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申鶴

しんかく

オープンワールドRPG「原神」の登場キャラクター。赤紐で過去を封じて生きる仙人の弟子。
目次 [非表示]

仙人の弟子であり、気品溢れる女性。璃月の山奥にひっそりと住み、その気質は仙人のように孤独で淡々としている。


「妾は世を旅し、数多の者を指南してきた。その中でも、妾ともっとも似ておったのが申鶴だ。あの子が人の身でなければ、妾の傍にずっと置いていたのだがな。」

――留雲借風真君

プロフィール編集

名前申鶴(日:しんかく/英:Shenhe/中:申鹤)
レアリティ★5(限定)
国/所属璃月/留雲借風真君洞天
種族人間
使用武器長柄武器
神の目(元素属性)
誕生日3月10日
命ノ星座愁疏座
オリジナル料理連心麺(龍髭麺)
CV川澄綾子

私は彼女のことをよく知っているわけではありません。ただ留雲真君から、彼女は気性が荒く、心を抑えられなければ周囲に大きな危害を与えてしまうと聞きました...普段、暇を持て余し過ぎているからかもしれませんね。私が...彼女に仕事をお勧めした方がいいのでしょうか...?

──申鶴について…甘雨


人物編集

申鶴の生まれは、妖魔退治を生業とする一族の分家である。しかし、ある一件をきっかけに彼女は留雲借風真君に引き取られることとなった。

申鶴にとって、留雲借風真君は博識で能弁な師だ。そして留雲借風真君から見た申鶴も、指南してきた人間の中でも卓越した才を持つ者である。


特殊な体質を持ち、優れた精神力を有する申鶴。仙術の才にも恵まれており、彼女のことを認める仙人は多いようだ。しかし長きに渡る修行と、仙草を食し山露で喉を潤す習慣は、人々の生活からかけ離れたものであった。ゆえに、彼女を見た人の中には申鶴を白髪の仙人だと思う者もいたという。


稀に垣間見える非情な性格と赤紐による枷の存在も、彼女の「謎」をより一層深めている。彼女の過去を物語にする時、きっと様々な言葉で描かれることだろう。

天を舞う仙女、または白髪の妖魔…この神秘的な女性を見て、人々は何を思うだろうか。そして、彼女の体に隠された秘密と本心は、まるで流れ行く雲のように掴み所がない。


能力と戦術編集

2022/1/5~1/25の期間限定祈願(ピックアップガチャ)「塵世に戻りし一鶴」で追加(原神ではPU限定★5キャラが恒常ガチャに加わる事は原則無く、ver5.3以降は収録祈願でのみ入手可能)。

元素スキルで味方に氷元素ダメージバフを、元素爆発で敵に氷元素耐性のデバフをばらまく、氷元素チーム特化型サポーター


単純な数字だけで見るなら驚異的なサポート効果を持つのだが、敵の相性、組む味方、スキルや元素爆発のタイミングを選ぶ極めてピーキーな性能。氷元素キャラの収集・育成・理解が十全に出来ていて初めて能力を発揮しきれる玄人向けのキャラである。


なお、レベル上限突破にアビサルヴィシャップの群れの素材が必要になるため、申鶴を強化するには稲妻に行けるようにし淵下宮の世界任務をクリアしてアビサルヴィシャップの群れと戦えるようにする必要がある。


天賦編集

  • 通常攻撃・踏辰摂斗

最大5段。4段目は2段ヒットする。重撃は突進攻撃となる。


  • 元素スキル「仰霊威召将役呪」

申鹤

「煉気化神!」

一回押しなら前方に突進して、長押しなら範囲に、氷元素ダメージを与える。

同時に周囲のチーム全員に「氷翎」効果を与え、通常攻撃/重撃/落下攻撃/元素スキル/元素爆発で氷元素攻撃を放つ際のダメージをアップさせる(申鶴の攻撃力を元に計算)。

