「デートよ しかも初デート!! 2人のッッ 初デート!!」
タグとしては「パーム」が多く使われている。
概要
CV:井上喜久子
ホラー映画から出て来たような不気味な外見で、ボサボサの長い髪と震えた声が特徴的な女性。両手首は傷だらけで包帯を巻いている。さらにノヴやゴンに対するヤンデレな言動や、ヒステリックな性格が一層存在感を引き立てている。
しかし素顔は美人で、身なりを整えると全くの別人に見える変幻自在っぷり。また料理上手でもある。最初のサイコさんなインパクトが強かったが、良く言えば無鉄砲さと勇敢さが同居しているかのよう。
※同一人物です。
この作品ではよくあること&事情も事情なのだが、変装(または化粧?)技術を取得しているのか毎度同じ人とは思えない程容姿が変わっている(普段は一番左)。
ノヴを追いかけてNGLへ入国するためにはゴンとキルアがナックル・シュートに勝たなければならないという条件の下、二人の修行をサポート。
その中でゴンに惹かれ、ゴン達が負けてしまった代わりに(ほぼムリヤリ)ゴンと付き合うことを要求。観光客へのガイド経験から女性への対応に慣れているゴンと、身なりを整えて別人のように変貌したパームのデートは順調に思えた。しかしパームの度を越した束縛に律儀に応えるゴンを見かねたキルアが引き剝がし、結局一日と保たなかった。
喧嘩別れとなったがゴンは別にパームに愛想を尽かしたわけではないため、仲間の1人として彼女の身を案じている。またパームの方もゴンに怒りこそしたが嫌いになってはいない。
一方キルアとは専ら犬猿の仲である。
東ゴルトーでは王と護衛軍に対する監視能力の条件を満たす為、好色家ビゼフ長官を利用して自分の身を犠牲に宮殿に潜入するも計画途上で失敗。即座に自決するも残った身体をシャウアプフとネフェルピトーによって利用され、キメラアントへと改造されてしまう。
キメラアント化後は容姿に変化があり、手足の皮膚が鱗で覆われ、額に水晶が埋め込まれている。アニメ版では肌の色が青みがかっている。また新たな強化系の能力に目覚め、戦闘能力が上がっている。兵隊蟻として改造された影響で一時敵対、キルアと交戦するが、ゴンを思いやり涙を流したキルアの影響で自我を持ち直して、討伐隊に復帰。キメラアントになって以降は以前より精神的に落ち着いた雰囲気を纏っており、元々の勇敢さに加え周りに寄り添える優しさを出すようになっている。その内面は王に賞賛される程の強い精神力の持ち主である。
貧者の薔薇によって王の身に起きたことにいち早く感付き、最終的な事態収束に立ち会う。キメラアント討伐隊の人間でネテロ以外でただ一人王と対峙、対話した人物、そして王とコムギの最期を能力によって見届けたただ一人の人物である。
念能力
強化系能力者
無意識の発で手に持っていたコーヒーがかなりの勢いで溢れていたことから強化系に寄っていると思われるが、使用する念能力は監視能力と補助向け。
人魚のミイラに自分の血を垂らすことで、水晶に対象の姿を映し出すことができる。
蟻化した際に、パームは人魚のミイラや水晶と融合して、後述の能力となった。
淋しい深海魚(ウィンクブルー)
監視能力。
右眼だけで見た者は水晶に記憶され、左眼だけで「視」ればその水晶に記憶された者の現在が映る。この能力で「視」えるのは3人までで、それ以上記憶すると古い者の記憶から消去される。
暗黒の鬼婦神(ブラックウィドウ)
全身を毛髪によって形成された鎧で覆う。鎧を纏った姿は、さながら黒一色に染まった貴婦人。
蟻化された影響で目覚めた強化系の能力で、恐らく「淋しい深海魚」よりも本人の適正に合った能力と思われる。能力自体は防御系だが、守りを髪の鎧に任せることでパーム自身は全力で攻撃に専念できる。キメラアントの素体、強化系の鎧によって上乗せされた硬さ、感情をぶつけた一撃が組み合わさった攻撃は、強化キルアの50㎏ヨーヨーを砕き、打撃戦で圧倒する等その火力は驚異的。
平常時でも伸ばした髪で人間1人を包んで運搬できており、高い操作性を有する。