概要
アルバレス帝国皇帝であるスプリガン(ゼレフ)を守るための先鋭部隊である12人の盾。聖十大魔道最強であるゴッドセレナが所属し、他の11人も彼と肩を並べるほどの魔導士といわれる。
アルバレスの土地自体が広いせいで全員が一堂に会することは滅多にない。そのため、交渉のためにアルバレスを訪れていたマカロフも存在を把握出来たのはの9名(その中で実際に会えたのは6名)のみであった。
一部メンバーは黒魔法(あるいは黒魔術)や「ゼレフ書の悪魔」に関心がある。
ゴッドセレナがアルバレスに付く前からも存在していたようだが欠員があったのか入れ替わりで加わったのかは不明である。
本編最終章の竜王祭にて、メンバー全員その計り知れない実力を見せつけて暴れまわり、フェアリーテイルの主要メンバーのほとんどを死の一歩手前まで追い込んだが、最終的に全員が敗北、うち約半数が死亡し壊滅した。生き残ったメンバーも旅に出た者、新たな国王となった者、戦いから身を引いて隠居した者、再び戦争を企てて投獄された者などと全く異なる道を歩んでいる。
メンバー
インベル・ユラ
アルバレス帝国執政官。別名「冬将軍」。ゼレフの参謀を務める。
ブランディッシュ・μ
別名「国崩しのブランディッシュ」。グレイに「マカロフ以上」と言わしめる程の強い魔力の持ち主で、その力は国を崩すとも言われる。
ディマリア・イエスタ
古の時の都・ミルディアンの末裔。別名「戦乙女」。
アジィール・ラムル
ヤジールの孫。別名「砂漠王」。「スプリガン12」の中でも好戦的。その異名の通り砂を操る魔法の使い手で、砂と同化する能力を持つ。
ゴッドセレナ
聖十大魔道・イシュガルの四天王の一人(序列1位)。体内に八つの滅竜魔法の魔水晶を埋め込んだ第二世代の滅竜魔導士。
オーガスト
別名「魔導王」。髭を蓄え、襟が分かれたマントを羽織った老人。マカロフをして他の「スプリガン12」とは別格といわしめる大魔力を持つ。
ワール・イーヒト
別名「審判者」。歯が尖り顎に点が広がっている機械族の細身な青年。
ブラッドマン
黒衣と鎧を纏った大男。人間ではなく、自身の体が魔障粒子で形成されているため「死神」と呼ばれており、魔導士を魔力欠乏症に陥らせたり即死させることができる。速い話が一人九鬼門。
ナインハルト
胸に二つの薔薇が刻まれた甲冑を着た痩身の優男。ディマリアには「協調性なし」と呼ばれ、召集時に宮殿には来ていたが姿を現さなかったため、ゼレフの命令に逆らったとして「『スプリガン12』の名折れだ」とインベルにも批判された。
相手の記憶から実態を持つ虚像を作り出すことが可能だが、別にネクロマンサーではないため本物よりは実力は劣るらしい。この能力を使って戦死したスプリガン12の殉職者たちを再び戦列に加えた。
ジェイコブ・レッシオ
「暗殺魔法の天才」と呼ばれる。
ステルス(完全透明迷彩)を使い完全に姿を消したり他の物を消したりすることができる。
ラーケイド・ドラグニル
ゼレフ曰く、アクノロギアを倒す可能性さえ持っている秘密兵器。
アイリーン・ベルセリオン
別名「緋色の絶望」。オーガストと並び「スプリガン12」最強の女と謳われる人物。
作中の諸悪の根源とも呼べる女性。