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孫悟空(ドラゴンボール)

そんごくう

孫悟空とは、漫画『ドラゴンボール』の主人公である。 サイヤ人としての名前は 「カカロット」。
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概要

CV:野沢雅子

本作の主人公
パオズ山に住む尻尾の生えた少年。常人離れした体力と頑強さを持つ。7つ集めるとどんな願いでも一つだけ叶えられるというドラゴンボールを探して旅をするブルマと出会い、彼女に誘われてドラゴンボール探しの旅に同行。以降、様々な土地で様々な人々と出会い、ときには強敵やライバルとの死闘を経て、史上最強の戦士へと成長していく。

出自

後にその出自は惑星ベジータの戦闘民族サイヤ人の下級戦士・バーダック息子であることが判明。サイヤ人としての名はカカロット
サイヤ人の子は各惑星を支配するために幼い頃から各地へ飛ばされるという風習があり、 悟空の場合は戦闘能力が低かったため、強敵のいない地球が目的地に設定された。
つまり順調に育っていれば、地球の侵略者になっていた。

地球にやってきた彼は初代孫悟飯(じっちゃん)に拾われ、「空」から降ってきたことから「孫悟空」と名付けられ家族同然の信頼を築く。
しかし、満月の夜に月を見てしまったために大猿に変身。暴走の末に悟飯翁を踏み殺してしまう。後に同族のベジータが悟空の前で大猿に変身したことではじめて養父の死因を知ることになる。

※ なお、この設定については近年の作品において若干異なる部分がある(後述)。

人物像

容姿

黒髪に黒い瞳というアジア系の外見(これは純粋なサイヤ人全員が共通している)。
左右非対称な特徴的なハネのある髪型をしているが、特別、髪をセットしているわけでもなく癖でこうした髪型になっている模様。

体格については初登場時12歳にも関わらずかなりの低身長であったが、成人してからは歳相応の身長まで成長し、体格も筋肉質になった。

当初は尻から猿の尻尾が生えており、握られると力が抜けるという弱点を持っていたが後に独自の鍛錬により克服する。また、満月を見ると大猿に変身し理性を失って大暴れするが、月が見えなくなるか尻尾を付け根から切り落とすことで元に戻る(後にこの大猿化はサイヤ人特有の形質・体質であることが明らかになる)。
なお、この尻尾は切ってからもしばらく時間を置くと再生していたが、神様が月を再生する際に悟空が大猿化することを危惧したため二度と生えないように取り除かれた。以降、尻尾が再生することは無く同時に大猿化することも無くなった。オリジナルアニメ『ドラゴンボールGT』では、悟空の潜在能力を引き出すために老界王神達により尻尾が再生され、大猿に変身している。

衣装は基本的に武道着を愛着し、滅多なことがない限り洋服の類を着ることはない。
(原作漫画の表紙絵やアニメオリジナルシナリオではよく着用しているが)
特に亀仙流の山吹色の道着を気に入っており、成長してサイズが合わなくなってからもわざわざ服屋に頼んで同じデザインのものを仕立ててもらうほどである。胸と背中に書かれた「亀」の一字は、物語の展開に合せて「界」「悟」と変わっていたが、最終的には無地となった。

背中には如意棒、尻には猿の尻尾、亀仙人から譲り受けた筋斗雲に乗るそのシルエットは、キャラクターの由来である『西遊記』の孫悟空を彷彿とさせる。

性格

一人称は「オラ」。稀に「オイラ」や「オレ」とも。二人称は「おめえ」。独特の訛り口調は、育ての親の孫悟飯の素の喋り方(べらんめえ口調)が移ったものと思われる(「ドラゴンボールマイナス」参照)。
アニメでは声を演じる野沢雅子の演技方針で東北弁に近い訛り口調で声が当てられており「たたかいたい→たたけぇてぇ」「桃白白(タオパイパイ)→タオペェペェ」…といった感じで「~aい」の音を「~eえ」に変換されている。

性格は地球に送られてしばらくはサイヤ人らしく凶暴だったが、ある時崖から落ちて頭を強打し、回復後は心優しく素直な性格になった。心が清らかでなければ乗れない筋斗雲にも乗れる上、悪の心を増幅させて爆発させるアクマイト光線を浴びても何も起こらない程に邪悪さが無く純朴で、良くも悪くも物事をあまり深く考えない。立ち居振舞いも明るく誰にでも好かれるタイプ。困った人は放っておけず、助けても大した見返りは求めない上、苦労して集めたドラゴンボールの願いを誰かのために使うことを厭わないなど、かなりのお人好しである。

