「おかえり、タイムパトロールくん…遅かったじゃないか」
「トキトキはわが手に落ちた」
「これから私は時空を支配する新たな神となるのだ」
CV:鳥海浩輔
概要
初登場は『ドラゴンボールゼノバース』から。同作における諸悪の根源でもある。続編ゼノバース2にも登場しているが、これは別の歴史に存在するドミグラとなっている。彼の過去設定は主にヒーローズにて語られる。
完全に0からデザインされた、ゲームオリジナルキャラクターとなる。
名前の由来は「ドミグラスソース(デミグラスソース)」。
タイムトラベルがテーマの作品で中世ヨーロッパの導師のような出で立ち、名前の由来が調味料など、キャラクターデザインつながりで某有名RPGの名悪役を彷彿とさせる。といっても別にギャグキャラではなく、終始シリアスな悪党である。
素性
自らを「魔神」と称する魔導師。
7500万年前までは天界の住民だったが、部下の魔導師たちと共に「時」の支配を目論む。クロノア(後の時の界王神)からトキトキを奪おうと企てるも失敗し、“時の狭間”に封印されたが、現在までの7500万年の間、狭間の中で力を溜め続けていた。
本編において、暗黒魔界の科学者トワたちの企てた歴史の改変により時空に歪みが生じ、図らずも外界に己の幻影を出現させる程度の行動が出来るようになる。以後、ミラを倒されて沈静化したトワと入れ替わるように様々な時代で混乱を招き、狭間からの脱出と、トキトキの再度強奪を企てる。
活躍
7500万年蓄えた力は伊達ではなく、トワ以上に強力な他者を操る能力に加え、時空と時空をつなぐ「ワームホール」を形成する力を持ち、歴史を更に混乱させる。戦闘力においても、超サイヤ人ゴッドの力を吸収し更に超サイヤ人3になった悟空をも圧倒する強さを持つ。
トワを捜索していたタイムパトロール隊員である主人公に「トワを捕える手助けをする」という口実で近付き、その際に主人公の体に魔術爆弾を付与し、時の界王神もろとも一網打尽にしようとするなど狡猾な性格であることがうかがえる。更には破壊神であるビルスすらもその魔力で操作しようとする(すぐに感付かれて失敗に終わったが)など己の野望のためなら神をも利用することに躊躇しない卑劣漢である。
最終局面ではトランクスを洗脳して操るなどトキトキ都にまで魔手を伸ばし、更には時の巣を強襲。トキトキを吸収して絶大な力を得る。主人公を殺し、悟空を無力化してその場を破壊して去って行った。だが「(おそらくトキトキの助力を得た)主人公自身」にこの歴史を改変されてしまう。復活した悟空はドミグラの極大気弾を受け止め、主人公に決着を託した。
殺したはずの主人公が自分を追いかけてきた時は「なんなのだお前は……!」と冷静さを無くし、すべての力を解放した最終形態となって死闘を繰り広げる。最期は駆けつけた悟空と共に主人公が放ったかめはめ波の前に敗れ、「神」となった自分が滅びることを受け入れないまま消え去った。
悟空が駆けつけない真エンディングでは、主人公のかめはめ波を押し切り勝利を掴みかける。だが主人公が悟空やベジータたちの気の力を得たことで一時的にパワーアップを果たし、極大かめはめ波によって押し返されドミグラは消え去った。
なお、ドミグラが消えたことでトキトキは無事救出された。
ドラゴンボールヒーローズのゴッドミッション第10弾では、最終形態から人型サイズに戻るもモンスター的な特徴を残した再なる進化を遂げた「魔強化形態」が登場する。
続編となる『ドラゴンボールゼノバース2』では既に倒されているため本編には関わってこない。
しかし追加エピソードではフューによって歴史を改変され、クロノアに代わって時の界王神の座に就いているドミグラが登場。人相と雰囲気からトキトキには懐かれてはいないが、老界王神からは「真面目」と言われるほどの職務態度で勤めているらしい(悪人顔と評されているが)。逃げたトキトキを探す時も「トーキートーキー」と呼んで真剣に探しているようで、特に悪意は感じられない。だがこの歴史は、フューによって吸収され力に還元されたためなかったことにされた。
∞の歴史編では、選択したルートによっては黒幕により別の次元から連れて来られたドミグラが登場。自分が時の界王神に成り代わるという野望を抱いていたが、主人公と死闘の末に敗北、消え去った。なお、ドミグラと戦えるのは「ウイス」「ザマス」「バーダック」などになっており、「フュー」をパートナーにすると主人公一人で戦うため難易度が跳ね上がる。
