冒険に満ちたブランニューワールドへ
諸元
タイトル | 原神(げんしん、Genshin) |
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海外タイトル | Genshin Impact |
配信 | 2020年9月28日(Switch版以外) |
制作 | miHoYo |
ジャンル | 新世代オープンワールド型アクションRPG |
世界設定 | ファンタジー |
プラットフォーム | PS5、PS4、iOS、Android、PC(Windows、EpicGamesstore、Google PC)、Xbox Series X/S(2024/11/20~)、NintendoSwitch(開発中) |
エンジン | Unity |
料金形態 | 基本プレイ無料(アイテム等による内部課金制) |
概要
miHoYo(HoYoverse)による第三作目のゲームとして展開されている「新世代オープンワールド型アクションRPG」(厳密に言うとシナリオクリアおよびマップ解放型のセミオープン形式)。総ダウンロード数は2022年時点で1億を超え、アクティブユーザーも2024年春現在で600万人超を維持したまま推移しているという同社の看板コンテンツの一つである。
アニメスタイルな世界観が特徴であり、プロデューサーによると「3Dモデルはゲーム内でもコンセプトアートとまったく同じ感覚で見えるようにモデリングしている」という(参考:制作者カンファレンス(GDC 2021))。
壮大な幻想世界「テイワット」を美麗な3DCGで再現した完成度の高さや、これまでにない自由度の高い操作性、プラットフォームの間口の広さなどから、東京ゲームショウで発表されるやいなや、大きな話題となった。
ストーリー
旅人として数多の世界を渡り歩いてきた双子の兄妹「空と蛍」。そんな二人はある幻想(ファンタジー)世界『テイワット』を訪れ、次の世界に行こうとした際、『天理の調停者』を名乗る謎の神に襲われ、応戦虚しく封印されてしまう。
その後力を失いながらも永き眠りの末に目覚めた旅人は、偶然釣り上げた不思議な生き物・パイモンにガイドしてもらい、各国の神に会う為に旅を始めた。行方知れずとなった兄妹を探し出し、再び出会うために。
その旅路の中で、旅人は美しき世界と、その裏に潜む淀みに触れていく。
全ての国を越え、兄妹と再会するであろう旅路の果てで、旅人は何を思い何を選ぶのか……。
魔神任務
原神のメインストーリー。片割れである兄妹を探す為、各国を統治する神の元を巡り地域の問題を解決していく。
七国とカーンルイアの章が予告されており、各章は複数幕(各国の物語3~5幕+旅人の章1幕)+間章で構成されている。
各国の物語の終了後に追加される「旅人の章」は主人公や世界の根幹に関わる設定を深掘りする役割を担う。
基本的にストーリー中の台詞は全編フルボイスであり、報酬も豪華。
進行は基本的に一本道であるが冒険ランクの影響を受けるほか、一部の伝説任務の攻略が必須となるため注意。
詳細は原神用語一覧にて
伝説任務
こちらは所謂キャラストーリー。☆5キャラクターや一部の☆4キャラクターに関わるストーリーを見ることが出来る。
こちらも魔神任務同様フルボイスであり、キャラクターや世界観について詳しく知ることが出来る。また、ほとんどの任務で対象のキャラクターをお試しとして使うことも出来る。
さらに一部の伝説任務は新たな魔神任務の解放・新エリアおよび征討領域(ウィークリーボスまたは週ボスとも)の解放・イベントの参加条件になっているので、予めクリアしておくと良い(Ver2.6からイベントの参加に「クイックスタート」が導入されたので参加しやすくなった)。
開放には依頼任務を8回クリアすることで獲得できる「伝説の鍵」が一つ必要となる。
デートイベント
☆4キャラクターを対象としたキャラストーリー。こちらは伝説任務や他の任務などとは違い、ギャルゲーなどのようにキャラクターに対して選択肢を選び進めていく。
一本道である任務とは違いフローチャートが存在し、任務中の選択肢などにより分岐するマルチエンディング方式。中にはバッドエンドもあるが何度もプレイでき、全てのエンディングを迎えることも可能。
開放には「伝説の鍵」が二つ必要となる。
なお、主人公の性別が男女どちらでも違和感なく成立するよう、恋愛要素はなく、どちらかと言えば友人との交流に近いようシナリオが作られているとか。
世界任務
所謂サブストーリー。テイワットの世界にまつわるストーリーを進めることが出来る。
サブストーリーではあるが、一部は魔神任務よりもボリュームのあるストーリーも存在する。
こちらは一部を除きボイスは付いていない。
また、一部は魔神任務やエリア、ボスなどの開放に必要となっている。
都市評判
文字通り国ごとの評判が上がるシステム。任務確認画面では世界任務扱いとなる。
評判が上がるごとに「風の翼」のデザイン変更やショップの割引、便利アイテムの獲得などの特典がある。
評判を上げるには『都市評判ポイント』が必要であり、獲得のための手段は、
- 魔神任務や世界任務の達成
- 各国ごとの失われた魔神の瞳、宝箱の解放、ギミック解除などで地域の探索度を上げる『世界探索』
- 素材を届ける任務か魔物を討伐する『住民リクエスト』
- 指定エリアで10分以内に特定の魔物を討伐する『討伐懸賞』
……などがある。
このうちモンドと璃月の『討伐懸賞』は手掛かりの探索を含めて10分となるので注意。
『討伐懸賞』はマルチプレイ可能なので慣れないうちは頼っておこう。
依頼任務
こちらは所謂デイリークエストであり、1日に4つ受注することが可能。任務確認画面では世界任務扱い。敵を倒すなどの単純なものが多いが、ストーリー性のあるものも存在し一部は世界任務を発生させるためのトリガーにもなっている。
4つの任務をクリアすると冒険者協会から追加報酬が貰える。
また、依頼任務を累計で8つクリアすると伝説任務などを開封する「伝説の鍵」を入手できる。
Ver4.1からは『修練ポイント』が実装され、魔神任務やイベントの攻略を依頼任務の代わりにすることが出来るようになった(詳しくは後述)。
登場人物
ここでは主人公に深く関わる人物のみを紹介する。
主要人物
生き別れの兄妹と再会するためにテイワットを旅する若者。ゲーム開始後に兄妹どちらかを選択し、任意の名前(いわゆるプレイヤーネーム)を設定する。ただし、劇中の描写からあくまで本名は「空/蛍」であり、プレイヤーネームは偽名やあだ名のようなものである模様。
ゲーム内では"旅人"や任意の名前で呼ばれる。なお、オプションでは名前を変更することは可能だが、現バージョンでは兄妹のどちらかに変更することはできない。
選択されなかった方はストーリー中、何度か登場するが…。
主人公と行動を共にするナビゲーターでありマスコットたる不思議な生物。ゲームのアイコンにも採用されている。ゲーム中に呼び出すことにより(画面右上)、いわゆるポーズメニューを開くことができる。
その他重要人物
主人公の双子が離れ離れとなるきっかけを作った謎の神。
