概要
STARWARSシリーズの「ライトセーバー」、ガンダムシリーズの「ビームサーベル」などが代表例である為、SF作品での登場が顕著だが、ファンタジー作品にも登場する事がある。
ステレオタイプのビームソードのイメージは柄から青白いビームの刃が伸び、振ると「ブゥン」という電子的な効果音が鳴る近未来的な武器というものであるが、実際には刃の色が赤や紫だったり、光で敵を焼き切るのではなく、属性が存在していたりするパターンや伸縮自在でムチとしても使われるなど作品世界によって設定は大幅に異なる。
明確な形を持たないビームでどうやって刀身を形成するかなど、現実的には原理に説明しづらい部分が多いものだが、フィクション世界では様々なオーバーテクノロジーによって製造・使用されている。
剣以外にも似たような原理の刃物が創作作品にも登場する為、本項でも後述する。
刃の生成のされ方の一例
刃の無い取り柄から刃が生成されるタイプ
- ライトセーバー(starwars)
- ビームサーベル(ガンダムシリーズ全般)
- シャイニングフィンガーソード(機動武闘伝Gガンダム) ※シャイニングフィンガーのエネルギーをビームソードの柄から剣として放出する。
- ビームザンバー(機動戦士クロスボーン・ガンダム)
- ゼットセイバー(ロックマンX)
- 天羽々斬(デジモンフロンティア)
- ビームソード(伝説巨神イデオン)
- セイバー(重戦機エルガイム)
- レーザーソード(機甲戦記ドラグナー)
- ガラットディバイザー、パティーグスライサー(超力ロボガラット)
- 勇気の剣(バーサス) ※本来は刀身に魔力の光を纏わせる実体剣だが、主人公ハロゥの剣は根本から刀身が折られたため以降は魔力の刃のみを形成して使用。
- アルテマウェポン(ファイナルファンタジー6)
- アルゴンガスレーザーブレード「斬光剣」(コマンダー0)
- 魂を切り裂くもの(ゼーレシュナイダー)、究極(ウルティマ)(BLEACH)
- 光の剣(スレイヤーズ) ※普段は実体の刀身を取り付けて普通の剣として使用する。
- 御神器(虚無戦史MIROKU)
- ぴろうとぉく(大神)
- 莫邪の宝剣、莫邪の宝剣Ⅱ(封神演義)
- ウルトラゼットライザーから発する光剣(ウルトラマンZ) ※名称不明
- 魂の剣(ドラゴンクエストⅦ)
- ビームセイバー&サムライセイバー(メダロット)
- ビーム・カタナ(ノーモア★ヒーローズ)
- デスペラード(メイプルストーリー) ※デーモンアヴェンジャーの専用武器で、作中では「無形剣」とも称される。
芯から刃が発生するタイプ
- 霊剣アロンダイト(ダンボール戦機)
- ムラマサブラスター(機動戦士クロスボーン・ガンダム) ※刀身の側面に7対のビームザンバー発射口を備えた大剣。剣先部分はビームガンだがビームサーベルを発生させることも可能。
実体剣にエネルギーを纏わせるタイプ
- レーザーブレード(宇宙刑事シリーズ)
- プラズマブレーザーソード(巨獣特捜ジャスピオン)
- ツインブレード(時空戦士スピルバン)
- 磁光真空剣(世界忍者戦ジライヤ)
- ウルティメイトゼロソード(ウルトラシリーズ)
- リボルケイン/バイオブレード(仮面ライダーBLACKRX) ※リボルケインは厳密には杖だが、ビームソードを語る上では欠かせない存在である為、便宜上カウントする。
- ファイズエッジ(仮面ライダー555)
- ひみつかりばー(Fate/Grandorder)
- 太陽剣・オーロラプラズマ返し/ファイナルオーラバースト/スーパーメーザー・バイオ粒子斬りなど(スーパー戦隊シリーズ)
- 大真空斬/ビッグバンスラッシュ(ダンボール戦機w)
- ファイナルホープスラッシュ(ドラゴンボール)※元気玉のように万象のエネルギーを折れた切っ先にかき集め、強大な光の剣を作り出す。
- 闘気の剣(オーラブレード)、生命の剣(ダイの大冒険)
- 念剣メイレツ(MUSASHI-GUN道-)
これと似たような例として炎や電気を剣に纏わせて強化という事例も確認されている。
ブレスレットなどから生成されるタイプ
- アルフォースセイバー(デジモンシリーズ)
- シュトロームソード(ウルトラマンネクサス)
- ギャラクシーソード(ウルトラマンマックス)
- メビュームブレード/ナイトビームブレード(ウルトラマンメビウス)
- グリッドライトセイバー(電光超人グリッドマン、SSSS.GRIDMAN)
- 閃光の小手(無双OROCHIシリーズ)
腕などから生成されるタイプ
手から発する光線技の派生や、ロボットの腕に仕込まれた発生器から生成されるビーム剣など
- ソード系チップ(ロックマンエグゼ)
- グレートスライサー(ウルトラマンG)
- アグルブレード/アグルセイバー(ウルトラマンガイア)
- ウルトラ・ライト・ソード(ウルトラマンネオス)
- ギンガセイバー(ウルトラマンギンガ)
- スマッシュビームブレード(ウルトラマンジード)
- せいなるつるぎ(ポケットモンスター)※聖剣士たちは頭から生成する。
- 聖剣抜刃(LegendofSanctuary)
- ナホビノの剣(真・女神転生Ⅴ)
- イデオンソード(伝説巨神イデオン)
- ジャジャン拳「チー」(HUNTER×HUNTER) ※二本の指先からオーラの刃を伸ばす。当初は数cm程度だったが『キメラアント編』では1m前後の刃を形成できる程に成長した。
- ダイナブレード(SSSS.DYNAZENON)
- ベジットソード(ドラゴンボール)
- 黄光刹斬(北斗の拳)
そもそも剣そのものが光やエネルギーで出来ているタイプ
- ブルドガング(デジモンテイマーズ)
- 天叢雲剣(ONEPIECE)
- 鳴光剣(メーザーサーベル)(ONEPIECE)
- 青い聖剣(ブルー・シャイン・ブレード)(七つの大罪)
- ゴクウブラック/ザマス/合体ザマス(ドラゴンボール) ※超高密度に凝縮された闇のエネルギーを刃状にして手刀に纏わせる戦闘技術。シンプルに刺したり斬りつけたりするのみならず、刃から斬撃状のエネルギー波を放つ事も出来る。
- ラブリーライジングソード(ハピネスチャージプリキュア!)
