ベラトリックス・レストレンジ
べらとりっくすれすとれんじ
「クルーシオ!(苦しめ!)」
「闇の帝王は再び立ち上がるぞよ!我々は待つのみ!あの方は蘇り、我々を迎えにおいでになる!」
『ウィザーディング・ワールド(魔法ワールド)』の人物。闇の魔女で、死喰い人。闇の帝王ヴォルデモート卿の忠実な右腕として知られており、作中でも屈指の実力を誇る。作中では従弟のシリウス・ブラックに姪のニンファドーラ・トンクス、ドビーなど、ハリーたちの仲間の多くの命を奪った。
ちなみにレストレンジは夫であるロドルファス・レストレンジの姓であり、旧姓はベラトリックス・ブラック。そのためシリウス・ブラックや、マルフォイ家に嫁いで姓が変わったナルシッサ・マルフォイとその息子ドラコ・マルフォイとは親戚関係にあたる。
本編開始時点ではアズカバンに収監されていた。しかし、ヴォルデモート卿の復活によって夫ロドルファス・レストレンジをはじめとした他の死喰い人と共に脱獄。
初登場は第5巻の『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』であるが、第4巻の『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の時点で既に復活したヴォルデモート卿から言及(「アズカバンが開放されたときには、レストレンジたちは最高の栄誉を受けるであろう」)がある。また、憂いの篩の裁判のシーンでも一瞬登場する。ただしベラトリックスの名前そのものは第5巻まで登場しない。
Name | Bellatrix Black →Bellatrix Lestrange
|
---|---|
誕生 | 1951年 誕生日不明 |
死亡 | 1998年 5月2日 |
血統 | 純血 聖28一族 |
家族 |
|
杖 |
|
出身 | ホグワーツ魔法魔術学校 🟢スリザリン寮 |
愛称 | ベラ(ヴォルデモート卿とナルシッサから) |
技能 | |
映画版演者 | ヘレナ・ボナム=カーター |
映画版吹替 | 高乃麗 |
女戦士の星
1951年に、純血一族の王族を称するブラック家の分家筋に生まれた。
天体から命名するというブラック家の習慣に従って彼女もまた星の名を名付けられ、女戦士や征服者を意味する「ベラトリックス」というオリオン座のγ星を背負うことになった。
またベラトリックスはブラック家三姉妹の長女であり、妹にアンドロメダ・トンクスとナルシッサ・マルフォイがいる。
ホグワーツ入学後は一族の慣習通りスリザリン寮に入寮。同年代にはルシウス・マルフォイ(1954年生まれ)やアーサー・ウィーズリー(1950年生まれ)、モリー・プルウェット(生まれ年は明らかではないが、アーサーと同年代)にリータ・スキーター(1951年生まれ)などがいる。
ちなみにシリウス・ブラックやジェームズ、リーマス・ルーピンにセブルス・スネイプなどのハリーたちの直接の親世代(1960年生まれ)とは若干年齢が離れている。(ドラコ・マルフォイのみ両親がベラトリックスと同世代)
そのためシリウスやジェームズとベラトリックスはホグワーツ在校期間は被っていない。
その後、時期は定かではないがロドルファス・レストレンジと結婚(おそらく政略結婚)し、以後はレストレンジの姓を名乗る。敬称は「マダム」だが、これが貴族的な慣習なのかレストレンジ家がフランスに由来する血筋であるためなのは不明。
闇の帝王の愛弟子
ヴォルデモート卿が活動を開始すると、ベラトリックスは夫ロドルファスと共に死喰い人に加入。
第4巻で復活した際のヴォルデモート卿の言葉によれば、レストレンジ夫妻は死喰い人の中でもとりわけヴォルデモート卿に忠実な僕であったようである。特にベラトリックスのヴォルデモート卿への忠誠心は作中でもかなり顕著な形で現れており、ヴォルデモート卿からも愛称で呼ばれたり直々に闇の魔術を伝授されたと言われるなど、特別な扱いを受けていた様子が見られる。
そもそも死喰い人はそのほとんどが男性であり、女性の死喰い人はほとんど言及されていない。(原作ではベラトリックスの他にはアレクト・カローのみ)
そのため、ヴォルデモート卿がベラトリックスを登用したのには何か他の理由(後述)もあったのかもしれない。
ベラトリックスのヴォルデモート卿に対する態度は、臣下としての忠誠を超えた愛情や執着の域にまで達しているようにも感じられ、実際作者のJ・K・ローリング女史は「ベラトリックスはロドルファスを愛さず、ヴォルデモートだけを愛していた」と発言している。
つまりベラトリックスとロドルファスの結婚は恋愛結婚ではなく家同士に決められた政略結婚で、ベラトリックスは夫を愛していたということは無さそうである。
だがその一方で夫ロドルファスの方は、ハリーがダーズリー家からトンクス家へ逃げる際、妻ベラトリックスと行動を共にしてニンファドーラ・トンクスを追撃していたり、『ハリー・ポッターと呪いの子』では「ベラトリックスの忠実な夫」と呼ばれていたりと、こちらは妻への愛情があった可能性もある。
揺るがぬ忠誠
第一次魔法戦争の終結時、リリー・ポッターの息子に対する愛の魔法による反撃を喰らいヴォルデモート卿が姿を眩ませると、ルシウス・マルフォイを始めとした多くの死喰い人が保身に走る。
そんな中ベラトリックスは夫ロドルファスと彼の弟ラバスタン・レストレンジ、そしてバーテミウス・クラウチ・ジュニアと共にヴォルデモートの生存を信じ、その捜索に奔走した。