アビス教団を追う謎多き人物で、主に登場人物やストーリーに関わるPVにおいて解説役を務め、時折意味深な発言も残している。
敵対組織「ファデュイ」の幹部らの呼称。各章のボスとなる存在であり、ストーリー開始時点で11人存在する。
その他
旅の途中で出逢うキャラクター達を祈願(ガチャ)やイベントなどでの配布、アイテムの交換などによりプレイアブルキャラクターとして使うことが出来る。
レアリティは☆4と☆5の2種類があり、それぞれ七元素(炎・水・風・雷・草・氷・岩)と武器(片手剣・両手剣・長柄武器・弓・法器)がキャラごとに決まっている。
プレイアブルキャラとなるのは特別な神具「神の目」を授かり、高い戦闘力を持つようになった者達。これを与えられた者は神になる資格を持っていると同意義であり、その者たちは「原神」と呼ばれた。
この世界の英雄は死後選別され、空にある「神の住む島」へ行くという。
なお、これらのプレイアブルキャラはあくまでゲーム上使えるだけであり、ストーリー上は原則主人公とパイモンの二人旅となっている。
プレイアブルキャラクターやNPCについての詳細は原神登場キャラクター一覧を、敵については原神の敵と魔物一覧を参照。
舞台
テイワット七国
七柱の神が統治する冒険の舞台。公式動画で今後訪れる国が公開されている。
詳細は「テイワット」および各国の個別記事まで。
なお、各記事では最新バージョンまでで判明した情報・変化した情勢のネタバレを伴う事があるため閲覧時は注意が必要。
- モンド ……風神の領域たる「自由」の国。
- 璃月(リーユェ) ……岩神の領域たる「契約」の国。
- 稲妻(いなずま) ……雷神の領域たる「永遠」の国。
- スメール ……草神の領域たる「知恵」の国。
- フォンテーヌ ……水神の領域たる「正義」の国。
- ナタ ……炎神の領域たる「戦争」の国。
- スネージナヤ ……氷神の領域たる国。
- カーンルイア ……500年前滅びたとされる亡国。
ゲームシステム
冒険
- 移動
ある意味では、本作の醍醐味というべきシステム。
歩く、走る、跳ぶはもとより、泳ぐ、登る、滑空なども可能。滑空には、序盤で手に入る「風の翼」というマント状のアイテムが必要(装備不要だが、ステータス画面で着せ替え可能)。
特に登るアクションは建造物の壁や屋根伝いさえ移動出来るという驚くべき自由度を可能にしている。
ただし特殊なアクションには「スタミナ」を消費する(後述)。
この移動システムのお陰で、視認可能なエリアはほぼ踏破出来る。心行くまでテイワットの世界を歩き回ろう。
余談だが、チュートリアル中の移動では風の翼を装備していない時があるため、その期間限定だが*崖下にジャンプするとそのまま落下する時がある。
稲妻以降の水場では「ウェーブボート」という小舟を召喚、操作でき、海の探索もできる(ver2.4までは一部イベントなどを除き、稲妻でしか使用できなかったが、ver2.5以降はある伝説任務をクリアするとどの地域の海にも行ける様になる。また、スメールでは海に接する地域はほとんどないもののボートポイントが適宜存在しており川の移動に使うことができる)。
風元素キャラクターの一部はより探索の自由度を上げる。風域生成、空中ジャンプ、空中ダッシュなど、風の力を操ることでより複雑なアクションが可能となる。
欠点は移動手段の少なさ。一部のボスおよび任務では(ワープポイントを利用することを前提としても)指定の場所に行くまでに時間が掛かる。場合によっては崖の上なんてこともあり、かなりの遠回りを強いられることも。一部のキャラクターたちはフィールドの移動を快適にするものの、根本的な解決には至っていない。そのため乗り物を実装してほしいという旅人(プレイヤー)たちの声も少なくない。
- スタミナ
重撃(長押し攻撃)や登攀、滑空等の行動をするためにはスタミナを消費する。スタミナは無操作か歩きの状態で自動回復する。各国の七天神像に各地に散ったそれぞれに対応した「失われた神の瞳」を捧げ、レベルアップさせる事でスタミナの上限を最大240まで増やすことが出来る。
これが尽きると先述の動作が行えなくなる。あまりにも高所から落下すると着地点で大ダメージを受けて最悪即座に戦闘不能になるほか、水中だと溺れる等のペナルティーがあるためスタミナ管理は大切である。
戦闘
- 攻撃
武器や呪文を用いた通常攻撃、一回撃つとクールタイムを挟む必要がある元素スキル、
敵や環境から得られる元素エネルギーをチャージして放つ元素爆発の3種の攻撃を使い分けて戦う。
通常攻撃と一部の元素スキルは長押しで強力な攻撃をする事が出来る。
一部のキャラクターは元素スキルや元素爆発で通常攻撃に変化が生じることもある。
1回辺りの戦闘時間は(雑魚戦だと)そんなに長くないが、崩壊3rdのようなスピーディーな戦闘を期待していると肩透かしを喰らう(その代わり複雑な操作も必要ないが)。
- 元素反応
本ゲームの重要な要素の一つである、炎・水・風・雷・草・氷・岩の7元素の相互作用。これらが干渉し合うと様々な効果を生み出す。
戦闘での相互作用のみならず、マップや秘境でのギミックを作動させるトリガーにもなっている。
(例:水と雷で攻撃し敵を「感電」させる、氷で包まれた宝箱を炎で「溶解」させる等)
元素反応を使いこなすことで本ゲームを有利に進めることができるため、元素反応を理解することは本ゲームにおいて最重要事項といっても過言ではない。
元素反応 | 使用元素 | 効果 |
---|---|---|
溶解 | 炎&氷 | 反応を起こした攻撃のダメージを上げる。「氷に炎」で発生させたほうが効果が大きい。 |
蒸発 | 炎&水 | 反応を起こした攻撃のダメージを上げる。「炎に水」で発生させたほうが効果が大きい。 |
燃焼 | 炎&草 | 少しの間炎元素によるスリップダメージが発生・増加する。また燃焼中は周囲の可燃物にも火が燃え移る。 |
過負荷 | 炎&雷 | 爆発を伴った炎元素範囲ダメージを与える。盾や構造物の破壊に有効。 |
超電導 | 氷&雷 | 氷元素範囲ダメージを与える。反応後少しの間物理耐性が下がる。 |
凍結 | 氷&水 | 対象を氷漬けにし拘束する。この状態で更に炎を加えると溶解反応が発生し、雷では超電導反応、また岩/両手剣攻撃/落下攻撃では氷砕きが発生する。 |
感電 | 水&雷 | 少しの間、雷元素による継続ダメージが発生する。「雷に水」で起こすと反応後も元素が残る。 |
開花 | 草&水 | 「草原核」を生成する。「草原核」は時間経過か過剰生成で草元素範囲ダメージを与える。また、炎元素との接触で「烈開花」を起こし強力な草元素範囲ダメージを、雷元素との接触で「超開花」を起こし追尾弾「ヴァインショット」を発生させて消滅する。 |
激化 | 草&雷 | 対象を「原激化」状態にする。この状態の対象に草元素の攻撃を与えると「草激化」が、雷元素の攻撃を当てると「超激化」が発生し、与える属性のダメージが強化される。 |
拡散 | 炎/水/雷/氷&風 | 反応した元素で範囲ダメージを与える。 |
