概要
漫画では名前だけ登場、容姿が明らかになったのはアニメ「ドラゴンボールZ」である。
漫画では「ヤードラット人」という名称であった。
漫画においてヤードラット星が登場したのは、孫悟空が崩壊するナメック星から脱出した時。彼がギニュー達の小型宇宙艇を使い、ナメック星からこの星へと辿り着いた際のことである。
宇宙艇がこの星へと向かったのは悟空の操縦によるものではなく、ギニュー特戦隊がフリーザからの招集がかかる直前までヤードラット星を攻めていた関係で、目的地がここにプリセットされていたためである。
それ故にこの星の人々は、彼らにとっての仇であるギニュー特戦隊を倒した悟空やベジータには感謝している。
ベジータ曰く「力はないが不思議な術を使う」民族。
彼らの使用する技の中では瞬間移動が有名。とは言っても後述する「銀河パトロール囚人編」に至るまでの長きに渡り、原作漫画ではそれしか披露していなかったのだが・・・。
悟空が習得期間や使い道を考えた中で瞬間移動が一番便利な術だと判断したのかもしれない。
オンラインゲーム「ドラゴンボールオンライン」には容姿が異なる別のタイプのヤードラット人も登場する。
「ドラゴンボール超」では第2宇宙チームにヤードラット星人の戦士・ジーミズが登場したが、瞬間移動以外には特に不思議な術というものを使う素振りはなかった。
そのことからその他の不思議な術は戦闘向きではないとする説を挙げる視聴者もいる。
「銀河パトロール囚人編」ではモロを倒す術を教わるため、ベジータが初めてヤードラット星に訪れることに。
そこで明らかになった情報によると瞬間移動以外にも増殖や巨大化などの術も使えるようで彼ら曰く、術を扱うにはスピリット(気と同質のもの)のコントロールが必要になるようだ。彼らによると元々はスピリットのコントロールを学ぶ過程で様々な術が生まれたとのこと。因みに悟空が使える瞬間移動はヤードラット星人が使える術の中では基礎中の基礎とのこと。
これらの術を習得するためには、スピリットの安定化として体と心のバランスを整えて磨く修業が必要であり、前提となるこの修行だけでも悟空は約150日を必要とした。スピリットが安定化することで本来有している力を十全に引き出せるようになり、飛躍的に実力を高めることが可能。ヤードラット星人によるとベジータは悟空以上に肉体とスピリットのバランスが崩れていたとのことで、当初は心と体の乱れているスピリットのバランスを整え磨く修行を行い、悟空が修行にかかった時間を聞くとベジータはヤードラット星に来たことを後悔していたが、悟空よりも短期間でこの修行を終えて、本来の力を十全に引き出せるようになり、ヤードラット星に来たモロの手下を相手に、自身が驚く程の想定外の力を発揮して、以前よりも比べ物にならない程のパワーアップをした。
このエピソードでピバラとハツカという名前のヤードラット星人が登場した。
第7宇宙のヤードラット星人はネズミ目の動物の名前が由来になっている。