この効果は一定時間の経過(10秒)か一定回数の発動(5回命中)で消失する。長押しで付与した時の方が持続時間が長い(15秒/7回)。


また、キャラ突破段階4(Lv60~70)で天賦「縛霊通真法印」が解放されると、一回押し時は元素スキル/元素爆発に対して10秒間、長押し時は通常攻撃/重撃/落下攻撃に対して15秒間、氷元素ダメージ+15%のボーナスが乗る。


凄まじい強化効果を誇るが氷元素限定である上、クールタイムも通常10秒/長押し15秒と重いため、考えなしに使えばあっという間に規定回数を使い切ってしまう。交代先でどう元素攻撃を打つかまで計算に入れた運用が重要となる。


  • 元素爆発「神女遣霊真訣」

センシティブな作品

「氷霜よ、化神となれ!」

「籙霊」の力を開放し、氷元素範囲ダメージを与え、同時に領域を展開する。

領域内では一定間隔で氷元素ダメージが発生し、中にいる敵の氷元素耐性と物理耐性をダウンさせる。


また、キャラ突破段階1(Lv20~40)で天賦「大洞弥羅尊法」が解放されると、上記の効果に加えて領域内の味方の氷元素ダメージが+15%される。


  • 天賦「往来通暁」

璃月エリアでの「20時間」の探索任務を完了すると獲得報酬が25%増加する非戦闘系天賦。

刻晴重雲のように時間短縮はされないが、探索任務のチェックは1日一回でいいプレイヤーには少しお得。


命ノ星座編集

第一重「心斎」
元素スキルの使用回数+1回。
第二重「定蒙」
元素爆発の持続時間+6秒。領域内の味方の氷元素会心ダメージ+15%。
第三重「潜虚」
元素スキルの天賦Lv+3(最大Lv15)
第四重「洞観」
自身が付与した「氷翎」効果が消費されるごとに「霜霄訣」を1層獲得する。これは元素スキル発動時に全消費され、1層につきダメージ+5%する(最大50層/60秒保持可能)。
第五重「化神」
元素爆発の天賦Lv+3(最大Lv15)
第六重「忘玄」
通常攻撃と重撃で「氷翎」が消費されなくなる。

……その性質上手数重視のキャラの強化をしにくい申鶴のリミッターを外す6凸は驚異的だがそうそう到達できる境地ではない。1凸や2凸でも結構な強化が見込めるだろう。


装備・編成について編集

バフの計算元となる攻撃力を高める装備が望ましい。ベネットなどと違い基礎攻撃力参照ではないので、武器や聖遺物の効果で盛られた攻撃力も有効となる。

  • 武器

同時実装された自身のモチーフ武器である★5「息災がベストマッチ。というか申鶴以外では能力の何処かを腐らせてしまう為、ほぼ専用武器扱いとなる。


チームを璃月キャラで固めるほど攻撃力と会心率が上がる限定★4「千岩長槍」や、★4長柄武器最高の基礎攻撃力を持つ限定★4「斬波のひれ長」も好相性。どちらも無ければ★4「西風長槍」が良い。攻撃力を盛ることが大切なので、固有能力が攻撃力に直結する「千岩長槍」以外は精錬は必要ない(無論、あるならあるに越したことはないが)。


  • 聖遺物

「剣闘士のフィナーレ」をはじめとした「攻撃力+18%」を2セット効果として持つ聖遺物を2種類組み合わせるのが無難。元素爆発を十分に回せるなら、元素爆発で攻撃力ボーナスを全員に配れる「旧貴族のしつけ」4セットも選択肢に入る。メインオプションは杯・冠・時計全て攻撃力アップを狙いたい。


