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注意

シリウスのみのタグの作品が多いが、検索の利便性を考慮するならばシリウス・ブラックとフルネームでタグ付けするのが望ましい。
また、シリウス・ブラックと同名の先祖が二人存在するが、この記事では主に『ハリー・ポッター』シリーズ本編に登場するシリウス・ブラック三世に関して取り扱い、一世、二世についても触れる。

概要

主人公ハリーの名付け親(代父、ゴッドファーザー)。ハリーの父親ジェームズの一番の親友で、彼がリリーと結婚する際の付き添い人も務めた。

赤ん坊のハリーを廃屋からハグリッドがダーズリー家へと連れ出す際、シリウスは空を飛べるバイクをハグリッドに貸す。しかし、その後しばらくして起きた事件により彼は監獄アズカバンへと裁判なしで連行され、13年もの間収監されることとなった。

第3巻で脱獄し本編に初登場。ハリーにとって初めての「父」そして「兄」であり、第5巻では肩を並べて死喰い人と戦った。

しかし……。

プロフィール

本名シリウス・ブラック3世
種族人間・イギリス人・白人・魔法使い
血統純血
誕生1959年11月3日
死去1996年6月18日 (享年36歳)
家族オリオン・ブラック(父)、ヴァルブルガ・ブラック(母)、レギュラス・ブラック(弟)、ハリー・ポッター(義理の息子)
学歴ホグワーツ魔法魔術学校グリフィンドール
組織不死鳥の騎士団
異名パッドフットスナッフルズ
所有物飛ぶバイク→ハグリッドへ譲渡、両面鏡→ハリーへ譲渡
演者ゲイリー・オールドマン
吹替辻親八


容姿

光輝く者

黒髪で、瞳の色は色。背は高く、代々美形を輩出するブラック家の例に漏れず健康であれば文句のつけようのない美男子。しかし第3巻のアズカバン脱獄直後の姿は、髪が肘まで縺れ伸び、頬はこけ、まるで死人のようだった。第4巻以降は持ち直し、ポッター夫妻の結婚時(20歳頃)の容姿に近付いた。

アズカバン収監前から長髪だったようで、5年生の時から前髪が長く目に少しかかっており、作者がチャリティとして書いた短編でも「ロックバンドのメンバーのような」髪の長さだった。

映画版では体に様々なタトゥーを入れているほか、パーマがかかった長髪に髭を蓄えている。

ドッグ・スター

実は非合法のアニメーガス(動物もどき)で、死神犬(グリム)を思わせる大型の黒犬に変身する。パッドフットの異名はここからで、犬の柔らかい肉球、そしてそれがパタパタと踏まれる様子を意味している。

性格

陽気で奔放

性格は悪戯好きで大胆。学生時代は親友ジェームズ・ポッターと友人リーマス・ルーピンピーター・ペティグリューと共に校則を破って悪戯ばかりしていた。「危険のない人生はつまらない」と考えており、進んでスリルを求める傾向がある。そのため、ジェームズに比べると慎重なハリーに不満を漏らしたこともあった。

魔法省による指名手配のせいで騎士団の本部を出ることを禁じられていた際は、非常に鬱屈していた。

血と反骨

純血主義の王族であるブラック家に生まれながらも、家族に反発しグリフィンドールに入寮。遂には在学中に家出して勘当されている。セブルス・スネイプを在学中に目の敵にし、卒業後も不死鳥の騎士団として純血主義者と戦いの人生を送った。

周囲の環境に挑戦し自分を貫く、非常に自立心が強い性格である。

一方で、皮肉にもブラック家の「情が深く、その振れ幅が激しい」という特徴も受け継いでいることが示唆されている。ジェームズやハリーなど、大切な人のためなら自身の命も惜しまず献身する反面、彼らに害を成そうとする者や嫌悪する相手は「死んでしまっても構わない」というスタンスを取る場合もあり、好きな者と嫌いな者への態度に非常に大きな差がある。実際、スネイプはシリウスの学生時代の企てにより命を落としかけている。

