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ロンドン

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ろんどん

欧州のグレートブリテン及び北アイルランド連合王国(イギリス・英国)の首都。London。

その他曖昧さ回避

London

三枝敏雄

ロンドン(アズールレーン)

Rondón

もしかして

ニューロンドン(New London)

ロンドンデリー(Londonderry)

概要

日本語での漢字表記は「倫敦」。

グレートブリテン島イングランド地域南東部の内陸部、テムズ川河畔に位置する。

シティ」と呼ばれる主に金融業が栄える中枢区域が中世以来の狭義のロンドン市域。この周辺32の特別区に王宮や首相官邸、英国議会等が設置されており、シティと特別区をあわせて広義のロンドンにあたる「グレーター・ロンドン」という大都市圏を構成する。「グレーター・ロンドン」は行政区画典礼カウンティリージョンであり、面積は約1,600平方キロで東京都より一回り小さい程度、人口は878.8万人(2016年)。

2,000年前に古代ローマ帝国がテムズ川の渡河点に築いたロンディニウム市を起源とする。その後は王国有数の商都にして王都としての歴史を刻み、17世紀ごろから一気に市域が拡大した。ロンドン塔やセントポール大聖堂など、歴史ある建造物が数多く残される。ヨーロッパ最大級の都市であり、世界的な金融・学術・芸術・観光の街。世界中から移民や学生や観光客を受け入れ、ニューヨークと並び最高峰の世界都市と評価されている。

地理

都心にあるシティ(正式名ではシティ・オブ・ロンドン)はローマ時代のロンディニウムを原型とし、かつての城壁に囲まれた中世都市。現代では城壁はほぼ撤去され、ごく僅かな遺構を残すのみである。シティの面積は3平方キロ弱で、人口も1万人未満であるが、昼間人口は60万人を越えるオフィス街である(2001年)。このシティにはロンドン証券取引所、イングランド銀行、ロイズ保険などが集中して大きな金融街を形成している。周辺の32の特別区はそれぞれ自治都市(borough)の資格を有し、地方自治サービスの大部分を提供する。それら特別区の中で最も重要なのは、王宮のバッキンガム宮殿や国会議事堂、首相官邸などの政治中枢が集中するウェストミンスター(現在の特別区としての正式名では周辺地区も併せてシティ・オブ・ウェストミンスター)である。シティを含め33の特別区からなるグレーター・ロンドン全体の広域行政サービスを提供するのが大ロンドン庁(Greater London Authority)。トップがロンドン市長(Mayor of London)で、管轄は交通、警察、消防、広域開発などに限られる。また25名からなるロンドン議会が市政を監察する。

この巨大都市を旅する交通手段として一番有名なのは赤い二階建てのロンドンバスであろう。だが、路線と停留所が極めて複雑に入り組んでいるので、よく注意して利用しよう。他には高い技量に定評ある黒塗りのロンドンタクシー、そして世界最古の歴史を誇るロンドン地下鉄などがある。イギリス各地や欧州へ向かう鉄道の駅はおおよそ行先別に市内各所に分散している。どの駅から出る列車に乗りたいのか、確認しておくべし。

気候は西岸海洋性気候。比較的穏やかな気候で、夏も真夏日になることは少なく、冬も氷点下になることは少ない。ロンドンというと年間を通じて雨と霧に閉ざされているような先入観を持ってしまうが、月間11~15日と確かに降水日が多い。ただし、降水量は東京などと比較してもかなり少なく、年中パラパラと小雨が降っているという方が近い。

観光

ビッグ・ベン

ロンドンの象徴とされるネオゴシック形式の時計塔。正式名称はウエストミンスター宮殿と呼び、狭義のビッグベンである時計塔の下に大きな宮殿建築が広がって全体もまたビッグベンと通称する。この建物にはイギリスの国会議事堂が置かれている。ツアーにより下院、上院とも見学でき、所蔵の調度や絵画を見るだけでなく議会の歴史についても実地での解説で知ることが出来る。