結晶 | 炎/水/雷/氷&岩 | 拾うとシールドを展開する結晶を生成する。シールドは反応した元素に対する防御効果が特に強くなる(特殊な条件でのみ展開される岩シールドは全元素にそこそこ強くなる) |
氷砕き | 氷・水&岩/物理 | 凍結反応で凍らせた対象に岩もしくは強い物理攻撃を加えると発生し、物理ダメージと同時に凍結状態がその場で解除される。 |
なお草元素のみ、Ver3.0で草元素プレイアブルキャラが実装されるまで敵限定となっており、プレイヤーは使用できなかった。
- HP
キャラクターの体力。スタミナとは別物。
レベルアップや聖遺物(装備)による補正で上限を増やすことが出来る。敵の攻撃や高所から落下、一部の元素反応によって減り、各地の七天神像で神像の恵みを受けたり回復料理を食べる事によって回復できる。0になると戦闘不能になるが、復活料理を食べるか、七天神像に近づくことによって復活する事が出来る。
ただし回復料理は「満腹度」が定められていて短時間のうちに使いすぎるとゲージが減るまで使えなくなるほか、復活料理にも乱発できないようクールタイムが設定されており、料理の物量で押し込むゾンビ戦法は出来ないようになっている。
なお、全員が戦闘不能になると敗北となり、最後に利用したワープ地点に戻される。この際に元素エネルギーやスタックの全没収以外のペナルティーはない。
システム
- 冒険ランク
いわゆる「ランク」。デイリークエストなどで冒険経験値を稼ぐと上昇する。
魔神任務(メインストーリー)を進めるためには一定のランクが必要になる。また、ある程度進めると突破クエストをクリアするまでランクが上がらなくなる(なお、この間も冒険経験値は加算されており、突破クエストクリアと同時に一気にランクに反映される)。
現在の上限は60であり、上限突破すると経験値はモラに変換される。
なお「冒険者ランク」と頻繁に誤字されるが、正式には「冒険ランク」である。
- 世界ランク
冒険ランクを上げていくこと、もしくは先述の突破クエストのクリアによって上昇する。これが上がると報酬が豪華になる(宝箱の内容は変化しない)反面、フィールド上にいる敵のレベルが上昇する。
詰みかねないと判断したら先述の突破クエストを受けずに保留し、わざとランクを上げないのも戦略の一つ。ただし、先述の通りランクを上げなくても冒険経験値は溜まっていくため、保留にしていた突破クエストをクリアしたら飛び級してしまったなんてことも起こりうるので要注意。また、Ver1.4(2021/3/17)からは万一突破させてしまっても1ランクだけなら世界ランクを任意で下げる事が出来るため、詰む危険性がより少なくなった。
マルチプレイでは自分より高い世界ランクの世界には入れないため注意が必要。
修練ポイント
Ver4.1から実装。魔神任務や伝説任務の進行、宝箱や失われた神の瞳を収集、イベントのクリアを達成することによって『修練ポイント』を得られるようになり、依頼任務を4つクリアせずとも追加報酬を貰えるようになった。もちろん依頼任務+ストーリーまたは探索でも修練ポイントは得られる。
(ver4.8以降は)上限を突破して獲得した修練ポイントは「長期修練ポイント」としてプールされ、まだ依頼任務を片付けきっていない状態で天然樹脂を30消費する(秘境攻略や濃縮樹脂の作成など、手段は問わない)ごとに、1修練ポイント(依頼任務1回分の代わり)に還元される。そのため魔神任務やイベントを集中攻略した後はデイリー任務をサボっても問題無い形となる。ただし「長期修練ポイント」はメジャーアップデート(x.0更新時)の際にクリアされるので注意。
また、条件を満たすとゲーム画面上の冒険の証(開いた本のようなアイコン)に「!」マークが付くので、ストーリーやイベント進行中は随時確認しておこう。
以下、判明している修練ポイント獲得法。1日あたり4ポイントでMAXとなり、以降は長期修練ポイントの方に貯められていく。
- 依頼任務
- ……任務ひとつ辺り1ポイント。従来の稼ぎ方。
- 魔神任務、伝説任務、デートイベント
- 大量のポイントが貯まる。
- 世界任務、期間限定イベント関連の伝説任務、収集(神の瞳など)、宝箱
- 少量のポイントが貯まる。
- 期間限定イベント
- 本編の進行でのみポイントが貯まる。導入編と後日談ではポイントは獲得できない。
注意点として依頼任務以外で修練ポイントを獲得し終わってから依頼任務をやっても長期修練ポイントにはならないので、依頼任務を一部あるいは全部やってから他の任務をやると良い。
その他
- 塵歌壺(じんかつぼ)
Ver1.5で追加された新機能。いわゆる「ハウジング」要素。
魔神任務(メインストーリー)第一章を攻略した後に専用クエストで開封される。
ごく一部の調度品に課金要素が絡むがいわゆる「見た目家具」の類であり、家としての機能が課金の有無で制限される事はない。
詳細は個別記事参照。
- 釣り
Ver2.1で追加された新機能。塵歌壺の解禁後に特定の世界任務のクリアが必要(任務はチュートリアル的なもの)になる。
釣った魚を各国の釣り協会の人に渡して景品と交換したり、食材「魚肉」に変換したりする。
また飛び跳ねている魚は通常の魚より釣りにくいが、塵歌壺内の池に観賞魚として飼うことが出来る。
他のアイテム同様に他の世界でも釣りが可能。
Ver3.3で追加された対戦型カードゲーム。
作中の戦闘システムをカード化したようなルールで、CPU戦の他にオンラインバトルも可能。
様々なカスタマイズ要素があるがこれらはすべて対戦などで得られる専用通貨を用い、課金要素は絡まない事が予告の時点で明言されている。また、対人戦があるためか頻繁に性能調整が行われている。
- ログインボーナス
ゲーム内からではなくHoYoLABの特設ページから受け取れる。
デイリー任務等は午前5時にリセットされるのに対し、これは日本時間で午前1時にリセットされるため、取り逃しに注意。
また90原石/日+300原石(購入時)が受け取れる有料ログインボーナス「空月の祝福」や、期間限定の無料ログインボーナスも存在する。
マルチプレイ
冒険ランク16で解放。
このゲームはクロスプラットフォームに対応しており、同一サーバーであれば使用する端末が異なっていてもマルチプレイができるほか、プレイデータの共用にも対応しておりPCとスマホでログインすることが可能。(要するに外ではスマホ、家ではPCで遊ぶことが可能)
但しPS4/PS5と他プラットフォーム間でデータを紐付けたい場合はどちらかのアカウントの状態を「未プレイ」にしておく必要があるので注意。既にプレイしている2つのアカウントの統合は出来ないようになっている。
なお、PS4/PS5ではサーバーを選択できず、特殊な条件でない限りはAsiaサーバーが選択される。PS4/PS5のユーザーとマルチプレイをしたいかたはご参考までに。
(特殊な条件:リージョンロックを解除、あるいは海外で購入したPS4を日本で使用しているなど)
後述のPS5版がリリースされたことによって、PS4版からPS5版にデータ移行ができるようになった。詳しくはその欄で説明。おそらく逆も出来るが、メリットはほぼないだろう。
