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真田志郎

さなだしろう

真田志郎とは、「宇宙戦艦ヤマト」シリーズに登場する、ヤマト乗組員の1人。技術班長を一貫して勤め上げた経歴を有する。復活篇では科学局長官へ就任。リメイク版でも登場する。
目次[非表示]

「科学は、俺にとって屈服させるべき敵なのだ!」

声優

青野武(旧シリーズ)
大塚芳忠(リメイクシリーズ)

俳優

柳葉敏郎(実写版『SPACE BATTLESHIP YAMATO』)

概要

 『宇宙戦艦ヤマト』シリーズに一貫して登場する、ヤマト乗組員の中心人物の1人。ヤマト搭乗時は技術班長こと技師長として就任し、ヤマトを幾度も救ってきた。ヤマト完成前は、防衛軍の工場長として艦艇の整備を中心に活動していた。『宇宙戦艦ヤマト復活篇』では、地球連邦宇宙科学局長官に就任し、地球の危機を前に移民計画を進める。
 第1作目のリメイク作である『宇宙戦艦ヤマト2199』でも登場し、役職は前と変わらぬ技術長であり、同時にオリジナルでは設定されていなかった次席指揮官たる副長を兼任することで、臨時における指揮を任される。

オリジナルシリーズ

 古代進の兄、古代守とは、宇宙戦士訓練学校(初代アニメ版での設定の呼称)の同期で親友同士であった。そのため、冥王星海戦にて玉砕を遂げた(と、その時は思われていた)際、古代守が地球へ帰還を果たせなかったのは、彼の乗艦『ゆきかぜ』を、ドック責任者として不十分な整備しかできなかったことが原因ではなかったか、と自責の念に駆られており、それあって守の弟である進に対しても負い目を感じていた描写がなされた(TV第1期18話他)。
 ヤマトの未知なる大航海を成し遂げた裏に、彼の類まれなる活躍が影響していると言っても過言ではない。土壇場で作り上げながらも失敗した例はほぼ無いと言っても過言ではなく、数々の危機を潜り抜ける事に貢献した。
 また少年時代に重傷を負うほどの事故に遭っており、その際に両腕と両足失っている。その為彼の両腕と両脚は義手義足になっている(この義肢には爆薬が仕込まれており、工作用の爆弾としても機能する)。同時にも亡くしており、その事故をきっかけに「科学は人を幸せにするものでなければならない」「(人を不幸にするような未熟な)科学は屈服させるべき敵である」と考えるようになり、科学者を志すようになった。

宇宙戦艦ヤマト2199

 ヤマトの技術長と副長を兼任して搭乗することとなる。階級は三佐として定められた。古代進の兄、古代守や、かつての守の恋人だった新見薫とは、宇宙防衛大学時代からの付き合いである。守とは友人同士、薫とは後輩の関係である。
 オリジナルシリーズとは異なる描写もあり、守が愛読していた『中原中也』の詩集を借りて読んではみたものの、「俺には詩の良さがわからない」と一度は返そうとした。だが「お前に持っていてほしい」と詩集を譲られた直後に守と薫の別れを聞き、そして守にメ号作戦が陽動であることを知りながら告げられずに出撃を見送った後は、彼の遺品となってしまった詩集を大事に持っており、劇中でも詩を呟くことがあった。
 また2199での主要人物は旧作の熱血志向がなりを潜め、冷静に描かれている場合が多いが、彼もまた例外ではなく、旧作と比べてもより計算、論理に基づいて冷静沈着に行動、或は発言する。常に正論を言うがあまりにも温かみに欠ける機械的な物言いのため、若さゆえに時として情に訴え冷静さを欠く古代進他若手士官との間に意見の対立もしばしばみられた。
 一方でヤマトのサブコンピュータとなったアナライザーからは抜群の信頼を得て相談相手になり、度々目をかける等の情を見せていることから、他人にあまり見せようとしないだけで、人間臭さも相応に持っている。
技術部の長としては旧作での様な戦闘中に即席の新兵器を次々と生み出したりすることは無かく、同僚の新見薫に旧作での役割をいくつか譲るなど、描写としてはかなり地味になっている。ただしそれは旧作での彼が異常にハイスペック過ぎたともいえ、2199版の彼は咄嗟の独創性にはやや欠けるが十分に能力を有し、テクノロジー関係に留まらず、艦内の規律・保安の維持から情報管理、副長としての作戦指揮といった参謀役までこなしており、体調を崩しがちだった艦長の沖田を支え続けた。
 なお、航海後に即席で新発明をすることはほぼなかったが、ヤマト計画にはその始動から深く関わっており、次元波動エンジンや波動砲、波動防壁の開発から航海計画にも携わっていた。自動航法室の秘密についても沖田艦長と彼しか知らされていなかった事など、20代後半とは思えぬハイスペックぶりは旧作と同じく無茶苦茶なレベルに達していた。
 古代進からは機械人間と言われるまでに感情の欠落ぶりを指摘されていたが、彼に対しては兄の守に陽動の囮であることを告げることができぬままメ号作戦に出撃させた葛藤があり、進の意見具申に対する方針にもそれが表れていた。
 なお旧作とは異なり、四肢がサイボーグであるかどうかについては一切言及されておらず、彼の四肢と姉を奪った事故についても特に描写されていないため、『2199』シリーズの設定としては存在しなくなった可能性がある。
また時代の流れからか食事はカロリーメイトらしきブロック状の固形食品で済ませている。彼曰く「無駄なカロリー摂取はおろかな行為だからね」とのことだが、ヤマトの食料供給システム『O・M・C・S』の説明を求められた際には「知らない方が幸せだと思うよ」と返しているため、原理を知っているゆえにそうしている可能性もある。