バッキンガム宮殿

イギリス王室の宮殿であり、王室のロンドンにおける主な滞在場所である。王室美術コレクションに彩られた内部の見学は夏季のみ可能。宮殿前で1~2日ごとに行われる衛兵交替式は、英国の伝統的な流儀に触れられるアトラクションとして人気が高い。

大英博物館

グレート・ラッセル・ストリートにある、世界最大、最高の所蔵品を誇ると言われる博物館。所蔵品は800万点とされ、巨大すぎてまる一日かけても見終わらない。常設展は無料で、寄付とグッズ販売だけで運営されている。

ロンドン塔

シティのさらに東にある重厚な城塞。王宮としても用いられたが、むしろ牢獄・処刑場として知られている。数多くの王族や著名人が幽閉もしくは処刑された歴史の目撃者である。また、国王即位に用いる王冠などの王家の宝物も所蔵し、見学できる。

タワーブリッジ

ロンドン塔の傍からテムズ川に架かっているゴシック調の壮大な橋。両岸に大きな塔を建てて歩道で繋ぐ(塔内見学込みで有料)。また地上の高さには車も通行可能な橋を架けて、大型船が通過する際には電動式エンジンで地上階の橋を持ち上げる仕組み。ただし現在は大型船の通過は少なく、幸運に恵まれないと揚がる橋は見物できない。

歴史

先述の通り、ロンドンの発祥はローマ時代にテムズ川河畔に建設された開拓地、ロンディニゥムとされる。ロンディニゥムはテムズ川の北岸にあって東西北は城壁で守られていた。これが後にシティ・オブ・ロンドンの原型となり、グレートブリテン島の商業中心地として繁栄した。ローマ帝国が街を放棄した後は、様々な異民族がロンディニゥムを襲った。最後にロンドンの支配者となったのはサクソン族であった。

中世に入り、ノルマンディ公ギヨーム2世はイングランドを征服するとロンドンも占領しようとする、だが、街は堅固な城壁を頼みに抵抗する。ギヨーム2世も無理な攻城戦は避け、郊外のウェストミンスターに軍営を置いた。さらにそのウェストミンスターにウエストミンスター・ホール(後のウエストミンスター宮殿)という宮殿を建てて政治の中心とし、経済の中心であるシティ・オブ・ロンドンと並立することになった。こうして成立したシティ・オブ・ロンドン自治の慣習は後世まで残り、現代に至るまで国王がシティに入場する際は、シティの長に許可を求める儀式が行われた。

近世の16世紀には、街の拡張に伴ってウェストミンスターとシティ・オブ・ロンドンの市街はつながり、一つの街並みを形成しつつさらに郊外に広がっていく。こうして実質的に誕生したロンドンの街は繁栄を極めるが、同時に欧州にも稀有な大都市としての問題に度々曝される。

1665年にはペストが流行し人口の5分の1が死亡、1666年のロンドン大火ではほとんどの家屋が焼失する。産業革命によって、ロンドンは農村から上京した人口が密集。イギリスが七つの海を制する超大国となると、ロンドンには世界の富と産物が集中、19世紀初頭~20世紀初頭まで世界金融の中心地にもなった。

民衆はパブのビールを楽しみ、学校教育を得られるようにもなった。一方で1848年、1866年と度々コレラが大流行して多くの犠牲者を出し、大気汚染の酷いロンドンは「霧の都」の別名を頂戴する。

第二次大戦後には次第に公害は改善に向かい、英国病に悩まされるロンドンは文化と観光に活路を求め、現在に至っている。

ロンドンを舞台とする作品

シャーロック・ホームズ』シリーズ GSホームズ極楽大作戦!! 劇場版『けいおん!