その過程で闇祓いのフランク・ロングボトムとアリス・ロングボトム夫妻を捕らえ磔の呪文をかけて拷問、ロングボトム夫妻は廃人となり、その件でベラトリックスたちは逮捕されることとなった。
しかし彼女は裁判でもヴォルデモートへの忠義を否定することなく「闇の帝王は再び立ち上がるぞよ!我々は待つのみ!あの方は蘇り、我々を迎えにおいでになる!」と叫ぶ。そのままアズカバンへ投獄されることを受け入れた。
この一件があり、結果的にはヴォルデモート卿の復活に全く寄与することが出来なかったにもかかわらず、レストレンジ夫妻は復活したヴォルデモート卿にその忠誠心を評価される。「最も忠実な僕」として、再び主人に仕えることとなった。
「最後の、そして最強の副官」
そして第二次魔法戦争では神秘部の戦いやホグワーツの戦いに参戦。シリウス・ブラック、ニンファドーラ・トンクス、ドビーなどを殺害した。またマルフォイの館ではハーマイオニー・グレンジャーをナイフを使って拷問にかけている。
ちなみに、ベラトリックスはフレッド・ウィーズリーの殺害に直接関与したのかは不明。
そして最後はモリー・ウィーズリーとの決闘で敗北し、モリーが放った呪い(種類は定かではないがおそらく死の呪い)を胸に受けて死亡した。
(映画版ではモリーに一度石化させられた後に粉々にされている。よくこれはペトリフィカス・トタルスからのレダクトだと言われるが、詳細は不明。少なくとも原作でのペトリフィカス・トタルスには硬直化の効果はあれど石そのものにする効果はない。)
また、騎士団員と言えど基本的には主婦に過ぎないモリーが熟練の戦闘員であるベラトリックスを殺せたことに納得できない読者もいるようだが、なにぶん乱戦下での出来事でもあるし、ベラトリックスがモリーを格下と侮った結果であったとも言える。
容姿端麗な者が多いとされるブラック家の血筋らしく、艶のある豊かな黒髪を持った美女。
その後、アズカバン時代を経てその容貌も衰えてしまった。
しかし、チョウ・チャンに熱をあげシリウス・ブラックの美貌を評価しジニー・ウィーズリーに恋に落ちるなど、何かにつけて顔の造作にうるさい事で定評のある(?)ハリーから「昔は綺麗だったんだろう」というようなニュアンスで称されており、美女であったことには間違いはない。
また、ハリーがアンドロメダ・トンクスをベラトリックスと間違えるシーンもあるので、ベラトリックスの脱獄後の容姿はある程度回復したようである。
ちなみにハリーはベラトリックスの妹のナルシッサに関しても「(周りを見下すような顔をしていなければ)美人なのに」という感想を抱いている。
映画版はアズカバン脱獄後から徐々に髪質や容姿などが改善しているような演出もあり、髪の艶と化粧の雰囲気がよく見ると初登場時と死亡直前ではかなり違っているのがわかる。髪にパーマがかかっている他、胸元の開いたドレスにコルセットをつけたボンデージ風の戦闘服が印象的で、他の衣装を見ても全体的に服の系統は妹のナルシッサに近い。前述の戦闘服はデザインがかなり斬新(コルセットがツギだらけ)だが、胸元の空いたロングドレスにコルセットという出立ちには格式ある女性の正装という雰囲気があり、得にコルセットは時代的にも少々古めかしい衣装であるため、死喰い人たちの衣装(旧時代の特権階級を思わせるようなものが多い)には全体的に演出的なこだわりがあるようだ。
実はこのコルセットスタイルを考案したのはベラトリックスを演じた女優のヘレナの方かららしく、曰く「セクシーに見せたかった」とのこと。
ブラック家
互いに愛称で呼び合うなど、妹ナルシッサとの仲はおおむね良好なようである。ただし息子のドラコを溺愛している妹とは違い、ベラトリックスは「息子はヴォルデモートのために命をかけて仕えさせるべき」という考え方を持っている。そのためベラトリックスから見て甥であるドラコ・マルフォイの教育面では対立している。
それでもナルシッサがドラコを守るためにセブルス・スネイプと「破れぬ誓い」を結んだ際には立ち合いをしたり、ドラコの任務を支援するために彼の閉心術の師匠になったりと、ナルシッサの手前もあるのかドラコのことは家族として尊重していたようである。だが映画版で表情をうかがう限り、ドラコの方ではベラトリックスのことはかなり怖がっていたようだ。
またもう一人の妹のアンドロメダに関しては、彼女がマグル生まれの魔法使いであるテッド・トンクスと駆け落ちしたため絶縁状態であり、かなり憎んでいた。
シリウス・ブラックに関してもそうだが、ベラトリックスはブラック家や純血の家を守ることを非常に重んじているため、「血を裏切る者」である彼らを許すことは出来なかったようだ。
彼女が作中で明確に殺害した描写のある「シリウス」「ニンファドーラ(アンドロメダの娘)」「ドビー」は、全てベラトリックスと近しい関係を持っていたものたちであり(ドビーは本来マルフォイ家の屋敷僕であった)、特にシリウスとニンファドーラは彼女自身での殺害に執着していた向きがある。ヴォルデモートに「狼人間(リーマス・ルーピン)と姪が結婚したようだな」と作中で煽られて辱められた影響もあるだろう。
仮面夫婦
前述の通りレストレンジ家のロドルファスと純血婚をしたものの、彼との間に子供はいなかった。
ただこれが仮に政略結婚であるならば後継である男子を作ることは必須事項であるし、政略結婚は受け入れても子供を作ることは受け入れないというのは純血の血を繋ぐことに執着しているベラトリックスの性格からしてもなかなか筋が通らないため、なぜ子供がいなかったのかは不明。