Epicgames版は不明。
課金要素と祈願(ガチャ)について
課金要素
課金要素は主に4つ存在する。
- 結晶凝結:創世結晶(いわゆる「課金石」)を直接購入する。創世結晶は1:1の割合で原石(いわゆる「石」)に変換できるほか、ほんの僅かだが(コスチュームなど)創世結晶でしか買えないものも存在する。
- 空月の祝福:いわゆるマンスリーパス。購入時に創世結晶を300個獲得し、購入後30日間、ログイン時に原石90個が補充される。同じ値段の創世結晶の直接変換と比べると原石の入手量は10倍。ログインしなかった日分の原石を後日貰うことはできないため、毎日ログインできる旅人ほど恩恵が大きい。価格は30日で610円。複数購入し、ストックすることが可能。ただし購入できるのは180日分までで、それ以上の購入は出来ない(残り日数が29日の場合に+180日分購入すれば残り日数は209日分になる)。
- 天然樹脂:育成コンテンツにあたる「地脈の花」「秘境」「フィールドボス」などの達成報酬を受け取るために必要ないわゆる「ソシャゲのスタミナ」。課金をしなくても時間経過でゆっくりと回復するが、原石か「脆弱樹脂」及び塵歌壺内で購入できる「刹那樹脂」を消費することで強制回復させる事ができる。0から時間経過で全回復させるには約21時間必要。
- 天空紀行:いわゆるバトルパス。シーズン(おおよそ6週間)で設定される課題を達成していく事で得られる紀行報酬が無料の「大地紀行」のみと比べると約4倍になり、紀行レベルを30まで上げると限定武器10種の中から一つ選んで獲得できる。上位の「真珠の歌」はこれを一定レベルまで達成した状態で開始でき、天然樹脂の回復アイテムが付く、いわゆる「時間のない人用」。おまけで限定家具の設計図や飾り紋(プロフィール画面の背景)も付く。価格は天空紀行が1220円、真珠の歌は2440円。
- 注意点:1週間で得られる経験値が決まっており、その上限は10000(10レベル分)。最大レベルは50。(一部の任務は別枠で加算されるため、紀行レベルを最大にするのに必ず5週間以上かかるというわけではない)
ただしWindows版以外で始めた場合、最初に始めたプラットフォーム以外では課金できなくなる。
※値段はプラットフォームごとに異なる場合がある。(ここに掲載しているのはプレイステーション・iOS以外の価格)
祈願(ガチャ)
原石を消費して回す祈願(ガチャ)。キャラクターと武器を獲得することが出来る。
恒常祈願である『奔走世間』、限定祈願はキャラクターがPUされるものと武器ガチャである『神鋳賦形』が存在しており、恒常祈願と限定祈願ではガチャを回す為に必要なアイテムも異なる。
多数のキャラを併用すべきシステムの性質上、一人前の戦いをするにはとにかくガチャに頼って戦力を充実させる必要がある。
すでに入手しているキャラを引くと「命ノ星座」という追加能力を最大6つまで入手できる。
☆5の方が入手は難しいが基本は高性能。ただし、☆4キャラは引きやすい分「命ノ星座」を開放しやすい。6凸、俗に言う完凸まで開放すると総合的な能力が跳ね上がるキャラも多く、☆5にも引けを取らなくなる(逆に☆5は引きにくい上に一部を除き期間限定でないと入手できないので、完凸は至難)。
入手できるキャラの一部は、ストーリーでは敵として登場する者もいるため、やろうと思えば同キャラ対戦も可能。
詳細は祈願(原神)を参照。
アップデート
アップデートにより、ストーリーの追加、イベントの更新、天空紀行(いわゆるバトルパス)の更新、ガチャ更新等が行われる。他にも数多くのイベントや任務等の追加、ゲームの改善もされることもあるがここでは割愛する。
公式が「およそ6週間ごとにアップデートします」と明言しており、この6週間(一部例外あり)を「1シーズン」と呼ぶ。また、全てのシーズンには名前がつけられている。期間限定ガチャは原則として1シーズンに前後半の2期で開催される。
各国のストーリーは約1年(x.0~x.8の9シーズン)で区切りを迎え、舞台が次の国に移ると同時にメジャーアップデートが行われる。
アップデート作業は基本的に水曜日の7~12時(JST)に行われ、その2週前の金曜日(12日前)に予告番組が放送される。その後★5キャラクターのアニメーションムービーや情報解禁が行われ、さらにアップデート直前の月曜の夜にさらに次のバージョンにプレイアブル化予定のキャラクター情報が開示される。
基本的に周期に変化はないものの、本社がある上海市の情勢によってアップデートに影響があった事もある。
アップデート履歴
バージョン | 更新日 | 主な追加要素 |
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1.1「迫る客星」 | 2020/11/11 | 魔神任務第一章第三幕、都市評判システム、天然樹脂の所持量UP |
1.2「白亜と黒龍」 | 2020/12/23 | 新エリア"ドラゴンスパイン(モンド)" |
1.3「明宵、海に昇りて」 | 2021/2/3 | |
1.4「風花の招待」 | 2021/3/17 | 魔神任務第一章第四幕、デートイベント |
1.5「塵歌を纏いし扉」 | 2021/4/28 | 塵歌壺、デートイベント |
1.6「真夏!島?大冒険!」 | 2021/6/9 | 期間限定エリア"金リンゴ群島"、魔神任務第二章プロローグ |
バージョン | 更新日 | 主な追加要素 |
2.0「鳴神不動、泡影を滅す」 | 2021/7/21 | 新エリア"鳴神島、神無塚、ヤシオリ島(稲妻)"、魔神任務第二章第一幕・第二幕、聖遺物廻聖(実装) |
2.1「韶光撫月の浮世」 | 2021/9/1 | 新エリア"海祇島、セイライ島(稲妻)"、魔神任務第二章第三幕、釣りシステム |
2.2「霧の海と謎の秘境」 | 2021/10/13 | 新エリア"鶴観(稲妻)"、デートイベント |
2.3「白雪に潜みし影」 | 2021/11/24 | デートイベント |
2.4「流るる星霜、華咲きて」 | 2022/1/5 | 新エリア"淵下宮(稲妻)"、魔神任務間章第一幕、デートイベント |
2.5「薄櫻が綻ぶ時」 | 2022/2/16 | 期間限定エリア"三界道饗祭" |
2.6「そよ風、紫苑の庭を偲ぶ」 | 2022/3/30 | 新エリア"層岩巨淵(璃月)"、魔神任務第二章第四幕 |
2.7「虞淵に隠されし夢魘」 | 2022/5/31(※1) | 魔神任務間章第二幕、デートイベント |
2.8「常夏!幻夜?奇想曲!」 | 2022/7/13 | 期間限定エリア"金リンゴ群島"(2回目)、デートイベント |
バージョン | 更新日 | 主な追加要素 |
3.0「黎明を告げる千の薔薇」 | 2022/8/24(※2) | "草元素"のプレイアブル解禁と対応元素反応、新エリア"諸法の森(スメール)"、魔神任務第三章第一幕・第二幕、聖遺物廻聖(対象追加) |
3.1「赤砂の王と三人の巡礼者」 | 2022/9/28(※2) | 新エリア"大赤砂海(スメール)"、魔神任務第三章第三幕・第四幕 |