魂の友情

ジェームズ・ポッターとは魂の双子と評されるほど深い友情で結ばれており、それがハリーへの惜しみのない愛情へとそのまま反映されている。

モリーやハーマイオニーに言わせると、シリウスはジェームズの生写しであるハリーをジェームズと混同するきらいがあるらしい。実際、映画版ではハリーとの共闘中にジェームズと呼び間違える描写があった。

シリウスは女性にモテており、ルーピンは「あいつはいつも女性をひっかけていた」と語っている(Pottermoreより)。しかし特定の恋人は一度も、生涯を通して作ったことはなかった。ここから、恋愛よりも友情や仲間、騎士団としての生き方を重視していたことが分かる。

永遠の青年

総じて実年齢より単純で若々しい(悪く言えば子供っぽい)所が見られ、それが彼の魅力と欠点にそのまま繋がっている。作者は「21歳の時にアズカバンに投獄され、十数年間も獄中生活を強いられたため、大人として過ごす時期がほとんどなかったせいである」と述べている。

経歴

生い立ち

1959年11月3日、純血の名門ブラック家本家の男系の末裔として生まれ、ロンドンのグリモールド・プレイス12番地で育つ。父はオリオン・ブラック、母はヴァルブルガ・ブラック。ブラック家はあらゆる純血家系と繋がりを持ち、巨大な家系図を有する純血中の純血家系で、シリウス自身も作中に登場するほぼすべての純血魔法族と血縁・姻戚関係にある。一族は自分たちを事実上の「王族」と考え、純血主義者の中でも選民思想じみた過激な思想に色濃く染まっており、スクイブやマグル出身の魔法使いを擁護する魔法使いはもれなく家系図から抹消されていた。

シリウスは一族が掲げる純血主義を毛嫌いしていたため異端児扱いされ、親の言いつけに従っていた弟レギュラスと何かと比較され育った。故に両親を始めとする一族の大多数と折り合いが悪く、シブラック家出身の人間に対して激しい嫌悪感を抱いているが、叔父のアルファード・ブラックと従姉のアンドロメダ・ブラックに対しては例外的に好意的な態度を示した(前者は家出後のシリウスへの資金援助が発覚し、後者はマグル生まれと結婚したため、後にどちらも家系図から抹消された)。

学生時代

1971年、ホグワーツ魔法魔術学校に入学、ホグワーツ魔法魔術学校在学中はブラック家としては例外的に、グリフィンドール寮所属。このため一族の中では更に浮いた存在となった。

グリフィンドールにて、ジェームズ、ルーピン、ピーターと親しくなり「マローダーズ」(強奪者、強襲者)そして悪戯仕掛け人と名乗る。特にジェームズとは入学前のホグワーツ特急で意気投合して以来、唯一無二の親友として兄弟同然の付き合いをしていた。

また2年次にはルーピンが人狼であることを見抜き、数年掛かりでアニメーガスとなることで友情を示した。

成績は優秀でジェームズに次ぐナンバー2、何でも卒なくこなし、多くの生徒の憧れの的であったが、素行の悪さから監督生にはなれなかった。マグル製のバイクを所有し、魔法をかけて空を飛べるようにカスタマイズして、ジェームズと共にマグルの警察&死喰い人とチェイスをやらかしたりもしている。

5年次の回想では高慢な一面もあり、成人後のシリウス自身、この頃の自分とジェームズを「高慢でイヤなガキ」と評している。ジェームズと共に「悪戯」を仕掛ける等して対立していたスネイプには、彼がジェームズの尻尾を掴み退学に追い込もうとルーピンの秘密を嗅ぎ回っていたことを疎み、人狼になったルーピンに会うよう唆した事もあった。この件はジェームズが慌ててスネイプを連れ戻したため大事にはなっていない。