或いは後述(余談)の理由から、かなり初期から夫婦関係が破綻していたためであるのかもしれない。
『ファンタスティック・ビーストシリーズ』ではレストレンジ家の女性が登場し、レストレンジの家風がかなり男尊女卑で父権的であったことが判明した。(もっとも、レストレンジ家の問題ではなく、純血一族は全体的に似たような感じなのではないかとも考えられる。)
家風に反するベラトリックスの奔放ぶりには違和感があるが、ヴォルデモートの最強の腹心であったことが関係して許されていた可能性もある。
杖の形
ベラトリックスの杖を良く見ると曲がっており、銃のような形態をしている。この杖はハリーたちに途中で奪われたためホグワーツの戦いの際には別の杖を使用しているが、こちらは真っ直ぐなデザインになっており「ベラトリックスの2本目の杖」などとしてワーナーブラザーズなどから販売もされている。
『ハリー・ポッターと呪いの子』(ネタバレを含みます)
シリーズ完結からおよそ10年後に発売された続編『呪いの子』では、なんとベラトリックスとヴォルデモート卿の間にデルフィーニという娘が生まれていたことが判明。
復活したヴォルデモート卿に生殖能力があったことも衝撃だが、70代のヴォルデモート卿と50手前のベラトリックスの間に子供がいたというのはそれでなくとも中々ショッキングな事実であり、界隈にも大きな衝撃が走った。
前述のようなヴォルデモート卿のベラトリックスに対する特別な扱い(愛称で呼んだり闇の魔術を直々に教えたり)や、ベラトリックスのヴォルデモートに対する過剰なまでの執着にはこうした背景もあったのかもしれない。
これがいつ頃に生まれた設定なのかは不明だが、原作の天文台の塔の戦いでベラトリックスが何故か登場していない(映画版では参戦)のは、当時出産前後だったからなのではないかとも考察されている。早い段階で作者はこの設定を原作に潜ませていたのかもしれない。
ちなみにベラトリックス役を演じたヘレナ・ボナム・カーターも出演当時(一時期)妊娠中であり、結果的には中々粋な演出になっている。
ヴォルデモート卿役のレイフ・ファインズとヘレナがこの設定をローリング女史から聞いていたのかについては、明言がないため不明。
ちなみにナルシッサ・マルフォイ役を演じたヘレン・マクローリーは元々ベラトリックス役の予定だったが妊娠のため降板したという裏話もあり、結局ヘレナも出演中に妊娠してしまったため「ベラトリックス役はもう妊娠する運命なのかもしれない」とローリング女史が設定した、と考えても面白い。
舞台裏
映画版でベラトリックス・レストレンジを演じたのは英国女優のヘレナ・ボナム・カーターで、他の出演陣と同様に(特に日本では)ベラトリックスの役で世界的に広く知られている。
だがヘレナ自身はベラトリックス役に関係なくイギリス映画やハリウッド映画(特にイギリス映画)では大御所の大女優であり、ドラマなどにも数多く出演して大英帝国勲章を受賞するなどの実力派。代表作は『眺めのいい部屋(“A room with a view”)』、『ファイトクラブ(“fight club”)』、『オーシャンズ8(“Oceans 8”)』など他多数。オスカーにも2度ほど(鳩の翼The wings of the dove、英国王のスピーチthe king’s speech)でノミネートされており、エミー賞(Enid)英国アカデミー賞(英国王のスピーチthe king’s speech)などの受賞歴もある。
2023年での最新作はNetflixオリジナル映画作品の『エノーラホームズの事件簿2』であり、2024年1月には英国で”One life”が公開予定。
ちなみにご本人はベラトリックスについては「自分とも共通点があるように思ったし、演じていて楽しかった」とインタビューで発言しており、騒いで遊んでいた子供たち(イギリス監督のティム・バートンとの間の息子と娘)にベラトリックスの杖を無言で向けて揶揄ったり(子供たちは一瞬で黙ったらしい)、ハロウィンではベラトリックスの仮装をして練り歩いたりと中々にアグレッシブで楽しいお人柄。ベラトリックス役を演じている最中は、外を歩くと近所の子供たちによく号泣されて逃げられたと対談番組で面白そうに話していた。ベラトリックスのガタガタの付け歯は自宅の食器棚に飾られているらしい。
ローリング女史がトランスジェンダーに関わる発言でTwitterで炎上した際には、メディアから他の出演者たちと同様にインタビューを受け「人は誰しも、自分自身の中に人生の歴史とトラウマを抱えて生きていて、そのトラウマによって意見というのは形成されているわ。だから私たちはその人がどんな人生を送ってきたかということや、その痛みの記憶を尊重しなければならないし、全てのことに同意する必要はない。もしそんなことが強制されるのだとしたら、それはひどく悲惨でつまらないことでしょうね」と発言、ヴォルデモート役を演じたレイフファインズやドラコ役を演じたトム・フェルトンらと同様にローリング女史へのヘイトやバッシングに対しては否定的なコメントを残した。
だがローリング女史に完全に対立する立場をとったハーマイオニー役のエマ・ワトソンやハリー役のダニエル・ラドクリフ、ロン役のルパート・グリントらを非難するようなことは本意ではなかったようで、その件について尋ねられた際には「彼らは自分たちのファンを守るために必死なんでしょうし、責められないわね」と言葉を濁した。
作品収録中はエマ・ワトソンやダニエル・ラドクリフたち若手役者陣とも関係は非常に良好で、収録後も子供を抱いたヘレナとエマが談笑しているオフショット写真が撮影されたりと仲は良い様子。