宇宙戦艦ヤマト2202

 続編作品2202でも登場する。しかしヤマトの航海を終えた後に地球政府が再軍備を図り、波動砲装備艦隊構想を立案。真田もその構想に同意していることから、スターシャ・イスカンダルとの間に結ばれた波動砲使用封印の一件を巡り、固く守るべきだと主張する古代進とは対立関係にある様子。しばし音信不通状態となっていた。ヤマトが地球復活の依り代となった後、地球政府の方針転換で再整備が決定したことを受け、ヤマト整備の中心となって計画を進めている。
 波動砲の封印は沖田の意思でもあることは承知しているが、その反面で強大な軍事力を相手にした時、数に劣り人的にも不足している地球の現状を考え、波動砲を装備せざるを得ないと考えているなど、極端に波動砲を推進している訳でもない。そして地球が復興並びに軍事拡充を短期間に成功させた理由を知る一人でもある。
 のちにテレサのメッセージを受けて、古代が助けを求めていると言う考えに賛同。誰よりも理論的・合理的思考だけではない常識にとらわれない古代を信頼しており、彼の行動に賛同した。また、イスカンダル航海時の対次元潜航艦戦闘で複数の乗組員を戦死させてしまったことから古代の力量を評価し、のちに第11番惑星司令土方竜宙将が成り行きでヤマト艦長に就任するまでの間、古代にヤマトの指揮権を預けた。
一方で、真田自身は古代を英雄的人物とは思ってなく、理想に燃えつつも現実に苦しみながら生き続けている等身大の人物として捉えており、ガトランティス戦役後高次元宇宙に残った古代とを救出するか否かを問う国民投票において、二人を助けることを国民に対して訴えた。その際の演説は、救出と引き換えに時間断層を失うことで発生する軍事的・経済的損失を訴えた芹沢虎鉄軍務局長に対し、数字や効率ではなく、己の心に従うことを訴えるものであった。

真田志郎の演説

 ある男の話をさせてください。
 どこにでもいる、ごく普通の男です。人を愛し、人が造る社会を信じ、
 地球が滅亡の淵に立たされたときは、イスカンダルへの大航海に加わった。
 そして帰還した後は、皆さんがそうであるように、
 地球復興のために身を粉にして働いてきた。

 彼が望んだのはただ一つ、
 イスカンダルとの約束を守ることです。
 しかし、戦後、地球が置かれた状況は、それを許さなかった。
 裏切られた...その思いは間違いなくあったでしょう。
 だからテレザートから通信が届いたとき、彼は反乱覚悟で飛び出した。
 宇宙の平和に貢献できる地球人でありたい、という願いにかけて。