ウイスと戦った際は「貴方はこの歴史にいていい存在ではありません。自分の歴史に帰りなさい」と説得されたが、それを聞き入れることはなかった。
バーダックと戦う際は、自分たちに都合のいい素晴らしい歴史を創ることを高らかに告げるが、バーダックから「オレにはおまえたちの未来は見えない」と否定され、その通りの結果となった。
オレ・レイドという特殊なバトルでのみ操作キャラクターとして使用が可能。ただし解放のためには、少々面倒な条件がある。
ドラゴンボールヒーローズでは
ゴッドミッション
時の界王神により封印されていた彼だが、7500万年の時を経て復活。
そして自身の過去を改変するべく7500万年前に赴く。プティンとグレイビー、さらに魔導士だった頃の自身と行動をともにし、その時代の時の界王だった時の界王神ことクロノアと超サイヤ人ゴッドとなったヒーローアバター達と交戦。
敗走するも現代へ戻り、トワ達暗黒魔界軍と共闘。タイムパトロール達との交戦中、ヒーローアバターをかつてのコナッツ星へと飛ばし、ヒルデガーンと激突させる等の妨害を仕掛ける、
そして遂にドラゴンボールゼノバースでも登場した最終形態へ変身し、ヒーローアバターと、孫悟空:ゼノ等を迎え撃つ。
激闘末、タイムパトロールに敗北したかに見えたが、
最終形態から更に進化。魔強化形態なる状態へ変貌を遂げ、タイムパトロール、そしてヒーローアバター達と激戦を繰り広げる。
そして、激闘の末に敗北。再び封印されてしまった。
スーパードラゴンボールヒーローズ
封印後、同胞であったプティンとグレイビーは、暗黒帝国軍の首領、メチカブラの配下として活動していた。
ユニバースミッション
時を経て、彼は再び復活。
暗黒帝国軍との抗争により、時の界王神不在となった時の巣へ、秘書のロベルとパワーアップを施した邪悪龍とともに襲撃。
彼自身も当時と比べ力を増していたが、タイムパトロールも同様にパワーアップしており、戦いは熾烈を極める。
だが、突如ドミグラはトランクス:ゼノらに休戦協定を持ちかける。
その理由は彼、メチカブラの復活であった。
ドミグラはかつて、彼の部下として仕えていたという。しかしその影で野望を企てており、それ故に衝突した過去があるらしく、現在でも彼を敵視しているという。
そして自らの野望の為にタイムパトロールと手を組んだ彼は、メチカブラにより洗脳された時の界王神を救出すべく、メチカブラ城へ。
魔神達の包囲網を掻い潜り、遂に時の界王神を解放する。
が、時の力を解放したメチカブラは自分以外を不要と判断。彼が造り出したブラックホールの中へ吸い込まれてしまう。
しかし、キーソードの力によりトランクス:ゼノたちと脱出。
メチカブラ封印の為、時の界王神とともにキーソードにエネルギーを注ぐ。そしてその力を解放。メチカブラの封印に成功する。
暗黒帝国崩壊後、その姿をくらませていたが……。
ビッグバンミッション
行方を眩ませていた彼であったが、突如その姿を現す。
かつて孫悟空らと戦い、命を落としたある男に会うため、地獄に訪れる。
そして自らの覇道の為に、邪魔な存在であるフューとその一味の計画を阻止するべく、トワの策略により時の狭間をさまよっていたトランクス:ゼノ達を救出。再び休戦協定を申し出る。
そして、孫悟空:ゼノ、ベジータ:ゼノにポタラを渡し、暗黒王となったフューのもとへ向かう。
ベジット:ゼノとフューが激戦を繰り広げるなか、トワ達と交戦。秘書であるロベルを魔神にし、同じく魔神と化したトワ達を足止めさせる。
その隙に、フューをベジット:ゼノもろとも時の迷宮(タイムラビリンス)へ封印。
その程度の封印などフューにとっては訳はないと豪語するトワを尻目に、その場を後にする。
生み出されてしまった宇宙モドキであったが、その内部には彼が地獄から連れ出したハーツが潜入。孫悟空達に協力する事に。
そして、時の迷宮(タイムラビリンス)から復活したフュー。その彼に従うトワ達を、宇宙モドキから脱出した孫悟空達と共に迎え撃つ。
孫悟空達の活躍により、フューの計画は完全にご破算。脅威の消えた宇宙で、彼は再び野望の為に姿を眩ます。
