「「よっしゃー!」」
「「ベジータとカカロットが合体して……ベジットってとこかな……」」
「「お前が1人になったから、こっちも1人になったのさ」」
概要
CV:野沢雅子&堀川りょう(2人同時に喋る)
孫悟空(カカロット)とベジータが界王神のポタラを使って合体した姿。
原作に登場するキャラクターの中では最強の戦士で、その戦闘力は孫悟飯(アルティメット悟飯)を吸収した魔人ブウを子供扱いする程。
老界王神によるとポタラの戦闘向上効果はフュージョンをも上回る。
髪型は前髪の生え際までが悟空、残りの部分はベジータを受け継いでいる。服装は悟空の胴着とインナーの色の反転させたモノに、ベジータの手袋とブーツを着けている。
性格はその圧倒的実力から来る自信家で、また計算高い知略家でもある。
悟空とベジータが合体している為、それらは彼らの性格の反映でもあり、他には悟空の事をカカロットと呼んだり、超サイヤ人に変化した際に超ベジータを連想させる「超ベジット」を自称したりする点はベジータの性格と良く似ている。
原作ではポタラを使用すると二度と元の姿には戻れないとされていたが、吸収された悟飯たちを助ける為、ブウの体内に入った際に分離してしまった。これについては悟空や老界王神が「ブウの体内の嫌な空気が合体を解いたのだろう」と推測している。
その後、界王神達から再度ポタラを渡され合体を促されるが双方拒否し、更にベジータはポタラを破壊したので、原作内ではこの夢のタッグは1回のみとなった。因みにこの後、悟空はブウ(純粋)を倒すのにかなり手を焼いたので、原作では「ポタラだったら一発でやれたのにな」、アニメ版「こんな事になんだったらやっぱベジットになった時やっつけておくべきだったぜ」と後悔している。
この様に作中では出番は少ないが、原作最強キャラクターである事もあってその人気は高く、多数のゲームに参戦しており、近年始まった新シリーズ『ドラゴンボール超』にも登場している。
『超』においては合体ザマスとの戦いで登場。本作では新たにポタラは界王神以外での合体だと1時間の制限時間があり、以前の解除も時間切れだと解釈され、極度にエネルギーを消耗すると制限時間より早く合体が解除される設定も付き、作中では戦いの最中に元の2人の姿に戻ってしまった。
但しエネルギーの消耗による合体解除はGTのフュージョンも同じだった為、ポタラも同様の効果が現れたと思われる。
名前は「ベジータ」と「カカロット」それぞれ2人の名前から一部を取って組み合わせたモノ。
尚、合体戦士の中では悟空やベジータからは特にベジットの名前を出される事が多い。逆に、ゴジータはゴジータ自身しか呼んだ事は無い他、ゴジータ自身もベジットの名を口に出している。
容姿・形態
『原作 / ドラゴンボールZ 魔人ブウ編』
通常時
髪の色はサイヤ人特有の黒髪ではなく薄い茶髪になっている。
原作ではこの後すぐに超サイヤ人に変身してしまった為、出番は非常に少ない。
アニメでは引き伸ばしもあって、老界王神の助言通り暫くはこの姿でブウと戦った。その際、超サイヤ人に変身していないにも拘わらず魔人ブウと互角以上に渡り合い、通常時とは思えない戦闘力を発揮した。
超サイヤ人
「こいつが超ベジット!!」
ベジットが超サイヤ人に変身した姿。自らを「超ベジット」と呼ぶ。
この姿のベジット相手にはブウでも手も足も出せず終始圧倒されていた。
劇中では殆ど本気を出しておらず、ブウにアメ玉にされても自由に動き回り彼を痛め付け、「世界一強いアメ玉」を自称する等、その実力は未知数だった。
劇場版『神と神』ではベジットは登場していないが、悟空がベジータと合体しても破壊神ビルスには敵わないと述べており、流石に彼よりは劣る様である。
尚、超サイヤ人に変身する時にオーラに稲妻がほとばしっている事から超サイヤ人2を連想させるが、関連書籍等では普通の超サイヤ人として解説されている。