ハリー役を演じたダニエル・ラドクリフとドラコ役を演じたトム・フェルトンは収録当時ヘレナに熱をあげていたとのことで、当時の様子が窺えるオフショットフィルムや写真なども数多く出回っている。だが今のところ、彼らとの共演作はハリー・ポッター以外にはない。
ダニエルに関しては『ハリー・ポッターと死の秘宝』の収録後にヘレナに頬にキスされている写真が有名で、後の『バックトウホグワーツ』で会談したところによればダニエルはヘレナにラブレターを渡していたらしい。
「あれはとっても嬉しかったわ、今もトイレに飾ってあるの」と笑いながら話したヘレナにダニエルは歯に噛んでいたが、写真に納められた手紙の全文を読み上げさせられるという中々の公開処刑を強要され(この辺りが非常にベラトリックス役らしい)、爆笑するヘレナの前で「僕はあなたのコースター係(コーヒーなどの下に敷くもの、英語で韻を踏んでこのように言っている)に任命されてとても光栄でした。ペット扱いされていた(実際オフショットフィルムに”he is my dog lol”と言ってヘレナがダニエルを揶揄うシーンがある)けれど、本当に大好きでした。あと10年早く生まれていたら、僕にもチャンスがあったかもしれないのに」などと書かれた手紙を読み上げた。ヘレナ曰く「今ならいけるわ笑」とのこと。現在(『バックトウホグワーツ』収録当時)は23歳年下の恋人と仲良くやっているヘレナのことだからもちろん冗談だろうが、満更でもなさそうなダニエルの表情は必見である。
ちなみにトム・フェルトンの方にはそこまでの面白エピソードはないのだが、ヘレナに対しては「小さな失恋を覚えた」とのこと。エマ・ワトソンが当時トムに熱をあげており、告白を断ったという有名なエピソードがあるが、同年代のエマを差し置いて10代の少年たちのハートを鷲掴みにするヘレナの魅力には驚かされるばかりである。
ベラトリックスだけを見ると「狂気の魔女」という印象だけが先行して「美女」というところには目が行きにくいヘレナだが、他の出演作を見ても「英国の薔薇」「コルセットクイーン」と絶賛された美貌は還暦前の現在も健在。若い頃の作品は印象がだいぶ異なるが、若い頃のベラトリックスのイメージで『キングオブファイヤー(“Henley Ⅷ”)』(アン・ブーリン役)や『ハムレット(Hamlet)』(オフィーリア役)などを観てみるのも中々面白いのではないだろうか。もっと荒んだ(狂った)感じが欲しいという人には『死の愛撫(Margaret museum)』をお勧めしたい(だが残念なことにこちらはVHS版にしか日本語字幕がないため、英語で鬼リスニングを試みるかVHSを気合いで焼き増しするしか方法はなさそうだ)。
結婚前のベラトリックス・ブラック時代(学生時代)の作品にも、ベラトリックス・レストレンジとタグ付けされることが多い。
関連記事
親記事
子記事
兄弟記事
コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る- ハリポタ短編詰め
葬式を開けばまた会える
「てめぇ箒しか能がないんだから少しは上品にしろよ」 「ごめんなさい」 英国ではよく見られるアフタヌーンティーのように見える。ハウスエルフのクリーチャーが作ったプディングや、色とりどりのサンドイッチ、二種類の紅茶がテーブルの上に綺麗に並べられていた。ロンドンの一等地、グリモールド・プレイス12番地の2番目に大きい部屋にピリピリした空気が漂う。 母親のヴァルヴルガの若い頃にそっくりだとよく言われる彼女――スピカはその美しい容姿からは想像できないような暴言を吐いた。隣に座る幼い弟のレギュラスは謝罪を口にして、テーブルについていた肘をどけた。 黒の長い髪をハーフアップにし、ホグワーツでは禁書とされるおどろおどろしいタイトルの本に目を落とす。食卓で読書をすることは、彼女にとって下品ではないようだ。一つしかない部屋のドアが仰々しい音を立てて開いて、長男のシリウスが部屋に入る。 「またヒスってんのかよ」 呆れたようにそう言って、奥の椅子でふんぞり返って座る。スピカは眉をひそめたが、レギュラスより酷い態度をする彼を咎めることはしなかった。不機嫌そうに大袈裟な音を立てて本を閉じる。 「時間くらい守れば?」 「うっざ、年々ババアに似てきてるんじゃねぇの?」 「あのう、喧嘩しないで……」 2人の言い争いに、レギュラスの声は届かなかった。こうなったら本や食器を投げるだけでなく、ひとしきり椅子を投げ合うまで終わらない。 夢主設定 【スピカ・ブラック】 シリウス、レギュラスの姉。ベラトリックスのことが好き。1,353文字pixiv小説作品 - 本物の夢
I shelter you 【5】
シリウス至上主義の書き手が妄想する、原作第5巻後からの捏造小説 設定に関しては、『I shelter you 【3】』のキャプションをご覧ください 書き手がヴォルシリ/リドシリというカプに目覚めて最初に浮かんだワードは、「名を捨てた男と名を与えた男」です だからかな、シリウスにはリドルを本当の名前で呼んでいてほしい …それにしても、ここまで行動が裏目に出る人間もなかなかいないでしょうね。そんなシリウスでも大好きです (!)シリウスを指す「名付け親」は、「名前をつけた人」の意味で使用しています8,254文字pixiv小説作品 - Black Family
A Queen of the Night
