概要
1964年9月25日生まれ、神奈川県横須賀市出身。星座は天秤座。
マウスプロモーション → オフィスアネモネ、ベルベットオフィス(ナレーション業のマネージメント)所属。
本名は熊谷 喜久子(くまがい きくこ)、旧姓は井之上(いのうえ)。
娘は声優・歌手の井上ほの花。
人物
愛称は「(喜久子)お姉ちゃん」「きっこさん」など。
出演作ではお姉さん的役を演じることが多いが、本人は二人姉妹の妹である。
姉の関本弥生は所属事務所の代表、およびマネージャーを務めている。なお、同じく声優の弥生みつき(本名・井上弥生)とは別人で、本人も否定している。
『姉』『おねえちゃん』というものに憧れていたらしく(本人は妹だった為)、天道かすみ役で念願のおねえちゃんになった事が嬉しかったとの事。
なお、オフィス「アネモネ」は花の名前が由来だが、愛称の「喜久子お姉ちゃん」と、実姉と二人で設立したことから「姉もね(お姉ちゃんもよろしくね)」をかけてつけられた。
非常に穏やかでおっとりした性格。天然ボケの傾向があり、公の場で「前世はマンボウ」と曰って憚らない。
「マンボウ」は岩男潤子とのユニット「おさかなペンギン」の由来にもなった。(前世がマンボウ=おさかなの井上喜久子と、緊張すると手がペンギンのようになってしまう岩男潤子、ということから)
特色
優しく落ち着いた色っぽい声質が特徴で、マイペースで天然なお姉さんキャラを多く担当している。なお、たまたまなのかスタイルの良いキャラも多い。
「おっとりお姉さん役」ばかりが注目されるが、実際にはさまざまな声色で優しい役から活発な役、気分屋、ツンデレ、クール、わがまま、やんちゃなキャラまで幅広く演じ分けることができる。また、低音の力強い声で悪役、姉御肌なキャラクターなど、「カッコいい系」の役も数多く演じている。
比較的幼い少女役を演じることもあるほか、ごく稀に、少年役、老婆役を担当することもある。
近年は母親役を演じる機会が多いが、その母親たちが揃いも揃って年齢不詳であるという謎のジンクスがある(後述の17歳教を参照)。
声優業やナレーション業のほかにも、個人名義での音楽活動にも積極的にも力を入れており、本人が歌唱するキャラソンなども含めて、自身が作詞・作曲に関わることも多い。
初主演は1992年6月に発売されたメガCD用ロールプレイングゲーム『LUNAR ザ・シルバースター』のアレス・ノア役。ただし、アレス役を演じたのはエンディングのシーンのみで、主な役どころはヒロインのルーナ役であった。その後、1995年、OVA『美少女遊撃隊バトルスキッパー』の綾小路玲香役にて、真の意味で初主演を果たしている。
17歳教
井上喜久子、17歳です <おいおい
女性声優界の一大勢力17歳教の代表、教祖である。
ちなみに、芸歴は33年目であり、まさに時をかける永遠の17歳。
17才教 今日の年齢ジェネレイター (外部リンク)
もともとはラジオで共演した山本麻里安が挨拶として(当時の年齢から)「山本麻里安、16歳です」と名乗っており、これに便乗した「ネタ」の一環として「井上喜久子、16歳です」と挨拶をするようになった。山本麻里安が17歳になったタイミングで自身も同じく「17歳」と改め、その後も17歳と自称している。
なお、特に年齢を隠しているわけではなく、「17歳です」と彼女が名乗ったら「おいおい」と突っ込むのが一連の流れとなっている。(時に「そうですね〜」と軽く流そうとするパターンもある)
のちにこれを真似て数々の声優たちが「○○、17歳です」とお遊びで名乗るようになり、自然発生的に「17歳教」が誕生することとなった。
この「17歳」ネタは自身の演じる役にも製作陣の一種悪ふざけとして取り入れられるようになっている。
