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概念


ウィザーディング・ワールドには血統という概念があり、その背景には魔法族の血がより純粋なことが好ましいという風潮ーー「純血主義」がある。この思想に則れば、魔力のない人間やそのような両親を持つ者の血は忌避される。
魔法の遺伝子は顕性であり、回復性がある。

血統一覧


純血/ピュアブラッド

(代表:ロン・ウィーズリードラコ・マルフォイシリウス・ブラックベラトリックス・レストレンジ)

純血主義における正義。純血同士が結婚することで魔法族の血の純度が保たれている。よって、純血同士は皆親戚関係である。

ただし1990年代には100パーセント魔法族の血しか入っていない家系は非常に稀となっている。機密維持法が制定されるまではマグル、あるいはマグル生まれとの婚姻は一般的であった。
マルフォイ家やレストレンジ家でさえ、本人たちは認めないが先祖のどこかでマグルの血は混ざっているのだ。

つまり、「純血」であるというのは血統の証明というよりも、魔法族との婚姻を優先するというイデオロギーや、古くから魔法界に家族ぐるみで貢献してきた旧家であるというステータスに近い。また、血の純度が高ければ高いほど魔法力が高いという風潮もある。(正確な根拠はなく、反例はありすぎるほどある)
どちらかといえば血に固執過ぎたせいでも多々見られる。

純血の中でも歴史ある28の家を「聖28一族」と呼ぶ。その中でも英国魔法界の王族とされるのがブラック家である。

また、純血家系でありながら血統に執着しない旧家のことを「血を裏切る一族」と呼び、ウィーズリー家が代表格。なぜ彼らも聖28一族に入れられているのかは明言されていないが、ウィーズリー家が昔から他の純血の家系とも深く血の繋がりがあることは注目すべき点だろう。
ちなみにウィーズリー家自体は自らがマグルとの血縁がある家であることを誇っており、聖28一族の発表のときは抗議した。

純血主義の身内優先の気質はスリザリンと親和性が非常に高く、ブラック家やマルフォイ家などは代々スリザリンに入寮している。そもそもサラザール・スリザリンこそ純血主義の祖であるので当たり前であるが……。もちろん、純血や純血主義者の全てがスリザリン出身というわけでもない。

古くから魔法社会にコネとカネがあるぶん恵まれていると言える。魔法省と関わり深い者も多い。言わば保守・既得権益層なのである。

あの人が純血主義を旗頭にした際は裏で多くの純血主義者が傘下に加わった。魔法使いの卵が集うホグワーツではスリザリン生によるマグル生まれへの“悪戯”も多くあり、この辺りから「スリザリン=純血=闇の魔術」という印象は加速しはじめる。

混血/ハーフブラッド

(代表:ハリー・ポッターセブルス・スネイプトム・リドルリーマス・ルーピン)

マグルやマグル生まれの血が幾らか混じっている血統のこと、日本語版では「半純血」とも訳される。
下記の通り、三パターンが存在する。

説明代表例
1片親が純血の魔法族、もう片方がマグル生まれの魔法族ハリー・ポッター、母親がマグル生まれの魔女
2片親が純血の魔法族、もう片方が魔法力のない普通のマグルセブルス・スネイプ、父親がマグル
3片親ないし両親が混血の魔法族アルバス・ポッター、父親が半純血の魔法使い
つまり片親がマグル、または、マグル生まれの魔法族、そして片親又は両親が混血という全てのパターンが混血となる。
純血でない魔法族の一家はだいたいこれであり、魔法界のマジョリティと言える。

純血主義的には中級階級。混血を全員絶やすと人口が激減するため、ヴォルデモートがホグワーツ支配した際も無意味に殺されることはなかった。
片親が純血の魔法族であってもマグル、マグル生まれ、混血の方の親の姓を受け継いでいる場合は間違いなく混血であるとバレてしまう。
これは前述した通り純血の一門は魔法界で名前が知られているためである。

なので混血の純血主義者は、自分が純血の「○○家」の血を多少なりとも引いていることをアピールする必要がある。
例えばトム・リドルが名前を変えスリザリンの継承者であることを強調したり、セブルス・スネイプが純血であった母のプリンス姓を強調した二つ名を名乗ったりしていた。彼自身、友人との不可逆的な別れを迎えるまでは純血主義者であった。
地味にドローレス・アンブリッジも自分は聖28族セルウィンの血を引いていると大嘘をついている。ちなみに彼女の出自を疑ってかかった者は密かに排除された。