A Queen of the Night 花言葉は「ただ一度会いたくて」「儚い恋」 儚い恋は初めて出会った頃のものでしょうか。その後はもう……儚くはないよなぁ(笑) 「ただ一度会いたくて」は良いですね。正確には「ただ“もう一度”会いたくて」かも知れません。 アズカバンも第二次大戦後はだいぶ手を加えられたようですが、それでもまた脱走されてるのかいという苦笑も(笑) もはや監獄の意味よ…… それだけ愛が強かった……ということでなんとか納得しつつ、ならばデルフィーニちゃんのことはなぜああも育ててしまったんだろう……?という疑問もありますね。 親のことなど知らせない方が、よほど幸せに生きていけた気がしますし。 ロドルファスはただ、「もう一度ベラトリックスに会いたい」ということだけを望んでいたのかも知れません。 だから彼女が死なない世界線を、その娘に託したのかも知れない。 あれ……?一番可哀想なのって……やっぱりデルフィーニちゃんでは???知ってたけど(泣) 仕方ないのでドラコにでも救ってもらいましょう(執筆中) ナルシッサも久々(でもないか)の登場ですね、元々マルフォイ宅で産まれているはずのデルフィーニちゃんが、なぜロウルに預けられたのか……ということを考えると、まあこうなるかな……と。 ナルシッサはナルシッサで、だいぶ苦悩していそうですね。 回想が若干(だいぶ?)フェミニズムに走ってしまったような気がしないでもない……ですが、特にそういう意図はなく…… 純血主義って男系主義にも大いに影響を受けいているように思えるので、これは仕方がないんです(言い訳) ベラトリックスも別に全くフェミニストではないと思います。(詳しくは“女王の矜持”参照) 「女だから家を継げないなんて理不尽だ!」ではなく「なんで私は女なんだ!!」というあたり、むしろ差別主義ですよね(笑) 純血主義の殺戮集団を大いに推している私なので、そこはつっこまないでください。 いや、差別主義の意図はないです。 ない……はず!!!(純血主義者たちの信仰者なのでちょっと自信無くなって来た) でもねぇ……私は別に、特定の人に対して真っ向から傷つけるような発言や行動をしない限りは、別に男尊女卑でも選民思想でも良いと思うんですよ。 それってその人の自由じゃありません?心で何を思うかまで命令する権利なんて、誰にも無いと思います。 私はベラトリックス・レストレンジ役のヘレナ・ボナム・カーターの熱烈な信者でもあるんですが、彼女が最近炎上しているJKローリング女史に対する擁護発言の中で "Everybody carries their own history of trauma and forms their opinions from that trauma and you have to respect where people come from and their pain. You don't all have to agree on everything -- that would be insane and boring.”(誰もが皆、それぞれにトラウマの記憶を抱えて、そこから自分の意見を形成しているのだから、私たちはその人の歴史や痛みを尊重しなければならない。すべてのことに同意しなければならないなんて、ひどく馬鹿げて退屈なことだわ) と言っているのですが、私はこの言葉にとても共感します。 全てのことに同意する必要なんてないし、それを強制することは馬鹿げている。 何を思うか、何を信仰するか、何を願うかは個々人の自由であり、最も守られなければならない尊厳です。 「少数者」とか「弱者」と言ったレッテルを自ら振りかざして、それを武器に人を責め、ましてやその思想を矯正しようなどということはもはや暴力でしょう。 そしてそういう、人の尊厳のなんたるか……何に憂い何に惑う人の性……というものを本質的に理解しているからこそ、JKローリング女史は『ハリー・ポッター』のような小説を書けたのではないでしょうか。 何が正しく何が間違っているのか、何が正義で何が悪なのか。 それはただ歴史と、個人の中にある宗教・倫理観によって決定されるもので絶対ではない…… それを理解できない限り、どのような崇高な理想を掲げようと、男尊女卑もフェミニズムも、やっていることは所詮同じなのではないかと思います。 どちらを擁護しようというわけではありません。ただ私は、どちらにも擁護される点も、責められるべき点もあると思うのです。12,012文字pixiv小説作品 - Black Family
私の男
時系列が結構広めに取られていますが、一応ロドルファスと結婚した数年後くらいの設定です。 ”女王の矜持“より前に書いた作品なので、若干ベラトリックスがロドルファスにキツい…?(序盤の方で) でもまあ、子供が出来ずにちょっと焦っているんだろうということで……辻褄を合わせて読んでください(加筆修正はそのうちします) デルフィーニができてるってことは、まあヴォルデモートとベラトリックスって男女関係ってことよね……?とすると……いつから!?というちょっと(だいぶ?)下世話な妄想を膨らませまして…… でもねぇ……一応はロドルファスもいるのに、ベラトリックスからヴォルデモートを誘惑したりはせんだろうと、ならばヴォルデモートが手を出したということかしら……なぜ?という理由付けをつらつら考えていたらこんなものが出来てしまいました。はい。 ベラトリックスのあの熱烈な狂信の背後には、ただ臣下としてよりも女性としての思いもあったのかしら……って考えると良いですよ。何か。生々しくて(やだ下世話♡) 私の書くロドルファスは終始ベラトリックスにベタ惚れなので、それがヴォルデモートと彼女の関係をどうして看過したのか……っていうところも、なんとかここで辻褄合わせ……呪いの子の前日譚や後日譚も執筆中です。(勝手に) 完全な自己満足ながら、ブクマコメント非常に喜んでルンルン♫しているので、良ければお願いします(図々しい)12,747文字pixiv小説作品 - Black Family