ウルトラゴッドミッション
孫悟空とアイオスとの激闘の裏で、封印され精神のまま彷徨っていたかつての師・メチカブラを襲撃。彼の暗黒因子を取り込み、新たな暗黒王として再び動き出す。
そして時の界王神であるクロノアとアイオスの力が弱まった瞬間を狙い、選定の間を襲撃。
時の巻物を奪い超一星龍:ゼノをはじめとした数多の邪悪な戦士達を呼び寄せる。
彼は全ての歴史に存在する人間と神々の抹殺、そして永遠に恐怖の続く暗黒の世界を創るべく孫悟空達の前に立ちはだかる。
戦場を自分好みに塗り替え、さらにブロリーやチルド、暗黒魔神達など、呼び出した邪悪な戦士達に自身の暗黒因子で限界を超えた力を引き出させ、時の界王神2人とそれらに与する戦士達の排除を開始。
アイオスを痛めつけ、更には孫悟空のかめはめ波をダークリフレクトで跳ね返すが、それによりアイオスのエターナルラビリンスを喰らってしまう。
しかしそれをいとも容易く破壊し、孫悟空らにさらなる絶望を与えるべく暗黒の力を奮うべくフルパワーを解放。
圧倒的な力で孫悟空達を捻じ伏せるも、アイオスの足止めにより、ベジータと孫悟空が時の界王神の策でポタラで合体。
ベジットの猛攻には終始手も足も出ず、ついに追い詰められる。途中からはベジットを倒す事を諦め、時間切れを待つ作戦に変えて時の力の解放でギリギリ耐え抜く事に成功。
しかし、ファイナルかめはめ波のダメージはかなり大きかった様で邪魔者を全て確実に消す為に、力の回復に数千年は掛かる程の時の力を解放。自身の非道な行いは神々な行いと同義であると主張し敵味方諸共消滅させようとする。
しかし、抵抗する悟空の元へ黒衣の未来戦士、そして黒衣の戦士か加わり、親子3代による反撃が始まる。
押し合いの最中、限界を超えた孫悟空たちの力に遂に押し負け、暗黒王の力を手にした自身を超えた事実を否定しながら消え去ったのであった。
カード性能
HGD7-SEC2 ドミグラ
ゴッドミッション第7弾からシークレットとして登場。このドミグラは魔神になる前の魔導師の状態。
HPは4100 パワーは5600 ガードは3200
必殺技は「ソウルフレイム」。
アビリティは「陰謀を企てる者」。
効果は「戦闘力バトルに勝利すると、そのラウンドの敵アタッカー全員のパワーとガードを半減する。(毎回)」
超アビリティは時空転送R(天界の魔導師R)。効果は
自分チームにヒーローアバターがいる時、2ラウンド目以降アタッカーにすると、グレイビーかプティンを時空転送し、必殺技で大ダメージを与える。さらに、グレイビーの場合は超強力な気力ダメージを与える。プティンの場合は敵のヒーローエナジーを-5。(1回限り)
HGD8-SEC2 魔神ドミグラ
ゴッドミッション第8弾から参戦。ここからはよく知られる魔神の姿で参戦。
HPは2800 パワーは7500 ガードは1500
必殺技は「シーズニングアロー」。
アビリティは「歴史を歪める者」。
しかし肝心な効果は「敵チームが5人の場合、ラウンド終了時、一番パワーが低い仲間と一番パワーが高い敵のパワーを永続で入れかえる。(毎回)」である。
CAAはゴッドメテオ(魔神のゴッドメテオ)。効果は
「アタッカーにすると、自分チームの攻撃終了時に発動可能。成功するとゴッドメテオでダメージを与える。
(敵アタッカー効果)発動した次ラウンドの敵アタッカーの人数が多いほど、敵アタッカーのチャージインパクトスピードが永続で速くなる。 (1回限り)」
HGD9-SEC 魔神ドミグラ
HPは3200 パワーは6100 ガードは2000
アビリティは「魔神の本領」。1ラウンド目終了時パワーが永続で2倍。1ラウンドの間に5000ダメージ与えればパワーは5倍になる。
魔神の巨大化はゼノバースに登場した最終形態に変身。必殺技発動時与えるダメージ+3000。
巨大化後の必殺技は「ボイリングバーグ」。
紫色のエネルギーを楕円型にして敵を閉じ込めたあと、魔力を放出して内側からボイルするようにエネルギーを大爆発させる大技。
HGD10-SEC 魔神ドミグラ
新形態『魔強化形態』での登場。ゼノバースシリーズにはない、本作オリジナル形態である。
HPは2500 パワーは7500 ガードは1500
必殺技は「ボイリングフィスト」
アビリティは「溢れ出る魔力」。