唯一ゲーム『ドラゴンボールヒーローズ』ではベジットが超サイヤ人2に変身出来るカードが存在している。
『ドラゴンボール超 “未来”トランクス編』
超サイヤ人ゴッドSS(超サイヤ人ブルー)
「オレはベジータと孫悟空(カカロット)の合体 ベジットだ」
「そしてコレが…ベジットブルー!!!!!」
「さァ来いよ神サマ、お前の理屈は聞き飽きた!!」
「さっさと捻り潰してみな」
“未来”トランクス編にて登場。
ゴクウブラックとザマスがポタラで合体した合体ザマスに対抗する為に合体した。
『復活の「F」』編にて悟空とベジータが新たに目覚めた超サイヤ人ゴッド超サイヤ人こと超サイヤ人ブルーに変身する。この際ベジットは自らを「ベジットブルー」と自称している。
戦闘自体は圧倒していたが合体を維持する力を使い果たしてしまい戦闘中に合体が解除され、ザマスへのトドメはトランクスに譲る形となった。
また、悟飯達を救出する為ではあったが、魔人ブウの時以上に緊迫した状況だったり時間制限が判明したからか、ザマスを煽る事はあったが終始本気で戦っていた(原作の『魔人ブウ編』同様合体して即超サイヤ人ブルーに変身した事がソレを証明している)。
漫画版でも合体後即この形態に変身し、自身を「ブルーベジット」と呼んでいる。ブウとの戦い同様無傷で合体ザマスを圧倒しており、界王神シンは「ベジットのパワーは…もしかして…既にビルス様を…」とベジットのパワーがビルスを越えたとも取れる発言を残している。
実は、「圧倒的に強いけど敵を倒した事が無い」と言われる事が多いベジットが唯一敵を倒した事のある形態で、『ドラゴンボールヒーローズ』のプロモーションアニメ特別編にて超サイヤ人ゴッドSSの女性ヒーローアバター(声優的にはノート)を倒している。
『時の界王神編』では久々に新形態を引っ提げずに登場。暗黒王ドミグラへとパワーアップしたドミグラとの対決の切り札として登場。
今回は時の界王神からポタラを託されて合体し、合体の為に時間稼ぎをしてくれたアイオスのピンチを助ける為に暗黒王ドミグラを一撃で大きく吹き飛ばし、暫くダウンする程のダメージを与えた。
その後もアニメ・漫画版共に原作のブウ戦・漫画版のザマス戦時と同様にドミグラを無傷で圧倒し、ファイナルかめはめ波を直撃させた後に合体が解除された。今回も、ファイナルかめはめ波後に合体が解除されたが、劇中の台詞からして、暗黒王となったドミグラからしてもポタラで合体した超サイヤ人ブルーのベジットのエネルギーはかなり凄まじい様で、途中からはベジットを倒す事を諦めていた。また、この時のドミグラは「ゼノ」として呼び出した超一星龍:ゼノを含めて、『宇宙創成編』で戦った超フルパワーサイヤ人4・限界突破状態のブロリーや歴代の様々な次元の戦士達を暗黒の力で強化させた上で従わせる位には強い上、ファイナルかめはめ波のダメージも深刻だった様で邪魔者を確実に消す為に力の回復に数千年は掛かる程の時の力の開放を行ったので、今回のベジットは出番は短いながらも「原作最強」の名に恥じない圧倒的な超戦士として描かれていた事が分かる。
尚、ポタラとフュージョンでどちらも合体可能な場合はポタラを優先する傾向はまだ続いている。
尚、前回の現代とゼノの共演するカードは超フルパワーサイヤ人4・限界突破のゴジータ:ゼノと並び立ったゴジータは超サイ ヤ人ゴッド超サイヤ人・進化で、その更に前のベジットのカードは後述の超サイヤ人ゴッド超サイヤ人・バリヤーで超フルパワーサイヤ人4・限界突破のベジット:ゼノと並び立ったが、今回のカードでは通常の超サイヤ人ブルーの状態で超フルパワーサイヤ人4・限界突破のゴジータ:ゼノと同格の様に並び立っている。
そして、ゴジータ(BM)とは違ってまだブルー以上の強化形態にまでは至っていない。
ゲームオリジナル
超サイヤ人2
『ドラゴンボールヒーローズ』に登場。
超サイヤ人3