我慢の限界で16歳の夏休みに実家を飛び出し、ポッター家に転がり込む。この際、母ヴァルブルガによって家系図から抹消された。17歳時に叔父のアルファード・ブラックからの経済援助を受け、一人暮らしを始める。

卒業後と収監

ジェームズとリリーの結婚式にて花婿介添人を務め、ハリーの代父、後見人となる。日本語では名付け親と訳されているが、実際にハリーという名前を付けたの本人なかは不明。

不死鳥の騎士団」の創立メンバーとして死喰い人と戦いの日々を送る。ヴォルデモートがポッター夫妻を狙っていると知りると「秘密の守り人」を自分でなくピーターにするよう助言し、自身が囮になろうとしたが、ピーターの裏切りによって2人は殺害されてしまう。

ルビウス・ハグリッドにバイクを渡し、ピーターの後を追ったものの彼の罠に嵌められる。ピーターはマグル12人を爆死させながら自分の指を切り飛ばすとネズミに変身、シリウスに全ての罪を着せて逃走。あまりの事態に現場で高笑いをして立っていたところを逮捕され、「ポッター夫妻の殺害幇助およびマグル12人とピーター本人の殺害の罪」によってアズカバンへ収監される事となる。この時裁判は行われなかった。これはバーテミウス・クラウチ・シニアの命令である。

脱獄とその後

ほとんどの囚人が数週間で発狂するアズカバンにおいて、「自分は無実だ」という吸魂鬼に吸い取られぬ思いだけで正気を保ち続けた。また、犬に変身する事で精神を単純化するという絡め手も使っていたようである。

収監当初は、ベラトリックスやクラウチJr.などの敗残した死喰い人たちがアズカバンに送られてくるのを目撃している。

収監されてから12年後のある日、日刊預言者新聞でロン・ウィーズリーの肩に乗ったスキャバーズ(=ピーター)の姿を発見し、ロンの在学するホグワーツにいるハリーが危ないと思い、脱獄。痩せこけていた犬の姿で独房の柵をすり抜けると、北海へと身を投げイギリス本島まで泳ぎ切った。

そして3巻にてハリーの前に姿を現し、彼の誤解を解き真実を明らかにしたが、ピーターを再び取り逃したことで無実は証明できなかった。この時「叫びの屋敷」にて約13年振りにジェームズとリリー以外の悪戯仕掛け人とセブルス・スネイプが集合した。その後ヒッポグリフバックビークに乗りホグワーツから脱出、再び逃亡生活へと入った。

4巻ではハリーを案じてホグワーツ周辺に潜伏し、ネズミなどを食べて生き延びていた。「チキン!」

5巻で「不死鳥の騎士団」が再結成されると、二度と帰りたくなかったグリモールド・プレイス12番地の生家が本部として使われるようになり、屋敷でほぼ軟禁生活を余儀なくされる。
1996年6月、ヴォルデモートの策に嵌ったハリー達を救出するため、魔法省神秘部にて死喰い人と交戦、従姉ベラトリックス・レストレンジの呪文によって「死」へ繋がるアーチへ押し込められ、ベールの彼方へ行った。36歳没。

6巻でシリウスの遺言に則り、ハリーが屋敷やクリーチャーを含め、遺産の全てを相続した。また冤罪も死後、晴れることとなった。

7巻にてヴォルデモートとの最後の闘いに向かうハリーの前に、蘇りの石によって姿を現し、
「死ぬのは苦しい?」と問う彼に対し、「眠るより早いさ」と諭した。

名前の由来

名前のシリウスは大犬座のα星で、ギリシャ語で『光り輝くもの』を意味する「セイリオス」に派生した名前。
この星は太陽系の天体を除くと地球から望む天球上で最も明るい恒星である。
肉眼では一つの恒星に見えるが、実際にはA型主系列星のシリウスAと、白色矮星のシリウスBの二つの星から成る連星である。
おおいぬ座にあることから、Dog Star(犬の星)とも呼ばれており、彼の動物もどきの姿そのものである。
ブラック家においてこのシリウスの名を持つ人物は複数人存在し、本編で活躍するシリウスは三世に相当する。