大猿化すると一転して理性を失い無差別な破壊を起す凶暴な性格となる(息子の悟飯も同様)が、このことについてクリリンサイヤ人本来の性格に戻っているのではと推測している。

一方で、サイヤ人としての血統であることと、育ての親の孫悟飯が武道家であったためか、非常に好戦的でもあり、強い相手に出会うと思わずワクワクしてしまう。もっとも、悟空は他人に勝ちたいという思いよりも、純粋に自分の強さを高めたいという気持ちの方が強いタイプである。強い相手と戦いたいというのもあくまで自分の強さを確かめたいからに過ぎない。ゆえに、相手に負けても落ち込んだり悔しがったりすることはほぼない。むしろ修行してもっと強くなったらまた戦いたいと目を輝かせる。このあたりはサイヤ人には珍しい特徴らしい。

また、パオズ山で野生児同然の生活を送っていたこともあり一般教養に欠けており、ブルマたちが持つホイポイカプセルやバイク・車といった機械の類を当初は妖術や妖怪か何かだと勘違いしていた。物語が進むにつれてそれなりに常識は身についたようで「ラッキー」や「バイバイ」「サンキュー」など俗世地味た言葉の他、ピースサインやサムズアップなども用いるようにもなった、セル編の時などに車の運転も披露している他、『超』では携帯電話(薄型・非折り畳み式の形状から察しておそらく現実で言うところのスマホのようなものと思われる。なおこの時の通話相手であったクリリンも同様の携帯電話を使っていた)も使いこなしている。

ただし戦闘ではフェイントなどの搦め手も上手く活用していたり、後述のように魔人ブウ編ではドラゴンボールの利用を含めて現状での最善策を冷静に分析しており、決して頭が悪いわけではなく単純に世間知らずで知識が乏しいのだと思われる。一応、過去に亀仙人のもとで修行をしていた数ヶ月間は学問の教育を受けていた描写もあるが、修行の合間の僅かな期間であるため習得に至ることはなかった模様。彼自身の性格を考えると、興味がない事に本気になれない部分も大きいだろうが。

目上へ敬意を払おうとする気持はあるものの(「カリン様」「界王様」「界王神様」「ビルス様」と必ず敬称で呼ぶ)、敬語の使い方も礼儀作法も全然知らないため、結果的に誰に対してもタメ口で話してしまう。しかし、持ち前の明るさや裏表のない性格からか相手も好意的に接してくれることが多く、ついには全ての宇宙の頂点に立つ全王とも友達になってしまった(当然ながら、中にはこうした礼儀知らずな姿勢を快く思わない者もいる)。
更に、強さを基準にした価値観感故に戦いたい・修業と言う申し出とそれに伴う主張に関して遠慮が無く、『超』では自分とは遥か彼方の領域の神の存在を知り、殊更強調されている。
一部のファンからザマスの「人間0計画」のきっかけを作ったと思われている(ブルマもそのことを指摘した)が、悟空の身体を手に入れたザマスが悟空達の前に現れ、時の指輪を見たビルスがザマスの存在に思い至り、彼の元に向かったところに悟空が同行したことで現代のザマスが悟空の事を知り、紆余曲折を経て悟空の身体を得て…といった形でこれらの事象はループしており、明確な「犯人」が存在しない(いわゆる「鶏が先か卵が先か」状態)。
他にも漫画版では悟空とは直接出会わず、神チューブで知り、神の力を持っていたことを不快に思い人類0計画につながっていること、未来のザマスは(未来ザマスの時間軸では心臓病で死亡している為)悟空に出会っておらず、並行世界の自分に存在を教えてもらっていることなど、悟空の関わらないところでも様々な要因が重なっている為、悟空にすべての責任があるとは決めつけられない。
また、「宇宙サバイバル編」にて開催される全王主催の『力の大会』についても、負けたら宇宙消滅というルールが設けられた件に対し、ネットはもちろん劇中ですら悟空が元凶のような言われ方をしているが、ただ強い相手と闘えれば満足である悟空がそんな危険なルールを望むはずもなく、全王が勝手に設けたルールにすぎない。第一、『力の大会』のそもそもの発起人も悟空ではなく全王である(悟空はそのことを知らずに「全ちゃんも『宇宙対抗の格闘大会』を考えてたんだから」と判断し、それに賛同しただけ)。これにより他の宇宙(特に第11宇宙)に敵視されるも冷静に対応し、自分を悪人扱いしているトッポに敬意を表するなど器の大きさを見せた。