3.2「虚空の鼓動、熾盛の劫火」 | 2022/11/2(※2) | 魔神任務第三章第五幕 |
3.3「六処解悟、諸相空無」 | 2022/12/7 | 魔神任務間章第三幕、常設ミニゲーム"七聖召喚" |
3.4「織りなす調べ、華更けて」 | 2023/1/18 | 新エリア"千尋の砂漠(スメール)" |
3.5「風花の吐息」 | 2023/3/1 | 魔神任務第三章第六幕、デートイベント |
3.6「盛典と慧業」 | 2023/4/12 | 新エリア"蒼漠の囿土(スメール)"、デートイベント |
3.7「決闘!召喚の頂!」 | 2023/5/24 | デートイベント |
3.8「涼夏!楽園?大秘境!」 | 2023/7/5 | 期間限定エリア"ヴェルーリヤ・ミラージュ"、デートイベント |
バージョン | 更新日 | 主な追加要素 |
4.0「ゆえなく煙る霧雨のように」 | 2023/8/16 | 新エリア"フォンテーヌ廷地区、ベリル地区、ブロー地区(フォンテーヌ)"、魔神任務第四章第一幕・第二幕、聖遺物廻聖(対象追加)、紀行武器追加(+5種)、ゲーム内マップの階層表示化 |
4.1「深海に煌めく星たちへ」 | 2023/9/27 | 新エリア"リフィー地区、フォンテーヌ運動エネルギー工学科学研究院地区(フォンテーヌ)"、魔神任務第四章第三幕・第四幕 |
4.2「罪人の円舞曲」 | 2023/11/8 | 新エリア"エリニュス山林地区、モルテ地区(フォンテーヌ)"、魔神任務第四章第五幕 |
4.3「薔薇と銃士」 | 2023/12/20 | |
4.4「彩る紙鳶、春梳きて」 | 2024/1/31 | 新エリア"沈玉の谷(璃月)" |
4.5「鋒刃、錦を裁つ」 | 2024/3/13 | 集録祈願、デートイベント |
4.6「双界に至る炎、熄えゆく赤夜」 | 2024/4/24 | 新エリア"ノストイ地区、往日の海(フォンテーヌ)" |
4.7「永き夢を紡いで」 | 2024/6/5 | 魔神任務第四章第六幕、常設戦闘コンテンツ"幻想シアター"、所持品上限UP、天然樹脂の所持量UP |
4.8「陽夏!悪龍?童話の王国!」 | 2024/7/17 | 期間限定エリア"シムランカ"、常設戦闘コンテンツ"空想の軌跡" |
バージョン | 更新日 | 主な追加要素 |
5.0「栄華と炎天の途」 | 2024/8/28 | 新エリア"テケメカンの谷、コアテペック山、トヤック源泉地、万火のほとぎ(ナタ)"、魔神任務第五章第一幕・第二幕、聖遺物廻聖(対象追加)、世界ランク上限拡張、特産品追跡機能、長時間任務突入前のアラート機能、祈願排出率と天井の緩和 |
5.1「燃ゆる運命の虹光」 | 2024/10/9 | 魔神任務第五章第三幕・第四幕 |
5.2「魂と炎のウォーベン」 | 2024/11/20 | 新エリア"テスカテペトン山脈、クァワカン断崖、オシカ・ナタ(ナタ)"、魔神任務第五章幕間 |
※1:いつもであれば上述の周期でアップデートが予定されていた(元々Ver2.7リリース予定日として目されていたのは5月4日)のだが、2022年4月29日に、「プロジェクトの進捗の都合」を理由として、Ver.2.7更新の延期が発表された。詳細な理由は不明だが一部ユーザーからは、当時は上海が新型コロナウイルス感染症対策で長期間ロックダウンされていた影響で運営が機能不全になっていたのでは?とも噂されていた。
このため2022年5月31日(元々の日付よりおおよそ3週間の遅れ)まで期間限定祈願の延長など、実質ver2.6の延長が行われた。また延期したお詫びも兼ねてかver2.7アップデート情報をリリースした際にver2.8の開始時期も発表された。こちらは予定通り約6週間後の2022年7月13日にリリースされた。
※2:先述の延期によってずれたリリース日を元々の周期におけるリリース日に戻す(期間にして3週間分)為かVer3.0~3.3の間は5週間隔のリリースとなる。また同時にVar3.2まで魔神任務があることも公表された。
メディアミックス
漫画
ゲーム配信前の2018年から、ゲーム本編のキャラクター達が登場する漫画版『原神 セレベンツ』が、公式サイト及びLINE漫画にて配信されている。漫画版はゲーム本編の前日譚にあたり、ゲームとリンクするほか、キャラクターや世界観、ストーリーについての考察が捗る内容となっている。⇒漫画版ホームページ(閲覧はPC推奨)
ただしゲーム序盤と一部中盤に開示される情報を含むため、気にする方は注意が必要。
なお、ゲーム初報のタイトルは『原神セレベンツ』であり、その後ゲームは『Impact』と命名され、『セレベンツ』は前日譚の漫画にそのまま引き継がれた。
アニメ
今までストーリーPVでアニメ調のPVを何度か公開していたが、2022年9月17日にYouTubeで行われた原神2周年を記念するバージョンアップの公式生放送内にて、ufotableとの長期プロジェクトが発表された。
ムービー
公式YouTubeからゲーム内では見れない動画が投稿されることがある。新規☆5キャラクターの実装前は関連するエピソードムービーが投稿されるほか、アップデート直前にそのストーリーの前日譚となる動画が突然投稿されることもある。
また、特にゲーム内映像を使った予告ムービーにおいては編集によるミスリードがとてつもなく上手い。映像も音声も嘘は一つも使っていないにもかかわらず、ゲーム本編とは微妙に違った方向へ見る者の思考を誘導するため、「予告ムービーのストーリー部分は話半分で見ておけ」という不文律が何度かこれを体験した旅人達の中では半ば確立されている。
注意事項
編集上の注意事項
- 公式、およびそれに準じる情報媒体(PlayStation公式ブログ、公式の招待を受けた配信者による先行プレイレポートなど)が発表していない情報(リーク情報)の記載は、pixiv百科事典ガイドラインの禁止事項に抵触するほか、miHoYoによる法的措置の対象にもなるため厳禁です。見つけ次第速やかに編集による削除を行って下さい。
- また、先行プレイレポートはリリース前のバージョンを用いた体験サーバーで行われるため、名称や細かな調整がリリース版と異なる可能性がある事を留意して編集を行って下さい。公式発表と齟齬が出る場合、データとして正しいのは常に公式アカウントによる発表の方です。
- 魔神任務(メインストーリー)、およびこれに直接関係する伝説任務(キャラクエスト)に関するネタバレは、「公開から一週間が経過する」か「任務内のムービーやネタバレ情報が公式アカウント(YouTubeやTwitter等)で公開される」まで追記の自粛をお願いいたします。
- 期間限定イベント内で開封されたキャラや世界観に関するネタバレ情報に関しては、最終章のアンロックなどで「イベントストーリーが完走可能な状態になる」か「イベント内のムービーやネタバレ情報が公式アカウント(YouTubeやTwitter等)で公開される」まで追記の自粛をお願いいたします。
リークについて
