概要
一年戦争の最中、膠着した戦局を打開するべくジオン軍のキシリア・ザビが極秘裏に進めていた新兵器開発計画である。
計画はラグランジュ4にある小惑星基地ペズンの秘密研究所で行われていた事からペズン計画と呼ばれていた。他にもコードネームとしてMS-Xとも呼ばれていた。
MS-Xとはあらゆる可能性を考慮して設計された、MSを中心とした兵器システムであり、開発されたMSは偽装のため一度却下された型式番号が付けられている。また、同時に地球侵攻のためのMS用大気圏突入カプセルの設計も進められるが、テストの段階で現状優先のために見送られている。
この計画を察知した地球連邦軍は計画の情報を手に入れるべく、デン・バザーク大佐を中心とする特殊工作部隊を送り込んでいる。
開発されたMSは従来機の流用や改造機がいくつかあるが、一部が実戦に投入されていた。試作機の中にはあのガンダムを上回る性能を持った機体も存在しており、戦後に連邦軍が接収した一部の機体を改修して運用し、また後継機を制作している事から、本計画のMSの優秀性が窺い知れる。
ペズンが開発拠点だが開発チームはソロモン陥落時にはア・バオア・クーにおり、試作機とともにジオン本国に移動し、そこで終戦を迎えている。
戦後、本計画に関する資料はしばらく発見されなかったが、後に小惑星ペズンそのものが連邦軍に接収され、ペズンは連邦軍の監視・指導のもとで引き続きMSの研究開発が行われている。
しかし後にペズンはグリプス戦役終結直後にティターンズシンパである現地の教導団の反乱で制圧された末に爆破された。
尚、ネオ・ジオン等のジオン残党軍でもペズン計画で作られた機体を運用しているケースがあり、また連邦を離反した一派である南洋同盟も使っていると言うケースが存在する。
開発された兵器
- スクート
関連タグ
ゼク・アイン:一年戦争後に連邦占領下のペズンで開発されたMS。ある意味ペズン計画の流れを持っていると言える。
フィーリウス・ストリーム:ペズン計画に参加したパイロット。
ガルバルディβ:本計画の機体ガルバルディαをベースに連邦軍が開発したMS。