勝っても負けても戦い自体を楽しめるタイプであり、決着がつけばノーサイドというのが悟空のスタイル。このスタンスゆえか天下一武道会、あの世一武道会などの格闘大会には積極的に参加している。
平和を守るための大悪党相手の戦いであっても戦闘不能になった者を殺すことは好まず、倒した相手にはとどめを刺さず立ち去るよう忠告することも多い。無駄な戦いを好まず、「自分が勝つだろう」といった勝負が見えている戦いはせず(逆は場合による)、べジータのように利己的な理由で強敵を増やそうとはしない。
その証左としてピッコロベジータ、そしてクリリンを殺したフリーザ等の極悪人が相手でも殺さずに情けをかけるがそのせいで卑劣な罠にはまり、ピンチに陥ることもある。一方で、仲間が殺された時にはさすがに敵意を剥き出しにしている。特にクリリンは幼い頃から修行を共にした無二の親友であり、クリリンに手を出す事は相手にとっての死亡フラグである。

また、(多くのサイヤ人がそうだが)かなりの大食いで、テーブルを敷き詰めるほどの料理だろうが軽々と平らげるほどの大食漢である。彼の快活とも呼べる食いっぷりはある意味本作における見所の一つ…なのかもしれない。

肉体は弾丸も通さないステンレスのように頑強だが、寒さだけは苦手にしている(ドラゴンボール超では、「体がなまる」と弾丸で傷つくとしている)。パオズ山は基本温暖な地域であるようで、作中では雪を見ることすら初めてであるような言葉を漏らしている。
また、アニメでは電撃に対しても弱いと思われる描写が何度か見られる。

死生観についてはファンの間でよく話題になる。
少年時代の頃から命の危険を顧みない無鉄砲な様子をよく見せていたが、大人になってからは一度死んだことでより顕著になり、自分が死ぬことなんて大したことではないと考えているようなところをしばしば見せるようになる。
これは作中のストーリーを通じてあの世とこの世を何度も行き来してきた影響も大きいと思われ、大人になってからの悟空は死に関しては消滅ではなく状態の流転に過ぎないというような悟りめいた認識を持っているところが垣間見える。
上述のように悪人でも殺すことを避けていたり、仲間が殺されると怒りに燃える様子がよくあることから、自分の命は軽んじていたとしても、他人の命は大切に考えているとは思われる。魔人ブウ編で放った「(地球人が皆殺しにされても)大丈夫だ、後でドラゴンボールで生き返らせるから」というセリフは現在でも物議を醸しており、偏見的なファンからはこれだけで「悟空は自分だけでなく人の命をなんとも思っていない冷血漢」と捉えられ、非難されているが、状況を細かく分析してみればそうではないことはすぐにわかる。
まず、現状は最強最悪の魔人ブウが現在進行形で大暴れしている最中であり、当時、ブウに対抗出来る可能性があるのはゴテンクスのみという状況だったこと、ブウを倒せなければ地球どころか全銀河が滅亡の危機に晒されるであろうこと、他にブウは暇さえあれば見つけたものをすぐに殺そうとする為、事件が解決しない限りは生き返らせてもまたすぐ殺されてしまう可能性が高いこと(さらに言えばそうなった場合「同じ願いを二度は叶えられない」という地球のドラゴンボールの制約上、二度と生き返らせる手段がなくなってしまう)、そもそも作中でドラゴンボールという確実な蘇生手段が存在している安心感、そして、自分達の戦いに巻き込まれたせいで死なせたままにしたくないという思い、また悟空自身も死亡からドラゴンボールで復活までの経験者であること等から、「生き返らせるなら(例え地球人が全滅するような事態になっても)すべてが解決してからにするべき」と合理的な判断を下したに過ぎない。
作中でも上記のすぐに生き返る発言はブルマから批判されているため、悟空の死生観が作中世界の一般的な感覚とも異なっているのは間違いないが、もしかしたら蘇生経験を持っていればそうなるのかも知れない。実際、悟空を批判していたブルマも一度死んでからは似た発言や行動を取っている。

