ミネルバ・オーランド
みねるばおーらんど
CV:井上喜久子
「剣咬の虎」ギルドマスターのジエンマの娘。
一人称は「妾(わらわ)」。
ギルド最強の五人のひとり。ユキノの以外ギルドメンバーから「お嬢(おじょう)」と呼ばれている。
左腹部に青い紋章がある。
古風な口調が特徴で自信に満ちた態度と高圧的で残虐な性格をしている。だが、その性格は幼い頃から強さを求める父にスパルタ教育を施されたことに起因している。ただ、自身よりも高圧的すぎる父に代わって、ある程度ギルドの体裁を保てるよう交渉する柔軟性もあり、良心と清濁の折り合いをつけた駆け引きを(辛うじて)こなせるブレインでもある。
大魔闘演武では海戦(ナバルバトル)に参加し、初めは様子見に徹していたが残りが自身とルーシィ、ジュビアとなったところでジュビアを転移魔法で強引に脱落させ、残ったルーシィにフィールドから出ない限り失格にならないというルールを悪用して凄絶なリンチを加え、レフェリーストップの敗北に追い込んだ。
スティングがジエンマに暴行を振るい彼に重傷を与えた際にはこれ幸いとばかりにスティングをギルドマスターに担ぎ上げ、ジエンマの魔法から救ったレクターを隠し「返してほしければ、妖精の尻尾を倒し大魔闘演武で優勝しろ」と命じた。
明くる大魔闘演武最終日ではエルザ、カグラと三つ巴の怪獣大戦争を繰り広げるも、人質を取って二人を潰し合わせた挙句、戦闘不能となったカグラを背後から刺してポイントを横取りしたことで激昂したエルザに粉砕される。
その後、エルザへの復讐心に身を焦がしセイバートゥースを脱退。闇ギルド「夢魔の眼」に加入し暗躍するも、再び妖精の尻尾に邪魔され、上部組織である「冥府の門」で悪魔「ネオミネルバ」に改造される。
フェイス起動を目論む冥府の門に加担し、殴り込んできたエルザを三度迎え撃つも、彼女との戦いの末に人間性を徐々に取り戻していくが、直後に現れたマルド・ギールによって消されそうになるが、駆けつけたスティングとローグに救われ、自身のことを待つ仲間を見て涙を流した。フェイス発動が迫る中、自身を改造した張本人である九鬼門首領のキョウカにより激痛魔法を受け苦しめられるが、エルザがキョウカを打ち破ると半死半生の彼女に変わりキョウカを日本刀で刺し貫いてとどめを刺した。
「冥府の門」壊滅後はポーリュシカの治療を受け、人間に戻り、そしてセイバーに復帰し、ギルドメンバーの温かい言葉に迎えられ号泣した。
外見に見合わず料理が上手く、普段はそうでもないが食う時は食う、そして恐ろしいほど速く痩せる(悪魔因子の影響だろうか?)。
ルーシィとはアルバレス帝国編の直前にあたる黒魔術教団編で再会を果たす。ミネルバ自身は大魔闘演武のことについてルーシィに負い目を感じていたが、当のルーシィは全く気にしておらずあっさり許された。
アルバレス帝国侵攻の際にはセイバーのメンバーと共に敵兵相手に獅子奮迅の戦いぶりを見せるも、スプリガン12により敗北し捕えられてしまった。解放後、ローグと共にアイリーンのユニバース・ワンに巻き込まれて飛ばされてしまい、二人でセイバーのアジトに向かおうとしたところをラーケイド・ドラグニルに襲撃される。
その際、ローグ共々ラーケイドの快楽魔法でヒイコラ言わされていたのだが、本当にそういう経験があるのかどーかは不明。(前述のスパルタ教育の内容が殆どその類の暴力行為になってしまっているが…)
ラーケイドをスティングが倒した後、ユキノとともに彼らと合流し、その際にカグラとも再会する。ナインハルトとの戦いを経て人を恨むことをやめたカグラに許され、無事に彼女とも和解した。
先述のとおり、父・ジエンマの手で幼い頃からスパルタ教育を施され、猛獣のいる森に裸で置き去りが一番のトラウマになっている。
さすがにアニメ版でそれを描くのは拙かったらしく、代わりに稽古相手を務めたフィンガースに勝利しながらもトドメを刺すのを拒んだためにジエンマが代わりにトドメを刺したために間接的に仲間を殺してしまった展開に変更された。