稲妻「社奉行」神里家の令嬢。容姿端麗で品行方正な人物。
概要
オープンワールドRPG『原神』の登場キャラクター。
名前 | 神里綾華(かみさと・あやか)(英:Kamisato Ayaka/中:神里绫华) |
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レアリティ | ★5(限定) |
国/所属 | 稲妻/社奉行 |
使用武器 | 片手剣 |
神の目(元素属性) | 氷 |
誕生日 | 9月28日 |
命ノ星座 | 雪鶴座 |
オリジナル料理 | 紅炉一点雪(緋櫻餅) |
CV | 早見沙織 |
稲妻に住む者なら、「白鷺の姫君」の名を聞いたことがあろう。神里家のお嬢様で、ほぼ完璧に近しい御仁でござる。しかし、拙者は彼女とあまり交流がない、彼女は稲妻に対してどのような考えを持っているのであろうか?
~神里綾華について…楓原万葉
人物
稲妻の神事と文芸娯楽を管理する"社奉行(しゃぶぎょう)"神里家の令嬢。
両親が亡くなってから兄の神里綾人と共に"社奉行"の業務を引き継いでおり、兄が家で「当主」として政務をこなす事を主とするのに対し、彼女は「姫君」として家の事務や社交場での交流を主な仕事としている。
容姿端麗で品行方正、仕事柄民衆との交流も積極的に行っているため、彼女のほうが兄よりも名声が高く「白鷺の姫君」として親しまれている。
幼い頃から学んできた礼儀作法、書画、茶道に剣術などを糧として、奉行の仕事をこなす彼女だが、それらに縛られず一人の少女として振る舞う事こそが密かな願いでもある。
能力と戦術
2021/7/21~8/10(復刻:2022/4/19~2022/05/31※)の期間限定祈願(ピックアップガチャ)「白鷺の庭」で追加(原神ではPU限定★5キャラの「恒常落ち」は原則無いため、期間が終わると復刻が来ない限りは入手不可)。
※運営側の諸事情でVer2.6が2022年5月31日まで延期になったため。延期が決まった際、はじめは残り240日と表示されていたが、数日後にVer2.6終了時までと改められた。
ほぼ全ての行動で氷元素を付与可能な手数重視の元素アタッカー。
通常攻撃・重撃への氷元素付与をノーコストかつCT無しで行える点、特殊な挙動ながら高性能の重撃モーション、驚異的な火力を持つ元素爆発、そしてモナの同系列ながら様々な追加効果を持つ特殊ダッシュ天賦が大きな特徴。
氷元素での攻撃を得意とするアタッカーは他に甘雨がいるが、あちらが重撃で散発的に大火力を発揮しながら元素爆発で広範囲を制圧するタイプであるのに対し、こちらは高速移動と広範囲重撃で間断なく制圧しながら元素爆発の超大火力で消し飛ばすタイプ。
立ち回りは対照的ながら棲み分けできており、氷共鳴の有用さや甘雨の元素爆発に氷元素ダメージアップ効果があることから同時起用する選択肢もある。
天賦
- 通常攻撃「神里流・傾き(かぶき)」
最大5段。4段目は多段ヒットする。速さの割にダメージ倍率も悪くないのが特徴。
重撃(長押し)は法器に近い挙動の特殊攻撃で、範囲内の敵がいる位置に攻撃判定を直接発生させる。発生範囲が非常に広く、「無相の岩」戦では岩柱の上に乗っているコアに重撃を当てることが可能。合計火力も片手剣キャラでトップだが隙が大きいためループ運用には向かず、また吹き飛ばし効果を持たないため敵を散らさず殲滅できる一方で行動阻害効果は期待出来ない。総じてパフォーマンスは非常に高く、それでいて既存の片手剣キャラとは全く違う性質を呑み込む必要がある。
天賦「神里流・霞歩」と組み合わせるとこれら全てが氷元素攻撃になる。非常に短いスパンで氷元素を付与できるため凍結中心の立ち回りに滅法強く、心海の元素スキルや行秋の元素爆発との相性は抜群。凍結反応を引き起こせる相手なら一方的に斬り伏せられる。