作戦決定時、自分チーム全員の気力を回復し、自分チームのヒーローエナジー+1。(毎回)
CAAゴッドメテオは暗黒のゴッドメテオ。発動した次のラウンドの敵アタッカー人数×1000ダメージ与えるという強力な効果を持っている。
ユニットは暗黒の野望ユニットS。
敵チーム全員のサポーターにした時の気力回復量が超ダウンする。また、敵チームの戦闘力が3000以上アップしなくなる。(1回限り)
UM3-037 魔神ドミグラ
SDBHユニバースミッション3弾「魔神ドミグラ強襲編」にURとして登場。衣装がリニューアルされて新たに秘書ロベルと強化された邪悪龍:ゼノを従えている。
HP2800 パワー6200 ガード1000
必殺技は「ライトニングディストーション」
アビリティは味方アタッカーの中で一番パワーが高い仲間と、それ以外の仲間のパワーが同じになる効果を持つ。
ワールドミッションでは
エクストラシナリオにて登場。暗黒魔界に転移した主人公たちに同志たちと共に襲い掛かる。
最期の戦いでは『魔強化形態』となってメチカブラやミラ(最終形態)と共にヒーローズと激突するが、決着はつかずメチカブラたちが引き下がるという顛末を迎えた。
部下について
ドラゴンボールーローズ及びスーパードラゴンボールヒーローズに登場するオリジナルキャラクターであり、ドラゴンボールゼノバースシリーズには登場していない。
「若造には負けんよ」
CV:廣田行生
肩幅の広いドッシリとした体格に長い腕、短い足が特徴の厳つい顔立ちの魔導師。
尖った耳に鼻のない顔、顎から生えたヒゲのような触覚がある。
雷の魔術を得意とし、自身の魔術に絶対的な自信がある様子。
名前の由来はおそらく「グレイビーソース」。
ドミグラとは部下と言うよりは利害一致の同胞と言ったような関係であり、彼が再びタイムパトロールらに封印された後は、暗黒帝国の帝王メチカブラの配下として魔神の力を得て彼に支えていた。暗黒帝国軍崩壊後もドミグラとの敵対関係は変わっていない。
「プティンと申しますぅ♪」
CV:津田美波
緑色の肌と長い髪が特徴の女魔導師。かわいい。
パッチリと開いた大きな目が印象的。
凛々しい顔立ちとは裏腹に性格は結構なブリっ子であるようで、実は腹黒。でもかわいい。
氷の魔術を得意とする。
名前の由来はおそらく「プーティンソース」。
彼女もグレイビー同様、利害の一致でドミグラに従っており、さらにはドミグラが敵視しているメチカブラを崇拝していた。
ドミグラ封印後は、グレイビーと共に暗黒帝国軍に所属し、魔神の力を貰いメチカブラにしたがっていた。
しかし、暗黒帝国軍崩壊後はメチカブラへの忠誠心はすっかり無くなっており、元魔神仲間のサルサと共に時空を放浪し自由を満喫していた。が、とある事情により孫悟空たちに協力することに。
「さすがワタシ」
魔神ドミグラの秘書であり、復活した彼と共に参戦。白い肌に赤い瞳、藍色の長髪が特徴。
かなりの自信家で、ドミグラからの信頼も厚い。
名前の由来はおそらく「ロベールソース」。
メチカブラたち暗黒帝国軍と時の界王神不在の時の巣を移動要塞「シロガメ」で強襲。しかし、復活したメチカブラたちと対立する為タイムパトロールたちと手を組む事に。
暗黒帝国軍崩壊後は、時の狭間にてドミグラと共に再起を計っていたが、フューの計画が障害となり再びタイムパトロールたちと手を組む。
そして、ドミグラの手により魔神の力を得る。
以降は、暗黒王となった彼から暗黒因子を注がれ更なるパワーアップを果たす。
7500万年前、時の界王神との因縁とメチカブラ
7500万年前、時の界王だったクロノアと次代の時の界王神の座をめぐり争った魔導師メチカブラ。当時その配下だったのがドミグラ、グレイビー、プティンである。グレイビーとプティンはメチカブラに忠誠を誓っていたがドミグラだけは自分こそが時の界王神の座にふさわしいと考えメチカブラを出し抜こうと考えていた。そのため魔神ドミグラ強襲編では時の界王神とメチカブラの身動きがとれないうちにトキトキを手に入れようと時の巣に襲撃した。
メチカブラが先に復活してしまったのがわかるとすぐさまタイムパトロール達に休戦、協力を求めている。
そして、再び封印されたメチカブラから暗黒因子を奪い、暗黒王として三度時の界王神等と相まみえる。