黒博物館スプリンガルド 黒博物館ゴーストアンドレディ

くまのパディントン

大逆転裁判

BURNTHEWITCH

ポケモン剣盾 - 最終戦:チャンピオントーナメントの行われる街:シュートシティのモデルとなっている。

この他、イングランドを舞台とする作品のほとんどに登場する。

ロンドン級重巡洋艦1番艦「ロンドン」

艦名はイングランドの典礼カウンティである「ロンドン」に因む。

1926年2月23日起工、1927年9月14日進水、1929年1月31日竣工。

地中海の第1巡洋戦隊に配属され、1936年より旗艦を務める。

1936年8月22日、スペイン内戦バルセロナ市からの難民の避難を支援。

1939年3月、チャタム工廠で2年に亘る改造工事に入る。装甲の増加、艦橋の大型化などによりクラウン・コロニー級軽巡洋艦のような外観となった。

9月1日、第二次世界大戦が勃発。

1941年5月12日、駆逐艦「ブリリアント」と共にジブラルタルからマルタ島に航空機を輸送する空母フューリアス」を護衛。

5月24日、重巡洋艦「ドーセットシャー」と共にドイツ海軍戦艦ビスマルク」捜索に当たる。この時、改装した艦橋の重さのせいで上部デッキと船体に多くの亀裂が現れた。

6月5日、駆逐艦「ブリリアント」と共にドイツ海軍通商破壊部隊への補給船の捜索を行い、ドイツ海軍油槽船エッソ・ハンブルク」、「イーガーラント」を発見し自沈させる。

6月17日、フリータウンシエラレオネ)で空母「イーグル」と合流。

6月26日、ドイツ海軍封鎖突破船バビトンガ」を発見し自沈させる。

7月10日、空母「イーグル」などと共にフリータウンを拠点に南大西洋をパトロール。

9月22日、軍需大臣ビーバーブルック卿ウィリアム・マックスウェル・エイトキン・ビーバーブルック)らを乗せてアルハンゲリスクへ向かう。

10月30日、ニューカッスルの造船所で修理を受ける。

1942年4月、北極海で船団護衛やパトロールに当たる。船体下部に歪みが生じ、漏水が発生した。

12月、ニューカッスルの造船所で修理を受ける。これを機に新型のレーダーや対空兵装が搭載された。

1943年7月7日、ノルウェー沿岸の掃討作戦に参加。

1944年3月13日、東洋艦隊(司令官:ジェームズ・フォウンズ・サマーヴィル海軍大将)に配属され、トリンコマリー基地に到着。アメリカ海軍空母「サラトガ」を旗艦に第70任務部隊を編成。

4月19日、サバンの日本軍への空襲(コックピット作戦)を支援。

5月17日、スラバヤの日本軍への空襲(トランサム作戦)を支援。

10月15日、第63.2任務群に編制される。

10月17日、ニコバル諸島の日本軍を攻撃(ミレット作戦)。

1945年4月8日、戦艦「クイーン・エリザベス」等と第63任務部隊を編制。

4月11日、サバンの日本軍を攻撃(サンフィッシュ作戦)。

8月15日、日本がポツダム宣言を受諾し降伏。マレーシア南部上陸作戦のため出港していたが作戦中止。

8月28日、サバンに入港。

9月、第9特別根拠地隊スマトラ島サバン)司令官広瀬末人海軍中将が「ロンドン」艦上で降伏文書に調印。

1946年1月、イギリスに帰投。

9月、予備役となる。

1947年、第5巡洋艦戦隊に編入され香港に配備。

1949年4月20日、国共内戦の最中、イギリス大使館員を避難させるため揚子江南京に向かっていたスループアメジスト」が中国人民解放軍から砲撃され、22人の死者を出して頓挫し、「アメジスト」を曳航しようとした駆逐艦「コンソート」も10人の死者を出し撃退された。

4月21日、「ロンドン」とスループ「ブラックスワン」が支援のため派遣されたが、中国人民解放軍の砲撃により損傷し撃退された。「ロンドン」は13人、「ブラックスワン」は3人の死者を出した。「アメジスト」は7月30日、夜陰に紛れて脱出に成功した。

9月8日、イギリスに帰投。退役。

1950年1月3日、スクラップとして売却された。

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  • ロンドンと三日月宗近とばけぎゃもん

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    Hot Summer Pub Night/ホットサマー・パブ・ナイト