I beg thee for her Rest In Peace
ベラ様が死んだあと、遺体を引き取りに来たナルシッサとアンドロメダの邂逅の一幕です。 書いていて自分で号泣しました。 映画では謎に飛び散ってたベラ様ですが、原作ではちゃんと(?)死んで遺体は残っているので、これ誰か引き取りに来てるよねと思い妄想を膨らませました。 レストレンジ家のお墓に入るのが普通なんだけど、ロドルファスもラバスタンも捕まっとるし、レストレンジの人引き取りに来てくれなさそうなので、ここはやっぱりナルシッサなのかなと。 だとしたらマルフォイのお墓にいれるわけないし、やっぱり実家のブラック家のお墓になるんだろうなぁと。でもシリウスとはまた別の家なので、たぶんそこは大丈夫(のはず)。そもそもシリウスは遺体がないから埋葬できてなさそうなんだけど、そこはどうしたんでしょうね。 ベラ様が死んだのはハリーが「生きてるぞ!」する直前なので、ベラ様はシシーの裏切りに気づく前に死んだってことに最近気付きました。せめてもの救いのような、逆になんか切ないような……ヴォル様は魂分けすぎてあの世いけないしね(公式) 一応最後の審判までは眠り続けているはずなので、起きた瞬間にブチギレそうなベラ様がちょっと怖いです😭シシーもアンドロメダもいるだろうけど、とりあえずブチギレてそう。あとは「我が君いない!!!」って号泣してそう(悲しすぎん?) 一応私の妄想二次創作では、最終的にデルフィーニがいい感じにナルシッサたちと和解して引き取られてるので、間にデルフィーニが入ってちょっとだけフォロー入れてくれそうですね。でも多分ベラ様のブチギレは変わらないですね(苦笑) ここは神様になんとかして起きる前に催眠説得かましてもらうしかないな…… 私はクリスチャンなので、基本人生は一度きりだと思っているし、或いは最後の審判の後に天国行き地獄行き決まるまでは、何度も眠りながら同じ人生を際限までいい感じにやり直せないか繰り返してるんじゃない?くらいの雰囲気の死生観を持っています。宗派によっても色々なので、聖書を読みつつ考えるしかない(この感性なので私はたぶんプロテスタント) でも逆に考えると、その場合ベラ様も眠りにつきながらもう一度ベラ様としての人生act2をやってるんですかね??おっとどうなる??もうちょっといい感じになった場合はベラ様がヴォル様の心を溶かしてハッピーエンドに持ち込めるワンチャンある??? 頑張れベラ様!!!ヴォル様の魂が救われるかはベラ様の頑張りにかかっている!!(あれ?分霊箱に分けた魂って一個に戻せるんだっけ??) まあいいや、戻せた方が幸せだもんね。 ご存知の通りアンドロメダは最後の戦いで夫(トンクス)と娘(ニンファドーラ)と娘婿(リーマス)を一気に失うというなかなかにハードモードな状況に立たされていまして(トンクスとリーマス殺したのはベラ様じゃないよ)、ベラ様が死んだ時のアンドロメダの心境が気になるところでした。 でもこの人基本的に優しいし、苛烈なところはあっても「死んじゃったらいいところしか思い出せない……」ってなる可能性もワンチャンあるかなと。 いかんせん故人ですし。 ニンファのことは許せないけど、それを招いたのは自分なのかもしれないって葛藤は絶対あるし、ベラ様のことをどう思っていたのかは最高に謎。原作ではハリーに間違えられてブチ切れてましたので、意外とマジで嫌ってる説もないではないけど、それだと私が美味しくないので却下します(草)❤️ ベラ様のことシリウスもアンドロメダも散々言ってるけど、ベラ様基本ベース家族愛は強強なので、裏切る前はそんな仲悪かったとは思えないんですよね……むしろシリウスとアンドロメダが一方的にブラック家の思想にキレ散らかしてただけ説まである。 でもそんなのわからない子供の頃はさ、アンドロメダとベラ様も仲良かったはずなんですよ。シリウスは年齢離れすぎてるからまた微妙でも、アンドロメダとは最高でも3つしか離れてないわけだし(ベラ様1951生まれ、シシー1955生まれなので)。 だったらきっと複雑な感情がいっぱいあっただろうなと。ベラ様を愛していたとは言えないけど、「死んで良かったと思えるほど」憎みきることは出来なかったのではないかなと。だって「家族だった」んだから。 タイトルはそのまんま英語で「神よ彼女の安寧を乞います」ですね。theeって地味に見慣れないかもしれないけど、これは聖書にはよく出てくる単語で「you」の古い言い方で、ちょっと親しみがでてる感じの呼びかけです。なので「父よ!」とか「主よ!」って日本語では訳されてるけど、本当は神様ってそういう感じで語りかけるものじゃなくて、どっちかというと「パパ!」くらいの呼びかけ方するんですよね、少なくともイエス様は。 まあそんなことはどうでもいいんですが、つまりこれはナルシッサがベラ様の安寧を、神様にお願いしている的なニュアンスのタイトルです。 自分が裏切ったせいでベラ様死んだって思ってるだろうし、それ自体はドラコのために後悔はしてないけど、でも悲しいし切ないって気持ちはあると思う。 