事を為したのだ。
恐ろしい!・・・しかし、偉大な事をな・・・


演:リチャード・ブレマー(第一作)、レイフ・ファインズ(第四作以降)
吹き替え:江原正士

概要

ハリポタ本編のラスボス。
魔法界の歴史上最強にして最悪の魔法使い。
闇の魔法使いや闇の生物を束ねる闇の帝王。
その恐ろしさから名前を呼ぶことすらはばかられ、「例のあの人」「名前を言ってはいけないあの人」と呼ばれる。

人物

「純血主義」の名の下に反対勢力を弾圧し魔法界に暗黒時代を招いた。当時最も強力とされた魔法使いたちをことごとく滅ぼし、己が殺した亡者たちで軍隊ができるほどに人を殺した。
その凄まじさは一世代前に史上最強にして最悪と謳われたゲラート・グリンデルバルドの存在を人々の記憶から完全に霞ませてしまったほど。
彼を中心として起こった戦いは英国魔法史において開闢以来最悪の暗黒時代とされ、第一次魔法戦争、第二次魔法戦争として語り継がれているという。

来歴

1926年、誕生。
1938年、ホグワーツ入学。スリザリン寮に選ばれる。
1942年、監督生に選出される。秘密の部屋を開き複数の生徒を殺傷。罪をハグリッドに着せる。
1943年、父と叔父を殺害。
1944年、ホグワーツ主席に選出される。
1945年、ホグワーツ卒業。
1946年、ボージンアンドバークスに務めるがヘプシバ・スミス殺害に関与し蒸発。
1956年、ダンブルドアと決別、ヴォルデモート卿の名が浸透。英国民から幅広い支持を得る。
1970年、第一次魔法戦争を起こす。本性を現したヴォルデモートを人々が恐れ始める。
1970年代後半、英国魔法界を支配する。その名を呼ぶ事を憚る習慣が生まれる。
1979年、闇の帝王を滅ぼす可能性を持つ唯一の存在が生まれる予言を知る。
1981年、予言の子ハリーに死の呪いを反射され一時的に破滅する。第一次魔法戦争が終結する。
1994年、肉体を取り戻す。第二次魔法戦争を起こす。
1997年、魔法省を制圧。今回は表には姿を現さず黒幕として英国魔法界を支配する。
1998年、グリンデルバルドを殺害、ホグワーツの戦いでハリーに敗れ完全な破滅を迎える。第二次魔法戦争が終結する。

性格

ダンブルドアが「開闢以来最も危険な魔法使い」「通常我々が悪と呼ぶものを超越している」とまで評するほどに邪悪。
敵にも味方にも一切容赦がなく、邪魔な石ころをどけるのと変わらない心情で人を殺してしまう。
しかし、自分の力が極まるまではその邪悪な本性を決して人前に晒そうとはしなかった。若年の頃は持前の頭脳や端正な容姿といったカリスマ性を主軸に手下を束ねており、用意周到な計画と知略によって数々の完全犯罪を成し遂げるなど現在とはほとんど別人。

愛に基づく魔法を過小評価しており、学生時代からダンブルドアと多くの議論を重ねたが平行線をたどった経験がある。成人後も闇の魔術を研究する過程で愛が闇魔術に勝るというダンブルドアの自説を否定し続けてきた。

「依存」を何より嫌う。幼少期から何事も一人で事を成したがり、初めて魔法界に足を踏み入れた時から一人で教科書を揃えてホグワーツに出向き、以来現在に至るまで家族や友人を必要としたこともない。
そんな彼が唯一気を許す存在が巨大な雌蛇であるナギニ
愛を否定するヴォルデモートだが、ダンブルドアが言うには「もしもヴォルデモート卿が何かを好きになる事があるとすれば、それはナギニじゃろう」との事。

能力

ダンブルドアをして「存命中の魔法使いの誰をも凌ぐ広範な知識を備える」「わしがどれほど複雑な魔法を用いてもヴォルデモートには破られてしまう」と言わしめる力を持つ。
戦闘においては死の呪い「アバダ・ケダブラ」を主軸に炎の大蛇やニワトコの杖の呪文さえ弾く「銀色の盾」などを操る。
作者曰く、彼は魔法の深淵にある法則をいじくっており、究極的な力と技を発揮する事ができた(しかし、ハリーの杖がヴォルデモートに対してのみ異常に強力になるという事象の原因でもあったという)。