今現在の犠牲を避け得ないことだと許容しつつも最終的には全てを解決する、大局的な見解を持っているとも言える。
もっとも、そこに触れてしまうと、ナメック星で形振り構わずフリーザを倒しに行ったり(公式資料によればナメック星到着時の悟空の戦闘力は12万。5倍界王拳で戦闘力60万、劇中の発言通りの10倍界王拳なら120万に達する計算であり、変身を許さず一気に勝負を決めに行っていれば、この時点の悟空でも戦闘力53万のフリーザ基本形態を倒せた可能性は十分にある)、ドクター・ゲロを前もって倒したり、ブウを復活させない様に立ち回れば良かったのでは、という話になってしまうのだが。
ただし、それぞれの手下(ギニュー特戦隊や19号、ダーブラなど)が妨害するに決まっているし、慢心から油断しまくっていたフリーザはともかく狡猾なゲロ、バビディが前もって何か策を練っている可能性は高く、事前に阻止できたとは言い切れない。加えてゲロに関しては当時から人造人間を作り出してこそいたが特に悪事を働いていた訳ではなく、さらに未来トランクスの話からすれば彼もまた人造人間に殺された「被害者」であるため、卑怯なことを嫌う悟空が事前に倒してしまうことに難色を示したのも無理のない話ではある。
さらに言えば、「闘って勝つ」という選択肢を選んだのは悟空のみではないということも忘れてはならないだろう。フリーザについてはベジータも(「不老不死になった上で闘う」という前提条件付きではあったが)決して闘いを放棄していた訳ではないし、人造人間の件についてはベジータのみならず天津飯も「自分の可能性を試したい」という理由で闘うことを選んでいる(クリリンやヤムチャも闘うことに賛成しているが、クリリンは「共通の敵(=こちらと闘ってるどころではない事情)を用意しておかないとベジータが何をするかわからない」という理由によるものなので割とグレーゾーンか)。最後にブウに関してはベジータが悟空との闘いを優先したのも一因となっている(この件に関してはベジータも多少責任を感じている)。

これらの例からも、「悪いことが起きないようにする」ことよりも「起きてしまった悪いことをどう収拾するか」という方向により重きを置いた(というか、悪い事態の予防についてはほぼ考えていない)考え方の持ち主であることがわかる。

家庭

成人してからは家庭を築いており、妻は牛魔王の娘・チチ
妻との間に長男・悟飯と次男・悟天を授かっている。

悟空はサイヤ人らしからぬ純朴で正義感あふれる人柄ではあるが、マイペースで世俗的なことにあまり関心がなく、悟飯翁の死後パオズ山で鍛錬と自給自足の生活、ブルマと出会ってからも冒険、修行、戦闘三昧の人生を送ってきたため世間一般的な常識が著しく欠けており、異性に対する興味がまったくない。そもそもブルマと出会うまで養父以外の人間に会うのが初めてであり、当初は男女の識別をするために相手のお股をパンパンと叩くという癖を持っていた。
しかし、チチとの結婚後は子供を二人も授かっており、魔人ブウ編では老界王神に対してエッチな写真やブルマの乳を交渉に利用するなど、一般人程度の性に対する意識は芽生えているのかもしれない。

なお、一児の父親となってからも元々の気質がそのような野生児同然であるためか、定職にも就かず修行に明け暮れ、結婚後の金銭としての稼ぎは一銭も無い。そのためネット上ではよく「ニート」「ヒモ」とネタにされている。
しかし、テレビアニメではその辺りが多少なり補完されており、時には修行の一環として山に生息する巨魚や獣を捕まえてきて食材にしたり、大樹を薪として持ち帰ったりなどそれなりに生活に貢献している。要するに「金銭を稼ぐ」という意味での労働をしていないだけであり、分類的には「(家事手伝い=)主夫業」にあたるため、ニートとして扱うのは厳密には間違いである。
(なお、孫家の生活費に関しては悟飯が高校生になるまで岳父・牛魔王の財産を切り崩して生活していたらしい)
2008年以降のアニメ作品ではチチと揃って畑の世話をする描写もあり、一応は職を持ったといえようか。事実『超』では収穫した野菜を市場に卸し、代金を持ちかえるシーンがある。
更に息子の妻の父、要するに義兄弟となったミスター・サタンも身内となった事で援助(と言うかスポンサー)されるため、経済的な問題はほぼ問題はない。そのサタンも『超』で悟飯とビーデルのために家を送ったり、地球を守った英雄としてサタンが受け取った金銭を譲渡している(英雄の名誉に関する口止めも頼んでいるので、その分も含んでいる。ちなみにベジータにも同じ理由で送金しようとしたが、本人に断られたそうな)。

こうした家計事情で度々チチから働けと言われていることや、悟飯に対する教育ママ的描写、闘いで大怪我を負った悟空を邪険にするなど鬼嫁にも見える描写から「夫婦仲が悪いのではないか?」との見方をする読者も少なからずいたが、これは作者の鳥山明が元々恋愛系の描写に苦手意識があったためで、作中あまり描写されていないがちゃんと妻への愛情は表現している(魔人ブウ編では天下一武道会で悟空と再会できると知ったチチが大はしゃぎしており、対する悟空もアニメ版の追加シーン(再会を果たした際)にて「会いたかった」と言うチチに「オラもだ」と返している)。ただし、アニメ『Z』のオリジナルシーンでチチとキスをしたと思しきシーンがあるにも関わらず、オリジナルアニメ『超』では自らチチと一度もキスをしたこともないと解釈できる問題発言もしている(一応補足しておくと、口移しで仙豆を食べさせるのを目の当たりにしたシーンでの会話であるため、「口移し」と「キス」を区別した上で「口移し」に対して発言したという可能性もない訳ではない)。

