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概要

地球から遠く離れた惑星「ナメック星」に暮らす宇宙人。「ナメック人」と呼ばれることも。
過去に母星を襲った異常気象が原因で一度絶滅しかけており、ただ一人生き残った龍族の長老が最長老となって復興が為された。現在の人口はわずかに100人程度とされる。

ドラゴンボール超』の宇宙サバイバル編では、悟空たちが住んでいる第7宇宙と対になる存在である第6宇宙のナメック星人が登場している。

特徴

体質

身体の構成は地球人やサイヤ人と変わりはないが、体毛がない緑色の肌、額から生えた2本の触覚、尖った耳、龍の胴体のような腕脚を持つ。血の色は紫色。
大きさも様々で、地球人と変わらぬ背丈の者から最長老のような巨体の者までいる。
上腕や腹や脚側面など筋肉にあたる部分に筋のような模様があるが、若者はピンク、年かさのいったナメック人は薄いオレンジとなっている。
体毛が存在しないので、人間でいうところの白髪のように年齢ごとに色が変わっていくものと思われる。
なお、原作では手の指が4本だが、アニメでは5本になっている。また、第6宇宙のナメック星人は肌の色が青みがかっている。

劇場版のみではあるが、「触覚が弱点」(ピッコロが巨大化したスラッグに取り付いた時に言及)、「口笛の音色が苦手」(地球人が金属ガラスを擦る音を不快に感じるようなもの)といった設定が存在する。

ナメック星人の生態を語るに当たって注目すべきことは雌雄の性別がないことである。
生殖器は存在せず、パートナーを持たずに個体が単独で口から卵を生むことで繁殖する。つまりはミジンコのような無性生殖の生物種なのである。
なお、全個体が卵を産めるわけではなく、卵を産めるのは龍族のみである。卵を産める個体は10~20個の卵を産むことが義務づけられており、自分が産んだ子供たちだけのコミュニティを築いて自分は「長老」の地位でそれを統率するという、アリハチのコロニーに近い社会形態を形成している。
ただし卵を産むのはそれなりに体力を消耗するようで、高齢出産?は命に関わる模様。
このように生物学的には雌雄の区別はないのだが、地球人的な感覚で言えばナメック星人は全員が男性のような姿・性格をしており、作中でも男性のようなキャラクター性として扱われている。

また寒さや暑さにも強く、身体がバラバラになるほどの致命傷を負っても身体の中にある「核」が破壊されない限りは肉体を再生することが可能(その分体力を消耗するが)。
更に手足を伸縮させることができる者や巨大化できる者、テレパシーを使える者もいる。

地球人のような食事は必要なく、水さえあれば生活できる。
普段は綺麗な水を生成するためにアジッサの苗を栽培し居住地の緑化運動を行っている。
しかし、作中でのデンデの発言からナメック星人にも食事の概念は存在するようで、地球人同様に歯が生え揃っていることや、ピッコロ大魔王およびピッコロマジュニア)がそれぞれ食事を摂る描写も存在するため、嗜好品として食事を楽しむことはできる模様。
水さえあれば生活できるのは、鳥山明氏曰く「水を栄養に変える酵素を体内に持っているためだと思う」らしい。この事から少なくともナメック星人にも栄養は必要なようだ。ピッコロがわずか3年で青年体にまで成長している点を考えると、食事から得られた栄養を急成長のための栄養源に充てていたのかもしれない。
地球の神も地球にやって来て以降は水以外のものを口にしていたことを語っている(記憶喪失で自分がナメック星人であることを忘れていたという事情もある)。また、食べ物が少ない事に辛さを感じていたようで、人間と同じように食べ物を摂取しなければ空腹感を感じるのかもしれない。

他種族に比べると睡眠時間は非常に短く(と言ってもさすがに初期の彼ほどではないが)、尚且つ地球人よりも遥かに寿命が長いため、生物としての活動期間は極めて長い。

死亡した際、遺体が残る場合もあれば、跡形もなく消えてしまう場合もあり、どのような条件で差異が生じるのかは不明。

タイプ

大まかに2つのタイプが存在し、ドラゴンボールをはじめとする物を作リ出す事が出来たり傷の治癒・戦闘力の強化などの特殊な力を持つ「龍族」と、戦いに特化した「戦闘タイプ」がいる。

前述の通り「龍族」は本来戦闘は専門外なのだが、ナメック星人は総じて気のコントロールが非常に上手く、高い戦闘能力を有している者もおり(ドドリアが、ナメック星人が戦闘力を変化させるのを見て、「めったにいないタイプ」と評している)、ムーリ長老の村の若者たちは3000前後の戦闘力を持っていた。これはサイヤ人編でのブチ切れた孫悟飯を凌駕し、フリーザ軍の下級~中級兵士相手ならば一蹴できる強さである(『ドラゴンボール大全集』では、3000は戦闘タイプの数値とされている)。
また、ピッコロ大魔王と分離する前の地球の神のような「龍族の天才」にはサイヤ人の平均的な戦士を上回る強さを持つ者も存在する。