     『London Confidential Lover』シリーズ番外編です。この話は前作『Hot Summer Gin Night』から続いてますので、良かったらそちらを読んでからこちらを読んで貰えるとより楽しめるかな、と思います。  前作で初登場だったレイの従兄弟のダニエルですが、彼はなかなかのくせ者で一筋縄ではいきません。いつもリチャードを振り回しているレイですら、手玉に取るくらいの人物です。そんなダニエルくんですが、実はレイのことが大好きマンで、彼に近寄るお邪魔虫を追い払う役目を常に請け負ってました。レイはその辺あんまり気にしていないので、ダニエルのお陰で助かってるなんて、これっぽっちも思ってません。そう言う面ではダニーはちょっと可哀想かも(苦笑)  そんな訳で今回ダニエルがリチャードに会わせてよ、と無理強いしたのも、リチャードがレイに相応しい人間なのかどうか、彼自身の目で確かめたかったから…なのですね。  結果的にダニーくんにちゃんと認めて貰えたリチャードですが、ダニーもちゃっかりしてるんで、リチャードから大切なものを奪っていきました(笑)  リチャードは面食らってましたが、レイにとってみたら挨拶代りなんで、その行為自体よりも、自分の物であるリチャードに触るな、という気持ちの方が大きかったでしょうね。  ところで二人がとってもえろいキスしてて、リチャードがびっくりしてましたが、レイが言った通り、あれは二人にとってはじゃれ合いっこの延長線みたいなもんです。特に深い意味はまったくありません。ただ単にちゅーしたいから二人共してるだけです。最初に仕掛けたのは勿論ダニーの方で、レイは別にダニーとキスするのは嫌じゃないからしている、ってだけの話です。リチャードがダニーがレイの初めての相手じゃないか、と疑っていましたが、全然違います。  それとダニーが物語中で「相変わらず男の趣味はいいね」と思わせぶりな一言を口にしてますが、これは後々の作品の伏線になってますんで…と一応お伝えしておきます。  この辺はリチャードがめちゃくちゃ気にしているレイの初体験のお相手のあれこれと繋がってますので、いずれ詳細は話の中で明らかにします。  それにしてもリチャードは「嫌なら聞かない」とレイに言ったくせに、しつこく「でも気になるんだよ」と思ってるところが…(苦笑)  レイはリチャードの過去の女性関係については一切聞かないんですが、リチャードはレイの過去に関わった、特に男性については気になってしょうがないようです。これはリチャードが本気で好きになったのがレイが初めてだったから…という理由なんですけど。  レイは本気で好きだからリチャードの過去の女性関係については聞きたくない、リチャードは反対にレイの過去の相手については根掘り葉掘り聞かないと気が済まないタイプです。それは、リチャードが法律関係の勉強をして警察官という職業を選んだのと密接な関係があります。つまり常に真実を知りたい、という欲求が人一倍強い人なんですね…やっかいな人です、リチャードさん。  作品内で書いているゲイパブの入り口のレインボーフラッグですが、これは実際に目印として掲げているお店は多いです。  ただゲイ専のパブだからといって一般客が入っちゃいけないのか? というとそんなことはないので、観光でロンドンにいらしてぜひ一度入ってみたい、と思われたらトライしてみてください。  余談ですが、昔義兄がフラッグに気付かずゲイパブに入ってしまって、お兄さんにお尻をめっちゃ触られたそうです(笑)  義兄はそんな程度で怒る人じゃないので、ビールを飲んだ後は素知らぬ顔で早々に店を出たそうですが…  パブと言えば、英国のイメージが強く、これまでの作品にも何度も登場していますが、少し前にパブでレイとリチャードとセーラが飲みながら歓談している話が読みたい、というリクエストを頂いたので、番外編でパブ連作話を書いてみたいな、と思っています。実はこのリクを頂く前に、自分の中でリチャードとハワードがパブで飲んだくれてる話を書きたい、というプロットも考えていたので、これもぜひ実現させたいです。  それでは短い作品ですが楽しんで読んで頂けたら幸いです。 ―人物紹介― リチャード・ジョーンズ MET(MetropolitanPolice/ロンドン警視庁)AACU(Art&Antiques Crime Unit/美術&アンティーク犯罪捜査課)所属の警部補。 レイモンド・ハーグリーブス White Castle Gallery(ホワイトキャッスル・ギャラリー)オーナー、AACU専属コンサルタント、通称レイ。 ローリー・メイヤー レイの従兄弟、ギャラリーのアシスタントディレクターを勤めている。 ダニエル・ウェブスター レイの従兄弟。通称ダニー。 シャーロット・グレンジャー レイの従姉妹。通称チャーリー。
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    【Chapter1】1-5