また上記のように基本女性に興味がないため、作者曰く「チチや悟飯は家族というより友達や仲間に近い感じなのかもしれない」と話しており、悟飯や悟天の教育もチチに任せてきりにしているので「一般の父親としては失格」ではあるが、教育方針がなく朗らかな性格から悟飯や悟天からは慕われており、ファンの中には悟空を「理想の父親」像とする者も少なくない。

戦闘力

地球人と比較すれば、車に撥ねられても銃で撃たれても痛がる程度で済むなどバケモノのように頑強であるのは確かだが、彼の出自であるサイヤ人の中では「下級戦士」とされる。実際、幼い頃は武道の達人や魔族などに苦戦していた悟空に対し、「エリート」と称されるベジータは悟空と同じくらいの頃には既に一人で一つの惑星の殲滅するほどの高い戦闘力を有していることからも、サイヤ人としてのその戦闘力は決して高くはなかったことがうかがえる。

しかし、武道家として戦い好きな気質と、師と修行の機会に恵まれたことから大きな成長を遂げ、ついにはエリートであるベジータをも上回る実力を体得しており、本人の言である「落ちこぼれだって必死で努力すればエリートを越えることがあるかもよ」を正に実現させた秀才ともいえる。常に己を高めるための努力を惜しまぬその姿は努力の天才と呼ぶべきかもしれない。

また、元々の戦闘力こそ低いものの、その格闘センスはベジータにも匹敵するものがあり、破壊神ビルスからは「稀に見る天才」と称賛されている。また、神々と交流を深めたこともあるだろうが、次期破壊神の候補としてスカウトされるほどに戦闘力を高めている。最も、『力の大会』の開催動機に関与した件や、それに対して責任よりも戦闘欲が言動に見え隠れしたり全宇宙の神々に宣戦布告するなど、悟空はすでに無自覚の破壊神であるという視聴者もいるが。
ちなみに『超』コミカライズでは、かなり頑張ればではあるがビルスたち破壊神の技である「破壊」も使える描写がある(この方法で合体ザマスを倒そうとした)。

修行の過程

育ての親である孫悟飯(じっちゃん)からは武道の基礎を学び、悟飯翁の没後も武術を駆使して生活し逞しく育つ。

後に翁の師でもある亀仙人にその才能を見込まれて弟子入りし、心身共に修行を積む。亀仙流の奥義「かめはめ波」は、以降も悟空の得意技となる。

桃白白に敗北した後はカリン塔に登ってカリン様の下でさらに修行を積み桃白白を撃破できる実力に成長。騒動が終わってからは3年間独学で修業する。
ピッコロ大魔王に敗北した後も同様にカリン様に会い、超神水を飲むことでパワーアップした。

ピッコロ大魔王戦後、カリン塔のさらに上にある神殿へと登り、神様の元で厳しい修行を積む。この時に精神と時の部屋にはじめて入る。

ラディッツとの戦いで死んだ後も、あの世で蛇の道を渡り界王に稽古を付けてもらい、「界王拳」と「元気玉」を会得。

ナメック星に向かう途中も、宇宙船に重力部屋を内蔵してもらい100倍もの超重力の中で修行を積み、さらなる強さを得る。フリーザ戦の最中に伝説と謳われた超サイヤ人に覚醒。

フリーザ戦後は消息不明となるが、その間ヤードラット星へ漂着し、打ち解けたヤードラット人たちから指導を受け、「瞬間移動」を体得する。

地球に帰還後は心臓病によりしばらく昏睡状態が続いたため、その間に超サイヤ人に覚醒したベジータに遅れを取ってしまうが、復活後は精神と時の部屋で息子の悟飯と共に修行。超サイヤ人状態の維持を可能にし、更なる段階の向上に試行錯誤する。

セルゲームで再び死亡するものの、あの世で更に修行を積み、遂には超サイヤ人3にまで変身できるようになった(アニメではこの間、別の銀河の強者たちとしのぎを削り成長した模様)。

