概要
『HUNTER×HUNTER』のキャラクターであるゴンが、ジャンケンにヒントを得て開発した技である。
そもそもゴンとキルアは念能力の基礎は出来ていても、それを個人特有の力に変える「発」は会得していなかった。そのためグリードアイランドでビスケとの特訓の末、これを考案に至った(ビスケはジャンケンの由来が拳法の密伝「邪拳」にあると語っていた)。
ちなみにゴンはジャン拳だと思っていたようだが、蟻編においてナックルから名前を聞かれ「ジャ…ジャン拳」と吃音してしまったのがきっかけで彼から「そうか 『ジャンケン』と『ジャジャン!』と出すのを掛けているってわけか」と勘違いされこの名称となった。
ジャジャン拳<グー>
拳にオーラを込め、思い切り殴りつける強化系の攻撃。原理的には、ウボォーギンのビッグインパクトと同一であるが、単にぶっ放すだけのビッグインパクトとは異なり「硬」でオーラを一点集中させているのが特徴。
他の必殺技「ジャジャン拳<チー>」「ジャジャン拳<パー>」と比較しても、ゴン本来の系統技であるため、岩を砕き、巨体のキメラアントを空の彼方まで吹き飛ばす程の高い威力を持つ。
中堅ハンタークラスの技としてはかなり強力で上級ハンターや格上すらその強力なオーラをまともに喰らうと死を免れないと感じる程の威圧を与え、実際に念でガード出来なければ致命傷を負ったり、即死する可能性が高い。
爆弾魔のゲンスルーを作戦で仕留め、ビーストハンターのナックル相手にも腹を殴って気絶させる事に成功している。覚醒した状態でもトドメ技として使用され、ネフェルピトーを粉砕した。
前作ジャンプスーパースターズでは、孫悟飯以外との友努勝で、グーのみ発動したが、ジャンプアルティメットスターズでは、チー、パーにも対応するようになった。
ジャジャン拳<パー>
掌に集中させたオーラを、相手に向かって解き放つ。
「ジャジャン拳<グー>」よりは威力が落ちるが、ゴン自身が放出系よりの強化系能力者であることから、オーラの球に付加効果を持たせることが可能である。
ジャジャン拳<チー>
指先に集中させたオーラを、剣状に変化させ相手を切り裂く中距離用攻撃。当初はナイフ程度の切れ味だったが、蟻編ではキメラアントの分厚い甲殻ですら易々叩き割る程の切れ味を有するようになった。
「ジャジャン拳<グー>」「ジャジャン拳<パー>」に比較すると、この変化系の修行に手こずっていたが、修行次第では剣に付加効果を持たせることも可能である。
関連タグ
ウイング:ゴンに強化系で繰り出せる通常攻撃で必殺技並の威力を出すヒントを与えた。
ビスケット=クルーガー:ゴンの必殺技名として邪拳(ジャンケン)を提案。
ナックル=バイン:ゴンの技名を改名した人物