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  • London Confidential Lover

    Bitter Sweet Valentine/ビター・スウィート・ヴァレンタイン

    『London Confidential Lover』シリーズ『Bitter Sweet Valentine』(ビター・スウィート・ヴァレンタイン)です。  今回はヴァレンタインデーというお題に合わせて書く予定でしたが、ヴァレンタインデーのレイとリチャードについては昨年二本すでに書いてしまったので(The Case of Valentine's Day、Happy Belated Valentine's Day)代わりにウィリアム・シドニー警部補に登場して頂きました。  脇の脇役という感じでちょくちょく登場している彼ですが、まだ今一つ読んで下さっている方の中ではどんな人なの? という感じで馴染みがないかなと思います。そんな訳で、この作品で彼の人となりを知って貰えると嬉しいです。  タイトルのBitter Sweet…ですが、ワンワードでBittersweetとも綴れるのですが(主に米国で使われるようです)わざと二語に分けています。これは英国音楽がお好きな方ならぴんと来るんじゃないかな、と思うのですが暫く前に大ヒットした曲のタイトルからこちら頂いてます。分かった方はにやにやして下さい。あの曲大好きなんですよ…  ここからは本文の内容に触れていますので、ネタバレがお嫌な方は本文読了後に、ネタバレしてもいいよという方は引き続きお読み下さい。  ウィリアム・シドニー警部補は5年前にレイの叔父であるロバート・ハーグリーブスが警視総監に就任した際、秘書官として抜擢された人物です。それまでは総務職に就いていて、主にデスクワークをしていました。とても有能な人物ですが、一線に立って事件の捜査に加わる訳ではないので、目立たない存在でした。  リチャードは秘書官になる以前からウィリアムの事はよく知っていて……と言うか署内の人間は何かしら総務とやり取りする機会があるので、皆よく彼の事は知っているのですが……ウィリアムは感じの良い人物だな、と常に思っていました。ウィリアムの方も何かと目立つリチャードの事は以前から気に掛けていたので、AACUへ異動になった後のレイとの関係もすぐに気付いたと思います。ウィリアムはゲイなので、その辺りの変化には敏感なのだろうなというところです。  ただし、ゲイであっても誰彼構わずという訳ではないので、ロバートのことも雰囲気から彼がストレートであることは分かっていて、片思い状態になっているし、幾らリチャードがすごく格好良くて魅力的であっても、ウィリアムのタイプではないので、敢えて別にどうこうってことはありません。  レイとリチャードの間柄については、すでに気付いているウィリアムですが、本文中にも書いた通り、それをロバートに言うつもりもないし、たまにレイをからかうつもりで遠回しにネタにするだけです。ただし毎回遠回しにからかった後、レイから何十倍にもなって反撃されるのがオチなのですが。  レイがうんと年上のウィリアムに対して遠慮のない態度を取るのは、彼に親しみを感じているのと、辛い片思いに身をやつす姿が、どこか自分に通じるものを感じているからです。どちらかというと、ローリーもそうですが、レイの周囲には自分よりも年上の人間ばかりがいて、彼は年上の人間との付き合いの方が気楽だと感じている節があります。年上の人間にも遠慮の無い態度を取るのはある意味甘えているからで、レイの甘えた態度をそういう人間たちはみな可愛いと受け入れてしまうんですよね…その辺リチャードもそうなんですけど、レイは分かっててやってるところもあると思います。  物語終盤でロバートさんはウィリアムをヴァレンタインデートにお誘いしてますが、彼らは簡単にそういう仲にはなりません。前作でロバートの過去について書きましたけど、やはり彼は根っからストレートなんで、そんな簡単に男性を相手に……とは考えられないし、ウィリアムの方も恐れ多くてそんなすぐには……って感じですので、この二人に関しては、しばらくの間平行線を辿るブロマンスコースだと思います。  根っからのストレートだった筈のリチャードは呆気なくレイに陥落しましたが、それはレイが特別な人間だったからで、レイ以外の男性がリチャードに迫ったところで、すぐに「ごめんなさい」されて終わりです。    そんな訳で昨年書いた二本のヴァレンタインデーもの+こちらで今年のイベントを楽しんで頂けたら嬉しいです。昨年のヴァレンタインデーものも、1年経って見直したらかなり直したいところだらけだったので、今回加筆修正しております。  来年はどうしましょうね。付き合って二年後の二人のヴァレンタインデーを書けるといいな、とは思っています。  それではとても短いお話ですが、楽しんで読んで頂けたら幸いです。 ―人物紹介― リチャード・ジョーンズ MET(MetropolitanPolice/ロンドン警視庁)AACU(Art&Antiques Crime Unit/美術&アンティーク犯罪捜査課)所属の警部補。 レイモンド・ハーグリーブス White Castle Gallery(ホワイトキャッスル・ギャラリー)オーナー、AACU専属コンサルタント、通称レイ。 ローリー・メイヤー レイの従兄弟。ギャラリーのアシスタントディレクターを勤めている。 ロバート・ハーグリーブス レイとローリーの叔父。MET警視総監。 ウィリアム・シドニー 警視総監ロバート・ハーグリーブスの秘書官、階級は警部補。
  • ウエストミンスター探偵社

