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艦橋

かんきょう

軍艦に設けられている監視・指揮所。
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概要

艦橋は、一般のにおける船橋(せんきょう・ふなばし、ブリッジとも)に相当するもので、航海や戦闘の指揮を行う場所。艦橋内部には羅針盤操舵装置などが設けられており船の中枢部としての役目を持つ。
また、艦橋を収める、甲板上に設けられた構造物(建物)のことを指す時もある。こちらは厳密には「艦橋構造物」と呼ぶ。

狭義の艦橋

第二次世界大戦前後の大型軍艦は、航海用と戦闘用の少なくとも2つの艦橋を持つ多層構造になっていた。旗艦設備を持つ艦は艦隊指揮用の艦橋も持っていた。空母では操艦用の艦橋と航空機の発着艦指揮用の艦橋の2つを設けている場合があったほか、戦艦などでは後部にも予備指揮所があった。

艦橋は重厚な装甲を施すことが困難であり、大型の砲弾が直撃すると司令部が全滅、ということも起りかねない。そのために艦橋の下に装甲された司令塔を持っており、砲戦時は司令官はここで指揮を執ることとされていた(実際には砲戦時も艦橋で指揮をとっており、戦闘中に艦橋が破壊されて死亡した司令官も多い)。

情報通信機能が発達した最近の軍艦では、戦闘関係の指揮は艦の中心部で防御された戦闘指揮所に移り、艦橋の役目は航海、操艦などに限られている。

艦橋構造物

初期の戦艦の艦橋は、吹きさらしののような姿(露天艦橋)であったが、しだいに多層化し、外壁や窓をめぐらすようになり、マストと一体化して高くそびえるビルのような姿になった。これを檣楼という。

日本の超弩級戦艦は、マストを芯に多層の艦橋を積み木状に積み上げた、まるで天守閣(海外ではパゴダ・マストと言われる)のような重厚な艦橋構造物を持っており、浮かべる城ともたとえられるその威容から人気が高い。

榛名(第一次改装後)
戦艦榛名


(金剛型戦艦榛名の第一次改装と第二次改装後の姿。榛名は改装で初めてパゴダ・マスト化した戦艦である)

特に改装後の扶桑型戦艦、とりわけ1番艦の扶桑の艦橋は時に違法建築とまで言われ、その特異な艦容から、日本国外で人気があるという。

戦艦 扶桑
戦艦 扶桑



一見、日本戦艦の艦橋は不安定で重心が高そうに見えるが、実はそうでもない。艦橋には重さがかさむ装甲が付いていないので比較的軽いし、軍艦は外見的に目立つ艦橋構造物や砲塔よりも、水面下に半ば隠れている船体の方がはるかに大きいからである。

そこは私のバルジさんだ


巨大な艦橋を持つ長門型戦艦も、水面下はこの通り。どっしりと安定感のある姿をしている。

また、戦艦ほどではないが、高雄型重巡洋艦もきわめて大型、重厚な艦橋構造物で知られる。

重巡 摩耶 1944
重巡洋艦 高雄



大和型戦艦の艦橋構造物は、従来の日本戦艦のそれではなく、重巡洋艦の艦橋構造物を発展させたものである。

超弩級戦艦大和
戦艦大和の艦橋



空母の艦橋構造物は、平たい飛行甲板の上に飛びだして見えるため、アイランド()の別名で呼ばれる。

大鳳 (空母)





フィクションにおいて

宇宙戦艦ヤマトではヤマトの船底に予備の予備の第三艦橋が設けられているが、敵の攻撃などでしょっちゅう破壊され真田工場長の超技術で1週間で修復している。

また、ロボットアニメなどでは「艦橋を破壊されると撃沈」という描写がまかりとおっているが、これは大間違い。
事実大戦期に特攻などで米戦艦の艦橋が破壊された事例は多数あるが、轟沈に至った事例は無い。戦闘中は大抵艦でもっとも頑丈に作られた艦橋基部の司令塔(大戦中からCIC等の戦闘指揮所を併設する事が多くなる)に人員は大抵移ってしまうので人員の殺傷は難しくなる。
むしろ危険なのは弾薬庫や機関に被害を被った場合なのである。

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軍艦 ブリッジ 檣楼 司令塔

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