現在、SNS等でクローズドテストに参加した一部のプレイヤーによるリーク情報が多数流れており、公式から声明が出る事態にまで発展している。
当然だがこういったリーク行為は如何なる理由であれ決して許されない事であるため、仮に見かけたとしても絶対に拡散しないようにしていただきたい。
また、当たり前だがそういったリーク情報を元にした記事立て等は厳禁である。miHoYoからの法的措置の対象となるほか、pixivの中だけでも「リーク情報の当事者の同意無しでの記載」はピクシブ百科事典ガイドラインに禁止行為として明記されている。
万が一公式から発表されてない情報が記事になっているのを発見した場合、速やかに編集による削除を行ってほしい。
Pixivでもリーク情報を元にしたイラストが散見されるため、特に未実装キャラクターの検索は注意が必要である。
タグ使用上の注意
いつからかは不明だが、日本語が読めない海外ユーザーの方々が、pixivからのオススメのタグと勘違いをしてしまい、投稿するイラストの内容に関係なく「原神」のタグを付加してしまう事案が時々発生してしている。
悪意はないと信じたいが、検索妨害となり得る行為であり、心当たりのあるユーザーには自重を促したいところであり、もしそのような投稿を見かけたら、検索サイト等でその事を和訳して、コメント欄等に書き込んで注意を促してもらいたいところである。
(もちろん、イラスト内容やキャプション等で、原神を意識している事が明白な場合はその限りではない)
※詳しくは、※作者は海外ユーザーの記事を参照。
ハード別の特徴
いずれの対応ハードにおいてもかなりのマシンスペックが要求される重量級のアプリであり、各々の特性に由来する利点と欠点を持つ。
推奨スペックはアップデートのたびに上がり続けているが、最低スペックを引き上げる(=今まで出来ていたハードをスペックで足切りする)ことは極力しない事を運営が明言している。
詳しい解説を抜きにしてオススメの環境を挙げるならば以下のようになる。
(※ver5.0時点の情報を元に、適正価格で導入を行った場合の比較とする)
・汎用性で選ぶならパソコン
・コストパフォーマンスで選ぶなら筆頭はXbox、次点でPS5
・既に高級機の土台があるならばスマホ、タブレット
・とにかく初期費用をかけたくないならクラウド
・テコ入れ必須の性能で販売終了品のPS4は新規導入としては論外
以下、環境別の解説となる。
- Android・iOS(スマホ・タブレット)版
リリース時から配信を行っている。
Android・iOS版ともに重量級に分類されるゲームであり、しばしばベンチマークにも使われる。10万円を超えるフラッグシップモデルでないと快適なプレイが保証されない上、それらの機種でもCPUやGPUを限界まで酷使するため排熱問題で長時間のプレイは難しい。また、タップ操作は細かいプレイには向かず、特にコンシューマー機のコントローラー接続にOSレベルでは対応していないAndroid端末はハード的な補正も困難になる。
アプリのデータ量は他のプラットフォームよりは抑えられているが、アプリ本体のインストール直後にダウンロードする追加データは2022年2月時点で既に10GB、さらに最終更新時現在では30GBを超えている。原神だけならともかく、他のゲーム(同社なら『崩壊3rd』や『崩壊:スターレイル』など)やアプリを入れるのなら本体ストレージ容量は最低でも128GB、ただし同社のゲームはどれも(追加データ込みで)30GB越えのものが多くなっているため、出来れば256GBや512GBを確保しておくのが望ましい。
逆にこのゲーム内データさえDLしきってしまえばプレイ中のデータ通信頻度はそう多くないため、モバイルデータ通信でも十分にプレイ可能。
最大のメリットは各アプリストアを通す事で、課金要素に対する豊富な決済手段とストア特有の特典やキャンペーンの恩恵を受けられること。特に携帯電話会社のキャリア決済が使えるのは大きい。ただし各決済手段の限度額と自分の懐には十分に注意し、親に払って貰っている人は怒られない程度に留めよう。
iOS版はストアの設定上、PC版・Android版より高めの金額になるが、原神公式サイトのWebチャージセンター経由で課金することで回避できる。
Android版はGooglePlayGamesを使うことで課金情報を共有したままPCでも遊べるが、ハード・OSバージョン両面で上位モデルの使用を求められるためあまりおすすめは出来ない。素直に後述のGoogle PC版で遊んだ方が良い。
最大のデメリットはデバイスの大きさ≒画面の大きさに左右されること。情報量が多いためどうしても見づらくなってしまうためせいぜい外出先でデイリー確認や素材消費に使えるくらい。iPhoneおよびiPadシリーズの場合、テレビやモニターにミラーリング(出来れば有線接続)+Bluetoothコントローラーでまだ何とかなるものの、コントローラーの選択肢の少ないスマホでは致命的なことである。
- Windows版・Google PC版
リリース時から配信を行っている。2021年の6月9日からはEpic Gamesでも配信開始。
2022年5月31日からはGoogle PC版もβ段階ではあるがリリースされた。
デフォルトではキーボード操作のみだが、DUAL SHOCK4、DUAL Sense、Xboxコントローラー、Xinput対応コントローラーなどを接続すればゲームパッド操作も可能。
(詳細は省くが少し手間を掛ければNintendo Swich用Proコントローラーやジョイコンでもプレイ可能)
画質やロード時間などはパソコンの環境に依存するが、ロード時間は後述のPS4版より早い傾向にある。
またミニデスクトップパソコンでも一応プレイ出来るが快適なプレイならノートパソコンで良いのでゲーミングパソコンを購入した方が良い(詳しくないなら20万円前後の予算を見た上で店員さんと相談を)。
PS5よりも高価(PS5が2台、下手したら3台以上買えるくらい)だが、PS5と違いほぼ確実に手に入る。
またGoogle PC版は支払いの際にGoogle Playのポイント等も使える、スマートフォンから始めた人間も移行しやすいというメリットがある。
ファイルサイズはかなり大きく50GBを超えるため、容量を増やしておくことをお勧めする。
メインドライブの容量は最低でも500GB以上、他のゲームをやったり動画編集や実況をするなら1TB以上が望ましい。
また、Steam DeckやROG AllyなどのポータブルゲーミングPC(モバイルゲーミングPC)という選択肢もある。大きさや重さ、スペックなどはパソコン以下Nintendo Switch以上くらい(Steam Deckではそのままだとプレイできない。詳細については割愛)。
- PlayStation4版
リリース時から配信を行っている。PSNを介してのログインが必要となるため注意が必要。
コントローラーの操作感はスマホと比べてストレスフリーだがとにかくマップの読み込みが遅く(購入時のままの状態では最悪ワープ1回で読み込みに数十秒~一分前後かかることも)、快適なプレイのためにはハード的に読み込み速度を上げられるSSDの導入が必須となる。