    形なき狙撃手

     最初の事件から半年、ガイアの元に、怪文書に等しい依頼書が届く。その差出人の正体を掴もうとするも、空振りに終わり、不審感を募らせるガイアの元に、今度は殺人事件の依頼が寄せられる。  普通の事件の依頼と、謎の依頼。普通の依頼人と、顔の見えない依頼人。無関係の2件が絡まり、明らかになった真相とは?
    23,414文字pixiv小説作品
  • London Confidential Lover

    Soft Whip Temptation/甘い誘惑

     『London Confidential Lover』シリーズの番外編です。番外編だらけですいません。そもそも何で本編と番外編に分けているかというと、本編はミステリ、番外編はミステリ要素がない若しくは薄い小説となっているからなのです。  こちらの話はアイスクリーム食べてるシーンが書きたかっただけなので、ホントにその部分メインです…もうロンドンは寒くなっちゃってアイスなんて聞いただけで鳥肌立つんですけど。  ここからは解説+後書きなので、ネタバレしたくない方は本文読了後にどうぞ。ネタバレしてもいいよ(大したネタバレはないですが)と言う方は引き続き読んで下さい。  今回の小説は夏休み明けのリハビリ作品+アップ済みの『Closer to Heaven』そして本編『チッペンデールの誘惑』への布石となってます。物語前半まではいつもの軽いパターンで話が進みますが、後半、特にリチャードの独白部分は『チッペンデールの誘惑』『Closer to Heaven』内でのレイの苦悩のモノローグと対になっています。  『チッペンデール』と『Closer to Heaven』で何度もレイは、自分がいつかリチャードに捨てられる運命にある、と繰り返しています。ですが、ここではリチャードがいつかレイが自分の元から離れていくだろう、と考えてます。  お互い好き合って離れられない運命だと意識下では気付いていながら、気付かないふりをするように、お互いがそれぞれ別れについて考えている滑稽さが好きなんですよね。  結局のところ『チッペンデール』でリチャードはレイが自分の運命の相手だ、ときちんと自覚しますし、レイも迷いながらも一応彼なりに、自分の立ち位置を納得して受け入れたように見えています。次に予定している本編では、自覚したリチャードと迷いを抱えるレイの気持ちのすれ違いが招く悲劇を事件を交えて書くつもりでいます。  とはいえ、次の本編はかなり長くなる予定なのと少し下調べに時間が掛かるので、来年前半あたりに完成させられたらいいな、と思っています。  それまでは短い番外編と、二人の夏のホリディ話を書く予定にしています。短いお話は四季折々の英国の様子を描きたいので、冬にはクリスマスの話を書きたいです。英国のクリスマスは日本とは随分様子が違うので、その辺りの事情も詳しく交えて。  あとは秋の一大イベント、リチャードさんのお誕生日話も書く予定でおりますので、一緒にお祝いして頂けると嬉しいです。  さて、こちらの話ですが、夏・アイスクリーム・サーシャ、と三つのお題から出来上がっています。落語の三題噺みたいですね。この三つを入れた夏らしい明るい作品を書きたかったんですが、いつの間にか思ったよりも暗いトーンになってしまいました。サーシャが出てくるところまでは明るかったんですけど。  サーシャは一年の研修期間の折り返しを迎えて、次の年の春にはマンチェスターへ戻ってしまうので、あと一作くらいは出してあげたいな、と思ってます。