「戦闘タイプ」は更に高い戦闘力を有しており、アニメで登場した一般的な戦闘タイプの若者の戦闘力は10000前後。最強のネイルに至っては戦闘力42000と、当時フリーザ軍最強のギニュー特戦隊に迫る戦闘力を持っており、フリーザも思わず感心し、「部下に欲しいぐらいですよ」と言わしめた程であった。

他所の宇宙人にも「ナメック星人は高い戦闘力を持つ者や魔法のような力を持つ者がいる」と有名らしい。

同化

ナメック星人は、他のナメック星人の胸に手を当てることで相手と融合する同化を行うことで大幅にパワーアップすることが出来る。タイプが違う者同士でも融合することが可能。
外見や性格はベースとなった方のままだが、相手の知識や記憶はそのまま受け継がれ、性格にも多少の変化が出る様子。
融合後は元の2人に戻ることは出来ない。

気質

個々の差はあるものの基本的に穏やかで落ち着いた性格をしている種族である。
また頭脳明晰で知力、記憶力、推理力、判断力などが極めて良く、五感も地球人やサイヤ人と比べてはるかに高性能とされる。

雌雄同体である為、男女恋愛の概念を理解できない事がピッコロやデンデの口から語られている。

なお、現在ナメック星にいるナメック星人は全て初代最長老の子孫である。
ちなみに、地球の神とその分身であるピッコロ大魔王は同じ天変地異の際に地球に逃げ延びた存在とされ、現在のナメック星人たちとはルーツが若干異なる。

文化

現代のナメック星では、トップの最長老は特別な時だけ口を出し、普段は幾つかの村に分かれてそれぞれの長老が治めるというシステムである(劇中で明確な数は描かれていないが、最低でも6つの村でドラゴンボールを管理していた)。
地球の宇宙船で4000年以上かかる地球~ナメック星間を数ヶ月で移動できる様な宇宙船を建造する科学力がある(あった?)が、電話や無線等の技術は全く無いらしく、フリーザ軍の襲来時に他の村への緊急連絡手段も無いような有りさまで有った(村を荒らす余所者が来てるぐらいの噂がチラホラ伝わる程度)。
恐らくは天変地異の際に技術が消失し、(農耕民族にシフトしたから使う必要もなくなったので)そのまま廃れてしまったものと思われる。

言語についてはナメック星人独自の「ナメック語」が存在するが、地球人にも理解可能な言語を話すことも出来る。ただし、ナメック星のドラゴンボールはナメック語でなければ使うことが出来ず、ポルンガにも願いを叶えてもらうことが出来ない。

天変地異がドラゴンボールでもどうにもならなかったという前例があるためか、地球の面々のように「困った時のドラゴンボール」という発想は薄く、天変地異で荒れ果てたナメック星の再生もドラゴンボールに頼ることはせず、自分たちの手で植樹を行っている。その他、ナメック星が消滅した際にも(人為的に破壊されたにもかかわらず)ドラゴンボールで星を復活させるようなことはせず、環境の似た星を見つけて移住することを選んでいる。

ピッコロ大魔王とその一族たち

ピッコロ大魔王とその生まれ変わりである2代目ピッコロ(マジュニア)については、ナメック星人の中ではイレギュラーな存在である。

ピッコロ大魔王は元々が地球の神の分身であるためドラゴンボールの存在に深く関わっている他、卵を産める「龍族」の特性も持っている。「戦闘タイプ」として生み出されたマジュニアも物を作り出す「龍族」の特性を受け継いでいる。
その他、上記の通り食べる必要もない食事を積極的に嗜んでいる、性格も「穏やか」と呼ぶにはほど遠い残忍な性格をしている、前述の卵からはナメック星人とは異なる姿の魔族を産んでいる(彼らも血筋としてはナメック星人の亜種である)…など、種族としては異質な存在といえる。

該当キャラクター

原作に登場

派生作品


名前はピッコロを除き全員「カタツムリ」や「ナメクジ」に由来(そもそもナメック星という星の名前自体がナメクジに由来している)。

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関連タグ

ドラゴンボール ドラゴンボールZ ドラゴンボール改

ナメック星 緑肌) ポルンガ 宇宙人

フリーザ一族
…後年明かされた設定により、基本は穏やかな種族であり、残忍なフリーザやコルド大王などはイレギュラーな存在だったという、ナメック星人と共通する部分が少なくない。
フリーザがナメック星人を執拗に虐殺したのも、ある種の同族嫌悪だったのかもしれない。

ウルトラマン
…地球人と比べて長寿で頭脳明晰、高い戦闘力と特殊能力を持ち一部例外を除き悪人、犯罪者がほとんど居ないほど善良な種族などいくつかの共通点がある

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