『ドラゴンボールヒーローズ』に登場。
アニメPVでは南の界王神を吸収しパワーアップした魔人ブウに対抗する為に合体、変身している。
超サイヤ人ゴッド超サイヤ人界王拳(超サイヤ人ブルー界王拳)
「勝負だ、カンバー!」
『スーパードラゴンボールヒーローズ』で登場。PRアニメ『監獄惑星編』にも登場。
『ドラゴンボール超』において悟空が使用していた技をベジットが使用した状態。
この悟空とベジータは『ドラゴンボール超』の2人とは少し違う存在で衣装も異なっており、その為ベジットの衣装も2人のモノに合わせ変化している。
ベジット:ゼノ
『スーパードラゴンボールヒーローズ』で登場。
時の界王神の元でタイムパトロールとして働いている原作やアニメとはまた違った存在である孫悟空:ゼノとベジータ:ゼノが合体した姿。
悟空とベジータが超サイヤ人4まで変身可能な為、超サイヤ人1~4まで変身可能。また『ドラゴンボールZ』で悟空が使用した超界王拳も使用可能。
超サイヤ人4の際の髪の色は赤髪のゴジータとは違い、薄い茶髪から黒髪になっている。
衣装は悟空とベジータのタイムパトロールの衣装が合体した赤と黒の道着を着用している。
暗黒ドラゴンボールを巡る暗黒魔神ブウ:ゼノとの戦いで初登場。
『監獄惑星編』で再登場しカンバーとの戦いの中で超サイヤ人4ベジットが爆誕した。
PRアニメではカンバーに追い込まれた現代の悟空のピンチを救う為に現れ、その圧倒的な戦闘力で超サイヤ人3のカンバーを相手に善戦し、最後はかめはめ波で何とか彼の攻撃を押し返す事が出来た。しかしその反動か直後に合体が解けてしまった。
超サイヤ人ゴッド超サイヤ人・バリヤー
「実験は失敗だ…フュー…!」
『スーパードラゴンボールヒーローズ』で初登場。
PRアニメでも『宇宙創成編』で登場。
カンバーの邪悪な気を使える様になったフューに対抗する為にサルサから貰ったポタラを使って合体し、更にカンバーの邪悪な気を無効化する為にバリヤーを展開した状態。バリヤーの展開は通常の状態と超サイヤ人ブルーの状態があるが、戦闘は主に超サイヤ人ブルーで行っている。
バリヤーの展開にも集中する必要がある状態でありながら、フューとそのパワーアップ状態であり、大猿カンバーのパワーボールを吸収して刀の一振りだけで大猿化を解除させる程の実力を持つ超フューのどちらにも無傷で実質勝利した。
その後、暗黒王フューにパワーアップしたフューを相手にもダメージらしいダメージを受けておらず、互角以上に立ち回った。
更に後述する形態のベジット:ゼノと共闘する事になる。世界が違っててもやはり自分同士な事もあり、ベジット:ゼノとの連携は超フルパワーサイヤ人4・限界突破状態のブロリー相手にも息ピッタリである。ブロリー相手には流石に攻撃を何発か貰ったがそれでも最終的にダメージらしいダメージは受けておらず、ブロリーの打撃を何度も単独で抑え込んだ上に頭脳プレイを見せてカウンター気味に抑え込んだりと単独でも対応出来ていた。プロモーションアニメとは言え超サイヤ人ブルーと超サイヤ人4のベジットが共闘は正に夢の組み合わせとも言えるだろう。
因みに、ここでの戦いは1時間以内に4連戦だったと考えると中々にハードな戦闘だったと言えるかもしれない。
超フルパワーサイヤ人4・限界突破
「コレ以上、好きにはさせねぇぞ…」
上記のSSGSSB同様、『スーパードラゴンボールヒーローズ』で初登場し、PRアニメでも『宇宙創成編』で登場。
トワにカンバーのオーラで作った拘束エネルギーによって拘束され、時の狭間に飛ばされたタイムパトロール達が魔神ドミグラ達により救出され、暗黒王フューを止めようとしてトワやミラの妨害を受けていた現代のベジットの前に現れる。実力は暗黒王フューにやや優勢に戦え、死の淵から蘇って戦闘力が増している伝説の超サイヤ人のブロリー(このブロリーは見た目こそ伝説の超サイヤ人だが、トワの魔術でブロリーダークへのパワーアップを経ている存在である)を圧倒出来る程。因みにゴジータとは映画やゲームのOPで戦った事があったが、アニメでのベジットとブロリーの対決はこれが初である。