他のシリウス・ブラック

上述の通りシリウス・ブラックはブラック家の家系図的には三人目のシリウス三世である。

一世

シリウス一世はホグワーツ魔法魔術学校校長を務めたフィニアス・ナイジェラス・ブラックの夭折した兄。
長男であったシリウス一世こそが父シグナス一世の跡を継ぎ、ブラック家の当主となる筈だった8歳で夭折してしまう。
死因について不明だが時代背景から1846年から1860年のインド起源のコレラ流行の可能性がある。
通常魔法族は非魔法族のマグルよりも強い生命力を有し、マグルと同じ病気にかかってもマグルと同じ病気は治ってしまうとファン交流サイトにて原作者がコメントしているが、魔法族の子供は7歳頃に魔法の力が現れ始め、不安定な時期であることからその時期にシリウス一世はコレラ感染した可能性がある。
フィニアス・ナイジェラスは父親に続きこの兄の早すぎる死にショックを覚えたためかマグル及びマグル生まれの魔法族に対する差別を死後に肖像画となった後も持ち続けた。

二世

シリウス二世はフィニアス・ナイジェラス・ブラックの長男でありシリウス(三世)の曾祖父である。
恐らく夭折した伯父のシリウス一世に肖っての命名であり、シリウス三世はこの曾祖父に因んで命名されたと思われる。
弟妹にフィニアス二世、アークタルス二世、ベルヴィナ、シグナス二世らがいるが長弟のフィニアスはマグルを支援したため家系図から抹消される。
世代的には兄弟揃ってダンブルドアと同世代アルバス・ダンブルドアの3、4学年先輩に相当する。
初代魔法大臣を輩出したガンプ家出身の純血の魔女、ヘスパーと結婚し二男一女を儲ける。
長女のリコリス、次男のレギュラス一世は未婚で亡くなるも、第一子の長男のアークタルス・ブラック三世は結婚し、更には金を積んでマーリン勲章勲一等を授与されるなどの栄誉に輝いた。

余談

誕生日

原作完結からもかなり長い間誕生日が発表されず、2015年突如として原作者J・KローリングのTwitterにて誕生日が11月3日と発表、ファンが大騒ぎになった。
原作者がシリウスの誕生日を祝うツイート

ちなみに、11月3日はジェームズ、リリー夫妻が死んだハロウィンからほんの数日後である。

犬種

シリウスは黒い犬の動物もどき
映画版でも犬の姿で登場したこともあるシリウスだが、『アズカバンの囚人』ではジャーマンシェパード、『不死鳥の騎士団』ではスコティッシュ・ディアハウンドと全く違う犬種になっている。
黒い犬であればどんな犬にもなれるということなのか、その時の健康状態によって変化が変わるのかどうか不明。
余談だが、後者のスコティッシュ・ディアハウンドとはその名の通り鹿などの大型哺乳類の狩猟に使われていた猟犬であるが、彼の親友のジェームズの動物もどきは牡鹿なので意味深である。

人気と二次創作

登場期間は第3~5巻と短いが、映画『死の秘宝Part2』の公開時に行われた人気投票では海外ではスネイプと主役3人に次ぐ5位、日本ではハリーとロンを抑えて3位と根強い人気を誇る。

Pixivでも投稿件数はセブルス・スネイプに次いで2位。映画化前の個人サイト時代からハリポタの同人人気を牽引するキャラクターである。

日本のファンアートではストレートヘアーの黒髪ロング、一人称はというのが二次設定として広く定着している。学生時代の姿を描いた作品(→親世代)やレギュラス・ブラックと共に描かれた作品(→黒兄弟)が多い。

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関連タグ

ハリポタ 親世代 悪戯仕掛け人 黒兄弟 ブラック家 偽親子
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