もしかして→秘密の部屋
概要
『ハリー・ポッター』シリーズ第2章。ハリー12歳〜13歳の物語。
全体的に前作と同じような物語の構造を取りながらも、血統や魔法省などの要素が取り上げられ、世界観にやや深みが増している。
本作では秘密の部屋と呼ばれる学校の開かずの間の伝説とそれに纏わる怪事件が起こり、ハリーの親友ロンの妹、ジニー・ウィーズリーと、学校に棲むゴーストの一人、嘆きのマートルがキーパーソンとなっている。
またこの事件がきっかけでホグワーツ創設者となった四人の魔法使い達の確執と、そのうちの一人サラザール・スリザリンが残した千年に亘る負の遺産も明らかになる。
ウィーズリー家(ロンの実家)やマルフォイ家(ハリーのライバルドラコの実家)の家庭環境や価値観の違いも、上記の血統というテーマに付属する要素として注目できる。
また、ハリーがスリザリンに入るべきだったのか?という組み分けも一つのテーマとして取り上げられている。
映画版は第1章と同じくほぼ原作に忠実で、同じ監督の作品。(第3章からは原作のカットがかなり多い)
本章のダドリー
メイソンさんへの見えすいた世辞を披露し、ペチュニアを感涙させていた。