このようにコンプレックスからか、むしろ混血でも魔法の血に拘泥することはある。
そのため純血主義者や死喰い人には混血も大量に存在する。

また、恐らく偶然だろうが、作中最上位の実力者には混血が多い。
(本編最強クラスといえるアルバス・ダンブルドアトム・リドルミネルバ・マクゴナガルセブルス・スネイプはいずれも親か祖父母にマグルがいる。)

マグル生まれ/マグルボーン

(代表:ハーマイオニー・グレンジャーリリー・エバンズ)

純血主義者から強く軽侮され嫌悪される魔法族。
その名の通り両親共にマグルである魔法族のこと。
おそらく先祖に魔法族がいて隔世遺伝を起こしたか、または突然変異の結果と考えられている。
両親にマグルだけでなくスクイブ(後述)がいた場合もマグル生まれ扱いとなるのかは不明。
「穢れた血/マッドブラッド」という差別語が存在し、これを公で口に出すことはタブーとされているが、純血主義者の一部は裏で言っている。

マグル生まれの魔法大臣がなかなか出てこなかったという歴史があり、周りから受ける見えない差別や、魔法界に最初から地盤がないことが障害になっているものと考えられる。
ヴォルデモート支配下では多くのマグル生まれが杖を取り上げられ、命を失った。

ダームストラングやヴォルデモート支配下のホグワーツでは入学は許可されない。
通常時でもスリザリンは基本的にマグル生まれの入寮はないが、ごくごく稀に入寮する者がいる。
これは、サラザール・スリザリンの重んじた資質は血統だけでなく狡猾さや大望でもあるためであろう。

なお、マグル生まれは優秀でないとする風評は全くの誤りである。
ハーマイオニーが舞台版で黒人として設定されたのは、現実の人種差別問題のメタファーであるという説もある。

スクイブ

(代表:アーガス・フィルチアラベラ・フィッグ)

両親が魔法族であるにも関わらず、魔力がごく微量しか存在しない者のこと。
魔法を使うことは全くできず、杖を買うことや魔法学校に行くことは許されていない。
かつては現在より激しい差別があり、スクイブは家庭で座敷牢のごとく隠されたことも多かったという。
ロンの大叔母のミュリエル曰く、スクイブは早めにマグルの学校にいれてやるのが最良だったとコメントしているように魔法界ではなくマグルの世界に居場所を見つける者も多い。モリー・ウィーズリーのはとこは会計士であり、マグル女性と結婚している。なお夫妻の子供は魔女。微妙な立ち位置のせいかはとこはなかなか性格が悪く、娘はそんな親から疎まれるほどさらに強烈。
また作中に登場するスクイブのフィルチ及びフィッグは猫との親和性が高く、スクイブの微量の魔法力は猫に特別な作用をもたらす可能性がある。

半人間/ハーフブリード

(代表:ルビウス・ハグリッドフラー・デラクールフィリウス・フリットウィック)

人間以外の魔法族の血が混じっている魔法族を指す。
例えばハグリッドの母は巨人、フラーは祖先にヴィーラがおり、フリットウィックはゴブリンの血を引いている。
人間ベースでありながらも混じった魔法種族の体質を持つ。

ハーブブリードという言葉は雑種、半人などを表す差別語となる場合もある。
ケンタウルスに対してこの言葉を使うと激しい怒りを買う。 そもそも彼らの場合見た目が半人半馬なだけで、人間と馬の混血なわけでもないので根本から間違っている。

「巨人」という闇に関連付けられやすい種族を親に持つハグリッドは、手紙で大量の誹謗中傷を受けた。
また、精神的だけでなく肉体的にも社会との摩擦を起こす可能性がある。

マグル

(代表:ダドリー・ダーズリー)

魔法が使えない人間全般のこと。
純血主義者にとっては最も価値のない存在であり、死喰い人にとっては遊び半分で暴力を振るう対象である。
魔法族はマグルとの衝突を避けるため自ら姿を隠すことを選択したが、これにかつて異を唱えたのがゲラート・グリンデルバルドである。
なお、マグルの文化は少し遅れて魔法界に入ってくるため、汽車やラジオなどは純血主義者でも平気で使ったりしている。ウィザーディング・ワールドの原作者筆の記事によると、いっさいマグルの製品には触れないと標榜する人々でさえ、魔法をかけたマグルの高級車を隠し持っていることもあるそう。
それでいいのか。
映画版、ファンタスティック・ビーストにおいては制作側が設定を見映えのために投げ捨てているのか、マグルっぽいスタイリッシュな格好をすることも。

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