ドラゴンボール超ではビルスとの戦いで超サイヤ人ゴッドに変身した影響で、未変身の状態でも以前の超サイヤ人を上回るどころか、超サイヤ人ゴッドに匹敵する実力になっている。
更にウイスからの修行により、フリーザ復活編復活の「F」)の時点で、4カ月の修行をしたフリーザの最終形態と互角となった。
なお、4カ月修行したフリーザは第一形態でも超サイヤ人の孫悟飯を倒す実力となっている。

天下一武道会でウーブと対面した際はウーブとノーマルで戦えるほどに成長。
(因みにドラゴンボールGTの悟空がノーマルでも魔人ブウ以上の敵と戦えるチート設定になったのは、このウーブ戦の影響と思われる)

その後はウーブと共に数年間修業する。

必殺技

かめはめ波
亀仙流の奥義で、掌に気を集中させ気功波を放出する技。亀仙人から見よう見まねで習得。
以降は悟空の得意技となっており、息子や孫、仲間たちにも引き継がれている。また本人も、様々なアレンジを加えた使い方をしている(バリエーションについては該当記事を参照)。

かみはめはー
かめはめ波ァァァアアアア!!!



界王拳
界王に師事し体得。全身に赤いオーラを纏い戦闘能力を倍化させる技。
倍率は2倍・3倍・10倍…と段階を持つが、身体への負担が大きく、界王からも無闇に3倍以上を使わないように釘を差されている。超サイヤ人に変身できるようになってからは使うことはなくなった。アニメでは「あの世一武道会」なる大会で久々に使用しているが「ドラゴンボール超」では使わなくなったのは超サイヤ人と界王拳の併用は自殺行為そのものだったため、封印していたことを明かした。

界王拳ーー!!
界王拳3倍孫悟空



元気玉
同じく界王から伝授。手を掲げ、大自然のエネルギー(元気)を少しずつ集めて球状にし、それを投げつける技。元気を集めれば集めるほどその威力は強大になるが、その分、多くの人々の協力が必要になる他、元気を集めている間は完全な無防備になるので使い所は慎重に見定める必要がある。

元気玉



瞬間移動
崩壊するナメック星から脱出した際に偶然行き着いたヤードラット星人から指南を受け習得した技。何万光年もの距離でも相手の「気」による座標さえ分かっていれば瞬時にワープできる。戦闘時はこれを利用し、相手の背後を取るなども可能。

バイバイ、みんな。



その他
ジャン拳残像拳舞空術太陽拳気円斬(っぽいもの)など技のバリエーションは広いが、悟空オリジナルの技は少年期の狂拳等を除けばほとんどない。アニメオリジナルの劇場版では「龍拳」という技を使用している。

大猿

尻尾が生えた状態で満月を見ることで巨大な猿に変身するサイヤ人の特質。
尻尾を切断されるか月が見え無くなることで元の姿に戻る。
この形態に変身すると戦闘力は10倍となる。反面上述の通り理性を失い暴走状態となり仲間にも危険が及び、過去には養父である孫悟飯を殺めてしまっている。
元の姿に戻ると大猿時の記憶は残らないようである。このため長らく本人はこの体質と悟飯翁の死因を知らなかった。

超サイヤ人

フリーザとの戦いでクリリンが殺された事をきっかけに変身。
それまで半分程度の力しか出していないフリーザに劣勢を強いられていたが、 この変身を機に戦況は逆転、フリーザがフルパワーを出しても敵わない戦闘力を見せつける。
覚醒時は精神的に興奮状態になるらしく、一人称が「オラ」から「オレ」、二人称が「おめえ」から「貴様」になる等の変化も見られる。後にこうした精神の乱れは精神と時の部屋でみっちり修業を積んだ後にはコントロールできるようになった為、見られなくなっている。

俺は怒ったぞー!!


超サイヤ人2

超サイヤ人の壁を超えた状態。超サイヤ人を遥かに超えたパワーとスピードを兼ね備えるが、体力の消耗は激しくなる。
これに初めてなったのは息子の孫悟飯で、悟空はセルゲーム後、あの世での修行で変身できるようになった。
見た目は超サイヤ人1とあまり変わらないが、髪がより細かく逆立ち、オーラにスパークが走るのが特徴。
作中での登場期間が短く、ゲーム作品などではこの形態がカットされている事もある。
ドラゴンボール超では未変身の状態に比べ数十倍の戦闘力になるとされる。

超サイヤ人2孫悟空


超サイヤ人3

原作での最強形態。ただしあまりにもエネルギー消費が大きく、現世では短時間しか変身できない。
あの世にいた頃の悟空はその制限を気にすることなく変身できた。
髪の毛が長くなるのと、眉毛が無くなるのが特徴である。

