概要
小笠原諸島父島列島の島で、東京都小笠原村の村役場がある中心地である。
人口は約2,000人、面積は23.8平方km。集落は北西部の良港・二見港やその湾岸に集中している。東岸・南岸はほとんど絶壁で山林が広がっている。
村役場のほか、東京都の小笠原支庁、国の小笠原総合庁舎、警察署、小中学校、都立小笠原高校、商店、診療所、郵便局など生活するうえでの最低限のインフラ施設は整っている。このため住民は頻繁な内地行きを強いられるほどではない。
島内には海上自衛隊基地、国立天文台VERA小笠原観測局、JAXA小笠原追跡所、環境省事務所などの施設もある。
一般の定住者がいる島としては東京都内では最も東に位置し、日本全体でも北海道に次いで東である。このため「都内最東端の○○」スポットが意外と存在している。
交通
空港は無く、通常は東京の竹芝桟橋からの定期船おがさわら丸のみである。通常時は週1便、繁忙期で週2便、おがさわら丸のドック入り中は代船を含めても10日~2週間間隔となる。
母島へ行くためには父島でおがさわら丸を下船してははじま丸へ乗り換える必要がある。
二見港周辺のほかに島の中西部にも集落や施設が点在しており、島内には村営バスが走っている。