因みに、『ヒーローズ』では一時期ゴジータと比べて扱いが悪いと言われる事があったが、近年ではゴジータの扱いが悪い事もあった(しかもよりにもよって一番目に入りやすいアニメが)り、ベジットとゴジータの対決では(チーム戦の結果としてだが)、ベジット陣営が勝利したりと扱いが悪かったシーンと比較して「ベジットの扱いが全然マシだった」と言われる事も増えて来ている。
技
- スピリッツソード / ベジットソード/ フラッシュソードアタック
手刀に気の刃を纏わせ、それを伸ばし、敵を貫く技。
孫悟飯吸収形態の魔人ブウ相手に使用し、彼を串刺しにして地中から引きずり出した。
ゲームでは、この刃で敵を斬りつけるように使用するものもある。
『ドラゴンボール超』では、合体ザマス戦で使用。ザマス達も手刀に剣状の気を纏う技を用いることから「オレにもこの位は出来るんだぜ」と対抗するかの様に披露していた。
原作にも登場しているが命名はゲームによる物(コレに関しては特に漫画の『超』では時間切れだったと言われている)。
SFCのハイパーディメンションではフラッシュソードアタックという技で使っていた。
- スピリッツエクスカリバー
- バリヤー
魔人ブウに吸収された悟飯たちを助けるために、この技で身を守りながらわざと吸収された。結果、吸収されずに魔人ブウの体内に侵入出来たが、全身を覆っているバリヤーを解いた途端に合体が解けてしまった。
普段はベジータが使用している技。
原作では使用していないがアニメやゲームでは度々使用している。
アニメ内では球体ではなくエネルギー波を放つタイプとして描かれている。
ドラゴンボールヒーローズでは『アルティメットビッグバンアタック』という名称で使っている。
普段は悟空が使用する亀仙流の技。
原作では使用していないがアニメやゲームでは度々使用している。
ベジータの「ファイナルフラッシュ」と悟空の「かめはめ波」が合体した技。
初出はゲームだが後にアニメにも登場る。
『ドラゴンボールヒーローズ』では「ゴッドファイナルかめはめ波」や「瞬間移動ファイナルかめはめ波」など派生技がある。
敵の真上から強大なオーラを纏わせたストレートパンチを繰り出す。ファイナルかめはめ波の直撃を受けてもそれを耐えた合体ザマスに最後の一撃を叩き込んだが、それでも倒し切れず、直後に合体が解けてしまった。
『スーパードラゴンボールヒーローズ』で超サイヤ人ブルー・バリヤーの状態で使用する。命名は『スーパードラゴンボールヒーローズ』であり、登場はテレビアニメ『ドラゴンボールZ』、『ドラゴンボール改』から。テレビアニメで魔人ブウに対して通常状態時に使用していた攻撃で、『スーパードラゴンボールヒーローズ』では連撃を加えて蹴り飛ばしたあと、両手をかざして気弾を放つ。
- ウルトラスピリッツソード
敵を上方向に殴った後、下方向へ叩きつける。その後、スピリッツエクスカリバーのように大きな剣を作り出して切り裂く。技の後には後ろを向きながら「無様だな…」と言う。
- ベジットスペシャル
超サイヤ人ブルー状態で使用した連続技。2つの気弾で攻撃しながら、両手のベジットソードで切り刻み、最後に気功波を放つ。
関連イラスト
関連タグ
ドラゴンボール ドラゴンボールZ ドラゴンボール超
ポタラ フュージョン ゴジータ 超サイヤ人 ベジット(アメ玉) 超サイヤ人ゴッドSS
スーパーマリオくん:ワンダとの合体が解けたクッパが「地元の空気のおかげで戻れたぜ」と述べるなど、ブウの体内でベジットの合体が解けたのを思わせるネタを披露している。こちらは合体したせいで弱くなってしまったタイプなので元に戻ったことでマリオの窮地を救っている。