流石に運営側も対策はしているがハードスペック上の限界は近づいているようで、ver5.0のナタ実装と同時に描画能力をある程度落としてプレイの快適さを確保することを発表している。既に展開終了しているハードウェアでもあるため、これから始めたいプレイヤーが選択肢とするには絶対にオススメできない。
- PlayStation5版
2021年4月28日のVer1.5アップデートと同時にPS5版が配信開始。Switch版よりも先に配信されることになった。
PS4版同様にPSNを介してのログインになるため、PSNアカウントさえ同じなら複雑な切り替え操作は不要で、ゲームを起動するだけでデータのコンバートができる。
グラフィックはもちろん、PS4版の欠点であったロード時間の長さが解消されており、(一部のハイエンドパソコンを除けば)他ハード版より最もロード時間が短い。テクスチャはPC版以上に画質が良く、4Kや21:9のみならず8K出力にも対応している。
また、一部の地形はPS5版のために新たに作り直されている。
発売当初から品薄状況が続いているというのが最大の問題だが、現在では少しづつ解消されており、店頭でも比較的入手はしやすくなった。
しかしここ数年で度重なる値上げが続いているためゲーミングパソコンを買った方が安上がりになることも(パソコンなら部品交換だけで済む)。
また、PS5ではPS4版もプレイできるが、PS4版ではロード時間が遅いままなので、PS5版と混同しないよう注意すること(PS5版をダウンロードするとPS4版はプレイ不可となる)。
他にも、PS4と5では通常時のボタン操作に若干の違いがあるが(○ボタンが4は「決定」、5は「キャンセル」など)、キャラの操作時は違いがない(例えば、○ボタンは4、5どちらも通常攻撃)と少々ややこしいので、慣れるまで混乱する可能性がある。ゲーム内設定画面で各ボタンのを設定を変更できるので、そちらの方が楽だろう。
PlayStation版共通の注意点として、他プラットフォームとの連携などで制約を受ける部分があるほか、事前ダウンロードなど一部機能は利用できない。
また、降臨の剣や降臨の翼はここでしか使用できない(厳密には降臨の剣は入手すれば他機種でも使用できるが、一部の性能が制限されてしまう)。
ちなみにPlayStation Plusに加入している人はごくまれに無料でアイテムパックがもらえる。
この為に入るのはおすすめ出来ないが、元々入っている人にとってはオトクと言える。
- Xbox SeriesX|S版
2024年11月20日スタート(Ver5.2リリース日)。
何よりのメリットは(定価で考えた場合は)圧倒的な初期投資とランニングコストの安さと据え置きハードとしては最小級のサイズ。廉価版のSでも性能はPS5にわずかに届かない程度で価格はPS5の7割程度、XならPS5と同等か少し下の価格で性能は上回る。サブスクリプションのGamePassに入れば幅広い対応ソフトを追加購入無しで遊べる上にアイテムパックも付いてくる。
ちなみにGamePassはAmazon Fire TVでもプレイできるためテレビ(またはモニター)だけでプレイするなんてことも出来るので、旅行や出張先にFire TVの本体とコントローラー(宿泊先によってはコントローラーの貸し出しサービスがある所も)を持って行くだけで良い。
デメリットは絶望的なまでの拡張性の無さ。ストレージなどの本体性能を底上げするパーツは専用の物しか使えない上に無茶苦茶値が張るため、購入時そのままの構成で運用する事を強制される。とはいえストレージは512GB搭載されている(2024年モデル)ため、重いゲームを何本も並行して運用しようとしない限りはそこまで問題にはならないだろう。かつては入手性の悪さとそれによる市場価格の吊り上げも問題になっていたが、これは2024年10月の新型リリースによって概ね解消した。
- クラウド版(GeForceNOW)
2022年6月23日スタート。
ハード的な処理を全てサーバー側で行うため、アップデートの手間もかからず、ユーザー側は動画をそれなりの画質で再生できる程度の機器と回線さえあれば良いのがメリット。型落ちのPC、XboxのEdge(ブラウザ)、Mac、スマホでも高画質で快適なプレイを楽しめる。
デメリットは常に動画でデータをやり取りするためデータ通信量を凄まじい勢いで消費する事と、有料プランの場合は最低でも約1500円/一ヶ月(2024年7月現在)の利用料が原神そのものの課金要素とは別にかかる事。無料プランもあるが接続待ちや時間制限などの制約がきついため、メインに据えるのはオススメできない(混雑する時間を避け、デイリークエスト消化などの短時間用と割り切れば無料でも快適に使える)。なおPontaパス(旧auスマートパスプレミアム)に加入済みなら時間制限こそあるものの有料プランと同じ回線でプレイ可能。
また、高解像度で遊びたい場合、有線での接続がほぼ必須なので注意(パケロスの関係上)。
どうしても無線で遊びたい場合は家のネット回線を見直すか5G対応モバイルルーターの導入を検討しよう。
それ以外にも再ログインが必要になることもあり、スマホだとデバイスの大きさゆえに失敗しやすいため煩わしさを感じるとことある。
さらにiPadシリーズでは致命的な程の遅延(いわゆるカクつき)があり、最新のハイエンドモデルですら遅延が発生する。iPadシリーズなら大人しくアプリ版をプレイした方が良いだろう。
- NintendoSwitch版
現在開発中。オンラインプレイにはNintendoSwitchOnlineへの加入が必須となる。
……はずだったのだが、それ以上の事については一切の記載が無いため公式からのアナウンスを待ちが続いていたが、リリースから四周年となり先述のPS5版が先に出てXbox版も決定してもいまだ続報がない状況が続いている。公式HPも更新されておらず、(アップデートで追加された
稲妻・スメールの情報が一切掲載されていない為)事実上開発中止になっていた可能性が高いとみられていたが、2022年10月時点では開発そのものは中止していないことが公式から発表された。
しかし、今後のアップデートを考えると本体ストレージの容量では(有機ELモデルですらも)到底収まりきらない可能性が高いため、万が一に出るとしたらクラウドゲームが有り得そうな線である。
またLiteモデルは5.5インチのため、どうしても画面が小さくなってしまう。
ノーマルは6.4インチ、有機ELモデルは7.0インチだが、テレビ接続が可能。
現時点ではリリースの見込みがないため、原神を目的に購入することはおすすめできない。
どうしてもSwitch版でプレイしたいなら後継機が出るまで待とう。
ネタ
ピクシブ百科事典に記事があるものを記載。
- 非常食
- パイモンを「非常食」とするネタ。ストーリー序盤でアンバーにパイモンを説明する際「非常食」「マスコット」という選択肢があり、その後もゲーム内外で度々ネタにされる。
- えへってなんだよ!