- 天賦「神里流・霞歩」
パッシブ系天賦でありながら、綾華の立ち回りの軸となる天賦。
移動性能はモナの「虚実流動」とほとんど変わらないが解除の瞬間に水面を凍らせるため、水上でのスタミナ切れの際も一瞬だが猶予ができる。スキルや通常攻撃による水面凍結を活用すれば、全キャラ最速の無限水上移動が単体で可能。
また、戦闘になればただでさえ決して弱くない通常攻撃をほぼノーコストで氷元素攻撃にしつつ強化まで乗せてくれる。元素ダメージバフと通常攻撃・重撃ダメージバフが両方乗ることで火力を伸ばしやすくなるほか、単純に氷元素を片手剣の攻撃スパンでばらまけるだけでも非常に優秀。
更には解除時の氷元素を敵に当てれば発動消費分のスタミナを回復する効果を持ち、重撃とステップを多用する綾華にとって大きな助けとなる。敵の至近距離では無限ステップが可能で、攻撃の判定によっては敵に張り付きながら全段すり抜けることも。絵面はさながら某ラトゥーンの煽りイカ。
弱点はモナとほぼ同様で、解除の際に他のキャラのダッシュに無い若干の硬直があること、「地形に潜って移動する」ためダッシュジャンプやダッシュ飛び降りが不可能であること、などが挙げられる。
また通常攻撃の元素化に関しては、ダッシュしただけで発動出来る(してしまう)分「敢えて発動せず物理ダメージ主体で戦う」という立ち回りがほぼ不可能な点には注意。
- 元素スキル「神里流・氷華」
「失礼……」
自身を中心に氷の華を咲かせ、周囲の敵をノックバックしつつ氷元素範囲ダメージを与える。
非常にシンプルな単発攻撃で威力、範囲ともに中々優れているが、これといった追加効果は無くクールタイムも10秒と若干長いため主力にはしづらい。
キャラ突破Lv1(Lv20~40)で開封される天賦「天つ罪・国つ罪の鎮詞」によって発動後の6秒間は通常攻撃・重撃ダメージへのバフ効果が追加される点、元素粒子の発生量がかなり多めに設定されている点から、重撃や元素爆発への繋ぎという面が強い。
- 元素爆発「神里流・霜滅」
「櫻吹雪!」
氷霜を集め「霜見雪関扉(しもみゆきのせきのと)」を発動する。「霜見雪関扉」はゆっくりと前進しながら敵に氷元素ダメージを与え続け、持続時間終了と同時に氷元素範囲ダメージを発生させる。
綾華の主砲と言うべき天賦。必要元素80・CT20秒と重い分とてつもないダメージ倍率とヒット数を誇り、天賦レベル1時点で合計ダメージ倍率は2000以上。十分な育成や段取りを経れば、精鋭エネミー程度は勿論ボス格のHPをも見る間に溶かしてしまう。高速で多段ヒットするためバリア割りにも有効。
難点としてこの元素爆発自体は拘束効果を持たないため全段当てるには工夫を要するが、凍結を狙える氷元素のため解決しやすいのも魅力。もちろん風元素キャラの吸い込み技などを併用してもいい。
- 天賦「監査の心得」
命ノ星座
- 1凸……通常攻撃か重撃で氷元素ダメージを与えた際、50%の確率で元素スキルのクールタイム-0.3秒。
- 2凸……元素爆発発動時に本来の20%の威力の「霜見雪関扉」を追加で2つ生成する。
- 4凸……元素爆発でダメージを受けた敵は6秒間、防御力-30%。
- 6凸……登場後10秒経過すると「薄氷の舞」状態を獲得し、次に打つ重撃のダメージが298%アップする。この効果は重撃後0.5秒で消え、次のカウントが開始される。
6凸以外は一見地味に見えるがどれも元の性能が良いおかげで凄まじい強化になる。例えば1凸なら重撃が「一瞬で3ヒットし、範囲内の敵全てに同時に当たる」事を考えると回転率の向上にかなり寄与してくれるし、2凸で発生する元素爆発の追加攻撃も本来の20%の威力とはいうが、理論上は全段ヒットさえさせれば追加攻撃の部分だけで重雲の元素爆発と同等の破壊力になる。