レイの天敵である彼女に最後に一花咲かせてあげたい…  ところでサーシャはレイとリチャードの仲に気付いているのか? と疑問を持たれる方もおいでかと思いますが、彼女は非常に思い込みが強い自己中心的な子なので、二人の関係には気付いてません。自分がリチャードに気に入られたい、そのためにはいつも仕事で一緒に居るレイが邪魔だ、という考えしか頭にないからです(笑)  リチャードはサーシャが気付いてるんじゃないか、と時々冷や冷やしてますが、全然そんなことはないんです。レイは気付かれてても気付かれて無くても全然気にしてません。そういう子です(笑)  英国のアイスクリームについては作品内でお話していますが、近年イタリアンジェラートのお店や変わり種のアイスクリーム屋さんもロンドンには増えてきました。  それでもやはり、英国人にとっての心のふるさとは、夏の午後、小銭を握りしめて音楽を鳴らしながら走ってくるアイスクリームヴァンへ買いに行くソフトウィップです。  こちらのアイスクリームヴァン、住宅街の中だと手を挙げたらタクシーみたいに自宅前にぴたっと止まって、そこで販売してくれるんですよ。私も随分お世話になってます(笑)  夏に英国においでの折には、ぜひアイスクリームヴァンを探してソフトウィップを食べてみて下さい。その際にリチャード式にチョコレートソースとチョコフレークをつけてもらうか、それともレイ式にチョコレートフレークのみのシンプルなものにするか?悩んで頂きたいと思います。  サーシャはチョコフレークにストロベリーソース派でしたが…  ちなみに日本ではあのコーンにぐるぐると載せてるアイスクリームをソフトクリームと呼んでいますが、英国でソフトクリームは通じないので、食べたい方はソフトウィップと言って下さいね。リチャードのようにチョコフレーク(これは商品名から99’ナインティナイン’と言います)とチョコソースを付けたかったら「One soft whip with chocolate sauce and 99 please」と言えば買えますよ。  それでは短いお話ですが楽しんで読んで頂けたら幸いです。 ―人物紹介― リチャード・ジョーンズ MET(MetropolitanPolice/ロンドン警視庁)AACU(Art&Antiques Crime Unit/美術&アンティーク犯罪捜査課)所属の警部補。 レイモンド・ハーグリーブス White Castle Gallery(ホワイトキャッスル・ギャラリー)オーナー、AACU専属コンサルタント、通称レイ。 サスキア・ブルック AACUに一年間マンチェスター警察から研修にきている巡査。リチャードに好意を持っている。通称サーシャ。 セーラ・ホプキンス AACU所属の巡査部長、リチャードの部下で警察学校時代からの親友。
  • 伯爵カインシリーズ

    LOCUS OF OPAL

    LOCUS OF OPAL~オパールの軌跡~ 由貴香織里さんの伯爵カインシリーズです。 偽解雇事件の少し後くらい。 ○○年前に一番初めに書いた二次創作SSです、オフ本でP12くらいあったのでサルベージュ。 一応サスペンス風ですが推理は破綻してます、雰囲気だけでも楽しんで頂ければ。 P1軽くキャラ説明 P2前編(中編・後編とupする予定です)

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