- プリキュア・マジックアワーズエンド(ひろがるスカイ!プリキュア)
- ひろがるマジックアワーズエンド(ひろがるスカイ!プリキュア)
- 霊剣(幽遊白書)
- ザイラスナイフ(ミラーマン)
- 光剣滅殺(デスライトニング)(コロッケ!)
- 断罪の光剣(ブラッククローバー)
- シャニングソード(超級!機動武闘伝Gガンダム) ※原作と異なりビームソードの柄を用いずにエネルギーの剣を形成している。
剣からビームを発射するタイプ(ソードビーム)
剣が光線銃に変型するものは除外
- ソードカービィ(星のカービィ)
- ソードビーム(ゼルダの伝説シリーズ)
- オーブスプリームカリバー(ウルトラマンオーブ)
- 約束された勝利の剣/幻想大剣・天魔失墜/我が麗しき父への叛逆(Fateシリーズ)
- 月牙天衝(BLEACH) ※厳密には刀身から巨大な斬撃波を放つ技だが、この斬撃波は高密度に凝縮された霊圧であり、直撃と同時に爆発も引き起こして二重にダメージを与える効果を持つ為、便宜上剣からビーム(のようなもの)を発射するタイプとしてカウントする。
- GNソードライフル(機動戦士ガンダム00)
- 破壊咆哮(デス・ボール)(D.Gray-man)
- 宿魔の剣(ブラッククローバー) ※吸収した魔力を放出する。
- デッドインパルス(キカイダー01)
剣以外の近接武器
- ビームジャベリン/ビームナギナタ(機動戦士ガンダムシリーズ)
- ロイヤルセーバー(デジモンシリーズ)
- リタリエイター/リストレイター/レギオンランス(ダンボール戦機)
- トリプルロッド(ロックマンゼロ)
- ケラウノス(僕のヒーローアカデミア)
- 光魔の杖(ダイの大冒険)
- ミストルテインの槍(ARMS)
- ビームサイズ(新機動戦記ガンダムW)
- デスシグマの鎌(ロックマンX4)
- 名称不明(ロックマンゼクス)
- ゴクウブラック(ドラゴンボール) ※前述した闇のエネルギーの刃を大鎌に進化させたもの。剣だった時よりも攻撃力は桁違いに上がっており、斬撃で時空そのものを裂いてしまっている。
- ビームウィップ(ウルトラマンタロウ)
- フォトンエッジ(ウルトラマンガイア)
- ゼスティウムドライブ(ウルトラマンZ)
- カルミラウィップ(ウルトラマントリガー)
- 光の鞭(新世紀エヴァンゲリオン)
- 空鞭(モブサイコ100)
- ビームウィップ(ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU)
- プラズマウィップ(スマブラシリーズ)
- レーザーウィップ(宇宙刑事シャイダー)
ガンダムエピオンのビームソード
『新機動戦記ガンダムW』ではガンダムエピオンが使う強力なビームサーベルのことを指す。
サーベルより刃渡りが広く威力が高いということで「ソード」と名称され、本体のジェネレータと有線で直結しているため桁外れの出力を持ち、機体の千倍以上のサイズを持つ宇宙要塞バルジを一撃で一刀両断するほどの威力を持つ…なのだが、ゲームでは普通のビームサーベルと大して変わらない事も少なからずある。
さらに漫画版『敗者たちの栄光』では「シュトゥルム・ウント・ドラング」と呼ばれる追加兵装が登場し、攻撃形態である「ツヴァイヘンダー・モード」は全長100m以上の超巨大ビームソードを形成する出力を誇る。
スマブラのビームソード
全てのスマブラシリーズに登場する打撃アイテム。リーチと威力に優れた使い勝手のいいアイテム。
『X』以降はキャラが巨大化したり小さくなると持っているアイテムの大きさにも反映されるようになったため、巨大化したキャラ(特に亜空の使者に登場する巨大ディディーコング)がビームソードを持つと冗談抜きで手が付けられなくなる。
刀身の色は作品によって異なり、
となっている。