キメラアント

きめらあんと

『HUNTER×HUNTER』に登場する生物。

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目次 [非表示]

1 概要

2 生態・特徴

3 繁殖

4 階級

4.1 直属護衛軍

4.2 師団長

4.3 兵隊長（＋雑務兵）

4.4 その他

4.5 余談

5 関連イラスト

6 関連タグ

概要

作中での正しい表記は「キメラ＝アント」だが、読者間等では簡易にこう表記されることが大半である。

キメラ＝アント編と呼ばれる長編シリーズの敵として登場する生物。

本来は女王蟻で10cm程度の大きさと認識されており、環境にもたらす被害こそ甚大だが、所詮は虫である。

しかし体長2mとおぼしき巨大な女王蟻の脚が浜辺で発見され、同種の特性から考え万が一人が捕食された場合、何が起こるか予測不能と判断され調査されていたが、NGLで多数のハンターや民間人が死亡したことで懸念が的中、討伐隊や研究チームが編成された。

グリードアイランドクリア後、カイトと再会したゴンとその一行は、人間をも捕食しかねない巨大キメラアントの存在を危険視し、調査に参加する。

第一級隔離指定種に認定されている昆虫。非常に貪欲で凶暴な蟻。

生態・特徴

女王蟻は摂食交配という特殊な産卵形態をとり、他生物を食べることでその生物の特徴を次世代に反映させる。外見的特徴や習性が捕食した他生物そのままだったり、時には前の生物としての記憶が残ることもある。

女王は種の繁栄をはかるために、より強い生物に目をつけて捕食しようとする傾向がある。各個体の好き嫌いは全く異なるが、餌として気に入った種は徹底的に喰い尽くすため、他の生物を絶滅させる危険がある。別名グルメアント。

本来キメラアントは普通の蟻と同様の姿を持ち、身体の大きさは昆虫の枠組みから見た場合での「大型」でしかない。

本編に登場する人型で自我と知性を持つ巨大な女王キメラアントが、どのようにして生まれ流れ着いたのかは、作中でも未だ明らかにされていない。

後に、本来は暗黒大陸地域に生息していた外来種であることが判明している。

危険生物評価リストによると、亜人種タイプのキメラアントは「危険度B」。

（凶暴性B～C、数B、繁殖力B-1、破壊力A）

「早急にせん滅させる必要のある危険生物で、その方法は確定してはいるがコストが高く、ハイリスク。国単位～国際的な対応が不可欠」。

凄まじい生命力と銃弾にも耐えうる頑強な体を持っている。体が両断されても頭が無事なら、すぐには死なない。もっとも、銃撃を受けて即死する雑務兵がいたり、イカルゴのように遺伝子ベースによっては軟体だったりと個体による。

蟻同士は電波通信でやり取りができる。また携帯電話の会話も傍受できる。ただし王と護衛軍は電波を使えず、女王は逆に声を出して会話することができない。

女王の巣は穴を掘るものではなく、泥や糞で建築するタイプである。大量の建築蟻が築城し、女王は死ぬまでそこで暮らす。

兵隊蟻は神経毒を持っている。これによって、獲物を生け捕りにし長期保存することが可能。ラモット曰く「人間なら1か月は動けない」とのこと。

ベースとなった生物が女性であれば女性らしい外見や性格を持って生まれる。ネフェルピトーもこれに当たるようだが、詳細は不明。

レアモノ（念を覚えた人間、高エネルギーなので非常に栄養価が高い）を捕食したことで念能力の素質を備えた。人間なら規格外才能のゴンやキルアとすら比べ物にならないスピードで自分の能力を修得する。精神性が人間と全く異なるためか六系統の相性をぶちぬいたような本来なら不可能な組み合わせを平然と高レベルで熟している異能も多い。

全ての兵隊蟻は産まれたときから階級を持っている。詳細は下記にて。