概要
テレビアニメ『機動戦士ガンダム』の草案「トミノメモ」に名称が記述され、本編に登場が予定されていたモビルスーツ(MS)。本編の短縮に伴い登場が見送られた。
放送終了後に出版された書籍『機動戦士ガンダム記録全集5』には、トミノメモが掲載されたページに注釈として「※本編未登場。ブラウ・ブロ的メカ」と付記されている。
トミノメモでの設定
シャア・アズナブルの搭乗機体とされており、ララァ・スンの乗るエルメスとともにグラナダ攻略を目指すホワイトベース隊の前に立ちはだかる予定だった。
また、地球連邦軍との和平交渉に赴くデギン・ソド・ザビを謀殺するのも、ソーラ・レイではなくタブロー(本編未登場)らが駆るキケロガ部隊になると構想されていた。
作中におけるポジションは、完成形たる『機動戦士ガンダム』におけるゲルググに近いと言えるかもしれない。
なお、トミノメモにはラフデザインの記載は一切無い。上記にあるようにトミノメモの注釈では「ブラウ・ブロ的メカ」と記されたが、トミノメモ自体には外見や武器については記さていない。メイン画像はあくまでファンによる想像図である。
pixivには他にも想像図が投稿されている。
その後の設定
その後、ボードゲーム『トワイライトオブジオン』やゲーム『SDガンダム GGENERATION』シリーズの一部作品などに登場。この際に新たにデザインが定められ、設定も一新されている。
一年戦争末期にジオン公国軍が試作したニュータイプ専用機。後のキュベレイと同様にエルメスのMS化を図った機体とも、ジオングのプロトタイプにあたる機体とも、キシリア・ザビの専用機とも言われ、開発経緯には謎が多い。
5連装の有線サイコミュ式ビーム砲として機能する腕部によるオールレンジ攻撃が可能な他、両肩部にも大型メガ粒子砲を備えており優れた火力を誇る。反面、携行武装の類は装備していない。
サイド3における本土決戦への投入を目指して開発が進められていたが、通常のMSと同等のサイズの機体に機能を詰め込みすぎたことが災いし、完成には至らず終わっている。
また、型式番号はMSN-01とされるが、これはサイコミュ高機動試験用ザクと重複している。
正式なアニメ用設定画や『MSV』などの公式に近い外伝における画稿や登場例がなく、模型雑誌の作例などでは「トミノメモ」の記述や上記ゲームに登場した際の非公式に近い画稿に沿うことが多い。
また、キケロガと同様に「トミノメモ」を元ネタにした機体が含まれるペズン計画と関連づけられることもある。