  • 編成

氷元素メインアタッカーとの組み合わせが大前提。即ち、甘雨神里綾華リオセスリのいずれか(ver5.2現在)である。残り2名はバフを最大活用するのに氷元素で固めるか、メインアタッカーの集中強化に水(凍結)か炎(溶解)を入れると良い。また、フルで活かし切れるのは命ノ星座を完凸している場合のみになるが、重雲の氷元素付与と組み合わせて全てを氷にする編成もある。


そしてネタチームながら結構な実用性もあるのがチャスカ。風元素使いでありながらチームメンバーの元素に変化した弾丸をメイン火力とするため、申鶴と組み元素を選ばないバフを撒けるフリーナ&ベネットと合わせると、多色パながら氷元素弾を超強化する申鶴の本懐を遂げられる編成が完成する。攻撃性能の都合元素反応が安定せず、紙耐久のチャスカの体力が乱高下するのは御愛嬌。


余談編集

  • キャラクター説明にある様に、甘雨と同じく留雲借風真君を師に持ち、申鶴は妹弟子にあたる。
    • 雰囲気から違和感を感じることもあるだろうが、甘雨は半仙に対し申鶴は人間である為、実際は甘雨の方がずっと歳上。加えて甘雨は長らく璃月港に居を移している為、あまり面識がないと説明されている。
    • 留雲借風真君はその仙人向きな性質と才覚を高く評価しており、もし彼女が定命の存在で無ければ迷わず後継者にしていたとの事。
  • そしてもう一つの説明から予想できる通り、彼女は重雲と同じ一族を祖に持ち、彼から見て「叔母」にあたる。しかしその背景から一族では黒歴史となっており、重雲も名前と死んだ筈という知識しかなかった。
    • とはいえ、申鶴自身は被害者にあたる為、生存が分かった時は熱烈に喜ばれたらしい。ただグイグイくる勢いは苦手らしく、普段は距離を置いている模様。
    • 注意すべき点として、中国での「叔母」は必ずしも「生母の実妹」を指すわけではなく、「母と同輩の親戚で、且つ母より年下の女性」の場合でも「叔母」と呼ぶことができる。事実として、申鶴の過去回想では彼女の姉らしき存在は登場しておらず、申鶴と重雲の関係が「実の~」であると断定はできない。
    • 年齢についても同じであり、申鶴は仙人の不老の域に至っていない人間であり、且つ甘雨のように仙獣の血筋を持っているわけでもないため、外見年齢が実年齢である可能性の方が高い。
    • ちなみに実の父親が残した遺書めいた手紙のなかでは「鶴」と書かれており(おそらく読み方は『カク』)胡桃雲菫と並んで明確に苗字と名前が区別されている璃月のキャラクター。
  • 普段の超然とした態度はその身に締めた赤紐で感情を封じているが故であり、本来は獣の如き凶暴性を生まれ持っている。その為「孤独で仇為す者」とも称され、前述の黒歴史の間接的な原因となった。
    • 赤紐の力にも限度があるようで、現在でも自身に絡んできた無粋な輩に無表情のままバイオレンスな対処をしようとし、慌てた旅人とパイモンに止められている。
  • 仙草を食み山露を飲む彼女だが、慣れてこそいるものの薬草の類を美味だと思って食べてはいない。人里で食べたものもあまり覚えてはおらず、唯一覚えているのは生家で食べていた麺の味だが、今や辛い記憶なため覚えておくべきではないものと位置づけている。
    • なお、2023のVer3.4の海灯祭「華舞う夜の旋律」のイベントストーリーで、留雲借風真君の「からくり調理神器」を使って仙人たちが「腌篤鮮」を作っていた際、理水畳山真君が「我に少しでも料理の腕があれば、申鶴が我について修行していた頃も、花や草ばかりを食べさせずに済んだはずだ…」と悔やんでいる台詞を口にしている。
      • 要するに、申鶴の食生活は別に仙人の修行の一端でも何でもなく、ただ単純に師匠兼養親の料理が下手だったからという事実が明かされた。
  • 魔神任務ではすったもんだあったが、その後は璃月港と奥蔵山を行き来する日々を送っており、姉弟子である甘雨とも少しずつ交流を持てるようになっている様子が海灯祭での様子から窺える。祭り期間中は彼女に話しかけることもできるが、会話の途中で笑顔を見せてくれる。
    • 閑雲の伝説任務では、他者との交流に馴染むため、たまにではあるが万民堂で給仕のバイトをしており、その美貌から彼女目当てで来店する若者が多いとか。露骨なナンパ目的の客に対しては圧の入った接客(しつこい客には実力行使も辞さない)で撃退しているが、中にはだがそれがいい新たな扉を開いてしまう者もいるらしい。
    • 幾らかの街暮らしを経てなおその感性は「理性ある脳筋」「パワープレイの権化」と表現するレベルでズレており、甘雨や閑雲でも修正不可能。閑雲をして「俗世に染まらぬのがお前の長所」と匙を投げる、天然ボケというべき個性へと昇華されている。
  • ver2.4という比較的早い時期に実装されていながら、ピックアップ3回という従来の集録祈願ピックアップ条件をフォンテーヌ編より前に実装された★5キャラで唯一満たす事が無いまま、ver5.3で条件が緩和され璃月キャラ集録祈願にピックアップされてしまったという前代未聞の存在。もっとも集録祈願ノルマ消化のためのピックアップが出ても問題なので、今回の条件緩和も英断だったと言えるのだろう。