- ウェンティの「えへっ」という誤魔化しに突っ込むパイモンのセリフ。英語圏でもそのままローマ字で通用する。
- 俺が払うよ
- パイモンのあだ名
崩壊シリーズとの関係
miHoYoの代表作であるSF・崩壊シリーズとは、それぞれの世界観を単品で見た場合は完全に世界設定を隔絶した新規作品として成立している。
技術面では崩壊3rdで培ったノウハウを余すことなく応用しており、崩壊3rdの一部ゲームシステムが、原神のシステムに対する実験となっているような箇所もいくつか存在している。
さらにサービス開始以降は、本作で発展させたCG技術を以降の作品に相互フィードバックしている。
そして2021年7月、ファン待望の「崩壊3rd×原神」が、劇中劇という形ながら『崩壊3rd』ver.4.9で実現。
フィッシュルが向こうでの恒常実装キャラクターとして抜擢され、イベントシナリオ内限定で刻晴もプレイアブルとして試遊することができた。
その他
ゲームの方向性について
- メインストーリーやそれに準ずる部分のダンジョンやイベントの主要部分の攻略は無料・恒常・確定で獲得できる範囲のキャラだけでも可能なように出来ている。流石に高難易度コンテンツやイベントの完全攻略は確定入手のキャラだけでは厳しく、そういう時にガチャ限定キャラが「いれば便利」なようには出来ているが、課金が絶対に絡むキャラが「いなければ詰む」という事は無い。
- さらに追記するとキャラ、武器、原石などの「ゲームとして重要度の高い」イベント報酬はイベントの主要部分だけで取れるように設定されている場合がほとんど。高難度や完全攻略の報酬は他でも取れる育成素材や、プロフィール背景などの攻略には影響のない収集品などにとどまる。
- イベントの主軸に前述の七聖召喚など全く別基軸のミニゲームを仕込むことも多いが、これらも難易度自体は優しく、重要度の高い報酬だけを取るならば時間も手間も大して食わないように調整されている。
- 一方、年単位の長期展開を明らかに意図したゲームでもあり、ソーシャルゲーム共通の問題点である「新規泣かせの要素」については、現状徹底して最新バージョンまでのストーリーを走りきったプレイヤー向けに振り切った方針となっているのが玉に瑕。
- 一度逃せばおおむね半年は復刻されない限定ガチャの他、新規キャラの育成に最新ステージの素材が要求される事もしばしば。過去イベントの復刻も基本的には行われておらず、しかもその手のイベントにキャラの重要設定をさらっと織り込んでくる事も度々やっている。
- これらの情報はゲーム上から見返すことはできないため、公式がYoutubeで公開したムービーや非公式wiki、そしてこのピク百などで調べていくしかない。
- 特に稲妻はストーリーを進めないと入国すらできず、稲妻キャラの育成にはメインストーリー第二章第一幕の途中まで進める必要がある上、一部の素材やボスは世界任務をクリアしないと開放されない。また天賦の育成素材の一部は各章クリア後まで入手できない(これらの影響もあってか恒常☆5の稲妻キャラは登場していない)。
- これらに対し、一部メインストーリーやイベントで前提ストーリーを満たしていなくても簡単な説明を挟んでイベントを無理やり開始する「クイックスタート」がver2.6から実装され、ある程度はこの欠点を踏み倒す事が出来るようになった。
- 基本イベントストーリーは本編に影響しないが、スカラマシュなど初回登場がイベント→後に本編登場の場合はボイスに変化が生じることもある。
- キャラボイスは4ヵ国語(日本語、中国語、英語、韓国語)が実装されており、オプションで変更可能。一部のキャラは公式wiki上でも4か国語のボイスを聞くことが出来る。興味があれば、他言語のキャラボイスを聞いてみるのもいいだろう。
- さらに日本語版に限り、この手のゲームでは珍しくプレイアブルキャラの兼役を基本的に行っておらず、アップデートが進むたびに声優大図鑑のような有様になっている。
- 七七とナヒーダで1人2役行なっている田村ゆかり氏が現状唯一の例外。NPCまで含めると他に数件該当する。
- このゲームではキャラクターの身長によって移動速度や崖登りの速さが若干異なる。具体的には移動に関するパッシブスキルを持っている者以外は身長が高いキャラクターのほうが移動速度、崖のぼりの速度が早い。一方で低身長のキャラクターしか入れないところも存在し、これらは主人公も例外ではない。(詳しくは旅人のページを参照)
- 詳細兼ソースはこちら
- 天賦(レザー、ガイア等)、特殊ダッシュ(放浪者、夜蘭等)、浮遊(万葉、放浪者)など、一部のキャラは別の方法で移動することもできる。
ゲーム本編外について
- 毎回リークが問題となっており、次回実装バージョンのベータ版の内容がテスターによりリークされた他、社員しかアクセスできないはずのVer1.1、Ver1.5、Ver3.3~Ver3.8の社内開発版ファイルが流出するなど、大量のデータ流出事件が起きている。無論miHoYoも対策や処罰を徹底しているが、イタチごっこの状態が続いている。
- このゲームの開発には3年4ヶ月の時間を要し、開発費はおよそ100億円かかったという。リリース後の売り上げは約2週間で105億円となり、わずか2週間で開発費の回収を成し遂げた。
- さらに、初月売上で全世界で約255億円を記録、大きな成功を収めた。
- アプリを立ち上げた時のオープニング背景は端末の時間に依存して変化する。朝、昼、夕方、夜の背景があり、切り替わりは4:30、8:00、17:00、19:00。これに伴い、BGMも変化する。(アプリ名のロゴが出たあとのロード画面。PC版やPS5版ではアプデ後などを除いて長時間お目にかかることはないかもしれないが)
- 2021年11月24日頃に中国国内を除いた世界向けの運営会社がmiHoYo Limitedから同社の子会社であるCOGNOSPHERE PTE. LTD.に変更された。COGNOSPHERE PTE. LTD.はシンガポールに本社がある。ソース
- miHoYoの美徳ともいえるユーザーファーストな対応速度と大胆かつ慎重な運営姿勢は原神でも健在だが、時折状況判断が非常に悪い意味で裏目に出ることがあり、ユーザーにとって最悪の(しかもそうではない道も選べた)タイミングや方向性でゲームに手を入れる、逆に不満の声がある部分ほど慎重になって動かさないなどの失策を講じ、なまじそれ以外は良好であるだけに激しい炎上を起こすという事を何度も経験している。
- 特にスメール後半からフォンテーヌ(2023年初頭〜2024年夏)にかけては「迷走」と表現して差し支えないほどにこの傾向が酷く、公認プレイヤーまでもが揃って苦言を呈するほどであった。その結果社長がサービス終了も本気で考えかけたほどに世界中から批判が殺到したという。
- これを受けてナタの実装に向けては「原点回帰」を掲げ、大まかな方向性は変えないながらも、崩壊:スターレイル等の同社別IPで好評だった要素の積極的な導入、不満が募りがちだった要素の条件緩和や別ルートからの救済措置の導入など、予告番組でスタッフが従来の方針に対する自虐ネタを使うレベルの徹底的なテコ入れが行われることとなった。
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