アンドロメダとナルシッサがテディとドラコとスコーピウスと、改心したデルフィー挟んで仲良くしてるとことか書きたいですね。 ベラ様生きていてくれたらもっと楽しいのにな……無理か…… 天国で会うとかの無茶苦茶設定なら出来そうですが、天国……いけないだろ……流石に……ベラ様……(そういうとこは現実的) でもまあ!!贖えない罪はないですし!!そのうち天国で再開してくれることでしょう!!(しかしその場合それはベラ様じゃない) なんとも難しいですね、これがやばい推しを推してしまった苦悩か……しかし私はベラ様ないしヘレナのためなら喜んで代わって地獄にでもいくぞ(愛してる) というわけで、世界中のファンたちが罪を肩代わりしてくれそうなので、ベラ様は天国に行けそうです❤️良かったねベラ様❤️ こんだけファンがいたら一人当たりの罪そんななさそうで草(大好きだよ) なんかめっちゃ読んでくれる人とかいて、たまにすごい数のブクマついてるとめっちゃほっこりにっこりしてます(*´꒳`*) めっちゃ喜んでる❤️ 原作でちゃんと描写あるところは準拠しつつちょいちょい直してもいきますので、たまに戻ってきてくれたら喜びます! ではまた!!9,140文字pixiv小説作品 - ハリポタ原作沿い短編集
女の義務
ブラック家の女として、純血の男の子を残すことを運命づけられた黒姉妹の物語。 抗おうとするも誰より家に縛られる長女ベラ。 愛に生きることを選択した次女ドロメダ。 流されるままに受け入れた三女シシー。 「花なんか別に好きじゃなかった」と 「暖かで優しい感情を貴方が教えてくれた」の文は診断メーカー『こんなお話いかがですか』( https://shindanmaker.com/804548 ) よりお借りしました。もともとベラの登場予定がなく、妹2人のお話で終わる予定だったので、後半の文で結末を締め括ることができませんでした。すみません。 画像はPixabayより。 参考文献をキャプションから巻末表記に変更しました(2022.5.10) 誤字脱字修正しました(2022.5.10)19,293文字pixiv小説作品 - ハリポタ Nocturne 〜1980年
Nocturne 1972年 出発
ロドルファスとベラトリックスのプロポーズの話。2006/04/17 ///■[設定と時系列→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2545290]3,500文字pixiv小説作品 - (ハリポタif) 運命の子供
“正義”の証明論
Hello everyone!!! どうもどうも、4話目です(キャプション書くの好き) どうでも良いですが最近Ladies and gentlemen!!の呼びかけがポリコレの影響で無くなってきてるみたいですね。別にまあ私はLadyかって言われるとLadyでありたいLady未満なので良いんですが(そういうことじゃない) さあさあ遂にベラ様のご登場、私のベラ様はだいぶ強火に過激&幼女味マシマシなのですが、原作を読んでも映画を観てもやっぱりそんな気がします(穿った見方をしているかもしれない) 母親を意外にちゃんとやっているベラ様は自分で書いていてものすごく不思議な感じでしたが、デルフィーニちゃんは大好きな我が君との子供なので甘くても良いかなと❤️(そうでないと色々面倒なのもある) ロドルファスとも親しげですね、でも別に原作でもロドルファスを嫌ってる感じはないので「愛してはいない」(作者談) かもしれないけど、普通に仲良しくらいではあっても良いのではないかなと。 原作ではニンファを追っかけて殺そうと躍起だったベラ様と一緒に行動して、ベラ様の代わりなのかなんなのかでニンファに攻撃受けてましたね。ロングボトム夫妻への拷問を止めてない辺りはちゃんと死喰い人ですが、『呪いの子』とか読んでもやっぱりロドルファスベラ様めっちゃ好きなんじゃない??って信じてます。 ナルシッサは映画でこそ端折られましたが、ドラコを連れてダイヤゴン横丁でショッピング(?)をしていた時の言動とかを見る限り、あの人は息子愛が強いだけで意外とちゃんと根っこは死喰い人なんですよね(ナルシッサが死喰い人なのかどうかは正確には言及ないけど) ドラコがハーマイオニーと仲良くしてるとか発狂しそう、ベラ様はもっと発狂しそう(笑) 一回そのターンを書いてみて、長くなったので回想に投げることにしてデルフィーニたちのターンに変えました。 次回以降でようやくベラ様とシシーがハーマイオニーへどう対応することにしたのかがわかります。ちなみにまだ書いて無いので、私もどうなるかわかってません(笑) デルフィーちゃんとハーマイオニー主軸で進めるはずだったのが、今回からはドラコもちゃんと出張ってきましたね。予想外で自分でもびっくり、だけど三人が一番動かしやすい人数だったんですよ〜 ハリー、ロン、ハーマイオニーの代わりにデルフィーニ、ハーマイオニー、ドラコの感じでタッグが組まれましたね。恋愛的に進展するかはわからないです。 デルフィーニちゃんが意外とアジア寄りなんですか?ってコメントが(超ありがたいことに)ありまして、別にそんなつもりなかったんですが私が「八咫烏」とか使っちゃったせいですね(汗)でもそれでも良いのかなーと思いつつ、とはいえだいぶ古めかしいので単純に古典が好きな感じになりました。 孫氏の兵法ヴォル様も好きそうwww孫氏とプラトンではだいぶ思想は違いそうですが、デルフィーニちゃんは政治や統治に関する概念を学ぼうと色々手を出しているのかな?