キャラデザイン編集

  • キャラデザインのコンセプトは「」であると考察されており、特に赤紐、白髪、黒服のデザインは中国の国鳥である丹頂鶴のイメージカラーの三色と合致している。
    • 長く伸ばした銀灰色を帯びた白髪は、三つ編み状に背後に束ねており、袖飾りや尻帯などと合わさって、後姿がまさに鶴の姿そのものだと評判。また、「雪隠れの翼」を装備している状態で飛ぶと、より一層それらしきに見える。
    • 一方前髪は右目をやや遮っており、角度によっては片目隠れに見えることも(但し、厳密には片目隠れと違っており、実際に検索で当たる確率も低い)。長く伸びた分は上に折り曲げ、頭部の右側に髪飾りで固定している。これらが申鶴の二次創作における他の白髪キャラと区別する主な特徴となっている。
    • 髪色は白だが、これは仙人の下で修業をするにつれて白髪化したもので、幼少期の頃はもともとは黒髪だったことがストーリームービー「神女劈観」で確認できる。

幼年申鹤



コスチューム「冷花幽露」編集

申鶴

Ver4.4では新コスチュームが追加される。留雲借風真君謹製の礼服で、露出度はかなりどころか色々と危険なレベルまで上がっているが、「見せてはいけない」部分の防御力はむしろ強化され、パーティドレスとしての上品さを伴っている。胸もしっかり固定される構造になっているようで、デザイン的にもサイズ的にも通常衣装と比べて控えめになる。

赤紐も二の腕に健在だが、街暮らしに慣れこの服に袖を通す頃の彼女は幸いにして過去の苦しみを大分消化出来ているようだ。


なお、申鶴本人はこの服に礼服としての価値は欠片も見出しておらず、「黒は汚れが目立たなくて良い」と仕事着にしようとして甘雨にやんわりと修正される(が「何故ダメか」の本質は理解できていない)など、天然脳筋ぶりがより際立つ形になっている。

ショップで創世結晶を使って購入可能。実装直後は割引価格で購入できる。


関連イラスト編集

雲海の鶴申鶴

申鶴申鶴誕!


関連タグ編集

原神

璃月(原神)

留雲借風真君 師匠である仙人

甘雨 同門の姉弟子

重雲 甥にあたる存在(但し、遠い親戚関係に当たる可能性が高い)

申重 叔母と甥のカップリング

雲菫 同時実装されたキャラクターで、ストーリー上の関わりを持つ(詳細はリンク先まで)

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