開心術の腕前は人知を超えると称され、他人の記憶を自由自在に改竄する事もできる。
自身で闇の魔術の探求も行っており、欠損した肉体を修復する魔法(ピーター・ペティグリューに用いた)、煙のように空を飛ぶ魔法などを開発している。
また、一定の条件下において運命を操作することができ、かつて「闇の魔術に対する防衛術教授が1年以上在籍する」という事象が未来永劫排除されるよう運命を操作した。
ヴォルデモートの呪いによって操作された運命はダンブルドアがニワトコの杖を用いてさえ修正することはできなかった。
作者は箒なしで空を飛べる人物を「魔法使いの中のトップ1%、そのさらに上位の者だけ」としており、ヴォルデモートはこの条件に当てはまる数少ない存在となる(ダンブルドアでさえ空を飛ぶには箒を用いる)。

8巻にあたる「ハリー・ポッターと呪いの子」ではネビルが死亡してナギニが倒されなかった場合の未来が描かれているが、こちらはヴォルデモートが戦況を覆し、闇の陣営が勝利する事となった。つまり、ヴォルデモートたった一人で「ホグワーツの戦い」の勝敗が左右されるほどの力を有していたという事になる。

不死魔術ホークラックス分霊箱)により魂を7つ(実際には8つ)に引き裂いており、その全てを破壊しなければ倒せない。グリンデルバルドを倒したダンブルドアも、ヴォルデモートを倒す手がかりを掴む、ただそれだけで人生の大半を使う事になった。

映画版では素手で魔法を使う場面が増加している。また、分霊箱が破壊される毎に本人も弱体化する設定が加わっている。しかし、忠誠心を得ていないニワトコの杖で、真の所有者であるハリーと戦うというハンデを背負いながらも、最後の分霊箱が破壊される瞬間まで、彼の呪文の威力はハリーを上回っていた。

正体

暗闇の王者


かつてホグワーツで最も優秀だったと言われる学生トム・リドル
過激な純血主義者だが、本人はマグルの父と魔法使いの母との間に生まれた混血。マグルの父と同じ名前を嫌い、学生時代から密かにヴォルデモート卿と名乗っていた。
ホグワーツの創始者の一人、サラザール・スリザリンの末裔。さらに死の秘宝の一つ、「蘇りの石」の作成者であるカドマス・ペベレルの子孫でもある。
当時は現在のヴォルデモートと違ってグリンデルバルドに近い知能犯タイプである。力よりも自身の容姿や巧みな話術といった人心掌握を主軸としていた。

元々はハリーも認める程の美形だったが、不死魔術ホークラックスによる肉体改造の影響で今は蛇を思わせる姿に変貌している。
肌は青白く、鼻は無理やり切り込みを入れたように潰れ、瞳は赤く切り裂いたように細い。
もっとも本人は父親似な顔への未練はなかったらしく、作中では気にも留めていなかった。

結末(ネタバレ注意!!)





































































第二次魔法戦争の末期に勃発した「ホグワーツの戦い」において、アルバス・ダンブルドアの計略とハリー・ポッターの活躍により全ての分霊箱を破壊され、最終的には1998年5月2日にハリーとの一騎打ちで敗北し命を落とす。71歳没。ヴォルデモートの敗因は様々な要因が複雑に絡み合っているが、簡潔にまとめると以下の2つとなる。

  • ヴォルデモートが生きている限りハリーが死ななくなっていた
    • 1981年10月31日にヴォルデモートが当時1歳のハリーを殺すべく放った"死の呪い"(アバダ・ケダブラ)はリリー・ポッターの愛による防御呪文で撥ね返され、逆にヴォルデモート自身が肉体を失う結果となったが、実はこの時もう一つ重要な事が起こっていた。
    • あくまでもダンブルドアの推測によるものだが、ヴォルデモートの魂は度重なる分霊箱の作成によって非常に不安定な状態になっていたため、両親のみならず幼子までも殺そうというダンブルドア曰く「言語に絶する悪行」を為した時、ヴォルデモートの魂は本人が意図しない形で引き裂かれ、その欠片がその場にいた唯一の生きた魂…すなわちハリーに引っ掛かった。つまり、ハリーは「ヴォルデモートが意図せずに作ってしまった分霊箱」だったのである。ハリーが蛇語を話すことができたり、ヴォルデモートとの間に精神的な繋がりが生じていたのは、彼の魂にヴォルデモートの魂の欠片が付着していたためであった。
    • 1995年6月、ヴォルデモートはワームテールクラウチJrの協力によって、蘇生魔術で自身の肉体を復活させた。この時、儀式に用いる材料として「父親の骨」「しもべの肉」「敵の血」の3つを揃える必要があったのだが、このうち「敵の血」としてハリーの血液を使った。これによって、ヴォルデモートの肉体はハリーの中にあったリリーの防御呪文まで一緒に取り込んでしまったため、ハリーはヴォルデモートの肉体が生きている限り死ななくなったのである。
    • ヴォルデモートはこのことに気付かないまま、「強力な魔法特性をもったもの」という分霊箱を破壊することが出来る条件を満たす"ニワトコの杖"を用いて"死の呪文"をハリーに使用した。当然、上記の理由でハリーを殺すことはできず、ハリーの中にあったヴォルデモート自身の魂の欠片のみが破壊される結果となった。

