「てめェはその『化け物』に喧嘩売ったんじゃ! 今更人間の法律が通用する相手とでも思っとるのか!?」
概要
声 - 辻親八
初登場時88歳(→第3部89歳→最終回90歳)。
「妖精の尻尾」の3代目マスター→6代目マスター→8代目マスター。聖十大魔道の1人でもある、かなり小柄な老人。一人称は、「わし」。 若い頃は「妖精の尻尾」のS級魔導士として活躍し、40歳で3代目マスターに就任する。
巨人の魔法を得意とする他、炎や氷、風といった魔法も一通り使えるなど、その要領は計り知れない。
ただし老いには勝てないようで、作中では何度か発作に見舞われており、幽鬼の支配者との戦いではエレメント4の策略で危篤状態にまで陥っている。
自由な発想の持ち主であるため、ギルドのメンバーからは慕われており、双方親子のように接している。スケベな所が玉に瑕。
なお、作者の前作『RAVE』を愛読していた(※)らしく、ミラさんによれば『RAVE』終盤の怒涛の展開を見て愕然とし「ああ、たぶん次(に死ぬの)はワシじゃろうのぅ…」と嘆いていたらしい。
※40巻でエルザとウェンディ、シャルルが同作の舞台を演じるシーンがあり、どうもFT世界ではRAVEの話が普通に知られているようである。
魔法
巨人(ジャイアント)
自らの身体を巨大化できる。他人の身体の一部を巨大化させることも可能。
天狼島での戦いでは大型戦艦並に巨大化し、建物を蒸発させる程の威力がある(未遂)魔導収束砲の攻撃にも耐えて見せた。
妖精の法律(フェアリーロウ)
自分が「敵」と判断した者を完膚なきまでに叩き潰す、「妖精三大魔法」の一つ。町全てを飲み込むほどの範囲を有するが、術者が完全に敵意を向けない限り全く周囲に被害はない。攻撃を行う前に、相手に3つ数える隙を与えなければならないという制約がある。
相手が多ければ多い程反動も大きくなり、アルバレス帝国との戦いでは数万もの兵に対し敢行し、心肺停止、絶命した。
しかし始まりの二人の消失に伴い魂が肉体に戻り、甦生。1年が経過した最終回では車椅子生活を送っていたが、相変わらず元気に暮らしていた。
関連タグ
ユーリ・ドレアー:父
リタ・ドレアー:母
イワン・ドレアー:息子
メイビス・ヴァーミリオン…妖精の尻尾初代マスターでマカロフの名付け親。
プレヒト・ゲイボルグ…妖精の尻尾2代目マスターで妖精の尻尾創設メンバー。そして後の悪魔の心臓マスターハデス
マカオ・コンボルト…妖精の尻尾4代目マスター。
ギルダーツ・クライヴ…妖精の尻尾5代目マスターに任命されるが、すぐに返上した。
エルザ・スカーレット…妖精の尻尾7代目マスター。マカロフ復帰後に返上した。
マイト・ガイ…似たような結末を辿った繋がり。