 しかし、その結果は・・・・・・
 彼は、誰よりも多く波動砲の引き金を引くことになりました。
 生きるために、守るために、彼は自分の心を裏切ってきた。

 無論、抵抗はしました。
 事あるごとに、和平を訴え、
 自分一人の身で済むならと、敵の銃口に身をさらしたことさえあります。
 しかし、全ては裏目に出て・・・
 結局彼は、自分の命まで武器にしなければなりませんでした
 それで地球が救われたのは結果論でしかありません。
 彼は、彼を愛し、運命を共にした森雪ともども、決して英雄などではなかった

 彼はあなたです
 夢見た未来や希望に裏切られ、
 日々何かが失われるのを感じ続けている。
 生きるため、責任を果たすために、
 自分で自分を裏切ることに慣れて、
 本当の自分を見失ってしまった。
 昨日の打算、今日の妥協が
 未来を、自分を食い潰してゆくのを予感しながら、
 どこに向かうとも知れない道を歩き続ける。
 この過酷な時代を生きる無名の人間の一人、
 あなたや私の分身なのです。

 ですから、引け目は感じないでいただきたい。
 英雄だから、犠牲を払ってでも救う価値があると考えるのは間違っています。
 
 もし、彼と彼女を救うことで自分もまた救われると思えるなら、
 この愚かしい選択の先に、もう一度、本当の未来を取り戻せると信じるなら
 ぜひ二人の救出に、票を投じてください。
 数字や便利さ、効率を求める声に惑わされることなく、自分の心に従って

 未来はそこにしかないのですから

宇宙戦艦ヤマト2205

 古代の正式なヤマト艦長就任ならびにヤマトを旗艦とする第65護衛隊結成に伴い、第65護衛隊所属の戦闘空母ヒュウガの艦長に就任。護衛隊の打撃力としてヤマトを守ることとなる。
 なお、艦長席に座ってもその頭脳は衰えることはなくヤマトの星名保安長からもたらされた情報から土門竜介の正体を暴き、古代に警告するなど活躍した。また、地球・ガミラス連合艦隊とデザリアム艦隊の最終決戦では、土門たちに同行しヤマトを留守ことになった古代に変わり護衛隊を指揮、ガミラス艦隊に向けて移民船の退避と作戦への参加を訴えた。



こんなこともあろうかと

 ヤマトファンなら誰しもが聞いたことのある台詞「こんなこともあろうかと」。このセリフは、彼の有能振りを印象づけるものとしてよく引用されるが、実際には劇中では一度も使っていない
 似たようなセリフにヤマト2第10話の「多分こんな事もあろうと思って」というものがあるが、しばしばこのセリフの原典とされる第一作最終話の彼のセリフは、「反射衛星砲にヒントを得て密かに開発しておいた空間磁力メッキが役にたったよ」である。
<参考>アニメ評論家・氷川竜介氏のTwitter発言
http://twitter.com/Ryu_Hikawa/status/7610771223
http://twitter.com/Ryu_Hikawa/status/7610814434

なぜか「真田さんのセリフ」として有名になってしまったためか、青野武がナレーションを務めた劇場版DVDのCMでは「こんなこともあろうかと、このDVDを用意した」というフレーズを使っていた。


関連タグ

宇宙戦艦ヤマト こんなこともあろうかと
アナライザー 古代守 空間磁力メッキ
技師 技術者 エンジニア

マッドサイエンティスト
 よくこの類のキャラクターたちの代表例として挙げられるが、実際は(ユリーシャの一件はともかくとして)人道や倫理をポイ捨てしたことはない。それどころか、波動艦隊計画に関しても他に手段がないから賛同しているだけであり、盲目的に賛同しているわけではない。加えて無人艦隊・無人戦闘機などに関しても「もう...後戻りは...」と懸念したり、波動実験艦銀河が戦闘に参加した際には「「銀河」は調査用として私が設計したものだ!それをこんな...」と声を荒げたりとかなりまともな言動が多い。
 ゲーム版においても大山敏郎ともども「(重核子爆弾なら)作ろうと思えば作れる」と「作る技術はあるが、その性質を熟知しているので作らない」とも取れる発言があるので、「マッド」とは程遠い人物であることは間違いないだろう。
 ただし、ゲーム版ではヤマトのあちこちに黙っていろんな機能を仕込んだボタンを設置していたことが判明しているので、案外素質はあるのかもしれない。また、その明晰な頭脳から大体の二次創作においてはマッドサイエンティストと化してしまっている

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