コスチューム
娯楽小説の挿絵に描かれたフォンテーヌの女性をモチーフにしたお出かけ衣装。とある伝統行事に主賓参加していた際、運営の手違いで急遽必要になり製作された。
ver3.4アップデートと同時に有料での販売が開始され、2023年2月27日までは割引価格で購入できた。
なお、通常衣装の甲冑では無くなったためか、どこがとは言わないが明らかにサイズがアップしているとか。
余談
- CBTから存在しており、魈以上に前情報だけ出ていながら実装はされてこなかったキャラクター。旅人たちの間では長編ドラマ「神里をまつ」などとネタにされていたという。
- 公式PV『テイワット』の第二章でも登場。序章と第一章ではそれぞれディルックと凝光が登場していたため、2人と同様に第二章の前半部分では旅人と関わっていることが多く、彼女の伝説任務をクリアしないと第二章の話を進めることができなくなっている。
- よく検索などでは神里『彩』華や神里綾『香』など誤字られていることが多いが実際には神里『綾華』なので注意。
- 誕生日は原神の配信開始日と同じ。
- 好きなものは趣を感じられるもの。踊りや雅楽の詩、囲碁将棋などなど。また、桜の枯れる様に美を見出し、咲き誇る春に思いを馳せる事ができる感性の持ち主だが、彼女の周囲ではこの考えは少数派であるらしい。
- なかなか食べられないものの、異国の食べ物に興味がある。稲妻料理に限って言えば好物はお茶漬けなのだが、物がものであるだけに一般のお客様に食事の姿はお見せできないとか何とか。嫌いな食べ物はモツや脂身。
- 不可視の鞘を作っての納刀モーションがある。これは楓原万葉や久岐忍も使う為、稲妻では広く知られている技術である可能性もある。
- 神の目を持っていないはずの野伏衆もよく似たモーションを行うが、こちらは抜き身のまま腰に差しているだけなので微妙に異なる。
- 中国の規制の都合上、本作の女性キャラはスカートなどの下にタイツなどのインナーを着用しており、風の翼で滑空時にも下着は見れないようになっている。綾華も例外ではなく、当初は下着並みに短かったインナーも修正で丈が伸ばされ、現在は白いガードルのようになっている。
- 紹介PVや本編内でも旅人に分かりやすく好意を寄せてくる。刻晴のようなグイグイ来るタイプのそれではないのだが、控えめな態度の裏に潜ませた好意の重さはいわゆる「ヒロイン役」にいるキャラの中では屈指であり、旅人の好意が最終的に自分に向かない事を理解した上でもそうしているフシがある。
- 彼女の伝説任務の内容や2021年の綾華の誕生日に送られてきた手紙の内容や復刻1回目の延期などが重なり、プレイヤーからヤンデレ疑惑が持たれてしまっている。しかも2022年の誕生日の手紙を見る限り、この傾向はどんどん悪化している模様(彼女の誕生日メールは通称「公式怪文書」)。
- 納刀後に武器が現れる位置が独特。他のキャラクターは「肩にかけて背負う」位置なのだが、綾華は「後ろ腰に吊る」位置になる。
- 後ろ腰での刀の携帯法は抜刀しにくく閉所ではつっかえやすいため戦闘での実用性は乏しいが、手や手に持ったものが柄や鍔に当たってしまう事がないため、帯刀の必要はあるが手仕事をする事が多い者が好んだとされている。戦いもするが外交を主とし、時に舞を舞う事もある彼女らしいと言えるのかもしれない。
- ストーリー中のとあるシーンで鍋を作るイベントがあるが、その鍋の具材に何故か「ケーキ」を選択した。尤ももとから闇鍋(劇中では「鍋遊び」という)を作るという話ではあったのだが……。これでも悪ノリして無茶苦茶入れまくったトーマよりはマシである。
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