帝王学の一環なのかもしれないですね。ヴォル様的には使い勝手が良さそうな理論、まああの人哲人ではだいぶないと思うけど(苦笑) ハーマイオニーは差別断固反対派なので、デルフィーちゃん達と仲良くなってもそこは譲っちゃいけなかろうということで、こんな仕上がりになりました。頭が良くて情に厚い子なので、理屈で攻めきるよりも、理屈も交えつつ情に訴えた方が良いかなという感じで。 デルフィーちゃんとドラコの「支配と差別のない社会などありえない」スタンスは、ぶっちゃけまあ現実はそうだよね(この頃ソビエト崩壊直前だし)っていうのはあるにしても、多分それより「そうじゃなきゃ自分の親がとんでも無く極悪非道なやつになる」っていう必死さもあるのでは無いかなぁと。 なんだかんだでヴォル様やベラ様も同じなんじゃないかな、もちろん血もあると思うけど(ヴォル様の差別思想は母方のお爺さんや叔父さんそっくり、関わったことほぼ0なのに)、ベラ様やナルシッサは特に「それが家族の“正義の証明”だ」って思ってそうなったのかもしれないと思えば、なんだか無性に哀れになってきませんか?(そういうところが好き) でも逆にそういう2世3世(多分そんなレベルじゃないけど)は、自分の意思でその思想に飛び込んだ人と違って、親が死んだり何かが変わったりすると、意外ときっかけひとつで動いてくれるところがあるんじゃないかなーーと思っています。ナルシッサがドラコのためにハリーを殺すのを止めさせたのは、実際そういう側面もあったのではないかと。 あとそもそもヴォル様は純血じゃないし、そしてベラ様はそのヴォル様が大好きですしね、つつけそうな場所はいっぱいあります。 ベラ様がどうやってハーマイオニーとデルフィーニちゃんの友情を受け止めていくのかはとても考え所ですが(すぐ受け入れちゃったらベラ様じゃないし)、まあそこは楽しみにしていてください❤️ でもこの世界線ではベラ様ロングボトム夫妻壊してないし、つまりアズカバンに入ったせいで狂いすぎたわけでもないし、何よりシリウスとニンファドーラをまだ殺していないので、原作よりはマイルドな仕上がりでも良いと思っています。流石に自分の手で家族殺しちゃってから「あいつらの方が正しかったのかもしれない」はメンタルがもたないので無理だと思うの。 コメントやスタンプ、ブクマにいいねめちゃくちゃ咽び泣いています😭本当に本当にありがとう…… どしどし是非にコメントください……話すの超楽しい❤️ ありがとうございます!!!12,695文字pixiv小説作品 - SS
Liebesfreud
ルシウス・マルフォイと音楽。それから乳母。あと恋もちょっと。 純血貴族様だから何かしらやってんだろうなって考えた結果、チェロになりました。多分某乙ゲーの貴族アイドルとイメージが被っちゃったんだと思います🤦♀️ ベラはやっぱりお姉ちゃんだね… ⚠︎注意⚠︎ 捏造過多!!妄想過多!! 軽率にオリキャラがいます。 最初に行ったコンサートは1958年ですが、演目は1954年のものです。1958年のは調べても見つけられませんでしたので近い年で書いてます。 マルフォイ家に脅されているとはいえこんなに弟子に至れり尽くせりな先生がいるとは微塵も思ってません。先生も楽団もフィクションです。 チェロに関しては普段傍から見ている分と調べた分とで書いているので、本職の方から見たら穴だらけだと思います…🙇♀️ 弦楽器ってソルフェージュしながら弾けるから良いよなぁって書いてて思いました。実際は知りません。 コンサートの録画観てたら色々気付いたから修正しました。25,666文字pixiv小説作品 ベラ様の推しポイントを語りたかっただけの閑話
⚠️R描写とかはないですが、割とRな発言はそこそこしています。 今回はキャプションを2倍くらいのノリで本編です!!!めっちゃ閑話です!!! 暇つぶし程度に読んで頂けたら嬉しいです!!7,600文字pixiv小説作品- 学生ライダー 兄弟スレ
もしも仮面ライダーが魔法使いだったら
ハリーポッターパロディ、ライダー兄弟たちが第二次魔法戦争、ホグワーツの戦いに参加していたらというパロディです。 ハリーポッターからのキャラクターはヴォルデモート、ベラトリックス・レストレンジ、ルシウス・マルフォイ、フェンリール・グレイバックのみです。 ハリーポッターの話自体がほぼぶっ飛んでおり、チートな話になっておりますが良かったらご覧下さい。11,214文字pixiv小説作品 - 拾ってもらったけど職場の上司が怖いし記憶取り戻したいので逃げようと思う
脱走計画
前回の続きです! あんな駄文の小説にコメントといいね、フォロー本当にありがとうございます… 次回でとうとう脱走です(突然の予告)2,179文字pixiv小説作品 - 【完結】 ハリエット救済記
ハリエット救済記 38
令和、最初の投稿作品ですね(ゝω・´★) ハリー女体化、親世代逆行です! 【七年生編 8 】 知識不足は否めません!それでもいい方はGo→!5,492文字pixiv小説作品 - The Malfoy
IX. The opposite
The Malfoy シリーズ9です。 やっと投稿することができました...本当に遅くなりすみませんm(_ _)m2,982文字pixiv小説作品 - Black Family
青薔薇は咲かない
加筆修正を加えていく予定の1話目です。 ヴォルブルガ様とベラトリックスの関係性が少し気になるところですね。 深堀していければ良いんですが……2,232文字pixiv小説作品