【習作】超サイヤ人3孫悟空


ドラゴンボール超(漫画版)では、これとはまた違う形態が登場。外見は超サイヤ人2までと変わらないが戦闘力は超サイヤ人3と同等かつ超サイヤ人3より消耗が少ないという理想の形態であった。

超サイヤ人4

ドラゴンボールGT』に登場した、3を上回る最終形態。
大猿状態の強力なパワーと、大猿にはない超スピードを併せ持つ。
エネルギー消費と変身時間の問題は解消されているが、専用のサイヤパワーを取り入れるか十分な休養を取らないと力を回復できない。
初期は一人称は「オレ」に戻っていたが、終盤では「オラ」になっていた。

ssj4悟空・2【習作】


超サイヤ人ゴッド

作者の鳥山明が監修した映画『ドラゴンボールZ神と神』に登場。
他の超サイヤ人とは変身する方法も全く異なり「正しい心をもったサイヤ人が6人集まる」必要がある。
作中のピッコロや破壊神ビルスの発言からパワーを送り込んでなれるというわけではなく5人のサイヤ人が正しき心のエネルギーを正しき心を持った1人のサイヤ人に注ぎ込む事でなれる事ができる。
その力は神の域に達していない者には感じ取ることはできない。
この変身は自由自在になれる形態ではなく変身が解けると戦闘力も変身前に戻るが、悟空の場合は例外的に変身が解けても戦闘力を維持できた。
それゆえに、神と神以降の悟空の戦闘力は変身しなくても超サイヤ人ゴッドに匹敵する実力となっている。
また、漫画版では自分の意志で変身できる設定となっており、破壊神シャンパ編のヒット戦や未来トランクス編のトランクス戦、未来ザマス戦で再披露している。
鳥山明は「悟空はビルスと闘った後、平常時と超サイヤ人を極めたほうがレベルを上げられて体力の消耗も少ないと悟り、おそらくもう超サイヤ人2や3に変身することはない」と発言している。
とはいえ、それは単に「変身する必要はない」というだけの話であり、変身自体は従来通り可能。実際「ドラゴンボール超」の未来トランクス編ではトランクスの実力を測る際や、ザマスとの組手で変身している。

神様になっちまった


超サイヤ人ゴッドSS

『神と神』の続編『復活の「F」』に登場。後につけられた通称は「超サイヤ人ブルー」。
超サイヤ人ゴッドを体得した後に超サイヤ人に変身するとこの形態になる。
超サイヤ人4を含む変身と違い、「神の強さと穏やかな心を併せ持ち、気のコントロールを極めた」状態という特性がある。
漫画版ではこれらに加え、一度でも変身すると二回目以降は弱体化するという設定が加わった他、パワーは強いが負担も大きいというデメリットも語られた。

悟空


超サイヤ人ゴッドSS界王拳

「ドラゴンボール超」ではまだ調整中で本人も危険と承知しながらもこれと10倍界王拳を併用するというかなり無茶な荒業をヒットへの敬意として慣行した。通常の超サイヤ人では肉体が持たず更に気のコントロールも難しいため使用すると暴発してしまうため使用しなかった。(Zではあの世限定で使用している。)
その後少しの期間気の扱いに不具合が生じるという軽い後遺症(遅発性乱気症)を発した。
その反省からか、未来トランクス編以降で使用した際は普通の界王拳に留めており、その甲斐もあってか再発しなかった。

ゴッド界王拳



本編以外の作品での悟空

同じ原作者の作品

※ 長期間のブランクや作者である鳥山明の忘れっぽい性格もあり原作との矛盾点も多いが気にしたら負けである。

ネコマジン

最終話に登場、ウーブが既に弟子になった後なので原作最終話以降と思われる。
原作とやや異なり、ネズミが苦手(子供の頃は口の中に入れて水没から救ったことがある)。

銀河パトロールジャコ

最終話にて、ジャコがわずかに目を離した隙に地球に到着。
原作では地球に降り立った当時は「赤ん坊」だったと表現されているが、本作では既に1~2歳ほどに成長しており、衣装も丸裸だったアニメ版と異なりサイヤ人の戦闘ジャケットを着ている。

本作のコミックスにて収録された原作の前日譚となる読切漫画『ドラゴンボールマイナス』では更に実の家族との関係が掘り下げられた。
これまで原作でもアニメシリーズでも描かれなかった悟空の実母・ギネの登場や、アニメSP『たった一人の最終決戦』で登場した父・バーダックが原作者により描かれるなどの見所も多いが、原作では「悟空は地球を侵略するために派遣された」とされたが、本作では「フリーザの脅威を察したバーダックにより人知れず安全な地球へ逃された」という展開になっている。