  • "ニワトコの杖"の忠誠心を得ていなかった
    • 作中でオリバンダー老人が語ったところによると、全ての杖は持ち主を選び、その持ち主に対し忠誠心を持つ。そのため杖の忠誠心を得ていない魔法使いや魔女がその杖を使うと、唱える呪文の威力が弱くなってしまう。忠誠心は不変ではなく、勝ち取ること(殺害する、武装解除する、力尽くで奪取する、など)によって次の持ち主に移る。ただし、計画された死(殺す・殺されることを事前に示し合わせる)では忠誠心は変化しない。
    • 通常の杖は、持ち主が変わった場合、新しい持ち主に対する強い忠誠心を持つものの、以前の持ち主への忠誠心も完全には失わない。しかし、"死の秘宝"の一つで、「死の杖」「宿命の杖」とも形容されるほど強力な魔法特性を持つ"ニワトコの杖"の場合、新しい持ち主への忠誠心が非常に強く、以前の持ち主への忠誠心を完全に無くすという特徴がある(そのため「殺人によって継承されてきた」という伝説がある)。
    • この杖は長きに渡ってダンブルドアが所持していたが、自分の死期を悟ったダンブルドアは"ニワトコの杖"の忠誠心が自分以外の誰かに移動しないように、スネイプと示し合わせて「スネイプがダンブルドアを殺す」という計画を立てた。結果的にこの計画は、スネイプが殺す前にドラコ・マルフォイがダンブルドアを武装解除したことで、"ニワトコの杖"の忠誠心がドラコに移ってしまい、成功しなかった。
    • ヴォルデモートはダンブルドアの墓から盗み出すことによって"ニワトコの杖"を入手したが、杖の忠誠心は得ていなかった。彼は「ダンブルドアを殺した」スネイプが杖の忠誠心を得ていると勘違いし、ナギニに命じてスネイプを殺害させたが、上記の通りスネイプは忠誠心を得てはいなかったため、ヴォルデモートが"ニワトコの杖"の忠誠心を得ることはできなかった。
    • 一方、"ニワトコの杖"に触れることなく忠誠心を勝ち取ったドラコであったが、マルフォイ邸で繰り広げられたハリー達と死喰い人との戦闘において、ハリーがドラコから彼の杖(オリバンダー製)を奪い取る。この時、彼の杖の忠誠心がドラコからハリーに移動するが、同時に"ニワトコの杖"の忠誠心もハリーに移動した。これにより、"ニワトコの杖"の真の所有者はハリーとなった。
    • 最終的にヴォルデモートはハリーと対峙した際に"ニワトコの杖"の忠誠心が自分ではなくハリーであることを告げられ、これまでに犯した罪に対する悔恨(分霊箱の作成によって分割された魂を元に戻す唯一の方法であるが、自らを滅ぼすほどの苦痛を伴うとされる)のチャンスを与えられたが、これを無視し、"ニワトコの杖"を用いて"死の呪い"をハリーに放つ。しかし、"ニワトコの杖"の強固な忠誠心によって、杖の"真の所有者"であるハリーに"死の呪文"は効力を発揮せず、逆にハリーの放った武装解除呪文によってヴォルデモート自身に跳ね返った。

このように幾重にも重なった要因によって、ヴォルデモートの魂と肉体は完全に滅び去った。死後、その魂はゴーストになって現世に戻ることも死後の世界に進むこともできず、永遠に生死の世界を彷徨うことになった。

LEGOムービー

「レゴバットマンザ・ムービー」キングコングサウロン達とサプライズゲストとして出演 (ちなみに、ヴォルデモートの出自にはサウロンの親玉冥王モルゴスと似ている部分もある。また、MERPにはクトゥルフ神話と似た描写の存在が登場するが、そこに「名前を言ってはいけない存在」も含まれている)。

 極悪ゾーンに投獄されていたところをジョーカーの手引きで脱獄。魔法を使って活躍したものの、バットマンファミリーの活躍で再びファントムゾーンへ投獄された。

 子供向け映画である為か、映画版で多用したアバダ・ゲダブラなどは使用せず、浮遊術や変身術などを使う程度に留まっている。

 演じたのはエディー・イザード(日本語版は山路和弘)。ハリポタ映画版でヴォルデモートを演じたレイフ・ファインズが出演しているものの、こちらのファインズはアルフレッド・ペニーワース役を演じている。

関連イラスト

ヴォルデモート
VS:Voldemort



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ハリポタ トム・リドル

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