一例としては、2008年12月のコミケにて発表・頒布された東方project二次創作アニメ(OVA)『夢想夏郷』で八雲紫を演じ、次回予告で「八雲紫17歳」(<おいおい)と発言した。おそらく演じているキャラが少女臭など、大人っぽい人物像をファンからネタにされていることに関連すると思われる。
17歳の名に違わず若々しい外見、特にデビュー当時から変わらないスタイルの良さで知られており、女子高生・メイドのコスプレをしても違和感が無いと言われる。そりゃ17歳だからだろう。
余談だが、女子高生のコスプレはよりにもよって同じく年上役に定評のある田中敦子と一緒に披露した。
なお、本人はインタビューで「17歳は年齢じゃないの。生き様なの。」と語っている。
ついに2024年9月25日、17歳で赤いメイド服を着る事となった。どう見ても赤いものを着用する節目を迎えたとは思えない姿かつメイド服が織り成す絶対領域まで披露にSNSで目にした人達は改めて驚かれる事となった。→外部リンク
井上ほの花について
1998年2月9日に娘を出産。17歳で。「ほっちゃん」と呼ばれ、時々ラジオなどで言及されていた。
2015年には娘と年齢で並んでしまう。そして娘は同年12月にHONOKAとして太鼓の達人の曲『恋幻想(Love Fantasy) 』で歌手デビュー。のちに「井上ほの花」としてオフィス・アネモネから声優デビューを果たした。(ジュニア所属)
2016年にほの花が18歳となったことで、「母より年上の娘」となってしまう。そして2018年にほの花が成人(当時民法上では「20歳で成人」だった。2022年4月1日の改定で現在は「18歳以上が成人」となっている)したことで「成年の娘と未成年の母」というとんでもない親子となってしまった、と本人らがネタにしている。
2017年には『異世界はスマートフォンとともに。』にて姉妹役で共演を果たしている(姉・オリガを喜久子が、妹・アルマをほの花がそれぞれ演じている)。
2018年には、『パズドラ』(テレビアニメ版)にて母娘役で共演を果たし(母・卯月佳乃を喜久子が、娘・卯月さくらをほの花がそれぞれ演じている)、『笑ゥせぇるすまんNEW』、『邪神ちゃんドロップキック』でも親子役で共演をしている。
主な出演作
アニメ
以下@プリキュアシリーズ
以下@ガンダムシリーズ
イラスト未確認
- グリズリーさんの母@しろくまカフェ
- アールヴ@キディ・グレイド
- 桃園メイ@MOUSE
- 櫻羽弓香@忍の一時
- 面堂の母@令和うる星やつら
- 学園長@デュエル・マスターズWIN
- ユニロード@SHY-シャイ-
- ヴィース@豚のレバーは加熱しろ
- ヨーデル@外科医エリーゼ
- ライラ@はたらく魔王さま!
- 奈美子@となりの妖怪さん
- オヴェーリス@異世界失格
- クマ@おにぱん!
- マザー@真夜中ぱんチ
ゲーム
以下@メタルギアソリッドシリーズ
以下@その他小島秀夫監督作
以下@ファイアーエムブレムシリーズ
ディアドラ@ファイアーエムブレムヒーローズ | ニイメ@ファイアーエムブレムヒーローズ | レア@ファイアーエムブレム風花雪月 |
イラスト未確認
- アマツメ@イグジストアーカイヴ
- デボラ@太鼓の達人 ドコドン!ミステリーアドベンチャー
- ヴァララ@バテン・カイトスⅡ 始まりの翼と神々の嗣子
- 森薗麻里以・森薗美里以@ポケット・ラブ
- ステイシア@女神天国
- 朱雀@ラグナドール
ドラマCD
特撮
海外アニメ
その他
桜乃そら@VOCALOID・VOICEROID | とれじゃーの@天才てれびくんYOU |
イラスト未確認
- クラヤマツミ@META_TAXI動画内幕間ラジオ『クラヤマツミのみずびたし』
関連イラスト
関連タグ
外部リンク
- プロフィール(オフィスアネモネ)
- プロフィール(ベルベットオフィス)
- 井上喜久子 - Wikipedia
- 井上喜久子とは (イノウエキクコとは) [単語記事] - ニコニコ大百科