その他のコラボ作品

超コラボスペシャル

映画公開記念に際して、同じく週刊少年ジャンプ連載で同時間枠でアニメが放送されている『トリコ』『ONEPIECE』の2作品とのコラボアニメが制作された。他の作品からも宇宙最強を認められているためか、ルフィやトリコと言った実力者を相手にトップを独走したり、界王から宇宙の危機だと一旦レースを抜け出した後、すぐに地球を救い、ルフィとトリコと同着になったり、ルフィやトリコの能力に驚きながらも通常形態で二人を相手に余裕で戦うなど強さを発揮した。悟飯やサンジ達のパワーを吸収して圧倒的なパワーを手に入れたスーパービッグトローに苦戦しながらも、ルフィとトリコの協力、仲間達によって作った元気玉、そして超サイヤ人3でのかめはめ波で撃破した。

ゲーム作品

ジャンプのお祭りゲームでは、ほぼ中心人物のような扱いで必ず登場する。

ファミコンジャンプ

発売当時、連載はピッコロ大魔王編あたりなのでまだ子供。
彼とラストステージのエシディシジョジョの奇妙な冒険)との戦いは爆笑必至である。

ファミコンジャンプ2

前作の続編。既にチチと結婚し悟飯を授かっている。
戦闘画面では得意の棒術を使うが、店で金を出して買うことにより如意棒を使えるようになると一気にリーチが伸びる。

Jスターズビクトリーバーサス

ベジータフリーザと同じく参戦。
バランスの良い能力を持ち、近・中・遠のどの距離にも対応できる必殺技を備え、舞空術による空中ダッシュを使った追撃も可能で、更に全キャラ中もっとも豊富なコンボ攻撃の数を誇り、カウンター技まで併せ持ち、操作によってあらゆる戦況に対応できる。

スタミナを最大まで溜めると超サイヤ人状態となり、一部の技が強化され、『瞬間移動かめはめ波』が使用できるようになる。

コンビネーションアタックがカウンター技であるため、自分から開始するのが難しいが、それでも弱点という弱点が存在せず、初心者でも比較的使い易い上に、操作を極めるほどに強くなるキャラクターである。

関連イラスト

【DRAGON BALL】ブルマと孫悟空
ドラゴンボール 亀仙人との修行


壁紙2
【トレース】ジャンプ表紙


おじさんがあそびにきた!
フトンがふっとんだ


孫悟空VSフリーザ
おつかれさまでした


孫一族
どっちもオラだ



別名・別表記など

孫悟空 悟空 カカロット

関連タグ

ドラゴンボール ドラゴンボールZ ドラゴンボールGT ドラゴンボール改 ドラゴンボール超
鳥山明 銀河パトロールジャコ ネコマジン Dr.スランプ CROSSEPOCH
サイヤ人 大猿 超サイヤ人 超サイヤ人2 超サイヤ人3 超サイヤ人4 超サイヤ人ゴッド 超サイヤ人ゴッドSS

関連キャラクター

家族(孫家)
チチ(妻) 牛魔王(ドラゴンボール)(岳父) 孫悟飯(長男) 孫悟天(次男) 
ミスター・サタン(義兄) ビーデル(長男嫁) パン(ドラゴンボール)(孫娘)
じっちゃん(養父) 孫悟空Jr.(昆孫)

血縁者(牛蒡一家/根菜一家)
バーダック(父) ギネ(母) ラディッツ(兄)

仲間たち
ブルマ(ドラゴンボール) ウーロン ヤムチャ プーアル
亀仙人 クリリン 天津飯(ドラゴンボール) チャオズ 
カリン様 ヤジロベー ピッコロ 地球の神 界王
ベジータ トランクス(ドラゴンボール)

そっくりさん
ターレス(映画オリジナル。サイヤ人は顔のパターンが少ないため似ているだけとのこと)
ゴクウブラック(『超』未来トランクス編から登場。悟空の体を乗っ取っている)
ブロリー(映画オリジナル。顔も体つきも全然似ていないが、コンセプトが「もう一人の孫悟空」)

合体戦士
ベジット(ベジータとのポタラ合体)
ゴジータ / ベクウ(ベジータとのフュージョン合体。映画および『GT』にて登場)
ゴタン(サタンとのポタラ合体。原作ではイメージのみだったが後にゲームにてキャラクター化)
カロリー(ドラゴンボール)(ブロリーとのフュージョン合体。ゲーム『ドラゴンボールフュージョンズ』に登場)

その他

悟チチ(チチとのカップリングタグ)

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